【仮想通貨】ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)とは?メリット・デメリットや買い方/売り方・将来性を徹底解説
ENS(Ethereum Name Service)と呼ばれる、ユーティリティNFTをご存知でしょうか。
2021年12月に元競泳選手の北島康介氏がENSを購入したことが話題になり、興味を持った方もいるでしょう。
一言で紹介すると、ENSはブロックチェーン上のDNSを発行するサービスです。
「0x〜」で始まる42桁の英数字の組み合わせで作られる仮想通貨アドレスを、「〜.eth」のような簡単なドメインアドレスに変換します。
では、なぜENSの需要があるのでしょうか。
この記事では、ENSの特徴からメリット・デメリット、買い方/売り方まで詳しく解説します。
- ENSは仮想通貨アドレスの変換サービス
- ENSは機能性を持ったNFT
- 複雑な仮想通貨アドレスを簡略化することでリスクを回避する
- NFTクリエイターはアカウント名をENSにして使用している
- ENSはOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで売買可能
- OpenSeaへの送金はCoincheckがおすすめ
OpenSeaでENSを購入するためには、仮想通貨取引所からイーサリアムを送金する必要があります。
仮想通貨取引所は、取引銘柄が多く、500円から仮想通貨を購入できるCoincheckがおすすめです。
無料で口座開設でき、維持費もかからないので、この機会にCoincheckの口座を開設してOpenSeaでの取引に挑戦してみてください。
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ENSとは?
ENSはEthereum Name Serviceの頭文字を取ったもので、イーサリアム基盤上のネーミングサービスです。
英数字の羅列で作られる仮想通貨のアドレスを簡単なものに変換でき、作成したアドレスはNFTとして使用可能です。
まずは、ENSについて詳しく解説する前にDNS (Domain Name Service) について解説します。
インターネットの世界にはパソコンやスマホなどの情報機器を識別するためにIPアドレスと呼ばれる数字を羅列したものが存在します。
しかし、IPアドレスは規則性のない数字の羅列であため可読性が低いという問題がありました。
そこでIPアドレスに結びつける形で生まれたのがDNSです。
DNSとは「fisco.co.jp」などの文字列で、IPアドレスだとわかりにくかったものが、DNSになることによって何のサイトなのかわかるようになります。
DNSのブロックチェーン版がENSです。
例えば、イーサリアムアドレスは「0xhh89G9glhzHoG9Tgfy1u5u7gjFkhFJlu6936guTw」のように0xから始まる42桁の英数字の組み合わせによって作られいます。※このアドレスは適当に作ったものなので存在しません
「イーサリアムアドレス」=「IPアドレス」だと思ってもらえると良いでしょう。
ENSを利用することで複雑なイーサリアムアドレスを、「fisco.eth」のような簡単なアドレスに変更できます。
取引のたびに複雑なアドレスを入力するのは効率が悪く、資産を失うリスクも高いためENSが誕生しました。
.ethの部分は.netや.comなどにすることも可能です。
またEthereum Name Serviceという名前ですが、ビットコインや他のアルトコインのアドレスとしても利用できます。
ENSの特徴|メリット
ENSのメリットは次の3点です。
- アドレスを簡略化
- NFTクリエイター名として活用
- OpenSeaで販売可能
アドレスを簡略化
仮想通貨などのデジタル資産を取引する際、42桁の英数字で作られたアドレス利用します。
ENSは仮想通貨アドレスを数文字のメールアドレスのようなものに簡略化して、取引に使用できます。
例えば、仮想通貨ウォレットのMetaMaskに仮想通貨を送金するとします。
各ウォレットには「0x…」の42桁のアドレスがあり、送金する際に、送金元のウォレットに入力しなければなりません。
しかし、取引のたびにアドレスを入力するのは面倒です。
また、文字数が多く規則性のない英数字を入力する場合、間違える可能性が非常に高いです。
仮に間違ったアドレスに仮想通貨を送金してしまうと、送金できないだけでなく、仮想通貨が無くなってしまう可能性もあります。
少ない英数字で作られているENSは入力の手間や送金ミスを避けられるため、ユーザーにとってはメリットと言えます。
NFTクリエイター名として活用
ENSをNFTクリエイター名として活用できます。
近年、NFTのクリエイター名やTwitterのアカウント名をENSに設定している、クリエイターが増えています。
