Funds(ファンズ)の評判/口コミは?メリット・デメリットや口座開設方法を徹底解説
Fundsはソーシャルレンディングサービスの一つで、企業に資金を貸し出すことで利息を受け取ることができるサービスです。
安定的にコツコツ利益を得たい方や、ソーシャルレンディングが初めてという方にも使いやすいサービスです。
今回は、Fundsの特徴やメリット・デメリット、利用者の評判などを紹介します。
Fundsの始め方も解説するので、これから口座開設してみたいという方はぜひ参考にしてみてください。
- Fundsはファンズ株式会社が運営する貸付投資サービス
- 投資先は上場企業や監査法人の監査を受けた企業に限られるため安心
- Fundsのこれまでの平均予定利回りは2.12%、累計ファンド募集金額は150億円以上
- 一度投資を行ったら分配を待つだけなので手軽に資産運用できる
- さまざまなファンドの中から自分にあったファンドを自由に選べる
- 株主優待の代わりに「Funds優待」がある場合も
- Fundsの口座開設は公式サイトから誰でも簡単に可能
これからソーシャルレンディングを始めてみたいという方は、Fundsが使いやすいです。
あらかじめ厳しい基準をクリアした案件しか取り扱っていないので、自分で案件のリスクを精査しなくても安心して投資を行うことができます。
口座開設の申し込みは最短5分で完了するので、気になる方はまず公式サイトをチェックしてみましょう。
Funds(ファンズ)とは?
サービス名 | Funds(ファンズ) |
運営会社 | ファンズ株式会社 |
サービス開始 | 2019年1月 |
清浄召喚率 | 100% |
分配遅延発生件数 | 0件 |
累計募集金額 | 約152億 |
口座開設 | Fundsの公式サイト |
Funds(ファンズ)はファンズ株式会社が運営する貸付投資サービスです。
従来のソーシャルレンディングとは異なり、貸付先が上場企業や監査法人などの監査を受けた企業に限定されているため、元本毀損のリスクが低いという特徴を持っています。
運用期間中はあらかじめ定められた利息を受け取ることができるため、債券投資に近いような商品性を持っています。
Fundsではさまざまな企業が参加しているため、自分の資産状況や投資目的に合ったリスク・リターンのファンドを選ぶことができます。
Fundsの仕組み
Fundsは、企業が事業で用いる資金調達のために組成したファンドへ、匿名組合契約を通じて個人が投資できるようにしたサービスです。
ファンドへの投資は以下の手順で行われます。
1 企業が資金調達のために作った「ファンド組成企業」へ投資家が投資を行う
2 集めた投資資金をファンド組成企業から「借り手企業」へ事業資金として貸付を行う
3 借り手企業は事業で得た利益から、ファンド組成企業へ利払い・返済を行う
4 ファンド組成企業は、借り手企業から返済された資金を投資家に分配する
投資家が負う主なリスク
Fundsが取り扱う案件は、主にリコースローンを出資対象としています。リコースローンとは、借り手企業のすべての資産を返済時の責任範囲とする融資のことです。
このため、資金調達を行なった事業が失敗して想定したリターンを得られない場合でも、借り手企業がデフォルト(経営破綻)に陥らなければ、投資家の元本・利回りは確保されます。
このようにある程度のリスク管理をしながら企業に融資をすることができるサービスとなっています。
従来のソーシャルレンディングのように、リスクが高いものに融資したくない方はぜひ利用してみてください。
Funds(ファンズ)のメリット
Fundsのメリットは主に以下の4点です。
- 投資先が上場企業のみ
- 1円からの少額投資ができる
- 優待がつく場合がある
- 応募方法を2種類から選べる
投資先が上場企業のみ
Fundsで取り扱う案件は、原則上場企業または監査法人などの、監査を受けた企業に限定されています。
Fundsで行われる審査は企業としての財務情報や事業内容に基づいた審査のほか、ファンドとしての安全性や事業計画の審査まで厳格に行われます。
未上場のベンチャー企業と異なり、上場企業は財務に関する書類を公表する義務があるため、自ら投資先の企業の内容を確認して投資判断をすることができます。
案件に対しての借入金の返済原資は、投資先の企業が持つすべての資産となるため、投資を行う際は案件の利回り・期間だけでなく、企業の健全性も把握しておくことが重要です。
