【改悪?】クレジットカード積立におすすめの証券会社ランキング![クレカ積立]
「クレカ積立(クレジットカード積立)」とは投資信託などに対して、クレジットカード決済で積立投資ができるサービスのことで、若い世代を中心にして人気を集めています。
ただ、ネット証券のサービスの中でも歴史が浅い部類に入るため、どういった特徴があるのかご存知でない方もおられることでしょう。
そこで今回は人気サービスであるクレカ積立について、メリットやデメリット、使いやすい証券会社や実際の利用方法などをご紹介していきます。
- クレカ積立とは、クレジットカードを使って投資信託などに積立投資ができるサービスのこと
- 積立金額に応じてポイント還元を受けられるのが最大のメリット
- 少額から始められて、買付や運用に手間がかからないので、投資初心者でも取り組みやすい
- 通常の投信積立と比較すると、買付タイミングの自由度など利便性で劣る
- ポイント還元率にフォーカスすると「SBI証券」が使いやすい
なおクレカ積立を提供するネット証券の中で、特に使いやすいのは「SBI証券」です。
SBI証券はクレカ積立ができる銘柄を約2,500種類も取り揃えており、クレカ積立で最も重要であるポイント還元率も優秀です。
口座開設は無料でできるので、クレカ積立を始めるなら、まずはSBI証券公式サイトをチェックしておきましょう。
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クレカ積立とは?
「クレカ積立」とは主に投資信託に対して、クレジットカード決済で自動積立投資ができるサービスのことです。
ネット証券が取り扱う投資信託は、リーズナブルなコストで、投資のプロの力を借りた本格的な資産運用ができることから高い人気があります。
その中でもクレカ積立は、「積立をしながらポイント還元も受けられる」ということで、コストパフォーマンスを重視する20~30代を中心に支持を集めています。
なお、クレカ積立を提供している証券会社は限られており、2022年2月時点では以下の5社がサービスの提供をおこなっています。
証券会社 | 積立対象 | クレカ積立の対象となるカード |
---|---|---|
SBI証券 | 投資信託 | 三井住友カード(Vポイントが貯まるもの) タカシマヤカード 東急カード(2022年4月サービス開始予定) |
楽天証券 | 投資信託 | 楽天カード |
マネックス証券 | 投資信託 | マネックスカード(2022年2月末サービス開始予定) |
tsumiki証券 | 投資信託 | エポスカード |
スマートプラス | 投資信託 国内株 ETF | セゾンカード UCカード |
クレカ積立のメリット
クレカ積立には、ポイント還元を受けられることを含めて次のようなメリットがあります。
- 運用の手間がかからない
- 少額から無理なく積立を始められる
- 積立金額に応じてポイントが貯まる
運用の手間がかからない
まず投資信託は、買い付けた後の運用を投資のプロに任せられる、手間のかからない金融商品となっています。
そんな投資信託に対してクレカ積立で投資すると、毎月決まったタイミングに自動で買い付けをしてくれるので、買い付けの手間すら必要なくなります。
また当然ながら、ネット証券の口座に自分で投資資金を入金する必要もありません。
少額から無理なく積立を始められる
SBI証券や楽天証券、マネックス証券などでは、100円から投資信託を買い付けることができるのですが、その仕組みはクレカ積立の場合も同様です。
そのためクレカ積立を利用すれば、投資初心者でも少額から無理なく投資にチャレンジできます。
また、1円単位で積立金額を調整できるので、自身の資金力に最適な積立金額を設定することも可能です。
積立金額に応じてポイントが貯まる
後ほどクレカ積立のデメリットをご紹介しますが、通常の投信積立と比べるとクレカ積立の自由度は、それほど高くありません。
