FedEx(フェデックス)株価は今後どうなる?これまでの推移や買い方・見通し/予想を徹底解説
FedEx(フェデックス)は、米国の大手航空輸送会社です。
近年は、ECサイトの拡大によって物流の需要が高まったことを背景に業績を拡大しています。
投資先としても安定感のある企業ですが、直近は米国経済の先行き不透明感から軟調な株価形成となっています。
今回は、FedExの特徴や業績、価格動向について解説していきます。
- FedEx(フェデックス)は世界220ヵ国以上の国で利用される国際的な物流大手
- EC(ネット通販)の拡大が業績に大きく貢献
- 2019年に増配は一旦ストップ、2021年に再開
- 人手不足による人件費増が今後の課題となりそう
- S&P500に比べて値動きが大きい銘柄なので、効率よく取引できるIG証券のCFD取引が使いやすい
FedExはS&P500の中でも上昇・下落局面の値動きが大きい銘柄です。
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FedEx(フェデックス)とは?
FedEx(フェデックス)は、米国テネシー州に本社を持つ、国際的な物流会社の大手企業です。
UPSやDHLと並び、世界3大国際航空宅配便会社の一つです。
1971年に創業し、1997年に持株会社として設立されました。
総合貨物輸送会社として、企業や個人向けの輸送業務の他、電子商取引、ビジネスサービスなどを世界で展開しています。
FedExの輸送サービスは米国のみならず世界220ヵ国以上の国と地域で利用されています。
FedEx(フェデックス)株の特徴
名称 | FedEx |
ティッカー | FDX |
上場市場 | ニューヨーク証券取引所 |
株価 | 252.26ドル |
時価総額 | 666.68億ドル |
PER | 12.33倍 |
採用指数 | S&P500 |
取引できる証券会社 | IG証券、SBI証券他 |
FedExの事業構成
FedExは航空輸送や電子商取引などさまざまな物流サービスを手掛けています。
主な事業構成は以下のとおりです。
- FedExエクスプレス
- FedExグランド
- FedExフリート
- FedExサービス
FedExエクスプレスはFedExの元々のサービスでもある自社の航空機を用いた翌日配達サービスです。
米国のみならず世界のさまざまな地域がサービスの対象となっています。
FedExグランドは北米地域に限定した陸上小口輸送サービスで、日本におけるヤマト運輸や佐川急便のようなサービスに近いです。
配当実績
FedExの直近の配当実績は以下のとおりです。
5年間の平均配当利回り | 1.15% |
年間配当額 | $3 |
配当支払い月 | 1, 4, 7, 10月 |
株価によって配当利回りは変動しますが、直近は1%〜1.5%程度で推移しています。
2018年までは10年連続増配を続けていましたが、以降増配がストップしました。
その後、2021年に0.65$→0.75$へと約15%の増配を発表しています。
今後の配当についてはFedExのキャッシュフロー次第にもなりますが、現時点ではしっかりと配当の出ている企業です。
IG証券でのCFD取引でも配当金相当額を受け取ることができるので、配当益を得たい人にも適しています。
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FedEx(フェデックス)株の業績
FedExのこれまでの業績を確認していきましょう。
過去5年間の業績
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 最終利益 | EPS |
---|---|---|---|---|---|
2017.05 | 60,319 | 5,037 | 4,579 | 2,997 | 11.07 |
2018.05 | 65,450 | 4,870 | 4,353 | 4,572 | 16.79 |
2019.05 | 69,693 | 4,466 | 655 | 540 | 2.03 |
2020.05 | 69,217 | 2,417 | 1,669 | 1,286 | 4.90 |
2021.05 | 83,959 | 5,857 | 6,674 | 5,231 | 19.45 |
過去5年間の業績を確認すると、2020年の決算はコロナの影響を受けて業績が伸び悩んでいますが、それ以外の年度は堅調に推移していることがわかります。
特に物流市場では、EC(ネット通販)がここ数年で大きく拡大したことが業績の押し上げに寄与しました。
今後はAIやビッグデータ活用による人件費削減や労働力の確保が課題となってきます。
直近の業績
売上高 | 235億ドル | 前年同期比14%増 |
純利益 | 10億4,000万ドル | 前年同期比15%減 |
2021年9月〜11月決算は、売上高は前年同期比14%増となり、市場予想を上回りました。
ECの広がりによって輸送量が拡大したことや、配送価格が上がったことが売上アップに寄与しました。
一方、純利益は前年同期比15%減となっています。
米国での人手不足問題が深刻になる中、人件費のコスト増加が嵩んだためと考えられます、
2022年1月からは米国内の宅配料金の値上げも発表しており、コスト増加分は吸収できる見込みです。
今後もコロナによる物流網の混乱の可能性はありますが、コロナ終息後はさらに業績拡大が期待されます。
FedEx(フェデックス)株の価格動向
FedExの価格動向についても確認していきます。
