仮想通貨のファーミングとは?おすすめのやり方や手順を徹底解説!
仮想通貨を値上がり目的で保有している人も多いと思いますが、購入した通貨を放置したままという方がほとんどでしょう。
もし、保有する通貨をしばらく手放す予定がないのであれば、「ファーミング」を行い適切に運用すると良いです。
しかし、ファーミングという言葉を初めて聞いた人であれば、どのように運用するのか、どんなメリットがあるのかわからない人も多いと思います。
今回は仮想通貨のファーミングのメリット・やり方について、詳しく解説していきます。
- ファーミングとは、DeFi(分散型金融)のシステム上で、仮想通貨を預けて流動性を提供することにより対価として仮想通貨を受け取る仕組みのこと
- イールドファーミングと流動性マイニングの2種類がある
- ステーキングとは異なり、DEXで取引できるほとんどの通貨を預けることが可能
- 利回りが高いことや、提供した通貨以外に新規トークンを受け取れることがメリット
- ガス代がかかることや、通貨の価値が変動することで、安定して稼げない可能性がある
- 人気のあるDEXでは流動性マイニングを終了することもある
- ファーミングを行うためには、仮想通貨取引所と外部ウォレットが必要
- 詐欺やハッキングのリスクはあり、被害に遭ってしまうと提供した通貨が失われる可能性がある
- ファーミング中に通貨が暴落する可能性もあるため、日々価格動向に注意する
- ファーミングを行うための仮想通貨の購入ならCoincheckが使いやすい
ファーミングを行うためには仮想通貨を購入する必要がありますが、国内取引所のCoincheckが使いやすいです。
Coincheckは国内取引所の中で取り扱う仮想通貨の種類が最大級で、全17種類の通貨に対応しています。
また、積み立て購入を駆使して通貨を少額からコツコツと購入できるため、通貨購入に利用可能な資金が少ない人にも使いやすいです。
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※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
仮想通貨のファーミングとは?
そもそも「Farming」とは「耕す」ことを意味しており、保有する仮想通貨をただ放置するのではなく運用することによって収益を増やします。
仮想通貨におけるファーミングとは、DeFi(分散型金融)のシステム上で、仮想通貨を預けて流動性を提供することにより対価として仮想通貨を受け取る仕組みのことです。
主に、DEX(分散型取引所)と呼ばれる管理者不在の取引所でサービスが提供されています。
DEXでは、投資家同士が仮想通貨の売買を行うため、通貨の提供者がいなければ仮想通貨の流動性が確保されず、取引が活発に行われません。
したがって、仮想通貨の流動性を提供してくれる投資家に対して一定の利回りで報酬を付与することで、取引を円滑に行える仕組みを作っています。
ファーミングの種類
仮想通貨のファーミングには、主に次の2種類があります。
種類 | 特徴 |
---|---|
イールドファーミング | ・仮想通貨を預けることにより、報酬として利率に応じた通貨を受け取る |
流動性マイニング | ・仮想通貨を預けることにより、報酬として新しい通貨を受け取れる |
どちらのファーミングも仮想通貨を預けて流動性を提供するという行為は同じですが、対価として受け取る仮想通貨の種類が異なります。
イールドファーミングでは預けた通貨と同等の通貨が、流動性マイニングでは預けた通貨と異なる通貨が受け取れることが大きな違いです。
ファーミングとステーキングの違い
ファーミングと同様に仮想通貨を預けて報酬がもらえる「ステーキング」というサービスもありますが、2つの違いについては以下の通りです。
種類 | 特徴 |
---|---|
ファーミング | ・DEX(分散型取引所)を通じて行う ・通貨を預けて流動性を提供することで、利率に応じた報酬が受け取れる |
ステーキング | ・仮想通貨におけるPoSブロックチェーンのトランザクションを検証することで、報酬を受け取る ・ステーキングの権限が与えられるかどうかは通貨の保有量など一定の基準があるため、基本的には仮想通貨取引所に通貨を預けて行う必要がある |
そもそもステーキングとは、仮想通貨の取引を承認するマイニングの1種です。
ステーキングでは通貨の保有量などの条件に応じてトランザクションの承認権が付与され、取引の承認を行うことで通貨を受け取ることができます。
