【初心者必見】CFD取引の始め方や選び方・口座開設・仕組みを分かりやすく解説
皆さんは「CFD取引」という金融商品をご存知でしょうか。
株式取引や投資信託、FXなどと比べるとややマイナーな部類なので、CFD取引がどういったものかよく知らないという方も多くおられることでしょう。
そこで今回はCFDの仕組みや、それに向いている人・向いていない人などを解説していきます。
また、CFD取引ができる使いやすい証券会社も紹介しますので、ぜひ最後までご覧いただき、今後の参考にしてみてください。
- CFD取引では、証拠金を担保にレバレッジをかけて高効率な取引ができる
- CFD取引は投資対象が幅広く、集中投資と分散投資のどちらも可能
- CFD取引は、短期間で資産を増やしたい方に使いやすい金融商品である
- 逆に、リスクを抑えつつも長い時間をかけて資産形成していきたい方には適さない
- CFD取引を始めるなら、IG証券が使いやすい
後ほどCFD取引ができる使いやすい証券会社を3社ご紹介しますが、その中でも特に使いやすいのがIG証券です。
IG証券はCFD取引を主力商品として扱うネット証券で、取扱銘柄数の多さや、コストの安さが業界トップクラスとなっています。
口座は無料でつくることができるので、ぜひこの機会にIG証券でCFD取引に挑戦してみましょう。
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CFD取引とは?
CFD取引とは、「Contract for Difference」の略称で、日本語では「差金決済取引」と言います。
またCFD取引、つまり差金決済取引とは、株式などの現物をやり取りするのではなく、証拠金を担保にしてポジション(建玉)を保有し、価格変動によって生じる差額のみを決済する取引のことです。
そのため現物取引とは異なり、売りのポジションを立てることも可能です。
ちなみに為替を原資産とするFXも、広義的にはCFD取引に含まれます。
CFD取引の仕組み
CFD取引は、次のような特徴的な仕組みを持っています。
- 証拠金を担保にポジションを立てる(現物を売買しない)
- レバレッジをかけて高効率な取引ができる
- 含み損が膨らむとロスカットが発生する場合がある
証拠金を担保にポジションを立てる(現物を売買しない)
CFD取引では、証拠金を担保にポジション(建玉)を立てて、現物を売買せずに価格変動の差額のみを決済します。
ポジションは売りと買いのどちらでも立てることができ、つまりは上昇相場と下落相場のどちらからでも利益を狙うことができます。
またCFD取引は現物を売買しないので、その多くが証券取引所を介することのない、投資家と証券会社による相対取引(店頭CFD)となっています。
それによって、世界各国の株式や株価指数、商品先物を原資産とした多くの銘柄への投資が可能となっています。
レバレッジをかけて高効率な取引ができる
CFD取引の特徴的な仕組みの2つ目は、レバレッジ(てこの原理)を使えることです。
レバレッジをかけられることによって、投資資金が少なくても、より大きな金額を動かして効率的な投資をおこなうことができます。
またレバレッジを使うと、単価が高くて現物取引では手を出せない大手企業の株式などに対しても、投資することが可能になります。
含み損が膨らむとロスカットが発生する場合がある
例えば株や投資信託などの現物取引であれば、どれだけ投資先の価格が下落しても保有し続けることができます。
しかしCFD取引は、レバレッジを大きくかけた状態で含み損が膨らむと、強制的にロスカットが発生する場合があります。
ロスカットは損失の拡大を防いで、投資家と証券会社の双方を守ってくれる重要な仕組みです。
しかし資産を着実に増やしていきたいなら、そもそもロスカットを被る事態に陥らないような、投資戦略やリスク管理が必要になります。
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CFD取引が向いている人
先述のCFD取引の仕組みも踏まえたうえで、CFD取引は次のような人に適した金融商品だと言えます。
- 短期間で資産を増やしたい人
- リスク管理を適切にできる人
- 兼業で投資をおこないたい人
短期間で資産を増やしたい人
CFD取引では、投資対象に応じて5倍から50倍までのレバレッジをかけることが可能です。
そのため、レバレッジによってリスクを上げつつも、短期間で効率よく資産を増やしていきたい人に適していると言えるでしょう。
リスク管理を適切にできる人
レバレッジは諸刃の剣であり、大きなリターンを望める反面、売買方向と逆行した場合の損失リスクも相応に大きくなります。
そのため、そのリスクをよく理解した上で、どんな局面でもリスク管理を適切にできる人なら、CFD取引による資産形成ができるでしょう。
兼業で投資をおこないたい人