長いスパンのものと直近のものについてそれぞれ見ていきましょう。
過去5年間の価格動向
こちらは過去5年間のFedExとS&P500の比較チャートです。
2018年の年末頃から株価が下がり、S&P500をアンダーパフォームしています。
世界的な貿易鈍化懸念から業績見通しを下方修正したことで、株価は急落しました。
その後、さらにコロナショックの影響で株価は低迷することとなりましたが、2020年の中頃からは一気に上昇方向へと転じました。
経済活動の再開とともに株価は急騰し、100ドル台だった株価はわずか数ヶ月で300ドル近くにまで上昇しました。
直近の価格動向
こちらは直近2年のFedExのチャートです。
2021年12月初旬から年末にかけて株価は緩やかに上昇しています。
特に、2021年9月〜11月の決算発表のタイミングでは前日比5%増と大きく株価が動きました。
その後、年明けからは米国経済の不安定な動きを受け、株価は下落しています。
FedExはS&P500と比べて値動きの大きい銘柄です。
このような銘柄を取引するのであれば、CFD取引が使いやすいです。
上昇局面では買いポジション、下落ポジションでは売りポジションを保有することで効率的に資金を運用できます。
CFD取引に興味のある方は、IG証券で始めてみましょう。
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FedEx(フェデックス)株投資におすすめの証券会社
FedEx株に投資するのであれば以下の証券会社が使いやすいです。
IG証券
名称 | IG証券 |
取り扱い銘柄 | 株式CFD、株価指数CFD、FX、商品CFD等 |
取引手数料 | 日本株CFD:110円〜 米国株CFD:16.50ドル〜 株式指数CFD:無料 商品CFD:無料 債券先物CFD:無料 |
特徴 | ・12,000銘柄以上の個別株CFDを取り扱っている ・デモ口座やトレーディングツールが充実 |
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関連記事 | IG証券の評判 |
IG証券は、CFD取引やFXに強みを持つ証券会社です。
日本株・米国株・欧州株など12,000銘柄以上の個別株CFDを取り扱っているため、さまざまな個別株に分散投資を手軽に行えます。
CFD取引であれば、売りポジションを保有することで下落局面でも利益を狙うことができるというメリットがあります。
元手が少額であってもレバレッジをかけて取引することで、効率よく資金運用を行えます。
これからFedExをはじめとする米国株投資を始めたいという方は、IG証券のCFD取引が使いやすいです。
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取り扱い銘柄 | 国内株、外国株、投資信託、先物・オプションなど |
取引手数料 | 米国株最低取引手数料:0ドル 米国株取引手数料:約定代金×0.495% 米国株上限取引手数料:22ドル |
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FedEx(フェデックス)株への投資方法(CFD)
実際にFedExへの投資方法を確認していきましょう。
まずIG証券での個別株CFD取引について解説していきます。
口座開設
まずは、IG証券の公式サイトから、口座開設手続きを行います。
口座開設は手数料がかからず、インターネットを通じて数分で申し込みが可能です。
IG証券の取引アプリを用いて本人確認書類をアップロードすれば、スマートフォンからタブレット端末から簡単に本人確認が完了します。
審査完了後にメールアドレスに手続き完了通知が届くので、取引をすぐに開始できます。
オンライン本人確認サービスを利用しない場合は、登録住所に届けられる郵便物を受け取って口座開設が完了します。
スマートフォンで本人確認…最短1営業日で口座開設完了
郵送で本人確認…3〜5営業日で口座開設完了
入金
口座開設が完了したら、口座に資金を入金します。
入金方法は以下の2種類から使い勝手の良い方法を選びましょう、
クイック入金
ベストレシーバー入金
クイック入金の場合は、対象金融機関から入金手続きを行うことで、即時に取引システムに反映されます。
三菱UFJ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 PayPay銀行 楽天銀行 ソニー銀行 住信SBIネット銀行 ゆうちょ銀行
ベストレシーバー入金の場合は、投資家ごとに個別で発行されるみずほ銀行の専用振込先口座に入金を行います。
ATMや金融機関の窓口、インターネットバンキングから入金手続きを行いましょう。
発注
口座開設・入金が完了したら、取引手続きへと進んでいきます。
取引システムにログインしたら、「個別株口座」から取引画面に移動します。
取引画面の検索窓に銘柄名もしくはティッカーを入力して検索します。
今回は、「FedEx」か「FDX」と入力したらFedExのチャート画面が表示されます。
チャートで現在の価格を確認したら、希望の取引タイミングで売りもしくは買いの注文を入れていきます。
注文に必要な入力項目は以下の通りです。
- 売り注文/買い注文
- 成行/指値・逆指値/IFD/IFO
- ロット数
- スリッページ許容値
- 両建ての有無
以上が、IG証券のCFD取引の始め方です。
CFD取引であれば売りポジションを保有することで、FedExの株価の下落局面でも十分利益を狙えるチャンスがあります。
CFDを始めてみたい方は、ぜひこの機会にIG証券公式サイトをチェックしてみましょう。