しかしそれでもクレカ積立が人気を集めているのは、やはりポイント還元を受けられるという大きなメリットがあるためでしょう。
例えばSBI証券では、カードの種類によって変わりますが、毎月の積立金額に対して0.1~2.0%のポイント還元を受けることができます。
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クレカ積立のデメリット
一方でクレカ積立には、以下のようにデメリットもあります。
- クレジットカードであればどれでも使えるわけではない
- 積立のタイミングを選べない
- 積み立てできる金額に上限がある
クレジットカードであればどれでも使えるわけではない
先ほど一覧で示した通り、クレカ積立は証券会社ごとに利用対象のカードが決まっています。
対象のカードでなければ、ポイント還元を受けられないどころか、そもそもクレカ積立自体を利用することができません。
そのため、もしも対象のカードを保有していない場合はカードを新規発行しなければならず、またカードの種類によっては年会費を支払う必要が生じます。
積立のタイミングを選べない
クレカ積立は通常の投信積立と違って、積立のタイミングを自由に選ぶことができません。
例えばSBI証券の通常の投信積立サービスでは、毎日・毎週・毎月・複数日・隔月の5コースの中から、自由に積立タイミングを選ぶことができます。
しかしクレカ積立の場合は、対象カードの引き落としスケジュールに準じて毎月1回の積立となっており、それ以外の選択肢はありません。
積み立てできる金額に上限がある
SBI証券や楽天証券、マネックス証券などにおける通常の投信積立では、積立1回あたりの金額に上限はありません。
しかしクレカ積立の場合はどのネット証券でも、毎月の積立上限額が5万円に設定されています。
そのため投資資金が潤沢にある方にとっては、クレカ積立は物足りなく感じるかもしれません。
クレカ積立ができる証券会社比較
さてクレカ積立のサービスをおこなっているネット証券は先述の通り5社ほどありますが、それらはいずれも利用できるカードやポイント還元率などのルールが異なります。
よってここでは、特に人気の高いネット証券3社(SBI証券・マネックス証券・楽天証券)におけるクレカ積立の違いを表にまとめました。
これらの違いを見比べながら、自分が利用するとしたらどれがよいのか考えてみましょう。
比較項目 | SBI証券 【三井住友カード】 | SBI証券 【タカシマヤカード】 | マネックス証券 | 楽天証券 |
---|---|---|---|---|
ポイント還元される クレカ | 三井住友カード (Vポイントが貯まるもの) | タカシマヤカード | マネックスカード | 楽天カード |
ポイントの種類 | Vポイント | タカシマヤポイント | マネックスポイント | 楽天ポイント 楽天証券ポイント |
クレカ積立の ポイント還元率 | 0.5、1.0、2.0% (カードの種類による) | 毎月の積立金額の 0.1%(1・2年目) 0.2%(3・4年目) 0.3%(5年目~) | 1%(予定※1) | 0.2%または1.0% (銘柄の信託報酬による) (2022年9月~※2) |
投信保有残高への ポイント還元 | 銘柄ごとで異なる 最大で年率0.25% (毎月還元) | 銘柄ごとで異なる 最大で年率0.25% (毎月還元) | 銘柄ごとで異なる 最大で年率0.08% (毎月還元) | 一定の残高をはじめて 達成した時のみ還元 (2022年4月~※3) |
※1 マネックス証券のクレカ積立は、2022年2月末サービス開始予定です。
※2 楽天証券のクレカ積立は、現行では銘柄に関わらず1.0%の還元を受けられますが、2022年9月買付分から表記載の数値に変更されます。
※3 楽天証券は、現行では投信保有残高に応じて毎月ポイント還元を受けられますが、2022年4月1日から表記載の仕様に変更されます。
クレカ積立はどの証券会社で始めるべき?