CFD取引では、世界各国の市場に上場する株式や株価指数、商品先物などに投資することができます。
またそれらの中には、平日のほぼ24時間、取引できる銘柄も多く含まれます。
そのため仕事で忙しい人でも、兼業で十分に世界各国の金融資産への投資を楽しむことができます。
これらに当てはまる人は、ぜひIG証券でCFD取引に触れてみてください。
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CFD取引が向いていない人
一方で次のような人には、CFD取引は不向きです。
- リスクを抑えて、長期的な資産形成を目指している人
- 損切りが上手くできない人
リスクを抑えて、長期的な資産形成を目指している人
CFD取引は、レバレッジによって相応のリスクを負いながら、短期間で資産を増やせる金融商品です。
そのため、リスクをできるだけ抑えて、例えば老後の資産のために長期資産運用をしたいという人には不向きです。
長期的な資産運用をしたい方はCFD取引よりも、株式や投資信託の現物取引、さらにリスクを下げたいなら債券などが適しているでしょう。
損切りが上手くできない人
CFD取引には、金利調整額や資金調達コストといった、ポジションを保有し続けることで生じるコストがあります。
そのためポジションを長期保有すること自体は可能ですが、それが良いこととは言えず、レバレッジをかけながら短期間で売買を繰り返していくのがCFD取引に適した投資スタイルとなります。
また、ポジションを保有し続けることで生じるコストを抑えて、効率よく売買を繰り返していくなら、時には含み損のポジションを潔く損切りすることが必要になってきます。
したがって、性格的に損切りをうまくできない人や、損切りをすることに強いストレスを感じてしまうような人は、CFD取引に向かないでしょう。
CFDの銘柄の選び方
CFD取引では世界中の株式やETF、株価指数、商品先物などに投資できます。
そこで続いては、それらの数ある銘柄の中から、自分に合った銘柄を選ぶためのポイントを3つご紹介します。
- 分散投資をするか、集中投資をするか
- 必要コストやボラティリティが自身の戦略に見合っているか
- 証券会社が示す人気銘柄を活用するのも一つの方法
分散投資をするか、集中投資をするか
CFD取引では個別株だけでなく、株価指数やETFに対しても投資することができ、それらに投資すると多くの企業に対して分散投資することができます。
一般的には、集中投資はハイリスク・ハイリターンな投資手法、分散投資はそれよりもローリスク・ローリターンな投資手法であり、その2つの投資手法(個別株なら集中投資、株価指数・ETFなら分散投資)から、自身の投資戦略に適した方を選択するとよいでしょう。
必要コストやボラティリティが自身の戦略に見合っているか
CFD取引では、取引コストやポジションの維持コスト、ボラティリティ(価格変動の度合い)が、銘柄ごとでそれぞれ異なります。
コストについては安ければ安いほど良いですが、ボラティリティが高い銘柄であれば、高めのコストを支払っても短期間で十分に取り返せるという考え方もできるでしょう。
コストやボラティリティへの考え方は投資家一人ひとり異なるので、これらについてもまずは自分の投資戦略を固めて、その戦略に見合う銘柄を探すようにするとよいでしょう。
証券会社が示す人気銘柄を活用するのも一つの方法
例えばIG証券の株式CFDでは約1万2,000銘柄を取り扱っており、それらを一つ一つチェックして自分に最適な銘柄を探すことはほぼ不可能です。
そんな時は、証券会社側が示してくれる人気の銘柄を参考にするのも一つの手です。
IG証券なら銘柄一覧を人気順に並び替えることができ、人気上位に絞れば投資先を選ぶこともかなり楽になるはずです。
画像の中にあるアップルやNVIDIAの株について徹底解説した記事もありますので、ぜひチェックしておきましょう。
CFD取引におすすめの証券会社
CFD取引ができる証券会社は国内にもいくつかありますが、その中でも今回は使いやすいものを3社厳選してご紹介します。
IG証券
CFDの種類 | ETF・株式CFD 株価指数CFD 商品CFD 債券先物CFD |
取引コスト | 株式CFD(日本株の場合):約定代金×0.055% 株価指数CFD:手数料0円、スプレッドあり 商品CFD: 〃 債券先物CFD: 〃 |
レバレッジ | ETF・株式CFD:最大5倍 株価指数CFD:最大10倍 商品CFD:最大20倍 債券先物CFD:最大50倍 |
取引ツール | ウェブブラウザ:〇 ダウンロードツール:× スマホ・タブレットアプリ:〇(iOS、Android) |
公式サイト | IG証券公式サイト |
関連記事 | IG証券の評判 |
- CFDの種類とそれぞれの取扱銘柄が豊富
- スプレッドが業界最狭水準