一方で、ファーミングでは仮想通貨をDEXなどの取引所に預けることで通貨を受け取れる仕組みであり、通貨を預けるだけで報酬が発生します。
また、ステーキングは通貨の保有量が多い人に与えられるため、一般的には仮想通貨取引所が投資家から通貨を借りて行います。
仮想通貨のファーミングのメリット
仮想通貨のファーミングのメリットとして挙げられるのは、以下の3点です。
- 数多くの仮想通貨に対応している
- 利回りが高い
- 預けた通貨の報酬以外にも新規通貨がもらえる
ここからは、ファーミングの3つのメリットについて、詳しく確認していきましょう。
数多くの仮想通貨に対応している
仮想通貨のファーミングは、DEXで取り扱うほぼ全ての銘柄を対象としていることも多く、非常に多くの仮想通貨で稼ぐことができます。
ステーキングサービスでは取引所内で取り扱う通貨のうち数種類にしか対応していないため、自分が保有する通貨が利用できない可能性もあります。
したがって、多くの仮想通貨を保有している人やマイナーな通貨も取引したいという方は、ファーミングを行い無駄なく通貨を稼ぎましょう。
利回りが高い
ファーミングを行うメリットとして大きいのが、仮想通貨を預けた際に受け取れる通貨量が非常に多く、利回りが高いということです。
預けるDEXやどの通貨を預けるかによって利回りは異なりますが、高いものでは年率で10%以上になることもあります。
一方で、ステーキングで得られる利回りは取引所や運用期間に応じて異なりますが、5%前後でありファーミングに比べると利回りが低めです。
したがって、仮想通貨を保有しているけれどしばらく売却する予定がない場合には、ファーミングを行なって効率よく稼ぎましょう。
預けた通貨の報酬以外にも新規通貨がもらえる
ファーミングに対応しているDEXの中には、利率に応じて仮想通貨が受け取れるだけでなく、一定の割合で新規通貨を受け取ることが可能です。
上記のように仮想通貨を預けて別の通貨を受け取ることを「流動性マイニング」と言い、ファーミングが人気を集める要因となっています。
高い利回りで通貨を稼げるだけでなく、新規通貨を少しずつ受け取ることで、将来的に通貨が値上がりした際に大きな利益を期待できることがメリットです。
したがって、預けた通貨を運用して安定的な収益を稼ぐ以上に、新規通貨の値上がりによる投資的な運用もできることが魅力となります。
ファーミングを行いたいという方は、まずは仮想通貨を購入する必要があるため、国内最大級の取引所であるCoincheck公式サイトをチェックし、取引を始めましょう。
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仮想通貨のファーミングのデメリット
仮想通貨のファーミングのデメリットとして挙げられるのは、以下の3点です。
- ガス代が発生する
- 得られる通貨の価値が安定していない
- トークン配布が終了する場合がある
ここからは、ファーミングの3つのデメリットについて、詳しく確認していきましょう。
ガス代が発生する
仮想通貨のファーミングでは、「ガス代」と呼ばれる取引の際に発生する手数料がかかります。
ガス代として発生する通貨はファーミングを行うDEXによって異なりますが、仮想通貨次第では高額な手数料が発生する場合もあります。
特に、イーサリアムのガス代は高騰を続けており、コスト負担が大きいです。
イールドファーミングの流行によって、イーサリアムのブロックチェーン上でのトランザクションが増加し、ガス代が大きく高騰しました。
イーサリアムのブロックチェーンでは、ガス代が高いトランザクションが優先的に処理される仕組みとなっており、処理件数が増えるにつれ、価格競争が激しくなりガス価格が高騰します。
一方でガス代を節約したい場合には、優先的に処理されるトランザクションを何時間も待つ必要があるため、円滑にファーミングを行うことができません。
したがって、利益が得られるだけでなく、コスト面に注意しながらファーミングを行う必要があります。
得られる通貨の価値が安定していない
ファーミングで報酬として得られる仮想通貨は、預けた通貨や新しいトークンなどが挙げられますが、これらの通貨の価値は安定していません。
例えば、ファーミング報酬としてイーサリアムを受け取ったとしても、イーサリアムの価格は日々変動し続けるため、急な暴落が起これば価値が低くなります。
したがって、高い利回りで通貨を受け取れるとしても、仮想通貨の価格に依存する点に注意が必要です。
