クラウドバンク(Crowd Bank)とは?やばい怪しいという評判/口コミや手数料を徹底解説
近年、インターネットを介して手軽に利用できる投資サービスの一つとして、ソーシャルレンディング(融資型/貸付型クラウドファンディング)が注目を集めています。
その中でも日本クラウド証券が運営している「クラウドバンク」は、圧倒的な人気と実績を誇っています。
そこで今回は、ソーシャルレンディングを始めたいと思っている方に向けて、人気のサービスである「クラウドバンク」のメリット・デメリット、ユーザーからの評判、実際の使い方などをご紹介していきます。
- クラウドバンクは2013年にスタートしたサービスで、多くの運用実績がある
- これまで4,700件以上のファンドを手がける中で、貸し倒れは一度も発生していない
- 元本保証はないが、担保などの設定などによってリスク低減を図っている
- 競合他社と比べると、高利回りなファンドが多いのも大きな魅力
- クラウドバンクは、投資に手間や時間をかけられない人におすすめ
クラウドバンクでは、オンラインから無料で口座開設を申し込むことができます。
また本人確認もオンラインでおこなえば、最短で申し込みから1日後には利用可能になります。
ソーシャルレンディングに興味のある方は、まずはクラウドバンクにアクセスして、気軽に口座開設を申し込んでみましょう。
クラウドバンクとは?
サービス名 | クラウドバンク |
運用会社 | 日本クラウド証券株式会社 |
サービス開始 | ソーシャルレンディング:2013年12月 金取引:2021年6月 |
これまでの実績 | 累計応募金額:約2,000億円 償還済資金:1,340億円 融資元本回収率:100% |
実績平均利回り | 5.80% ※2022年3月末までの1年間に運用終了した税引前のファンド実績値。なお、2022年3月末までの3年間に運用終了したファンドの税引前実績平均利回りは6.58%となっております。 |
最低投資金額 | 1万円 |
運用コスト | ファンドの運用成果に応じた成果報酬型の営業者報酬 (成果報酬型なので、投資元本が削られることはありません。) |
公式サイト | クラウドバンク公式サイト |
クラウドバンクは、日本クラウド証券株式会社が2013年から手掛けているソーシャルレンディングサービスです。
ソーシャルレンディングでは比較的古参の部類であり、これまで運用してきたファンドは4,700件以上、累計応募金額は約1,800億円に上ります。
また、取り扱うファンドの融資先事業は、不動産、太陽光や風力などの自然エネルギー関連、物流、エンタメ、ITなど多岐に渡ります。
さらに日本だけでなくアメリカやヨーロッパなど、海外でおこなわれる事業も融資先として多く扱っており、アメリカやカナダでの事業を支援できるファンドの中には、ドル建てで投資できるものも含まれています。
クラウドバンクのメリット
人気のソーシャルレンディングサービスであるクラウドバンクには、主に次のようなメリットがあります。
- 原則1万円から、手間をかけずに投資できる
- 運用期間や利回りなどのバリエーションが豊富
- これまで貸し倒れなどのトラブルが発生していない
- 元本保証はないが、担保の設定などにより元本保全に努めている
原則1万円から、手間をかけずに投資できる
ソーシャルレンディングは、不特定多数の投資家から資金を集めて、融資を望む企業などに貸し付けることができるサービスです。
皆でお金を出し合うという仕組みからクラウドバンクにおいても、1万円から無理のない投資が可能になっています。
また、お金を貸し付けた後の運用は借り手がおこない、投資家側はただその配当を受け取るだけなので、運用に手間がかかりません。
運用期間や利回りなどのバリエーションが豊富
クラウドバンクでは様々な国と分野の事業に投資することができるため、それらの運用期間や利回りもバリエーションに富んでいます。
そのためそれらの中から、自分の方針に沿うものを選んで投資することができます。
またバリエーションがありつつも、クラウドバンクの実績平均利回りは6.8%(2020年度)と、競合他社と比べると高めになっています。
なお、他社のサービスと見比べてみたい場合は、「ソーシャルレンディングのおすすめ業者ランキング」をご参照ください。
これまで貸し倒れなどのトラブルが発生していない
ソーシャルレンディングは2008年からスタートした、まだ歴史の浅い投資サービスです。
そのため黎明期には粗悪な事業者も多く、貸付先の審査も甘かったことなどから、投資元本が返ってこなくなる「貸し倒れ」などのトラブルもこれまで幾度となく発生しています。
しかし2013年からサービスを開始したクラウドバンクでは、4,700件以上のファンドを扱ってきた中で、一度も貸し倒れなどのトラブルが発生していません。
なお、これまでのソーシャルレンディングにおける歴史の中でどのようなトラブルがあったのか、詳しく知っておきたい方は「ソーシャルレンディングは危ない?」もチェックしてみてください。