- 今ならキャンペーンで、口座開設後に最大5万円のキャッシュバックを受けられる
IG証券はロンドン発のネット証券で、世界中で31万人以上の投資家が日々利用しています。
主力の商品がCFDであり、その種類もそれぞれの取扱銘柄数も国内のネット証券ではトップクラスです。
株式CFDでは世界各国の約1万2,000の銘柄、株価指数CFDなら日経平均やダウなどをはじめとして約40銘柄、商品CFDならエネルギー・貴金属・農産物など様々な分野に対して投資することが可能です。
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GMOクリック証券
CFDの種類 | 株式CFD 株価指数CFD 商品CFD バラエティCFD |
取引コスト | 取引手数料0円、スプレッドあり |
レバレッジ | 株式CFD:最大5倍 株価指数CFD:最大10倍 商品CFD:最大20倍 バラエティCFD:5倍 |
取引ツール | ウェブブラウザ:〇 ダウンロードツール:〇 スマホ・タブレットアプリ:〇(iOS、Android) |
公式サイト | GMOクリック証券公式サイト |
関連記事 | GMOクリック証券の評判 |
- 取り扱うCFDの種類が豊富で、世界中のあらゆる資産に投資できる
- どの商品も取引手数料が無料(スプレッドあり)
- 取引ツールが高性能かつ使いやすい
GMOクリック証券は口座開設数が70万口座を超える人気のネット証券で、IG証券と同様にCFDの種類が豊富なことが大きな魅力となっています。
また取引ツールに定評があり、特にスマホアプリは豊富なテクニカルツールによる高い機能性と、直感的な操作ができるユーザビリティを両立していることから、多くの投資家に愛用されています。
SBI証券
CFD(くりっく株365)の取扱銘柄 | 日経225 DAX® FTSE100 NYダウ 金ETF 原油ETF |
取引手数料 | 30~330円/枚(税込) |
レバレッジ | 市場の価格変動に応じて変動 |
取引ツール | ウェブブラウザ:〇 ダウンロードツール:× スマホ・タブレットアプリ:〇(iOS、Android) |
公式サイト | SBI証券公式サイト |
関連記事 | SBI証券の評判 |
- 累計口座開設数が600万口座を超える、国内ネット証券の最大手
- くりっく株365に投資できる
- 平日のほぼ24時間、取引が可能である
SBI証券では、東京金融取引所の「くりっく株365」に投資できます。
くりっく株365は、正式名称「取引所株価指数証拠金取引」で、東京金融取引所が手がける”取引所CFD”になります。
取引所CFDは証券会社が手がけるCFD(店頭CFD)と比べると銘柄数で劣るものの、店頭CFDよりもいざという時のセーフティネットが優れているというメリットがあります。
またSBI証券経由で投資できる銘柄は、いずれも平日のほぼ24時間取引することができ、兼業の方でも自分のタイミングで投資することが可能です。
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CFD取引の始め方|口座開設
使いやすい証券会社を3社ご紹介しましたが、ここではIG証券を例にして、CFD取引の始め方を解説していきます。
まずは、IG証券での口座開設手順を見ていきましょう。
- IG証券公式サイトで、口座開設を申し込む
- 個人情報を登録する
- 本人確認書類の提出と、本人確認をおこなう
STEP1:IG証券公式サイトで、口座開設を申し込む
最初にIG証券公式サイトへアクセスして、トップページの「口座開設」ボタンから口座開設申し込みを始めましょう。
なお口座開設は満20歳以上であれば、基本的にどなたでも可能です。
また口座開設費用もかかりません。
STEP2:個人情報を登録する
続いて、氏名や年齢、住所などの個人情報を登録していきます。
登録の際は入力ミスのないように、特に後で提出することになる本人確認書類と情報の齟齬がないように注意しましょう。
STEP3:本人確認書類の提出と、本人確認をおこなう
最後に、本人確認書類とマイナンバー書類の提出と、申込者が間違いなく本人であることの証明(本人確認)をおこないましょう。
なお本人確認の際は、スマートフォンの専用サイトが使いやすいです。
スマートフォンの専用サイトでは書類の提出と、顔写真の撮影による本人確認が同時にできます。
そうすることによって、ハガキ受取による本人確認なら口座開設完了まで3~5営業日を要するところを、最短1営業日で利用できるようになります。
以上が、IG証券での口座開設手順です。
無料で、かつオンラインのみで簡単にできるので、ぜひこの機会にIG証券の公式サイトをチェックしておきましょう。
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CFD取引の始め方|取引手順