名前にENSを使う理由は、自信がNFTクリエイターであることを認知してもらい、購入につなげることができるからです。
また、アドレスを公開していることでクリエイター同士の取引もしやすくなります。
ENSはNFTで唯一無二のものであるため、TwitterなどのSNSがNFTを導入するれば、本人である(偽アカウントではない)ことの証明にもなることが予想されます。
今後はクリエイターに限らず、企業などもENSを使用するでしょう。
OpenSeaで販売可能
ENSはNFTであるため、NFTマーケットプレイスのOpenSeaで販売できます。
ENSはオークション形式で販売されており、出品期間中に最高値をベットしている人が落札します。
ENSは維持コストがかかるため、不要になれば販売してお金にするのもおすすめです。
また、企業や著名人などは、本物である証明として同じ名前のENSを所有することも増えています。
仮に社名と同じENSが既に使用されている場合、お金をかけてでも手に入れるでしょう。
よって、販売という形でENSの所有者を変更できるのはメリットと言えます。
OpenSeaでENSを売買するためには、仮想通貨取引所の口座を開設してイーサリアムを取引できる状態にする必要があります。
このように、「アドレスを簡略化」、「NFTクリエイター名として活用」、「OpenSeaで販売可能」がENSのメリットになります。
仮想通貨取引所は、取扱銘柄が豊富で、500円から仮想通貨を取引できるCoincheckがおすすめなので、この機会に口座を開設しておきましょう。
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ENSの特徴|デメリット
ENSのデメリットは次に3点です。
- 定期更新が必要
- 高額転売される
- 悪用される
定期更新が必要
ENSは1年当たり5ドルの登録料がかかる仕組みになっているため、定期更新が必要です。
また、登録時や更新時にガス代がかかります。
更新の必要性やガス代はユーザーにとってはデメリットといるでしょう。
ただし、複数年契約にもできるため、まとめて長期契約にすれば更新の手間やガス代を節約できます。
高額転売される
ENSは販売できるメリットがある反面、高額転売の危険性もあります。
ENSは唯一無二のアドレスであるため、企業や著名人が同名のアドレスを取得して使用することが予想されます。
それを狙って、有名企業と同名のENSを早い段階で取得しておき、企業が欲しいと言ってきたときに高額で販売すことが可能です。
高額転売目的でDNSのドメインを入手することは法律で禁止されていますが、ENSの場合、匿名で取得できるため個人の特定が難しい状況です。
まだ大きな問題にはなっていませんが、今後問題になる可能性があります。
悪用される
高額転売と似ていますが、企業名などのENSを作成し悪用される可能性があります。
ENSは誰でも自由にアドレスを作成できるため、未登録の名前であれば、個人が有名企業の名前のENSを所有可能です。
企業名のアドレスを使って、詐欺などをされると、全く関与していないのに企業が悪く見られることもあります。
ENSの取得は早い者勝ちであるため、今後NFTでビジネス展開を考えている企業や個人は、早めにENSを取得しておくことおすすめします。
ENSが購入可能なOpenSeaでNFTを購入するためには仮想通貨取引所からイーサリアムを送金する必要があるので、まずは取引所の口座を開設しましょう。
仮想通貨取引所は、取扱銘柄が豊富で、500円から仮想通貨を購入できるCoincheckがおすすめなので、この機会にぜひ口座開設して取引に挑戦しましょう。
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ENSの買い方
ここまで読んで、「ENSを使いたい」と思った方もいるのではないでしょうか。
ここでは、NFTのマーケットプレイスであるOpenSeaでENSを購入する方法を解説します。
- Coincheckの口座開設
- Coincheckでイーサリアムを購入
- イーサリアムをMetaMaskへ送金
- OpenSeaでENSを購入
OpenSeaでENSを購入するためには、仮想通貨取引所でイーサリアムを購入して送金する必要があります。
国内の取引所は、取扱銘柄が豊富で、500円からイーサリアムを購入できるCoincheckがおすすめです。
Coincheckの口座開設
まず仮想通貨アプリ人気No1であるCoincheckの口座を開設します。
Coincheckの公式サイトにアクセスします。
「会員登録」をクリックします。
「メールアドレス」と「パスワード」を入力して、「新規登録」をクリックします。
登録したメールアドレスに「登録メールアドレス確認のお願い」のメールが届くので、メール内のURLをクリックしてアカウントの作成を完了させます。
