マネーフォワード アーリーペイメントとは?評判/口コミ・手数料・メリットや利用方法も紹介
マネーフォワード アーリーペイメントは、マネーフォワードケッサイ株式会社が手掛ける法人専門ファクタリングサービスのことです。
マネーフォワードケッサイ株式会社は2017年3月に株式会社マネーフォワードの100%子会社として設立され、2020年11月に、現社名に変更しています。
今回は、マネーフォワード アーリーペイメントの事業内容やメリット・デメリット、向いている人・いない人、評判、注意点などについてまとめます。
- メリットは、売掛債権を早急に現金化しできることや手数料が同業他社より安いこと
- デメリットは、手数料が差し引かれることや債権買取の最低金額が設定されていること
- 向いているのは早急にまとまった資金が必要な人
- 向いていないのは利益を減らす必要がなく、売掛債権の支払いを待てる人
- 注意点は初回審査に時間がかかることや手数料の判明が審査後であることなど
- 早急に売掛債権を現金化したいなら、マネーフォワード アーリーペイメントがおすすめ
急に資金が必要になったら、マネーフォワード アーリーペイメントがおすすめです。
金融機関からの新規借り入れをせずに、売掛債権を売却することで早急に必要資金を調達できるからです。
急な資金需要に対応する時は、マネーフォワード アーリーペイメントを是非利用して見て下さい。
マネーフォーワード アーリーペイメントとは?
名称 | マネーフォワード アーリーペイメント |
調達資金額 | 上限:数億円 下限:50万円 |
ファクタリングのタイプ | 二者間ファクタリング |
手数料 | 1%~10% |
担保・保証人 | 不要 |
買取可能な売掛債権 | 法人企業が所有する売掛債権 |
公式サイト | マネーフォワード アーリーペイメント公式サイト |
マネーフォワード アーリーペイメントは、株式会社マネーフォワードの関連企業であるマネーフォワードケッサイ株式会社が運営するファクタリングサービスのことです。
ファクタリングとは、企業から売掛債権を買い取って、企業にかわって管理や回収を代行するサービスのことです。
企業間取引では、取引のたびに決済をするとかえって煩雑になることなどから、一定期間経過後にまとめて入金されるケースがあります。
一定期間後にまとめて受け取る支払いのことを「売掛債権」とよびます。
たとえば、6月に納品した品物の代金を7月末に支払うといったものが売掛債権だと考えてよいでしょう。
この場合、最長2か月間も代金が入金しないことになってしまい、その間、販売した企業は現金がないので仕入れなどに支障をきたす可能性があります。
そこで、急に資金が必要になった企業は、マネーフォワード アーリーペイメントのようなファクタリングサービスを利用すると、手数料と引き換えに売掛債権を早急に現金化でき、新たに借り入れをせずに済みます。
急に資金が必要になり困った場合はぜひこちらのサービスを利用して見て下さい。
マネーフォーワード アーリーペイメントのメリット
企業がマネーフォワード アーリーペイメントを利用するメリットは何でしょうか。
4点まとめました。
- 売掛債権を早急に現金化できる
- 手数料が安い
- 数億円単位での利用が可能
- 運営者の信用度が高い
売掛債権を早急に現金化できる
本来なら、入金されるまで待たなければならない売掛債権を、期日よりも早く現金化できるのが最大のメリットです。
初回利用時で最短5営業日、継続利用なら最短2営業日で資金調達ができます。
一つ一つの案件規模が大きい建設業の場合、売掛債権の回収に時間がかかればかかるほど、次の事業に着手するための必要資金が不足しがちです。
そんなときに、マネーフォワード アーリーペイメントのファクタリングサービスを利用すると必要資金をすぐに調達することができ、ビジネスチャンスを逃さずに済みます。
手数料が安い
マネーフォワード アーリーペイメントの買取手数率は初回で2~10%、2回目以降は1~10%です。
この手数料率は同業他社と比べても最低水準で、しかも、手数料以外の費用は一切発生しません。
正式な手数料率は審査後に決定しますが、手数料率の提示後に利用の有無を判断できますので、「利用した後に思ったよりも割高の手数料が請求された」といったようなことはありません。
数億円単位での利用が可能
マネーフォワード アーリーペイメントでは、最低50万円から最大数億円単位で売掛債権を買い取ります。
原則、オンライン上でのやり取りや電話連絡で完結するため、数億円単位の買取であっても面談はありません。
サービスについて気になる点がある場合は、オンラインで打ち合わせすることも可能です。
運営者の信用度が高い
マネーフォワード アーリーペイメントは、株式会社マネーフォワードの100%子会社であるマネーフォワードケッサイ株式会社が提供するサービスです。
株式会社マネーフォワードは2012年に設立以来、順調に事業規模を拡大し2021年には東証1部に上場しました。