続いて、IG証券でのCFD取引手順をご紹介します。
IG証券では世界中の株式やETF、株価指数などに投資できますが、ここでは2021年11月時点で人気No.1の銘柄である「テスラ株(アメリカの電気自動車メーカー)」に対して、株式CFDで投資する方法をお見せします。
- 投資する銘柄を探す
- チャートで値動きを分析する
- 投資したい銘柄に対して、売りまたは買いの注文を入れる
STEP1:投資する銘柄を探す
IG証券の株式CFDでは約1万2,000もの銘柄を取り扱っているので、まずはその中で投資したい銘柄を探しましょう。
今回の事例として扱うテスラ株の場合は、株式CFDの銘柄一覧を人気順で並べ替えると、そのトップに表示されます。
その他の銘柄を探す場合は、上場している市場や国でフィルターをかけると、目当てのものを見つけやすくなります。
また、検索窓を活用するのも良いでしょう。
STEP2:チャートで値動きを分析する
続いて、投資した銘柄のチャートを表示して、値動きを良く分析しましょう。
IG証券では、様々な描画ツールやテクニカル分析ツールを用いて、細かな分析をおこなうことができます。
STEP3:投資したい銘柄に対して、売りまたは買いの注文を入れる
値動きを分析して取引できるチャンスが巡ってきたら、最後に次の項目を設定して、売りまたは買いの注文を入れましょう。
- 注文方向:売り注文/買い注文
- 注文方法:成行/指値・逆指値/IFD/IFO
- ロット数
- スリッページ許容値
- 両建ての有無
CFD取引では、レバレッジをかけてハイリスク・ハイリターンな投資も可能なので、リスク管理については一定の技術を求められます。
ただ注文の仕組みそのものは、ご覧の通り現物取引ともそれほど差はなく、決して難しくはありません。
そこでまずはIG証券で少額からCFD取引を始めて、リスク管理の技術については実戦を通して学ぶようにするとよいでしょう。
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CFD取引に関するよくある質問
最後に、CFD取引に関してよくある質問を3つご紹介します。
- デモ口座でCFD取引をおこなうことはできますか?
- 非課税制度を活用してCFD取引をおこなうことはできますか?
- CFD取引で株式に投資した場合、配当や株主優待は得られますか?
デモ口座でCFD取引をおこなうことはできますか?
今回紹介した3社では、IG証券とGMOクリック証券でCFDのデモ取引が可能です。
いきなりお金をつぎ込んで取引をおこなうのが怖いという方は、まずはデモ取引で練習してみるとよいでしょう。
非課税制度を活用してCFD取引をおこなうことはできますか?
NISAやつみたてNISAなどの非課税制度は、少額からの投資で長期目線での資産形成を後押ししてくれるものです。
一方でCFD取引は、レバレッジにより相応のリスクを負い、短期間での資産形成も可能な金融商品で、非課税制度の主旨とは外れています。
そのためCFD取引は、NISAやつみたてNISAといった非課税制度の対象外となっています。
CFD取引で株式に投資した場合、配当や株主優待は得られますか?
CFD取引では現物を売買するわけではないため、株式CFDで投資しても配当や株主優待を受け取ることはできません。
しかし配当については、原資産の株式で配当金の支払いが実施されると、その配当金から源泉徴収された額と同等のものを「配当金相当額」として受け取ることができます。
CFD取引の始め方まとめ
今回はCFD取引について、仕組みやCFD取引ができる使いやすい証券会社などを紹介しました。
- CFD取引では、証拠金を担保にレバレッジをかけて高効率な取引ができる
- CFD取引は投資対象が幅広く、集中投資と分散投資のどちらも可能
- CFD取引は、短期間で資産を増やしたい方に使いやすいの金融商品である
- 逆に、リスクを抑えつつも長い時間をかけて資産形成していきたい方には適さない
- CFD取引を始めるなら、取扱銘柄が多くコストも割安なIG証券が使いやすい
CFD取引は、証拠金を担保にそれ以上の金額を動かして、効率よく資産を増やしていくことのできる金融商品です。
そのため投資資金が少ない方や、多少のリスクを負っても短期間での資産増を目指す方に適しています。
なお、今からCFD取引を始めるなら、商品ラインナップや銘柄数が豊富で、取引コストも業界最安水準のIG証券が使いやすいです。
またIG証券では、口座開設後に最大5万円のキャッシュバックを受けられるキャンペーンを期間限定で実施中です。
ぜひこのお得なチャンスを利用して、IG証券でCFD取引にチャレンジしましょう。
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