次に各種重要事項の承諾を行います。
アカウント作成完了後、上記の画面が表示されるので、「各種重要事項を確認する」をクリックします。
その後、確認事項が表示されるので、目を通してチェックボックスにチェックを付けると完了です。
続いて、電話認証を求められるので、電話番号を入力して「SMSを送信する」をクリックします。
認証番号が届くので、入力して認証を完了させましょう。
その後、氏名や性別、生年月日などの個人情報を入力します。
最後に、本人確認をします。
次の本人確認書類を利用可能です。
- 運転免許証
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
本人確認書類をスマホで撮影する簡単な作業だけで、書類の郵送などは不要です。
上記の画面が表示されるので、「本人確認書類を提出する」をクリックします。
「アプリのQRコードを表示」をクリックし、表示されたQRコードをスマホアプリで読み込み、アプリをダウンロードします。
アプリを立ち上げ、その後は流れにそって本人確認書類を撮影します。
本人確認書類を提出した数時間後に「本人確認完了のお知らせ」のメールが届くと、口座開設が完了です。
Coincheckでイーサリアムを購入
次にCoincheckでイーサリアムを購入します。
Coincheckに日本円を入金します。
日本円の入金方法は「銀行振込」「コンビニ振込」「クイック入金」の3種類です。
今回は最もスタンダードな銀行振込の方法を解説します。
Coincheckのホーム画面左側の「日本円の入金」を選択します。
「銀行振込」のタブを選択すると振込先の口座が表示されるので、指定の口座にお金を振り込むと入金完了です。
次にイーサリアム(ETH)を購入します。
イーサリアムは「販売所形式」と「取引所形式」の2種類の方法で購入可能です。
今回はシンプルな操作でイーサリアムを購入できる販売所形式での購入方法を紹介します。
Coincheckのホーム画面左側の「販売所(購入)」を選択します。
購入する通貨に「ETH」を選択し、数量を入力して「購入する」をクリックすると、購入完了です。
なお、手数料に関しては「仮想通貨取引所の手数料比較」の記事をご参照ください。
イーサリアムをMetaMaskへ送金
次にイーサリアム(ETH)をMetaMaskへ送金します。
OpenSeaでNFTを購入するためには、イーサリアムをCoincheckからMetaMaskへ送金する必要があります。
MetaMaskはウォレットと呼ばれる、仮想通貨の財布のようなものです。
MetaMaskはGoogle Chromeの拡張機能として利用できるので、Google Chromeで入手しましょう。
MetaMaskの公式サイトにアクセスします。
「Download now」をクリックして、手続きを進めます。
拡張機能の追加を済ませるとダウンロード完了です。
登録したパスワードや割り当てられたバックアップフレーズはMetaMask内の仮想通貨を管理する上で非常に大切なものなので、忘れないように必ずメモして、誰にも教えてはいけません。
パスワードを他者に知られて悪用されると、全ての仮想通貨を失うことになります。
次にイーサリアムをCoincheckからMetaMaskへ送金します。
Google Chromeの右上のパズルマーク(拡張機能)をクリックし、MetaMaskを起動します。
上記の画面が表示されるので、赤枠の部分をクリックしてアドレスをコピーします。
Coincheckにログインします。
Coincheckのホーム画面左側の「暗号資産の送金」選択します。
「Ethereumを送る」を選択し、先ほどコピーしたMetaMaskのアドレスを「新規宛先」にペーストして、送金先リストとして選択します。
金額を入力して、「送金する」をクリックすると送金完了です。
送金先のアドレスを間違えて入力すると、送金できないだけでなく、イーサリアムを失う可能性もあるため、必ずコピー&ペーストで入力してください。
OpenSeaでENSを購入
次にOpenSeaでENSを購入します。
まずOpenSeaにMetaMaskを接続し、アカウントを登録しましょう。
OpenSeaにアクセスします。
上記の画面が表示されるので「Create」をクリックします。
ウォレットの選択画面に移動するので、「MetaMask」を選択し、MetaMaskを接続すると登録完了です。
次にENSを購入します。
検索バーに「ENS」と入力し、ENSを検索します。
希望のドメイン名がある場合は、名称を入力します。
希望のENSを選択して購入します。
オークション形式で販売されていものが大半なので、「Place bid」をクリックして、希望額を入力して購入しましょう。
