【株・投資】ポートフォリオのおすすめの作り方/組み方は?管理するポイントを紹介
投資や資産運用に興味があるけれど、最適なポートフォリオの作り方がわからずに悩んでいるという人も多いのではないでしょうか。
ポートフォリオを適切に作成できないと、分散投資や資産状況の管理を行うことができず、最適な投資先へ運用できないということも考えられます。
今回の記事では、投資におけるポートフォリオの作り方や作成の際におすすめのサービスについて解説していきます。
- 投資のポートフォリオとは、投資先の割合をグラフ化したもの
- ポートフォリオを作成することで、分散投資を的確に行うことができる
- どの投資先に運用すべきかがわかるため、投資初心者はポートフォリオを作成するのがおすすめ
- ポートフォリオを作る際には、運用資金やリスク許容度・目標利回りをから逆算して考える
- 定期的にポートフォリオの見直しを行い、運用状況を確認することが重要
- ポートフォリオを作成する場合には、エクセルや専用ツールを活用することができる
- ポートフォリオ作成におすすめのサービスはLINE証券
ポートフォリオの形成ににおすすめのサービスはLINE証券が挙げられます。
LINE証券では、株式、投資信託、ETFの購入ができるため、様々な銘柄に分散投資を行うことが可能でポートフォリオを形成しやすいです。
さらに、LINEポイント、LINE Payを利用した投資にも対応しているため、投資に回せる資金が少なくて不安という方でも手軽に投資を始めることができます。
投資のポートフォリオとは?
そもそもポートフォリオ(portfolio)という言葉は、「折りかばん、書類入れ」などを表す英語であり、様々な書類を1つのかばんに保管することを指します。
投資におけるポートフォリオとは、どの金融資産にどれだけの資金を投じているかなどのバランスを表したものです。
資産運用というのは1種類だけでなく、預金、債券、株式、投資信託、外貨など様々なジャンルの投資対象先がありますが、1つの投資先に全資産を投入してしまうとその投資先が下落した時に資産価値が大きく減少してしまいリスクが高くなります。
したがって、リスクを抑えて投資するためには様々な投資先にバランスよく分散させる必要があり、的確に分散されているかどうかを判断するためにポートフォリオが便利です。
ポートフォリオでは、投資先をパーセンテージ(%)で表記して、円グラフなどで表します。
例えば、株式に30%、現金・預金に30%、投資信託に20%、REITに20%というように保有資産を配分することで、ポートフォリオの作成は完了です。
投資のポートフォリオを作るメリット
投資を行ううえで、ポートフォリオは非常に重要なものですが、ポートフォリオのメリットについてあまり感じられないという人も多いのではないでしょうか。
ポートフォリオを作成するメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
- 分散投資を的確に行うことができる
- 資産の分配状況を一目で理解できる
- 目標リターンやリスク許容度に合わせて投資先を選定しやすい
それぞれのメリットについて、詳しく確認していきましょう。
分散投資を的確に行うことができる
投資を行ううえで、分散投資を行うことが非常に重要であるということを知っている人も多いのではないでしょうか。
1つの資産に集中投資をすると、その資産が大幅に値上がりした時のリターンは大きいですが、反対にリスクも高くなってしまい、ハイリスクハイリターンな運用となってしまいます。
したがって、投資先や資産を様々な分野に分散させることで、1つの資産価値が減少した際のリスクを最小限に抑える分散投資が重要です。
ポートフォリオを作成しておくことで、どの投資先に保有資産の何%を投じているかが簡単にわかるため、分散投資を効率的に行うことができます。
投資は数ヶ月で終わるものではなく、数年〜数十年以上にかけて続くため、資産が増えるにつれて投資対象先の管理が大変になるというケースが多いです。
したがって、ポートフォリオを作成し、常に資産の状況を把握できるようにすることが望ましいでしょう。
資産の分配状況を一目で理解できる
ポートフォリオは資産の分配状況を一目で理解できるツールとして優れています。
投資資金が大きい人ほど、分散投資を行うためには様々な銘柄に資産を配分しなければいけないため、資産の管理が難しくなってしまいます。
しかし、ポートフォリオがあることで、常に資産の状況や割合が簡単にわかるため、定期的な見直しや投資先の管理を行いやすいことが大きなメリットです。
目標リターンやリスク許容度に合わせて投資先を選定しやすい
