【2024年4月】カナダドル円の今後の見通しを徹底予想|これまでの為替推移も解説
カナダドルは豊富な資源を持つカナダの法定通貨で、世界で5番目の流通量を誇ります。
またFXにおいても、メジャー通貨の一つに数えられています。
そこで今回は、そんなカナダドルと日本円の通貨ペア「カナダドル/円」について、特徴やこれまでの主な価格変動、今後の見通しなどをご紹介していきます。
- カナダは隣接するアメリカとの結びつきが強く、カナダドルはアメリカ経済の影響を強く受ける
- カナダは資源輸出国であり、カナダドルは原油や天然ガスの価格と相関性が高い
- 2023年のカナダドル/円は、年間を通して円安・カナダドル高に動いた
- FXでカナダドル/円を取引するなら、松井証券のFXがおすすめ
カナダドル/円はメジャーな通貨ペアの一つなので、大半のFX会社で取引可能ですが、その中でも松井証券のFXがおすすめです。
多くのFX会社の最小取引単位は1,000通貨または1万通貨となっていますが、松井証券のFXでは1通貨から取引できるため、少額から始められるだけでなく、取引数量を細かくコントロールすることも可能です。
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ぜひこのお得なチャンスを活かして、松井証券でFXにチャレンジしてみましょう。
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カナダドル/円の特徴
まずカナダドル/円には、次のような特徴があります。
- 米ドル/円と相関性が高い
- カナダドルが資源国通貨であり、原油価格などから影響を受けやすい
- 米ドル/円よりもボラティリティがやや大きい
米ドル円と相関性が高い
カナダはアメリカと国境を接しており、アメリカと政治・経済の両方で深い関わりがあります。
特に経済面は輸入の約50%がアメリカから、輸出先にいたっては8割近くがアメリカとなっているため、アメリカの経済動向がカナダ経済にも大きな影響を与えます。
また政治経済の関りが深いということは、通貨ペアに相関性が生まれやすいということであり、下のチャートのようにカナダドル/円と米ドル/円を重ね合わせると似通った動きをしていることがよく分かります。(青:CADJPY、オレンジ:USDJPY)
そのためカナダドル/円の値動きを読むには、アメリカの政治経済動向や米ドル/円の値動きを把握することが重要になります。
カナダドルが資源国通貨であり、原油価格などから影響を受けやすい
FXにおける「資源国通貨」とは、鉱物資源やエネルギー資源などを産出し、それらの輸出への経済的依存度が高い国の通貨を指します。
代表的なものはカナダドル、豪ドル、ニュージーランドドル、ブラジルレアルなどがあります。
そういった資源輸出国の中でカナダは原油と天然ガスの輸出が盛んであり、カナダドルはそれらの価格変動から大きな影響を受けます。
具体的には、原油や天然ガスの価格が高騰するとカナダドルも買われて高騰し、逆にそれらの価格が下落するとカナダドルも売られて下落する傾向があります。
米ドル/円よりもボラティリティがやや大きい
FXでは各通貨ペアのボラティリティ(価格の変動幅)を把握することも重要であり、主要なクロス円の通貨ペアにおける直近1年間の日平均ボラティリティは、以下の通りとなっています。
- ポンド/円:約30円
- ユーロ/円:約20円
- 豪ドル/円:約18円
- カナダドル/円:約23円
- 米ドル/円:約21円
上記の通りカナダドル/円の平均ボラティリティは、“殺人通貨”とも呼ばれるポンド/円と比べると小さいものの、米ドル/円よりは大きくなっています。
FXに取り組む際は、こういったボラティリティの情報も参考にしながら、通貨ペアごとに取引数量や利確・損切りの戦略を立てるとよいでしょう。
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現在のカナダドル/円の為替レート
続いて直近2年間のカナドドル/円の値動きを、米ドル/円と合わせてチェックしていきましょう。
直近1年間を見比べてもカナダドル/円と米ドル/円は似通った値動きをしており、円安・カナダドル高と円安・米ドル高になっています。
なおこの長期的な高騰の要因は、以下のようなものだと見られています。
- 新型コロナが収束して、カナダやアメリカの金融政策が正常に戻ることを市場が意識している
- アメリカやカナダで利上げが実施された中で、日本は低金利を維持
- 原油価格が高騰している
なお、カナダドルでFXをしてみようとお考えの方は100円という少額から取引でき、取引コストであるスプレッドが業界最狭水準である松井証券FXで口座開設しておくことがおすすめです。
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過去のカナダドル円の価格変動の要因
先ほどカナダドル/円の特徴をご紹介しましたが、実際にこれまでどのような要因で大きな価格変動が起こったのかを学んでいきましょう。
- 2007年~:リーマンショック・世界金融危機
- 2012年~:アベノミクス
- 2018年~:米中貿易摩擦の激化
- 2020年2月:新型コロナショック
2007年~:リーマンショック・世界金融危機