1円からの少額投資ができる
Fundでは、すべてファンドに1円単位で投資を行うことが可能です。
一般的なソーシャルレンディングでは数万円〜10万円程度に最低投資金額を定めているところが多いため、Fundsはかなり少額から投資ができることがわかります。
投資することで得た分配金などの利益もファンドに再投資することが可能なので、効率的に資産運用を行うことができます。
また、一部のファンドでは投資資金をメルペイを用いて支払えるため、メルペイ残高をお持ちの方には嬉しいポイントです。
ファンドに運用について別途手数料などを支払う必要もないため、安心して投資を行えます。
優待がつく場合がある
Fundsでの投資は株式投資とは異なるため、株主としての配当や株主優待などの権利を得ることができません。
しかし、株主優待に代わるFundsへの投資特典として、一部のファンドでは「Funds優待」を提供しています。
例えば、2021年12月28日まで先着申し込みを受け付けている「RENOSY(リノシー)ファンド#1」では、Funds優待として20万円以上の投資をした方に3,000円分のAmazonギフト券プレゼントを行っています。
ファンドの検索画面から「Funds優待あり」にチェックをすることで、優待を提供しているファンドを選んで投資することも可能です。
応募方法を2種類から選べる
Fundsでの応募方法は「先着方式」と「抽選方式」の2種類が用意されています。
両方の方式を併用して募集をかける案件もあれば、先着募集のみで募集を行うファンドもあるので、投資したいファンドがある場合は募集方法をしっかり確認するようにしましょう。
先着方式と抽選方式が併用される場合は、事前に抽選募集が行われ、その後先着募集が始めるという場合が多いです。
人気のある案件は倍率が高く、先着申し込みでもすぐに枠が埋まってしまうということが考えられるため、募集開始タイミングをしっかり把握しておきましょう。
なお、応募方式によって出資額の上限が異なる点には注意が必要です。
先着方式での応募の場合は投資金額に上限はありませんが、抽選方式での応募の場合は1ファンド一人につき100万円まで申し込み可能とされています。
100万円より多く投資を行いたい場合は、抽選方式だけでなく先着方式での応募も検討しましょう。
少額から上場企業に融資したい方や優待が欲しい方はぜひFundsを利用してみてください。
Funds(ファンズ)のデメリット
Fundsのデメリットも確認しておきましょう。
主なデメリットは以下の2点です。
- 案件の利回りが低めに設定されている
- 保証・担保がない案件が多い
案件の利回りが低めに設定されている
Fundsで取り扱う案件は上場企業などの貸倒リスクが低い企業が中心であるため、貸付利回りが低めに設定されます。
そのため、ファンドとしての利回りも他のソーシャルレンディングサービスに比べて低めとなっていることが多いです。
直近募集された案件やこれから募集予定の案件の利回りを一部紹介します。
ファンド名 | 企業名 | 予定利回り(年率・税引き前) |
---|---|---|
Money Canvasファンド | 株式会社三菱UFJ銀行 | 1.00% |
ムゲン買取再販事業ファンド#9 | 株式会社ムゲンエステート | 1.65% |
リースバック事業「あんばい」ファンド#17 | 株式会社インテリックス | 2.00% |
三好不動産 篠栗町まちづくりファンド#1 | 株式会社三好不動産 | 2.20% |
柚富の郷 彩岳館ファンド#1 | 株式会社福岡銀行 | 1.00% |
このように募集されている案件の多くは、1.5%〜2.5%程度に利回りが設定されています。
他のソーシャルレンディングサービスの利回りは5%〜10%程度のものもあるため、単純に利回りを比較すると低いと感じるかもしれません。
ただし、Fundsの参加企業や上場企業グループや厳しい審査を通過したリスクの低い企業の案件に限られているため、投資元本を毀損する恐れもベンチャー企業などと比較するとかなり低いです。
ソーシャルレンディングサービスを始めて利用する人や、比較的ローリスク・ローリターンの投資を行いたいという方に使いやすいサービスです。
保証・担保がない案件が多い
ソーシャルレンディングサービスの中には、担保や保証を設定している案件もありますが、Fundsの場合は担保・保証がついていない案件が中心となります。