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FedEx(フェデックス)株への投資方法(現物)
次に、SBI証券の現物取引の流れについて紹介します。
基本的な流れはIG証券とほぼ変わりません。
口座開設
まずは、SBI証券の公式サイトから口座開設申し込みを行います。
FedExは外国株式なので、外国株式専用の「外貨建商品取引サイト」から発注を行う必要があります。
口座開設時に、総合口座と合わせて外国株式取引も申し込むようにしましょう。
なお、SBI証券ではNISA口座やつみたてNISA口座を開設することも可能なので、ニーズに合わせて申し込みを検討しましょう。
スマートフォンを持っている場合、「マイナンバーカード」もしくは「通知カードと運転免許証」を撮影・アップロードすれば本人確認書類の提出が完了します。
郵送物の受け取りなどが必要なく、最短翌営業日には取引開始できます。
入金
口座を開設できたら、投資資金を入金しましょう。
外国株取引では、日本円から株を購入するか、外貨から購入するかを選ぶことができます。
日本円から購入する(円貨決済)場合は、証券総合口座へ入金すると、SBI証券の証券総合口座へ買付余力が反映されます。
外貨から株を購入する(外貨決済)場合は、住信SBIネット銀行の外貨預金からSBI証券の証券総合口座へ入金することで外貨を準備できます。
発注
口座開設・入金が完了したら、取引システムから銘柄を検索します。
外貨建商品取引サイトから「取引」→「米国」へと進んでいきます。
ティッカー欄に「FDX」と入力するとチャートが表示されるので、現在の価格を確認しながら注文内容を決めましょう。
取引種類(買付・売却)、株数、価格、期間、預り区分、決済方法を入力し、発注ボタンを押せば注文が完了します。
以上のように、SBI証券では手軽に現物取引が行えます。
米国株の現物取引を始めたいと考えている方は、SBI証券公式サイトをチェックしてみましょう。
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FedEx(フェデックス)株投資に関するよくある質問
FedEx株投資に関するよくある質問を以下にまとめました。
- FedEx株への投資で発生する税金は?
- FedEx株への投資はどんな人におすすめ?
- FedEx株の業績はどこで確認できる?
FedEx株への投資で発生する税金は?
CFD取引によって発生した利益は申告分離課税の対象となり、年間の利益が20万円を超えた場合は確定申告が必要となるケースがあります。
他の「先物取引に係る雑所得等」の損益通算は可能ですが、通常の株取引との損益通算はできません。
また、現物取引についても、受け取った配当金および売却益益に対して20.315%の税金が発生します。
通常であれば確定申告が必要となりますが、特定口座を開設することによって、納税に関する負担を軽減できます。
FedEx株への投資はどんな人におすすめ?
FedEx株は堅調な業績を上げている企業ですが、そこまで高配当の企業ではありません。
過去にはコスト増から増配をストップした経緯もあり、今後もキャッシュフロー次第では今の水準の配当が見込めない場合もあります。
そのため、配当狙いで投資を行う人よりは、値動きによって利益を得ることを目的とする人の方が適している可能性が高いでしょう。
FedExの株価は決算発表時に比較的大きく動きますが、CFD取引を行うことでレバレッジをかけてさらに運用効率を上げることが可能です。
少額の元手でも相場の動きをうまく利用してレバレッジ取引を行えば、大きな利益を狙うことができます。
CFD取引を始めるなら、ぜひIG証券公式サイトをチェックしておきましょう。
FedExの業績はどこで確認できる?
FedExの公式サイトから、決算発表やIRなどを確認することができます。
英語で確認するのが難しいという方は、ロイターやブルームバーグといった情報ベンダーから日本語で確認することもできます。
また、IG証券やSBI証券でも、口座を開設すれば銘柄の詳細情報を確認できるようになります。
詳しい銘柄情報を分析しながら投資をしたいという方は、ぜひIG証券公式サイトをチェックしてみましょう。
決算の内容に加えて、アナリストの分析も確認しながら最適な投資タイミングを図ることができます。
IG証券のCFD取引を利用することで、投資機会を逃さずに効率的に運用を行うことができます。
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FedEx(フェデックス)株のまとめ
今回は、FedEx株の特徴や業績、投資の始め方について解説しました。
- FedEx(フェデックス)は世界220ヵ国以上の国で利用される国際的な物流大手
- EC(ネット通販)の拡大が業績に大きく貢献
- 2019年に増配は一旦ストップ、2021年に再開
- 人手不足による人件費増が今後の課題となりそう
- S&P500に比べて値動きが大きい銘柄なので、効率よく取引できるIG証券のCFD取引が使いやすい
これからFedEx株の投資を始める方は、IG証券のCFD取引が使いやすいです。
無料のデモ口座も用意されているので、まずは練習から始めてみたいという方も気軽に取引できます。
まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に公式サイトをチェックしておきましょう。
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