トークン配布が終了する場合がある
ファーミングの中でも人気の高い「流動性マイニング」ですが、ユーザーの少ないDEXが流動性を確保するために提供されています。
しかし、ユーザー数が一定数を超えてしまうと、流動性マイニングでトークン配布を終了してしまうことがデメリットです。
実際に、DEXの中で非常に人気のサービスであるUniSwapでは2020年11月に流動性マイニングのサービスを終了しています。
ただサービスが終了するだけでなく、終了後にこれまで報酬として配布していた新規トークンの価格が大きく値下がりしました。
したがって、今後他の取引所においても流動性マイニングの終了によりトークンを受け取れない事態やトークンが暴落するリスクがあることも覚えておきましょう。
流動性マイニングはDEXのユーザーの状況次第で終了する可能性がありますが、イールドファーミングについては問題なく行うことができます。
高い利回りで仮想通貨を運用したいという方はまずは国内最大級の取引所であるCoincheck公式サイトをチェックし、仮想通貨を購入しましょう。
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仮想通貨のファーミングのやり方・始め方
仮想通貨のファーミングをはじめてみたい方も多いと思いますが、実際に始めるためにはいくつかの手順を踏む必要があります。
ここからは、具体的なやり方や始めるために必要なものについて、解説していきます。
ファーミングの前に用意するもの
ファーミングを行うためには、次の2つが必要です。
- 仮想通貨取引所の口座
- DEXに対応するウォレット
まず、ファーミングを行うためには仮想通貨を購入する必要があるため、仮想通貨取引所の口座開設を行いましょう。
使いやすいのは国内最大級の取引所であるCoincheckで、合計17種類の銘柄から自分に合った通貨を購入することができます。
また、仮想通貨取引所の口座だけではDEXで取引を行うことはできず、DEXに対応しているウォレットが必要です。
使いやすいウォレットはMetaMaskで、多くのDEXで利用できるという特徴があります。
仮想通貨の購入・送金方法
ここでは、Coincheckの画面を例に購入方法・送金方法を解説します。
取引ページにログインした後、「販売所(購入)」を選択します。
販売所の取引ページでは、通貨の一覧が表示されるので好みの通貨を選択しましょう。
通貨を選択した後は、数量を設定することで購入が可能です。
画面下部に表示されている「合計」の欄が、必要な資金額となります。
購入したい通貨、数量に問題なければ、「購入する」を選択することで手続きは完了です。
次に、仮想通貨取引所からウォレットに送金する方法を確認していきましょう。
「暗号資産の送金」をクリックすると、送金ページに移ります。
送金ページでは、ウォレットのアドレスを入力し送りたい通貨を選択することで、購入手続きが完了します。
アドレスを間違えて入力し、そのまま送信してしまうと、未知のアドレスに仮想通貨が送られてしまい、元に戻すことができないため十分注意しましょう。
ファーミングのやり方
ここからは、ファーミングのやり方についてDEXの1つであるPancakeSwapの画面を用いて説明します。
まず、MetaMaskなどのウォレットとPancakeSwapを接続する必要があるため、トップページから「Connect Wallet」をクリックしましょう。
どのウォレットを接続するか選択する画面になるため、接続したいウォレットを選択します。
ウォレットの接続が完了すると、ウォレット内にある仮想通貨を利用してファーミングが可能です。
まずは、PancakeSwapのトップページにある「Trade」から「Liquidity」をクリックします。
「Liquidity」では、流動性の提供が可能になり、イールドファーミングができるようになります。
「Add Liquidity」をクリックをクリックして流動性を提供しましょう。
「Select a Currency」をクリックすることで、流動性を追加したい通貨ペアの選択が可能です。
PancakeSwapでは、2つの異なる種類の通貨を同時に預ける必要があるため、2種類の通貨を用意しなければいけません。
通貨の選択画面では、仮想通貨がアルファベット順に表示されているため、選択したい通貨が見つかるまでスクロールしましょう。
通貨ペアを選択し、預ける数量を確認したら「Confirm Supplay」をクリックすると、流動性の提供は終了です。