先ほどクレカ積立の3社比較をお示ししましたが、具体的にどのサービスが優れているのか考察してみましょう。
比較表でも示した通りSBI証券、マネックス証券、楽天証券の3社の投資信託では、クレカ積立を利用した場合と、それとは別に投資信託をただ保有するだけでもポイントの還元を受けられる仕様になっています。
まずクレカ積立でのポイント還元を見ていくと、最も還元率が高いのは三井住友カードをSBI証券で利用した場合であり、2.0%の還元を受けることができます。
ただこれは三井住友カードの中でも、相応の年会費が必要なプラチナカードを利用した場合であり、年会費無料のノーマルなカードでは0.5%の還元しか受けられず他の2社に劣ります。
また楽天証券では、投資する銘柄によってクレカ積立の還元率が変わってきます。
このようにカードの種類や投資銘柄によって優劣が変わるため、クレカ積立の還元率については一概にどれが優れているとは言えません。
一方で、投資信託の保有残高に対するポイント還元には、明確な違いがあります。
まずSBI証券とマネックス証券では、保有残高に応じたポイント還元を毎月受けることができます。
2社とも銘柄によって還元率が変わりますが、SBI証券の場合は最大で年率0.25%、マネックス証券は最大で年率0.08%となっており、最大値を見比べればSBI証券の方に軍配が上がっています。
それに対して楽天証券は、現行は他2社と同じく保有残高に応じて毎月ポイント還元を受けられるのですが、2022年4月以降は以下の表の通り、「一定の残高をはじめて達成した時のみ還元」されるように仕様が変更されます。
これはいわゆる”改悪”で、楽天証券の投資信託では今後、ただ保有しているだけでは安定したポイント還元を受けられなくなります。
以上、これら2つのポイント還元に焦点を絞るとクレカ積立(投信積立)の優劣は、SBI証券>マネックス証券>楽天証券だと言えるでしょう。
また、これからクレカ積立を始めるのであれば、サービスが改悪されて保有残高に対するポイント還元がほぼなくなる楽天証券よりも、SBI証券とマネックス証券のどちらかから選ぶと良いです。
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クレカ積立のおすすめ①:SBI証券
クレカ積立の対象銘柄数 | 2,488銘柄(2022年2月時点) |
クレカ積立の対象カード | 三井住友カード(Vポイントが貯まるもの) タカシマヤカード 東急カード(2022年4月~) |
クレカ積立の対象口座 | 特定口座 一般口座 一般NISA つみたてNISA ※ジュニアNISAは非対応 |
毎月の積立上限額 | 5万円 |
クレカ積立のポイント還元率 | カードの種類で異なる (最大で積立金額の2.0%) |
投信保有残高へのポイント還元 【投信マイレージ】 | 銘柄ごとで異なる (最大年率0.25%) |
公式サイト | SBI証券公式サイト |
関連記事 | SBI証券の評判 |
- 投信積立の取扱銘柄が豊富
- 保有残高に対するポイント還元率が高い銘柄がある(投信マイレージ)
- クレカ積立に利用できるカードのブランドは3種類
SBI証券は、豊富な品揃えと手頃な手数料、充実したサービスによって、多くの投資家から支持を得ている大手ネット証券です。
積立ができる投資信託の銘柄も約2,500銘柄と豊富で、その中にはノーロード(買付手数料が無料)のものも多く含まれます。
またSBI証券では、「投信マイレージ」で投資信託を保有するだけでポイント還元が受けられるだけでなく、クレカ積立のポイント還元も用意されています。
さらにクレカ積立は、競合他社が1つのブランドでしか利用できない中、SBI証券では三井住友カード、タカシマヤカード、東急カードの3ブランドに対応しています。
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クレカ積立のおすすめ②:マネックス証券
クレカ積立の対象銘柄数 | 1,194銘柄(2022年2月時点) |
クレカ積立の対象カード | マネックスカード |
クレカ積立の対象口座 | 特定口座 一般口座 一般NISA つみたてNISA ※ジュニアNISAは非対応 |
毎月の積立上限額 | 5万円 |
クレカ積立のポイント還元率 | 積立金額の1.0%(予定) |
投信保有残高へのポイント還元 【投信保有ポイントプログラム】 | 銘柄ごとで異なる (年率0.08%、0.03%、0.00%) |
公式サイト | マネックス証券公式サイト |
関連記事 | マネックス証券の評判 |
- すべての投資信託の買付手数料が無料(ノーロード)
- 投資信託を保有しているだけでポイントが貯まる(投信保有ポイントプログラム)
- クレカ積立で、銘柄に関わらず一律1.0%のポイント還元を受けられる見込み
マネックス証券では、投資信託の積立対応銘柄の総数が1,194銘柄となっており、数ではSBI証券や楽天証券に劣っています。
しかし、それらの銘柄すべてがノーロード(買付手数料が無料)であるため、自ずとコストを抑えた投資が可能です。