ポートフォリオを作成することで、目標となる運用利回りやリスク許容度に応じた適切な投資先がわかるようになります。
例えば、預金、債券などのリスクが低くリターンが低い金融商品の割合を高めることでローリスクローリターンな運用が可能です。
また、株式・仮想通貨・FXなどのリターンが見込める分野はハイリスクハイリターンな分野であり、割合を多くすることで目標利回りを高めることができ、リスクを抑えたい場合には割合を減らすことがおすすめです。
どのような投資方針であってもポートフォリオを作成しておくことでリスク許容度や運用利回りに合わせた最適な投資先のバランスを設定できることが大きなメリットといえるでしょう。
投資のポートフォリオの作り方
ポートフォリオを作成することで、適切に分散投資を行えるというメリットがありますが、作り方がわからないという人も多いでしょう。
ポートフォリオ作成の手順としては、以下の通りです。
- 投資資金としていくら使えるか考える
- 自分のリスク許容度、目標利回りを考える
- リスク許容度、目標利回りに合わせて投資先を選ぶ
①投資資金としていくら使えるか考える
ポートフォリオを作る前に、投資に回せる資金がいくらあるのかを考える必要があります。
投資先によっては、多くの資金が必要になる場合があるので、資金が少ない場合にはそもそもポートフォリオに組み入れることができません。
また、現状で投資に回せるお金が少なくても、毎月数千円〜数万円の資金を積み立てて資産運用していという人は、毎月の積み立て金額に合わせてポートフォリオを作る必要があるでしょう。
②自分のリスク許容度、目標利回りを考える
投資資金を把握した後は、自分のリスク許容度、目標利回りを考えます。
リスク許容度とは、自分が許容できる損失の幅のことで、あまりリスクを許容できない場合には高いリターンの投資先に運用することはできません。
また、年齢や家族構成などによってもリスク許容度や目標利回りは異なります。
例えば、年齢が若いうちはハイリスクハイリターンな運用を行っても、将来の給料などでカバーできますが、高齢な場合にはリターンよりもリスクを抑えることが重要です。
③リスク許容度、目標リターンに合わせて投資先を選ぶ
リスク許容度、目標リターンを設定したら、ポートフォリオの大枠は作れているので、自分のリスクやリターンに合わせて投資先を選びましょう。
投資先とリスクの分類としては、以下の表が目安として考えられます。
ローリスク | 預金、債券 |
ミドルリスク | 投資信託、ロボアドバイザー |
ハイリスク | 株式、FX、仮想通貨、不動産 |
例えば、リスクがあってもリターンを狙いたい場合には、株式や仮想通貨などの配分を増やして、預金・債券などの割合を低くする必要があります。
しかし、リスクを極限まで抑える場合やリターンをなるべく多くしたい場合でも、ローリスク商品やハイリスク商品を少しだけ組み入れることでバランスが良くなるためおすすめです。
投資のポートフォリオを作るポイント
投資のポートフォリオの作り方や適切な配分先について悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。
ポートフォリオ作成時のポイントとしては、以下の3点が挙げられます。
- 管理が大変になるため極端に銘柄数を多くしない
- 定期的にポートフォリオ・銘柄の見直しを行う
- 作り方がわからない場合には投資信託やロボアドバイザーを活用する
それぞれのポイントについて、詳しく確認していきましょう。
管理が大変になるため極端に銘柄数を多くしない
ポートフォリオのバランスは非常に重要ですが、分散投資を意識しすぎて銘柄数を極端に増やしすぎてしまうと銘柄の管理が難しくなってしまいます。
したがって、定期的に銘柄の管理ができる程度に銘柄を分散させておくようにしましょう。
投資に回せる金額が多い場合にはより多くの銘柄に分散する必要がありますが、投資信託やETFなどの分散投資を効率的に行える銘柄を選ぶようにすることが望ましいです。
定期的にポートフォリオ、銘柄の見直しを行う
ポートフォリオは一度作成して運用したら終わりというわけではなく、定期的な見直しが必要です。
投資や資産運用は数年から数十年単位で行う必要があり、その時代によって的確な投資対象先が異なります。
例えば、10年前ではAppleやAmazonなどのIT系の企業やビットコインなどの仮想通貨はあまり成長していませんでしたが、現在では大きく成長しています。
上記のように、時代のトレンドに合わせて投資分野やジャンルなどを変えることでよりリターンを増やすことにつながるでしょう。
作り方がわからない場合には投資信託やロボアドバイザーを活用する