1部上場企業のグループが提供するサービスなので、運営者の信用度は高いといえるでしょう。
細かい設定等が気になった方は方はまずは公式サイトを確認して見て下さい。
マネーフォーワード アーリーペイメントのデメリット
資金を早急に調達できるマネーフォワード アーリーペイメントは非常に利便性が高いサービスです。
しかし、デメリットも2点ほどありますので、それについてまとめました。
- 売り上げから手数料が差し引かれる
- 債権買取の最低金額が設定されている
売り上げから手数料が差し引かれる
マネーフォワード アーリーペイメントは、売掛債権を早急に現金化できるサービスですが、利用にあたって手数料がかかり、利益が目減りしてしまいます。
1億円の売掛債権なら、100万円~1,000万円を手数料としてマネーフォワード アーリーペイメントに支払わなければなりません。
そうすると、本来得られるはずだった利益が目減りしてしまうので、少しでも売り上げを減らしたくないと考えている企業にとっては、デメリットの方が大きなサービスだといえます。
債権買取の最低金額が設定されている
マネーフォワード アーリーペイメントを利用するためには、売掛債権の金額が50万円以上でなければなりません。
大口の売掛債権を抱えている企業ならともかく、小口の売掛債権を多く抱えているような企業にとっては、50万円という最低利用金額は大きな壁になるかもしれません。
とはいえ、以前の最低利用金額が100万円だったことを考えると、利用しやすいよう改善されていることは確かです。
ただ、このようなデメリットが気になる方もいると思いますので、そのような方は下記の記事から自分が満足できるファクタリング業者を見つけて見て下さい。
マネーフォーワード アーリーペイメントが向いている人
マネーフォワード アーリーペイメントには、どのよう人が向いているのでしょうか。
向いている2つのタイプを紹介します
- 早急にまとまった資金が必要になった人
- 資金不足で新規顧客を断らざるを得ない人
早急にまとまった資金が必要になった人
マネーフォワード アーリーペイメントに向いているのは、早急にまとまった資金が必要になった人です。
企業を運営していると、突然、大きな資金が必要になる場面が出てくるかもしれません。
たとえば、何らかの事情で大きな損失が発生し、期日までに振り込まなければ事業継続が不可能になるようなとき、初回でも1週間ほどで審査が終わるマネーフォワード アーリーペイメントはとても有用なサービスです。
会社の経営がいくら黒字でも、緊急の資金需要に対応できなければ、最悪の場合、倒産してしまうかもしれません。
そうした事態を避けるため、マネーフォワード アーリーペイメントを利用した売掛債権の現金化は有力な手段といえるでしょう。
資金不足で新規顧客を断らざるを得ない人
マネーフォワード アーリーペイメントに向いているのは、資金不足で新規顧客を断らざる得ない人です。
ビジネスチャンスは、いつ何時訪れるか誰にもわかりません。
ある日突然、大型受注が舞い込んだとしても、その時に原材料や先行投資に必要な資金が手元になければ、そのチャンスを生かすことができないかもしれません。
しかし、銀行などに融資を申し込んでも審査に時間がかかり、ビジネスチャンスを逃してしまうかもしれません。
そんな時に有効なのが、マネーフォワード アーリーペイメントを利用して売掛債権を現金化し、必要資金を調達するという手段です。
事業拡大のチャンスを逃したくない人にとって、マネーフォワード アーリーペイメントのサービスはとても魅力的なのではないでしょうか。
このような方はぜひ公式サイトをチェックし、実際に利用して見て下さい。
マネーフォーワード アーリーペイメントが向いていない人
マネーフォワード アーリーペイメントに向いていないのは、どのような人でしょうか。
向いていない2つのタイプを紹介します。
- 利益を減らすより売掛債権の支払いを待つ方が良い人
- 個人事業主の人
利益を減らすより売掛債権の支払いを待つ方が良い人
マネーフォワード アーリーペイメントに向いていないのは、利益を減らすより売掛債権の支払い待つ方が良いと考える人です。
確かに、マネーフォワード アーリーペイメントを利用すれば売掛債権を予定よりも早く現金化できます。
しかし、それと引き換えに1%~10%の手数料をマネーフォワード アーリーペイメントに支払わなければなりません。
資金面での余裕があり、早急に現金を必要としない人は売掛債権の現金化を急ぐ必要はなく、マネーフォワード アーリーペイメントの利用に向かないといえます。
個人事業主の人
マネーフォワード アーリーペイメントを利用できるのは売掛債権を有する法人企業に限られ、合同会社や個人事業主はサービスの対象となっていません。
個人事業主の場合は、マネーフォワード アーリーペイメント以外のファクタリングサービスの検討が必要です。
特にQuQuMoは個人事業主でも利用できますのでぜひ使って見て下さい。
マネーフォーワード アーリーペイメントの評判/口コミ
