eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の今後の見通し・予想を徹底解説!利回りや構成銘柄も紹介
近年、資産運用ブームが起きています。終身雇用や年功序列の賃金体系が崩れ、将来に不安を持っている方も多いでしょう。
一昔前であれば、銀行に預けておけば金利が高かったので勝手にお金は増えていきましたが、現在、銀行預金ではほとんどお金は増えません。
お金を増やすためには、資産運用をする必要がありますが、特に最近、人気のあるのがアメリカ株です。
そこで今回は、アメリカ株の中でも、多くの投資家に人気のあるS&500に連動するeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)について紹介します。
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今回の記事を参考にしていただき、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)への投資をLINE証券からしてみてください。
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは?
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とは、アメリカの主要株価指数の1つであるS&500に連動した株価指数です。
S&P500とは、米国で時価総額の大きい主要500社で構成する時価総額加重平均型の株価指数です。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出、公表しており、ニューヨーク証券取引所(NYSE)、NYSE American、NASDAQに上場している銘柄から選出されます。
2023年9月時点の基準価額は、23,439円です。
構成銘柄は定期的に見直されているので時代に合った銘柄が組み込まれているのが特徴になります。
S&P500構成企業のEPSは長期的に増加基調にあります。
EPSとは、Earnings Per Share の略称で和訳は1株当たり利益。
一株に対して最終的な当期利益(当期純利益)がいくらあるかを表します。
S&P500のEPSは直近では 2016年度から2019年度まで前期比増益が続きました。
2020年度は前期比減益でしたが、2021年度は再び増益になると予想されています。
米国の主要500社で構成されている株価指S&P500は、米国株式の時価総額の約80%を占めています。
アメリカの代表的な株価指数は、NYダウ、ナスダック、そしてこのS&P500の3つです。
日本ではNYダウが最も有名ですが、NYダウは30銘柄しか対象ではないのでS&P500のほうがより、アメリカ全体の株式を表している指標になります。
NYダウとS&P500 の違いについてまとめました。
算出開始…1957年3月4日
構成銘柄…500銘柄(全業種対象)
算出方法…時価総額加重型
選定基準…米国企業であること、時価総額が一定以上、4半期連続で黒字、流動性が高いことなど
算出開始…1896年5月26日
構成銘柄…30銘柄(輸送・公共銘柄除く)
算出方法…株価平均型
選定基準…米国企業であること、企業の評判がいいこと、継続的に成長していること、投資家の関心が高いこと
このようにS&P500とNYダウは全く異なる株価指数になりますのでしっかり確認するようにしましょう。
なお、NYダウやS&P500への投資をお考えの方は「株価指数CFDとは」の記事もチェックしておくことがおすすめです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の構成銘柄
この章では、S&P500の主な構成銘柄を紹介します。
S&P500構成銘柄
銘柄名 | 事業内容 |
アップル | スマートフォン、タブレット、パソコンメーカー。日本ではiPhoneやiPadなどの移動通信機器でおなじみ。 |
マイクロソフト | 米国のソフトウエア大手。多様なコンピュータ向けにソフトウエアの開発、製造、ライセンス供与、サポートを展開。「ウィンドウズ」、サーバー、パソコン、OS、クライアントやサーバー環境向けアプリケーション、業務自動化・効率化アプリケーション、ソフトウエア開発ツールに加え、家庭用ビデオゲーム機器、タブレットを提供。 |
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アルファベット | グーグルの持ち株会社。グーグルは独自の検索エンジンでインターネット検索の世界首位。多数のスマートフォンで使われているAndroidもグーグルが提供。 |
テスラ | 電気⾃動⾞(EV⾞)メーカー。⾃動運転に⽋かせないソフトウェア技術を豊富に持つ。現CEOのイーロン・マスク⽒は現在、世界で最も注目を集める企業家の一人。 |
エヌビディア | GPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)と呼ばれる、高性能ゲーム向けの画像処理プロセッサを製造する半導体メーカー |
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S&P500が人気の理由
S&P500 が人気なのには様々な理由がありますが、主な理由は4つに集約されますS&P500が人気の理由についてわかりやすく説明します。
年利が高い
S&P500は年利が高いです。過去30年の平均年利を見ると、S&P500が約10%に対し日本株は約3.6%にすぎません。
過去約20年間のS&P500およびTOPIXにおける勝落率上位5銘柄の時価総額合計の推移は、米国株が約337倍、日本株は約42倍と、大きな開きがあります。
また1994年以降のEPS(1株当たり利益)をみると、TOPIX500構成企業が約4割で前年比減益または赤字となった一方S&P500構成企業が前年比減益となった年は約2割に留まっていることも大きな原因でしょう。
運用を検討する上で最も重要な項目の1つである運用バフォーマンスが非常に良いことは、S&P500 が人気の大きな理由の一つになります。
リーマンショックやコロナからもすぐに回復
過去の株価下落から反発にかけての局面をみると、米国株は欧州株や日本株と比べて底堅いケースが多いです。
相場下落局面が来ても比較的すぐに回復するのは米国株投資の大きなメリットでしょう。
構成銘柄は常に最新の業績で判断される
S&P500の構成銘柄は常に最新の業績によって入れ替えが行われています。
2020年には電気自動車大手のテスラがS&P500に採用され大きく上昇しました。
日経平均株価の場合も、最近は銘柄の変更を行っていますが、入れ替える銘柄が高値の時にリバランスを行っているせいか、あまりうまく株価の人れ替えが行われているとはいえません。
一方、 S&P500の場合は株価を入れ替えた後も大きく上昇する傾向にありますので銘柄の人れ替えが結果的にS&P500の株価上昇に大きく寄与しています。
日経平均株価も採用されると株価は上昇しやすいですが、S&P500は、採用されると日経平均株価以上に株価が上昇しやすい傾向にあります。
銘柄の人れ替えをうまく行う、株価が上がりやすい銘柄が多いのはS&P500の大きなメリットでしょう。
アメリカ経済は今後も右肩成長が期待できる
日米を比較すると米国の名目GDPは約4倍、国土は約26倍、人口は約2.5倍となっています。
さらに、日本が人口減少となるなか、米国は人口増加が見込まれており高齢化が進む日本の労働人口が減少する見通しであるのとは対照的に、米国の労働人日は今後も増加を続けていく見通しです。
日本では、出生率の低下にともない若年層人口の比率低下が続くと予想されています。
一方、米国では「ミレニアル世代」(現在10代後半〜30代後半)が過去最大規模の世代となり、今後、働き盛りの年代を迎える過程で所得増加や消費拡大 (住宅や車など)が見込まれている状況です。