「世界金融危機」とは、2007年のアメリカにおけるサブプライムローン問題を発端とした住宅バブル崩壊から、2008年のリーマンショックを経て世界的に広まった金融危機のことです。
この金融危機は世界中の市場が影響を受けたのですが、アメリカと密接な関係を持つカナダでもその影響は大きく、カナダドル/円は円高・カナダドル安に大きく動いています。
2012年~:アベノミクス
2012年に日本では民主党から自民党への政権交代が起こり、アベノミクスによる大規模な金融緩和が進められます。
金融緩和で日本の金利が下がったことで、他国との金利差が大きくなり、カナダドル/円においても円安・カナダドル高が進みました。
2018年~:米中貿易摩擦
2018年はアメリカが中国に対して輸入制限や追加関税を課したことを皮切りに、両者が報復合戦をおこなう「米中貿易摩擦」が勃発しました。
その結果、為替市場は先行きを警戒してリスクオフの傾向が強くなり、カナダドル/円においても長期的な円高・カナダドル安となりました。
2020年2月:新型コロナショック
2020年は新型コロナの感染が世界各地に広がり始め、それを警戒した株式市場で株価の暴落が発生します。
また為替市場でもリスクオフとなり、カナダドル/円も大きく円高・カナダドル安に動きました。
しかしその後は、迅速な金融緩和の影響によりいわゆる金余りの状態となり、短期間で危機を脱してリスクオンの流れに移行していきました。
以上、カナダドル/円の価格変動について、4つの事例を紹介しました。
先ほど特徴として取り上げましたが、これらの事例からも分かる通り、カナダドルは自国経済だけでなくアメリカ経済からの影響を強く受けています。
また、日本円との通貨ペアなので、日本経済からの影響も決して少なくありません。
そのためFXでカナダドル/円を取引する際は、カナダだけでなくアメリカや日本の政治経済動向をチェックすると全体の流れを理解しやすくなるでしょう。
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カナダドル/円2024年の見通し
ここでは、銀行や証券会社などが発信しているカナダドル、もしくは通貨ペアのカナダドル/円における今後の見通しをとりまとめました。
- 野村證券
- 三菱UFJ銀行
野村證券
まず野村證券では、2024年の動向について以下のような見通しを示しています。
カナダドルは軟調に推移する公算が大きい BoCは利下げ期待が過度に高まらないように時折けん制的なコミュニケーションを挟みつつも、徐々に利下げに向けて傾きつつあるとみられる。こうしたBoCのハト派的な スタンスを受け、BoCに対する市場の利下げ期待はG10資源国中銀の中で最も台頭し ている。BoCに対する利下げ期待を背景に、カナダドルは軟調に推移するとみられる。
野村證券 国際金融為替マンスリー
野村證券はカナダ中銀のハト派姿勢がカナダドル高の圧力低下に繋がるという見通しを立てています。
三菱UFJ銀行
最後に三菱UFJ銀行のマンスリーレポートから、カナダドルの見通しをご紹介します。
カナダの金融政策は、隣国かつ経済的なつながりも深い米国を強 く意識して運営される模様だ。その点、3 月にカナダ中銀が、米国を など主要国中銀に先んじて「タカ派的停止」に踏み切ったことは注 目に値する。ただ、その後、米国も 7 月以降は利上げを停止してお り、この先も米加の金融政策は、ある程度足並みが揃うものと見込 まれる。足もと、米国では利上げ打ち止め感が漂うなか、マックレ ム中銀総裁は、「景気はもはや過熱していない」との見方を示した ほか、「政策金利は十分に引締め的である」と述べた。10 月の消費 者物価指数(CPI)は前年比+3.1%と再び伸びが鈍化し、中銀のイン フレ目標圏とする同+1%~+3%の水準に迫る。また、10 月の失業率 は 5.7%と、2022 年 1 月以来の水準まで上昇しており、労働市場にお ける逼迫感は解消しつつある。 一方、小売売上高は堅調に推移する。
三菱UFJ銀行 FX Monthly
今からFXでカナダドル/円を売買する方は、これらの今後の情報を見逃さないようにしましょう。
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カナダドル/円のおすすめFX会社
カナダドルはメジャー通貨の一つなので大半のFX会社で取引が可能ですが、今回は数ある中からおすすめのFX会社を2社ご紹介します。
松井証券のFX
取扱通貨ペア | 20通貨ペア |
取引単位 | 1通貨 |
カナダドル/円のスプレッド | 9時~翌1時:1.7銭 上記以外:1.7~10.0銭 |
カナダドル/円のスワップポイント (2023年12月時点) | 買スワップ:150円 売スワップ:-153円 |
デモトレード | 〇 |
公式サイト | 松井証券のFX公式サイト |
関連記事 | 松井証券のFXの評判 |
- 1通貨から取引できる
- レバレッジ倍率を4種類のコースから選べる
- 長時間のサポートがあるので安心
多くのFX会社では最小取引単位が1,000通貨または1万通貨となっています。
しかし松井証券のFXでは、最小取引単位が1通貨となっているので、少額から始められるのはもちろんのこと、資金量に合わせてロット数を細かく調整することが可能です。