元本保証はないが、担保などの設定により元本保全に努めている
ソーシャルレンディングには残念ながら、投資元本の保証はありません。
その根本的な仕組みがあるからこそ、これまで他社のサービスでは貸し倒れも起きてしまっています。
しかしクラウドバンクでは原則すべてのファンドで、運用の債権額を上回ると評価される担保などを設定することによって、元本を保証することはできなくとも、貸し倒れのリスクを抑えられるように努めています。
クラウドバンクのデメリット
一方でクラウドバンクには、次のようなデメリットもあります。
- 中途解約ができない
- 人気のファンドの場合、先着順によって投資できない可能性がある
中途解約ができない
クラウドバンクに限らずソーシャルレンディングでは、基本的にお金を貸し付けた後は、途中で解約して返金を要求することはできません。
例えば急にお金が入用になったり、他のより良い投資先に乗り換えたくなったりしたとしても、それら投資家側の都合で身勝手に返金を迫ることはできないので、投資する段階での資金管理が非常に重要になります。
人気のファンドの場合、先着順によって投資できない可能性がある
ソーシャルレンディングの市場は借り手の数に限りがあり、自分が投資したいタイミングに融資の募集があるとは限りません。
また投資家からの人気が高いため、限られている借り手とその求める金額よりも、投資家からの需要の方が上回っています。
そのためクラウドバンクでも、利回りが良いファンドなどは人気が集中して、先着順に漏れて投資できない場合があります。
クラウドバンクが向いている人
さて、ここまでで紹介した基本情報とメリット・デメリットを踏まえると、クラウドバンクは以下のような人に適したサービスだと言えるでしょう。
- 投資で自ら稼ぐ技術や、投資に取り組む時間がない人
- 投資であまりリスクを取りたくない人
投資で自ら稼ぐ技術や、投資に取り組む時間がない人
クラウドバンクの2020年度における実績平均利回りは年率6.80%です。
そのためもしも株式投資やFXなどを用いて自分で運用しても、この数値以上の利回りを出せる投資技術がないのであれば、クラウドバンクを利用してみるとよいでしょう。
またクラウドバンクは運用に手間がかからないので、普段仕事で忙しくて、そもそも投資に時間や手間をかけられない人にもおすすめです。
投資であまりリスクを取りたくない人
クラウドバンクではこれまで貸し倒れが一切起きておらず、また原則すべてのファンドで、担保等による元本保全のための対策が取られています。
そのため、ソーシャルレンディングには元本保証がないと言いつつも、クラウドバンクなら投資元本を損なうリスクは低いと言えるでしょう。
こういったことからクラウドバンクは、できるだけリスクを抑えた投資をしたい人に適しています。
クラウドバンクが向いていない人
一方で次のような人は、クラウドバンクを利用するには不向きです。
- 株式投資などを用いて、自分で稼ぐ技術のある人
- 計画的に分散投資をしたい人
株式投資などを用いて、自分で稼ぐ技術のある人
繰り返しになりますが、クラウドバンクの実績平均利回りは年率6.80%です。
平均なのでこの値以上のリターンを得られるファンドもありますが、それでも10%や20%の利回りを望めるものはありません。
そのためもし株式投資など別の金融商品を用いて、この値を超える利回りを出せるのであれば、クラウドバンクを利用する必要はありません。
計画的に分散投資をしたい人
クラウドバンクでは、融資を募集するファンドの数に限りがあります。
また募集のタイミングも不規則で、さらに応募しても先着順に漏れれば思うように投資できないこともあります。
こういったことからクラウドバンクは、複数のファンドに投資しようとしても、その思い通りに分散させて投資できるとは限りません。
計画的な分散投資によって投資リスクを抑えたい人にとっては、クラウドバンクは不向きな選択肢だと言えるでしょう。
クラウドバンクの評判/口コミ
ソーシャルレンディングの中で人気No.1(2019年:日本マーケティングリサーチ機構調べ)のサービスであるクラウドバンクですが、実際に使っているユーザーはどのような評価をしているのか、ここでTwitter上の声を覗いてみましょう。
ソーシャルレンディング初心者だけど、クラウドバンクは簡単でとっつきやすいのでいいですよ。
自分の場合、試しに30万円くらいやってみて、年間でもらえた配当金が1万円くらいなので、そのまま新規案件に回して複利で増やしてます。
事業家としては退屈な部類なんだけど、会社員の立場からは確実的。
Twitter
まずこちらの口コミのように、クラウドバンクの手軽に始められて運用中も手間がかからない点を評価する声が多く上がっています。
また手間いらずでありながら、堅実に配当が入ってくるのも大きな魅力です。
クラウドバンクから配当金入ってました。
税引き後491円。
2021年累計4,854円になりました。
目標の5,000円は12月に達成出来そう!