担保や保証が案件に付与されている場合、貸付金が返済できない場合に担保をもとに一定の元本回収を行います。
一方、Fundsの場合はリコースローンを出資対象としたファンドを中心に販売することで、元本毀損リスクの低下に努めています。
また、融資前の審査だけではなく、ファンドの運用期間中も決算期ごとの出資金の使途の確認・管理を行うことで、出資金が適正に利用されるようにモニタリングを行なっています。
このようなFundsのデメリットが気になる方は、ぜひ下記の記事から自分に合ったソーシャルレンディング業者を探してみてください。
Funds(ファンズ)の実績
Fundsのこれまでの運用実績を確認していきましょう。
サービス開始以来の2019年1月23日から2021年12月26日までのFundsの正常償還率は100%となっています。
運用終了したファンドのうち、元本毀損(貸倒・デフォルト)がなく正常に償還が行われたファンドの割合
Fundsではこれまでに55ファンドの運用が完了し、すべてのファンドで元本棄損が起きていないことからも、安心感が持てます。
また、これまでのファンド募集実績が以下の通りです。
累計150億以上の資金調達をおこなっており、平均予定利回りは2.12%となっています。
現在の超低金利化においては、日本企業への債券投資で1%を超えるものはほとんどなく、Fundsの2%を超える平均予定利回りは非常に高水準です。
社債とは異なりながらも非常に似ている商品性なので、安定して利回りを得たい投資家にとっては社債に代わる運用手段として人気です。
サービス開始当初と比較し、直近の案件数・募集金額は拡大傾向にあるため、今後さらに良い案件も増えていくことが期待されます。
投資機会を逃さないためにも、まずは公式サイトをチェックしておきましょう。
Funds(ファンズ)の評判/口コミ
Fundsの利用者からの評判/口コミをまとめました。
Fundsを通じて遂にメガバンクが個人から資金調達を始めた。ESG投資などが注目され始めて、個人投資家との関係性も重要になってきているということだと思う。面白い取り組みが色んなところで起きていて、ブロックチェーンもあるし、2022年も金融が変わっていきそうですね。
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個人に深く浸透しているメルカリとfundsとは面白い組み合わせ!これぞFinCommunity(フィンコミュニティ)ってやつですね。新たな企業と生活者の関係性の共創。こないだ娘が、家にあった読まない漫画をメルカリで大量に売ってメルペイ作ってたので、これに投資しようぜ、と声がけしてみよ
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お疲れ様です。fundsの口座開設が完了しました。今日募集の新規案件は1分程で満額達成したみたいですね、申し込めなくて残念。次回の新規案件に期待したいと思います。
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口コミを確認すると、ポートフォリオの幅を広げたい方にとってFundsは非常に魅力的なサービスであることがわかります。
メルカリを普段利用している人にとっては、メルペイを利用できるのもポイントかもしれません。
口コミにもあるように、人気の案件はすぐに募集枠が埋まってしまうため、早めに公式サイトをチェックしておいた方が良いでしょう。
Funds(ファンズ)の始め方
Fundsの始め方を以下で解説します。
Fundsは以下の手順で簡単に始めることができます。
- 口座開設
- 投資
- 入金
ステップごとに順番に確認していきましょう。
口座開設
まずは、Fundsの公式サイトより、「今すぐ無料口座開設」のボタンから口座開設の申し込みを行います。
画面の指示に従いながら、氏名や住所、出金時の振込先などを登録します。
必要情報の入力が終わったら、マイナンバーや本人確認書類を提出します。
手元に書類がない場合はスキップして先に進むこともできますが、口座開設を完了するためには本人確認書類の提出が必須となっています。
口座開設申し込みが終わったら、登録した住所宛に簡易書留でウェルカムレターが送られます。
このウェルカムレターを受け取って口座開設が完了となります。
本人確認のために必要な書類は以下の通りです。
投資
口座開設完了後、さっそく貸付ファンドへの投資をおこなっていきます。