また投資信託を保有し続けるだけで、Amazonギフト券などと交換可能な「マネックスポイント」が毎月貯まります。
さらにはクレカ積立を利用すると、積立金額の1%分のポイント還元を受けることができます。
クレカ積立の始め方
SBI証券とマネックス証券の2社を取り上げましたが、続いてはSBI証券を事例として、実際にクレカ積立を始める方法をご紹介します。
- SBI証券で口座を開設する
- 利用するクレジットカードを登録する
- クレカ積立をおこなう銘柄を選ぶ
- 買付方法で「積立買付」または「つみたてNISA買付」を選択する
- 決済方法で「クレジットカード」を選択して、積立金額等を設定する
STEP1:SBI証券で口座を開設する
まずはSBI証券公式サイトで、口座開設を申し込みます。
口座開設は、オンライン上で完結する簡単な手続きのみでおこなうことができます。
また開設時に手数料はかからないので、気軽にチャレンジしてみましょう。
STEP2:利用するクレジットカードを登録する
口座開設が完了したら、クレカ積立で利用したいクレジットカードを登録しましょう。
以下の画像で示している順番で画面を開いて、クレジットカードの登録画面へ遷移します。
利用規約とサービスの内容を確認・同意したのち、カード番号などを入力して、自身のクレジットカードを登録しましょう。
STEP3:クレカ積立をおこなう銘柄を選ぶ
続いて投資信託の銘柄一覧などから、クレカ積立をしたい銘柄を探しましょう。
なおSBI証券の取扱銘柄は豊富に揃っているので、まずは人気ランキング上位のものから、自分に合った銘柄を探してみるのもよいでしょう。
STEP4:買付方法で「積立買付」または「つみたてNISA買付」を選択する
良い銘柄が見つかったら、次はそれに対するクレカ積立の買付設定をおこないましょう。
SBI証券での投資信託の買い付け方法は、「金額買付」「口数買付」「積立買付」「つみたてNISA買付」の4種類があります。
クレカ積立を利用する場合はこの4種類のうち、「積立買付」または「つみたてNISA買付」を選びましょう。
STEP5:決済方法でクレジットカードを選択して、積立金額等を設定する
「積立買付」または「つみたてNISA買付」の設定画面に遷移したら、決済方法で「クレジットカード」を選択して、預かり区分、毎月の積立金額などを設定しましょう。
最後にファンド情報と入力内容の確認をおこなえば、設定完了です。
設定完了後は、毎月クレジットカードの引き落とし日になれば、自動的に積立がおこなわれます。
以上が、SBI証券でクレカ積立を利用する方法です。
最初に設定をしておけば、後は放置しているだけで投資信託を通して長期分散投資をおこなうことができ、ポイントも貯まっていきます。
投資初心者でも簡単に始められるので、興味のある方はぜひこの機会に、SBI証券でクレカ積立にトライしてみましょう。
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クレカ積立のよくある質問
最後に、クレカ積立に関してよくある質問を3つご紹介します。
- クレカ積立の支払方法で、分割払いやボーナス払いは選択できますか?
- 未成年口座でもクレカ積立は可能ですか?
- デビットカードはクレカ積立に利用できますか?
クレカ積立の支払方法で、分割払いやボーナス払いは選択できますか?
クレカ積立の支払方法は、一括払いのみです。
通常のお買い物であれば利用できる分割払いやボーナス払いは、クレカ積立では利用できません。
未成年口座でもクレカ積立は可能ですか?
未成年口座でクレカ積立を利用できるかどうかは、以下のように証券会社ごとで異なります。
- SBI証券:本人名義のカードであれば利用可能、ジュニアNISA口座は不可
- 楽天証券:未成年口座、ジュニアNISA口座ともに利用不可
- マネックス証券:2022年2月末サービス開始予定、現時点で未成年口座に関する記述なし
デビットカードはクレカ積立に利用できますか?
デビットカードをクレカ積立に利用することはできません。
その他には家族カードやプリペイドカード、ETCカードなども、クレカ積立には利用できません。
クレカ積立のまとめ
今回はクレカ積立についてご紹介しました。
- クレカ積立とは、クレジットカードを使って投資信託などに積立投資ができるサービスのこと
- 積立金額に応じてポイント還元を受けられるのが最大のメリット
- 少額から始められて、買付や運用に手間がかからないので、投資初心者でも取り組みやすい
- 通常の投信積立と比較すると、買付タイミングの自由度など利便性で劣る
- ポイント還元率にフォーカスすると「SBI証券」が使いやすい
クレカ積立は手間をかけずに少額から投資信託などへの積立ができて、ポイント還元も受けられることから、若い世代を中心に人気を集めています。
またクレカ積立を提供しているネット証券の中では、ポイント還元率の高いSBI証券が特に使いやすいです。
この記事を通してクレカ積立に興味を持った方は、ぜひこの機会にSBI証券公式サイトをチェックして、クレカ積立を始めてみましょう。
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