投資初心者でポートフォリオの配分がわからないという人は投資信託やロボアドバイザーなどを活用することがおすすめです。
投資信託では、株式や債券、不動産などの様々な投資先へ資産運用のプロが運用してくれる商品です。
投資信託の中には、すでに様々な投資対象先にバランスよく運用するバランス型のファンドや株式・債券に50%ずつの割合で投資するファンドなど1つの投資信託でポートフォリオを作成することもできます。
また、ロボアドバイザーとは、ポートフォリオの作成から運用まで自動で行なってくれるサービスで自分で配分を決める必要がありません。
したがって、投資の知識がなくてポートフォリオを作れない場合に投資信託やロボアドバイザーを利用しましょう。
ポートフォリオ作成におすすめのサービス
ポートフォリオの形成をしたいと考えている方におすすめの投資先やサービスとしては、以下の3つが挙げられます。
それぞれのサービスで投資できる対象先の特徴やメリットについて、詳しく確認していきましょう。
LINE証券
取引手数料 (国内株・現物取引) | 55円~1,070円 |
単元未満株 | ○(いちかぶ) |
その他の主なサービス | LINEポイント LINE Pay対応 |
公式サイト | LINE証券公式サイト |
関連記事 | LINE証券の評判 |
- 株式投資の取引手数料が業界トップクラスの低さ
- LINE PayやLINEポイントを利用して投資ができる
- 単元未満株「いちかぶ」で少ない資金から日本株の購入が可能!
LINE証券では、株式取引、投資信託、iDeCoなどを購入が可能で株や投資信託でポートフォリオを形成するのに役立ちます。
最大の特徴はLINEポイント投資やLINE Payを利用した投資ができるという点で、口座に資金がなくても手軽に投資を始めることが可能です。
また、日本株は通常100株以上購入しなければならず、数万円〜数十万円以上の資金が必要になり資金の少ない人にとってはハードルが高いですが、LINE証券で提供されている「いちかぶ」で購入することで1株単位から日本株の購入ができます。
したがって、投資に回せる資金が少ないという人でも数百円〜数千円で株式の購入ができ、株式以外にもバランスの良いポートフォリオを作成できることがメリットです。
さらに、取引手数料も業界の中でトップクラスの低さであり、コストを抑えて投資を行えるため初心者でも稼ぎやすいという特徴があります。
WealthNavi
投資対象 | 米国に上場している2,000本以上のETF |
ロボアドの種類 | 投資一任型 |
運用コスト | 預かり資産の年率1.1%(税込) 3,000万円を超える部分は年率0.55%(税込) |
最低投資金額 | 10万円 |
自動積立の最低投資金額 | 1万円 |
非課税制度の利用 | NISA口座対応 |
公式サイト | Wealth Navi公式サイト |
関連記事 | Wealth Naviの評判 |
- 自分に最適なリスク許容度のポートフォリオを自動で作成し運用してくれる
- 毎月1万円から積立購入が可能
- NISA口座にも対応しているため非課税のメリットが受けられる
Wealth Naviは、資産運用をAIが自動で行ってくれるロボアドバイザーと呼ばれる投資です。
自分に最適なポートフォリオのバランスがわからないという方やどこに投資すればいいかわからないという方にはWealth Naviが適しています。
Wealth Naviでは、簡単な質問に答えるだけでリスク許容度を5段階に分類し、最適な投資先に自動で運用してくれることがメリットです。
また、最低1万円から積立投資ができるため、資金に余裕が無い方でも簡単に始めることができ、NISA口座を使ったロボアドバイザーにも対応しているため非課税で運用することもできます。
Coincheck
現物取引(銘柄数) | 販売所形式:○(16銘柄) 取引所形式:○(5銘柄) |
レバレッジ取引(銘柄数) | × |
最小発注数量 (ビットコインの場合) | 販売所形式:500円以上 取引所形式:0.005BTC以上、かつ500円以上 |
取引手数料 (ビットコインの場合) | 販売所形式:0円(スプレッドあり) 取引所形式:0円 |
取引ツール | パソコン・ネットブラウザ:○ スマホアプリ:○ |
その他のサービス | Coincheckつみたて 貸仮想通貨 大口OTC取引 CoincheckNFT(β版) Coincheckでんき/ガス |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
関連記事 | Coincheckの評判 |
- 国内最大級の仮想通貨取引所で取り扱う通貨の種類が豊富!