またアメリカは教育面も充実しています。
2018年9月26 日に発表された「世界大学ランキング 2019 」によると、アメリカの大学は世界トップ 20 校の15 校を占めています。
米国企業は、日欧企業と比べて株主資本や総資産に対する利益率(ROEとROA)が高い傾向にあり、重点領域への経営資源の集中や不採算事業からの撤退、業務効率化への取り組みなどが背景にあるのでしょう。
ベンチャー企業による資金調達額の6割超をアメリカが占めており、世界のテクノロジーをけ引する企業が多く集積しています。
米国では今後も革新的な企業の新規上場が続くと予想されるゆえんでしょう。
米国の時価総額上位企業の研究開発費は、トヨタやソニーなど日本の同企業を大きく上回り、売上高に占める比率も高い傾向にあります。
研究開発への積極投資が、革新的な製品、サービスを生み出す素地となり、 グローバルでの競争優位性につながっていると推測されます。
米国企業は、日欧企業と比べて売上高に対するフリーキャッシュフロー比率が高いです。
営業キャッシュフローに占める設備投資額が相対的に低い一方、株主還元(配当と自社株買い)により多くのキャッシュ(現金)を費やしています。
このようにアメリカ経済は今後も右肩上がりで上昇していく可能性が高いといえるのです。
このようなS&P500に、アプリから取引できて使いやすいLINE証券から投資してみてください。
(S&P500)の利回り
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の利回りは以下の通りです。(2023年7月14日現在)
- 6か月…-21.27%
- 1年…20.18%
- 3年…89.45%
- 5年…110.61%
(S&P500)のチャートは以下の通りです。
このようにかなり順調な値動きをしていることがわかります。
直近ではマイナスになっていますが、5年リターンで100%以上の上昇率を誇るため長期投資に最適な銘柄です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資をする際は、じっくり保有するのがおすすめです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の評判/口コミ
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の評判や口コミをいくつか紹介します。
つみたてNISAの資産状況を見るたびに、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim米国株式(S&P500)だけあれば十分な気がしてきます。
コロナ渦で大きな利益を産んでくれたけどパフォーマンスと将来性で判断。
Twitter
売却して得た3,408,934円はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に全額投資。
個別株に翻弄されるよりも堅実なインデックス。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を購入する際の参考にしてください。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に人気の証券会社
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は多くの証券会社や銀行で購入できますが、特に人気の証券会社は2つです。
・SBI証券
・LINE証券
それぞれの証券会社の特徴についてわかりやすく説明します。
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また、下記記事で証券会社について詳しく解説しているので気になる方はぜひご覧になってみてください。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)への投資方法
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)への投資方法は非常に簡単です。
ネット証券を使えばすべてネットで手続きを完結できます。
今回は、LINE証券を例にしてeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の投資方法を画像付きで説明します。
LINE証券では、口座開設からeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の購入まですべてネットで完結できます。
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LINE証券のホームページに入り、「投資信託」をクリックする。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」をクリックする。
「買う」をクリックする
あとは、口座にログインをすれば購入できます。
非常に簡単に購入できますので安心してください。
以上の手順を参考にしてLINE証券からeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資してみて下さい。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のよくある質問
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のよくある質問を紹介します。
購入の際の参考にしてください。
銘柄の入れ替えはあるのですか?
S&P500は頻繁に銘柄の入れ替えを行います。
最近では、電気自動車のテスラを構成銘柄に入れました。
日経平均株価に比べ頻繁に銘柄の入れ替えをしているので、トレンドにあった企業に投資ができます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は他のS&P500に連動した投資信託に比べてのメリットはなんですか?
ランニングコストである信託報酬が年率0.0968%(税抜 年率0.0880%)以内と格安です。
また、純資産総額は7000億円を超えており、S&P500に連動した投資信託の中では日本最大級の規模を誇ります。
日経平均株価にくらべS&P500に投資するメリットはなんですか?
S&P500は日経平均株価に比べて圧倒的に値動きがいいことです。
世界を代表する銘柄に分散投資できるメリットは非常に大きいでしょう。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)まとめ
今回は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)をご紹介しました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は数ある投資信託の中でも非常に人気の高い投資信託です。
- 運用実績が非常に良い
- 信託報酬が低い
- 純資産総額がS&P500に連動している投資信託の中で最大
- SBI証券ではクレジットカードで投資できる
- LINE証券では1000円か積み立て投資ができる
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、手軽に分散投資ができる投資信託なので投資初心者の方にもおすすめです。
またLINE証券を利用すれば1000円から積み立て投資ができますし、LINEペイなどを使った投資もできます。
是非今回の記事を参考にしていただき、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の投資を始めてみてください。
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