流動性の提供が完了すると、通貨ペアの取引が成立することで報酬を受け取ることができます。
また、流動性の提供によりLPトークンを受け取ることができ、流動性マイニングの際に利用可能です。
PancakeSwapのページから「Farms」を選択すると、流動性マイニングの画面に移動します。
手に入れたLPトークンを利用することで、CAKEトークンを受け取ることができるため、ファーミングの際には流動性マイニングも併せて行いましょう。
手順が理解できた方は、ぜひまずは国内取引所であるコインチェックの公式サイトをチェックしてみましょう。
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仮想通貨のファーミングの注意点
仮想通貨ファーミングを行う際には、いくつか注意しなければならない点が存在します。
- 詐欺が行われる可能性がある
- ハッキングにより被害を被るリスクがある
- 仮想通貨の価格が急落する可能性がある
それぞれの注意点について、詳しく確認していきましょう。
詐欺が行われる可能性がある
ファーミングはDEXを通じて行う必要がありますが、信頼性のあるDEXでファーミングするように心がけましょう。
場合によっては架空のDEXを提供し、高い利回りで投資家を集客し詐欺を行う業者も考えられます。
詐欺に遭わないためには、有名なDEXを利用することで、被害を防ぐことが可能です。
万が一詐欺にあってしまうと、預けた仮想通貨が返還されない可能性が高いため、注意しましょう。
ハッキングにより被害を被るリスクがある
ファーミングはDEXを通じて行うため、DEXがハッキングされた場合には通貨を失ってしまう可能性が高いです。
実際、2016年6月にはスマートコントラクトの脆弱性を狙ってハッキングされた「The DAO事件」が起こりました。
DEXもスマートコントラクトで取引を自動化している関係上、ハッキングの被害を受ける可能性は充分にあるため、自分の資産に対して被害を被ってしまう可能性も考えられます。
また、DEXでは管理者が不在であるため、万が一ハッキング被害を受けた際に補填してくれる団体がいないため、ファーミングの際には充分注意しておきましょう。
仮想通貨の価格が急落する可能性がある
ファーミングを行う際には仮想通貨を預けておく必要がありますが、預けている間は当然通貨を売却することができません。
したがって、ファーミング中に仮想通貨の価格が暴落してしまう可能性も十分に考えられるでしょう。
ファーミングはステーキングとは異なり、途中で預入を中断することもできますが、ファーミングの中止から売却するまで手間と時間がかかってしまい、暴落時の対応が遅れる可能性が高いです。
したがって、ファーミング中の通貨の価格動向は常日頃チェックしておく必要があります。
仮想通貨のファーミングのまとめ
今回は、仮想通貨のファーミングについて解説しました。
- ファーミングとは、DeFi(分散型金融)のシステム上で、仮想通貨を預けて流動性を提供することにより対価として仮想通貨を受け取る仕組みのこと
- イールドファーミングと流動性マイニングの2種類がある
- ステーキングとは異なり、DEXで取引できるほとんどの通貨を預けることが可能
- 利回りが高いことや、提供した通貨以外に新規トークンを受け取れることがメリット
- ガス代がかかることや、通貨の価値が変動することで、安定して稼げない可能性がある
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- ファーミング中に通貨が暴落する可能性もあるため、日々価格動向に注意する
- ファーミングを行うための仮想通貨の購入ならCoincheckが使いやすい
仮想通貨のファーミングを行うことで、今まで購入したまま放置していた通貨を効率よく運用することが可能です。
利回りが高いですが、ガス代などのコスト面やハッキング等のリスクについて理解する必要があるでしょう。
仮想通貨投資初心者の場合には、まずは通貨の購入や売却といった基本的な取引に慣れると良いです。
Coincheckでは仮想通貨の購入・売却などの基本的な取引から、積立購入・貸暗号資産といった様々な取引を行うことができるため、ファーミングに興味のある方はCoincheck公式サイトをチェックしてみましょう。
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