ENSを含め、NFTの購入時にはイーサリアムを送金するため、ガス代と呼ばれる手数料が発生します。
購入する際はENS代とガス代の合計を支払うのでご注意ください。
ここまで、Coincheckを例にとって、「Coincheckで口座開設→Coincheckでイーサリアムを購入→イーサリアムをMetaMaskへ送金→OpenSeaでENSを購入」までの手順を紹介しました。
手順が理解できた方は、Coincheckで口座を開設して、実際にENSを購入してみましょう。
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ENSの売り方
OpenSeaでENSを売る方法を解説します。
価格を設定して販売する方法と、オークション形式で販売する方法をそれぞれ紹介します。
価格を設定して販売する
OpenSeaにアクセスします。
画面右上のアイコンをクリックします。
プロフィール画面に移動すると、所有していいるENSが表示されているので、販売したいENSを選択します。
「Set Price」を選択し、Amountの蘭に金額を入力します。
「Post your listing」をクリックすると出品完了です。
オークション形式で販売する
OpenSeaにアクセスします。
画面右上のアイコンをクリックします。
プロフィール画面に移動すると、所有していいるENSが表示されているので、販売したいENSを選択します。
「Highest Bid」を選択します。
「Minimum Bid」、「Reseve price」、「Expiration Date」を設定します。
Minimum Bid:オークションの開始価格
Reseve price:オークションの最低価格
Expiration Date:オークションの期間
「Post your listing」をクリックすると出品完了です。
ここまで、OpenSeaでENSを出品・販売するまでの手順を紹介しました。
手順が理解できた方は、 取扱銘柄が豊富で、500円から仮想通貨を購入できる Coincheckで口座を開設し、ENSでの取引を始めてみましょう。
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ENSのよくある質問
ENSのよくある質問に回答します。
なぜENSを使うのですか?
イーサリアムアドレスなどの仮想通貨アドレスは複雑で可読性が低く、仮想通貨を失うリスクを抱えています。
このリスクを避けるために、簡略化されたENSを使用します。
また、文字数が多いため、文字数制限があるプラットフォーム上では他者にアドレスを教えことが難しいなどの問題を回避することも可能です。
ENSって他者に教えていいんですか?
教えても問題ありません。
ENSはDNSと同じもの捉えて構いません。
ホームページのURLを公開しているのと同じなので、気にする必要はありません。
.eth以外の名前は使えないのですか?
一般的には「.eth」を使います。
多少の制約はありますが、「.com」「.org」「.net」などDNSで使用されている名前を使うことも可能です。
ENSの利用に費用はかかりますか?
1年間の登録料が5ドルかかります。
またガス代もかかるため、トータルでは、ENSの発行に100〜300ドルほどかかります。
ただし、複数年契約もできるため、複数年にするとガス代を節約できます。
ENSを自分で作ることはできますか?
ENSの公式サイトから作成できます。
ただし、登録済みのENSアドレスは作成できないのでご注意ください。
これらを参考にしつつ、おすすめ仮想通貨取引所であるCoincheckで口座を開設し、ENSでのやり取りを始めてみましょう。
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ENSのまとめ
今回はENSについて詳しく解説しました。
- ENSは仮想通貨アドレスの変換サービス
- ENSは機能性を持ったNFT
- 複雑な仮想通貨アドレスを簡略化することでリスクを回避する
- NFTクリエイターはアカウント名をENSにして使用している
- ENSはOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで売買可能
- OpenSeaへの送金はCoincheckがおすすめ
OpenSeaでENSを購入するためには、仮想通貨取引所からイーサリアムを送金する必要があります。
仮想通貨取引所は、取引銘柄が多く、500円と少額から仮想通貨を購入できるCoincheckがおすすめです。
無料で口座開設でき、維持費もかからないので、この機会にCoincheckの口座を開設してOpen Seaでの取引に挑戦してみてください。
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