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Coincheckは国内仮想通貨取引所のなかでも取り扱う通貨の種類が17種類と最も多く、幅広い銘柄に投資ができる取引所です。
また、多くの通貨を取り扱っているだけでなく、取引方法が豊富であり、仮想通貨の積立購入や貸暗号資産サービスなどが利用できるため、リスクを抑えて取引することができます。
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ポートフォリオ作成に関するよくある質問
ポートフォリオ作成に関するよくある質問として、以下の3点をピックアップしました。
- ポートフォリオはなぜ必要?
- ポートフォリオの割合のおすすめは?
- ポートフォリオはエクセルやツールを使う必要がある?
ポートフォリオはなぜ必要?
ポートフォリオがなぜ必要かについては、メリットの点でも解説した通り、分散投資と投資先の管理を効率的に行うためです。
ポートフォリオがなくても分散投資や資産状況の管理を行うことは不可能ではありませんが、ポートフォリオを作成しておくことで一目で投資先の状況を把握することができます。
投資は長期間のあいだ多くの銘柄を運用する必要があるため、途中で管理ができなくならないように先にポートフォリオを作成しておくことが望ましいでしょう。
ポートフォリオの割合のおすすめは?
ポートフォリオの1つの資産の割合のおすすめについてはリスク許容度やリターンの考え方次第で異なります。
初心者で割合が決められないという場合には、1つの資産に対して20%以下を目安に心がけておきましょう。
ポートフォリオの割合を少なくするほど分散効果が高くなり、リスクを抑えた運用ができるため初心者の場合は多くの投資先に分散することを意識することが望ましいです。
ポートフォリオはエクセルやツールを使う必要がある?
ポートフォリオを作成する際には、エクセルや専用ツールを活用することがおすすめですが、既存のツールを活用することがおすすめです。
エクセルの場合には自分で表をカスタマイズできるという利点はありますが、保有資産の状況や損益を更新する必要があるため、入力が面倒というデメリットがあります。
ポートフォリオの作成ツールであれば、証券会社や投資サービスと連動しているものもあり、入力や管理の手間を省くことが可能です。
なるべく管理を簡単にするためにも、ポートフォリオ作成ツールを活用しておきましょう。
投資のポートフォリオの作り方のまとめ
今回は、投資におけるポートフォリオの作成方法について、解説しました。
- 投資のポートフォリオとは、投資先の割合をグラフ化したもの
- ポートフォリオを作成することで、分散投資を的確に行うことができる
- どの投資先に運用すべきかがわかるため、投資初心者はポートフォリオを作成するのがおすすめ
- ポートフォリオを作る際には、運用資金やリスク許容度・目標利回りをから逆算して考える
- 定期的にポートフォリオの見直しを行い、運用状況を確認することが重要
- ポートフォリオを作成する場合には、エクセルや専用ツールを活用することができる
- ポートフォリオ作成におすすめのサービスはLINE証券
ポートフォリオは投資先の割合や運用状況を把握するために非常に便利であり、初心者にぜひおすすめです。
ポートフォリオの作り方や割合に悩んでいるという方は証券会社で購入できる投資信託やETFを組み入れることで、バランスの良いポートフォリオを作成することができるためLINE証券などの手軽に投資を始められる証券会社へ口座開設しましょう。