また、他社ではレバッジが最大25倍に固定されているのですが、松井証券は1倍、5倍、10倍、25倍の4種類から最大レバレッジを選べるので、あらかじめ自分の投資スタイルに合わせたリスクコントロールができます。
さらに、23時まで電話でのサポートを受けられる点も魅力となっています。
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GMOクリック証券:FXネオ
取扱通貨ペア | 20通貨ペア |
取引単位 | 1,000通貨(※南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は10,000通貨単位) |
カナダドル/円のスプレッド | 0.6銭原則固定 |
カナダドル/円のスワップポイント | 買スワップ:+157円 売スワップ:-157円 |
デモトレード | 〇 |
公式サイト | GMOクリック証券:FXネオ公式サイト |
関連記事 | GMOクリック証券:FXネオの評判 |
- スプレッド・スワップポイントがいずれも業界最高水準
- 取引ツールが高性能かつ使いやすい
GMOクリック証券は、人気ネット証券です。
スプレッドが業界最狭水準、スワップポイントも高水準、取引ツールも高性能と、総じてスペックが高いことが人気の要因となっています。
あえて欠点を挙げるとすれば、最小取引単位1,000通貨(※南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は10,000通貨単位)となっており、細かなロット調整ができないことがありますが、資金量がある方にとってはそれも問題にならないでしょう。
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以上、おすすめFX会社を2社ご紹介しました。
リスクを抑えながら少額で始めたい初心者の方には松井証券のMATSUI FX、ハイスペックな環境でFXを楽しみたい方にはGMOクリック証券のFXネオがおすすめです。
まだFX口座をお持ちでない方はぜひこの機会にいずれかで口座をつくって、FXを始めてみましょう。
カナダドル/円の注意点
最後に、FXでカナダドル/円を売買する際の注意点を3つご紹介します。
- 売りポジションではマイナススワップとなる
- カナダと日本の経済指標をチェックすること
- 日本時間の夜から明け方に値動きが大きくなりやすい
売りポジションではマイナススワップとなる
スワップポイントはFX会社ごとで異なりますが、カナダドル/円の場合、現状は大半のFX会社で買いポジションがプラスのスワップ、売りポジションはマイナスのスワップとなっています。
例えば、先ほど紹介した松井証券とGMOクリック証券におけるカナダドル円のスワップポイント(1万通貨あたり)は、それぞれ以下の通りです。
FX会社 | カナダドル円 買いスワップ | カナダドル円 売りスワップ |
---|---|---|
松井証券 | 150円 | -153円 |
GMOクリック証券 | 157円 | -157円 |
そのため売りポジションを立てる際は、スワップポイントによって資金が減るリスクをよく理解した上で臨みましょう。
カナダと日本の経済指標をチェックすること
経済指標とは公的機関が公表するデータの総称で、通貨の値動きにも大きな影響を与えます。
そのためカナダドル/円を売買する際は、カナダと日本それぞれの経済指標をチェックするようにしましょう。
なお、注目すべき指標には以下のようなものがあります。
- 雇用統計
- 消費者物価指数
- 国内総生産(GDP)
- 景気動向指数
- 貿易収支
また、繰り返しになりますがアメリカ経済や資源価格も合わせて把握しておくとなお良いでしょう。
日本時間の夜から明け方に値動きが大きくなりやすい
FXは平日24時間取引が可能ですが、常に活発な値動きがあるわけではありません。
カナダドルの値動きが活発になるのは現地の市場がオープンしてからであり、つまりは日本時間で22時~23時頃から翌朝にかけてボラティリティが高くなります。
そういった値動きの特徴を理解しておいて、値動きが乏しく方向性が見えない時間帯には闇雲に手を出さないようにしましょう。
カナダドル/円今後の見通しまとめ
今回は、メジャー通貨な通貨ペアの一つであるカナダドル円について、特徴やこれまでの主な価格変動、今後の見通しなどをご紹介しました。
- カナダは隣接するアメリカとの結びつきが強く、カナダドルはアメリカ経済の影響を強く受ける
- カナダは資源輸出国であり、カナダドルは原油や天然ガスの価格と相関性が高い
- 2023年のカナダドル/円は、年間を通して円安・カナダドル高に動いた
- FXでカナダドル/円を取引するなら、松井証券の FXがおすすめ
2023年のカナダドル/円は、経済の正常化が進む中で、米ドル/円とも連動しながら円安・カナダドル高に動いていきました。
なお、これからカナダドル/円をはじめとしてFXに挑戦してみたい方には、松井証券のFXがおすすめです。
競合他社と違って1通貨から取引することができ、さらに最大レバレッジ倍率をあらかじめ自分で決められるので、リスクコントロールも比較的容易です。
まだFXの口座をお持ちでない方は、ぜひ松井証券で無料口座開設をしてみましょう。
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