まずはファンド一覧ページから、好きなファンドを探して投資申し込みを行います。
投資家からの出資金額の合計が最低成立金額を上回った場合は、ファンドが無事成立となり運用がスタートします。
運用が開始されるタイミングで、マイページの各ファンド詳細ページでファンドの分配予定表が更新されます。
この分配予定表をもとに、分配日に自分のデポジット口座へと分配金が振り込まれるため、必ず確認しておきましょう。
分配金を利用して次のファンドへの投資も可能です。
入金
投資には入金が必要となりますが、入金は投資申し込みの前でも後でも大丈夫です。
デポジット口座に残高がある場合、投資申し込みボタンをクリックした時点で残高分の申し込みが確定します。
デポジット口座に残高がない、足りない場合は入金期日までに口座に入金する必要があります。
入金はマイページ内のデポジットページより行います。
現在のデポジット口座状況の入金欄にある「振込先を確認する」ボタンをクリックします。
自分専用の振込先が表示されるので、この口座に入金を行います。
振り込んだ資金は、平日10:00、15:00のそれぞれのタイミングで確認を行い、確認できたものについては1時間以内にマイページ上に反映されます。
平日15:00を過ぎた入金や土日祝日の入金は翌営業日10:00頃の反映となります。
以上の手順を参考にしてFundsの利用を始めてみてください。
Funds(ファンズ)のよくある質問
Fundsについてよくある質問をまとめました。
これからFundsを始めたいと考えている方は参考にしてみてください。
- 分配金の確定申告は必要?
- 口座を開設するための条件は?
- 貸付投資と社債との違いは?
分配金の確定申告は必要?
Fundsのような匿名組合契約に基づく利益の分配は雑所得に分類され、分配金については確定申告をする必要があります。
ただし、給与所得を1ヶ所から受けており、雑所得の合計が20万円を超えない場合は所得税の確定申告を行う必要はありません。
他にも確定申告の必要がないケースや、確定申告によって税金の還付を受けられるケースがあるため、詳細について気になる人は国税庁Webサイトや所轄の税務署・税理士などに相談したほうが良いでしょう。
口座を開設するための条件は?
Fundsの口座は、以下の条件を全て満たす場合に開設できます。
20歳以上75歳未満の方
日本に居住している方
反社会的勢力等に該当しない方
当社の審査を通過した方(審査基準及び内容はお答えできません)
原則として同一名義で複数の口座を開設することはできません。
法人名義で口座を開設することは可能となっています。
貸付投資と社債との違いは?
Fundsのような貸付投資と社債とは非常に似ていますが、異なる商品性を持っています。
共通点としては、利回りが投資前に予定していることや、運用期間があらかじめ定められていること、デフォルトリスクがあることなどです。
異なる点は以下の通りです。
貸付投資 | 社債 | |
---|---|---|
根拠法 | 商法(匿名組合契約) | 会社法(社債の発行) |
取扱主体 | 第二種金融商品取引業者 | 第一種金融商品取引業者(証券会社) |
性質 | 匿名組合契約により組成されたファンドへ投資 | 社債の購入による投資 |
途中売却 | 投資家間での流通が想定されていないため流動性は低く、原則として期間内の売買は不可 | 証券市場内で市場価格に基づいて売買・換金が可能 |
Funds(ファンズ)の評判/口コミまとめ
今回は、Funds(ファンズ)の仕組みやメリット・デメリット、評判などについて解説しました。
- Fundsはファンズ株式会社が運営する貸付投資サービス
- 投資先は上場企業や監査法人の監査を受けた企業に限られるため安心
- Fundsのこれまでの平均予定利回りは2.12%、累計ファンド募集金額は150億円以上
- 一度投資を行ったら分配を待つだけなので手軽に資産運用できる
- さまざまなファンドの中から自分にあったファンドを自由に選べる
- 株主優待の代わりに「Funds優待」がある場合も
- Fundsの口座開設は公式サイトから誰でも簡単に可能
Fundsは初心者でも手軽に少額ができるソーシャルレンディングサービスです。
運用期間中に値動きを気にしたりする必要がないため、忙しい方にとっても使いやすいです。
気になる方は、まずは公式サイトをチェックしてみましょう。