『MF KESSAIアーリーペイメント』の申込金額累計が300億円を突破しているだと
Twitter
”福岡銀行の提携商品として、九州地域を中心とした企業に『MF KESSAI アーリーペイメント』(以下、「本サービス」)を提供し、市場ニーズの検証を行います。
実証実験を通じて、従来の融資では対応が難しかった成長企業などの資金調達ニーズに本サービスが合致するかを検証”
Twitter
マネーフォワード 子会社が、藪塚木材の債権8000万円取り立て不能の恐れ
Twitter
開始してまだ日が浅いサービスですが、申込み累計が300億円を突破するなど一定のニーズはあるようです。
また、福岡銀行のようにマネーフォワード アーリーペイメントの実証実験を行う金融機関もでています。
その反面、債券の回収不能の可能性が指摘されるなど、予断を許さない側面もあります。
マネーフォーワード アーリーペイメントの申込み手順
マネーフォワード アーリーペイメントの申込み手順についてまとめます。
- サービスの提供(売掛債権の発生)
- 売掛債権見積もりの依頼
- 審査・見積もり
- 申込みと買取金額の振込
サービスの提供(売掛債権の発生)
マネーフォワード アーリーペイメントを利用しようと考えている企業が、商品やサービスを販売することで売掛債権が発生します。
売掛債権見積もりの依頼
売掛債権を早急に現金化したい企業が、マネーフォワード アーリーペイメントに売掛債権買取の見積もりを依頼します。
このとき、マネーフォワード アーリーペイメントは債務者にあたる「買い手」とのやり取りは行いませんので、原則、売掛債権の買取が先方に伝わることはありません。
ただし、例外的に伝わる可能性はあるので100%伝わらないわけではありません。
審査・見積もり
マネーフォワード アーリーペイメントは、売掛債権の買取を希望している企業から必要書類を入手し、買取の可否や手数料について検討します。
そして、その結果を買取希望の会社に伝達し、金額に納得した場合は次の段階に進みます。
申込みと買取金額の振込
買取金額や手数料を確認後、売り手企業からマネーフォワード アーリーペイメントに正式な買取申込みがあり、見積内容に問題がなければ、手数料を差し引いたうえでマネーフォワード アーリーペイメントから買取金額が振り込まれます。
是非上記の手順を参考にしてマネーフォワード アーリーペイメントの利用を始めて見て下さい。
マネーフォーワード アーリーペイメントの注意点
マネーフォワード アーリーペイメントのサービスを利用する上で、どのような注意点があるのでしょうか。
注意点を3点まとめました。
初回は審査に時間がかかる
マネーフォワード アーリーペイメントに申し込むと、初回の審査に5営業日かかります。
一般的な融資に比べるとはるかに速いですが、1日を争うような切迫した場面だと間に合わない可能性があります。
また、年末年始や連休などが絡むと、想定以上に営業日が少なく、結果的に審査が長引いてしまうかもしれませんので、利用する際はある程度の時間的余裕を持った方がよいでしょう。
手数料は審査後でなければ判明しない
マネーフォワード アーリーペイメントの手数料は、審査後に初めて確定します。
そのため、最低手数料率の1%なのか、それともより高い手数料率なのかが、申込み時にはわかりません。
とはいえ、もし手数料率が思っていたものよりも高ければ、途中で手続きを止めることができるので、まずは、必要書類を揃えて申し込んでみたほうが良いでしょう。
返済は売掛金の入金後、5営業日以内に行わなければならない
買い取ってもらった売掛債権分の代金が入金した後、5営業日以内にマネーフォワード アーリーペイメントに返済しなければなりません。
入金された売掛債権分の代金を他の支払いなどに転用する時間的余裕はありませんので、注意しましょう。
マネーフォーワード アーリーペイメントの評判/口コミまとめ
今回は東証一部上場企業のマネーフォワードの100%子会社であるマネーフォワードケッサイが運営するマネーフォワード アーリーペイメントについてまとめました。
- メリットは、売掛債権を早急に現金化しできることや手数料が同業他社より安いこと
- デメリットは、手数料が差し引かれることや債権買取の最低金額が設定されていること
- 向いているのは早急にまとまった資金が必要な人
- 向いていないのは利益を減らす必要がなく、売掛債権の支払いを待てる人
- 注意点は初回審査に時間がかかることや手数料の判明が審査後であることなど
- 早急に売掛債権を現金化したいなら、マネーフォワード アーリーペイメントがおすすめ
事業を運営していると、突然資金が必要な場面に遭遇するかもしれません。
そんな時に、新規の借り入れをせず、売掛債権を現金化することで必要な資金を調達できるマネーフォワード アーリーペイメントのサービスはとても頼りになります。
しかも、数億円単位の取引も可能なのでまとまった資金が必要な人にとって役立つサービスです。
現金をできるだけ早く調達したい場合は、是非マネーフォワード アーリーペイメントを利用して見て下さい。