Twitter
こちらの口コミでは、配当金に対する喜びの声を発信されています。
年間の累計配当金額から逆算すると投資資金は10万円前後だと思われますが、そういった少額で楽しめるのもクラウドバンクの良さだと言えるでしょう。
一方で、次のようにややネガティブな声も中には見られました。
クラウドバンクの円投資カリフォルニア不動産ローンファンドへの申請試みるも見事に間に合わず。
募集開始前からスタンバイして、時間と共に更新トライしてからの手続きで負けるってどんだけー。
利回り低いやつしか残ってないし、もうそろそろ撤退かなー。
もっと案件増やしてください、中の人。
Twitter
さきほどデメリットでも挙げた通り、ソーシャルレンディングの市場は現状、投資家の需要に対して借り手からの供給が追い付いていない状態となっています。
そのためこの口コミのように人気のファンドでは、申し込もうとしても先着順に漏れて投資できないという事態が多々起きています。
もちろん投資にこぎつけられないと、ファンドの選定と申し込み手続きまでにかけた時間と労力はすべてムダになります。
クラウドバンク、最近募集利回りが低下しているよな。
いい投資案件がないわりに、一般投資家の投資意欲が強いので、単純に需要と供給の関係から利回りが低下しているんだろうな。
Twitter
クラウドバンクの2020年度における実績平均利回りは、年率6.80%でした。
しかし2021年は今のところ、利回りが3%台後半から5%台のものが多かったため、このような声が上がっています。
ただ利回りが下がるということは、お金を借り受ける企業側からすれば返済の負担が減るということなので、より堅実なファンドが増えているとポジティブに受け取ることもできるでしょう。
以上、Twitter上の評判・口コミを4つピックアップしてご紹介しました。
クラウドバンクの利用を検討する際は、ぜひこういった既存ユーザーの声も参考にしてみてください。
クラウドバンクの口座開設方法・始め方
それではここで、クラウドバンクの口座開設方法と、利用の流れを確認しておきましょう。
- 口座開設を申し込む
- 口座に入金する
- 投資したいファンドを選ぶ
- 投資したらあとは待つだけ
STEP1:口座開設を申し込む
まずはクラウドバンクにアクセスして、口座開設を申し込みましょう。
口座開設手続きの流れは以下の通りです。
まずは申し込みフォームで、氏名・住所や出金時に用いる銀行口座などの情報を入力して、約款等に同意します。
次に本人確認書類(運転免許証・健康保険証など)とマイナンバーカードをアップロードすれば、申し込みは完了です。
最短1営業日で審査が完了して、「口座開設審査完了通知書」が自宅に郵送されるので、それに記載された「着荷証明番号」を入力してログインすると、口座開設が完了します。
なおeKYC(オンライン本人確認)を利用した場合は、通知書を受け取る必要がなくなり、審査が完了し次第、利用可能になります。
STEP2:口座に入金する
口座開設が完了したら、次はその口座に資金を入金しましょう。
クラウドバンクの入金方法は、「即時入金」と「通常振込」の2通りがあります。
即時入金
即時入金は、提携金融機関でネットバンキングの口座を開設している場合に利用できるサービスです。
24時間365日入金手続きが可能で、即座に金額が反映され、さらに手数料もかかりません。
なお大手銀行や地方銀行、ネット銀行、信用金庫、JAなど、幅広い金融機関のネットバンキング口座で、即時入金が利用可能となっています。
通常振込
提携外のネットバンキングやATM、金融機関窓口を利用した振り込みによる入金方法です。
通常振込の場合は、振込手数料が自己負担となります。
STEP3:投資したいファンドを選ぶ
投資資金を入金して環境が整ったら、融資を募集しているファンドの中から投資先を探してみましょう。
なおファンドの情報の中には、融資先の特定につながる「会員限定情報」もあり、こちらは口座を開設してログインしないと閲覧できないようになっています。
STEP4:投資したらあとは待つだけ
気になるファンドが見つかったら、ファンド情報から「この商品に投資する」をクリックします。
そこで投資したい金額を入力して、匿名組合出資持分契約締結前交付書面を確認の上、投資を申し込みましょう。
ファンドに応募された金額が目標金額に達するか、もしくは募集終了日になると、ファンドは成立して運用予定日から自動的に運用が開始されます。
また通常は翌々月から分配金が支払われ、さらに運用期間が終了すれば、投資元本が償還されます。
以上が、クラウドバンクの口座開設から実際に投資するまでの一連の流れです。
お見せした通り非常にシンプルな仕組みで、専門的な知識がなくてもできるので、ソーシャルレンディングに興味のある方はぜひクラウドバンクの利用を検討してみてください。
クラウドバンクの注意点
最後に、クラウドバンクを利用する際の注意点を3つご紹介します。
- 余剰資金以外で投資しないこと
- 貸付先とファンドの内容をくまなくチェックすること
- クラウドバンクは過去に行政処分を受けたことがある
余剰資金以外で投資しないこと
クラウドバンクではこれまで貸し倒れなどのトラブルがなく、ファンド一つ一つの配当実績はわかりませんが少なくとも、投資元本だけは100%返金されてきています。
一方で例えば株式投資では、価格変動によって元本割れすることは往々にして起こり得るので、それを考えるとクラウドバンクのソーシャルレンディングは、比較的リスクの低い投資手法だと言えます。
しかしそれでも、元本保証がない以上はむやみに大金をつぎ込むべきではありません。
クラウドバンクを利用する際は必ず、万が一返ってこなくなったとしても生活に支障がでることのない余剰資金を用いるようにしましょう。
貸付先とファンドの内容をくまなくチェックすること
ソーシャルレンディングの市場は現状、借り手よりも貸し手の投資家側が圧倒的に多いので、クラウドバンクでも思うように出資できない可能性があります。
しかしだからといって、手当たり次第に申し込んで投資できる可能性を増やそうとするのはおすすめしません。
なぜなら、貸り手が優位に立ちうる市場だということは、時には貸し手にとってメリットの少ないファンドが紛れてくる可能性もあるからです。
そういった現状から、投資をする際は貸付先とファンドの内容をくまなくチェックして、自身の希望にそぐわないものには無理に手出ししないようにしましょう。
クラウドバンクは過去に行政処分を受けたことがある
クラウドバンクで貸し倒れなどのトラブルは起きたことはありませんが、実は過去に以下の理由で、二度ほど行政処分と業務改善命令を受けています。
1回目の行政処分【2015年5月】
- 需要拡大によるキャパシティオーバーで、資金の分別管理が追い付かなかった
- データ取り込みの遅れにより、顧客に対して必要な情報を適切に通知できていなかった
2回目の行政処分【2017年5月】
- 「手数料還元キャンペーン」を謳いながら、実際は還元していなかった
- 虚偽の広告を出して、それとは異なる融資をおこなっていた
なお、クラウドバンクはそれぞれの問題に対して速やかに業務改善を実施・完了しています。
特に2回目の行政処分を受けた際は、代表取締役の交代など経営体制を刷新して、再発防止に取り組んでいます。
ただ、大手の事業者であってもこのような不祥事を起こしてしまうことはあるので、お金を預ける以上は不用意に妄信し過ぎないように気をつけましょう。
クラウドバンクの評判/口コミまとめ
今回は、人気のソーシャルレンディングサービスである「クラウドバンク」についてご紹介しました。
- クラウドバンクは2013年にスタートしたサービスで、多くの運用実績がある
- これまで4,700件以上のファンドを手がける中で、貸し倒れは一度も発生していない
- 元本保証はないが、担保などの設定などによってリスク低減を図っている
- 競合他社と比べると、高利回りなファンドが多いのも大きな魅力
- クラウドバンクは、投資に手間や時間をかけられない人におすすめ
クラウドバンクは、安定した実績や高い利回りなどによって、ユーザーからの支持を得ているソーシャルレンディングサービスです。
また元本保証はありませんが、原則すべてのファンドで担保等などの設定によってリスク低減を図っていることも、支持される一因となっています。
時間や手間はかけられないけれど投資にチャレンジしたい人や、できるだけリスクを抑えた投資をしたい人は、この機にぜひクラウドバンクの利用を検討してみてください。