マレーシア株投資におすすめな証券会社を比較!買い方や注意点を解説
「マレーシア株ってどんな感じ?」「米国株以外の分散投資をした方がいいの?」
2022年4月から高校生向けの金融授業が行われるなど、徐々に資産運用が広まりつつある日本。
資産運用の入り口として、米国株への投資が人気を集めていますが、他の国々はどうなのでしょう?
マレーシアをはじめとするASEANの情報は取得しにくく、投資に適しているのか判断が難しいですよね。
そこでこの記事では、マレーシア株の基本情報やメリット・デメリットについて解説します。
さらにマレーシア株の今後の見通しについてもご紹介するので、マレーシア株に興味がある方は、最後まで読んで参考にしてください。
- マレーシアの取引所は1箇所のみ
- マレーシアの代表的な株価指数は「クアラルンプール総合指数」
- マレーシアはASEANの一員として東南アジアの成長を索引してきた
- 人口は今後も増加傾向にあり、消費が増え、経済成長が期待できる
- マレーシア株投資にはSBI証券が使いやすい
- 手数料が高いことや情報が取りにくいことに注意
マレーシア株に投資をするなら、ネット証券口座開設数がNo.1のSBI証券が使いやすいです。
国内ネット証券最大手であり、マレーシア株への投資も簡単に行えます。
日本株や米国株へ投資をするにも優秀な証券会社ですので、この機会にぜひ公式サイトを確認してみてください。
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マレーシア株の特徴
正式名 | マレーシア |
首都 | クアラルンプール |
人口 | 約3270万人(2020年) |
言語 | マレー語(国語)、中国語、タミール語、英語 |
通貨 | マレーシアリンギット(1マレーシアリンギット=28.69円) |
マレーシアの首都はクアラルンプールにあり、国土は約33万平方キロメートルで日本とほとんど同じ大きさです。
ASEANの一員であり、名目GDPも毎年増加傾向であるため、今後の成長も期待できます。
ここではそんなマレーシア株の特徴について解説します。
- 代表的な指数はクアラルンプール総合指数
- マレーシア株の取引時間は前場10:00~13:30と後場15:30~18:00
- サービス産業が盛り上がっている
以下で詳しく解説します。
代表的な指数はクアラルンプール総合指数
マレーシアの代表的な株価指数は「クアラルンプール総合指数」といいます。
クアラルンプール総合指数は、1977年に設定され、マレーシア証券取引所に上場している100銘柄で構成されています。
以下で紹介するのは、クアラルンプール総合指数の設定来のチャートです。
クアラルンプール総合指数は1977年の設定時に「100」で設定されているので、設定当初から約50年で16倍になっています。
ただ、ここ5年ほどは株価が横ばいで推移しています。
名目GDPが成長しており、経済成長しているにも関わらず株価が横ばいとなっているため、仕込み時であると考えてもいい水準であると言えます。
マレーシア株の取引時間は前場10:00~13:30と後場15:30~17:45
マレーシア株の取引時間は日本時間で前場10:00~13:30と後場15:30~17:45となっています。
日本との時差は1時間であるため、ほとんど日本と変わらない時間に取引可能です。
また、プレ・オープンとして9:30~10:00と15:00~15:30、プレ・クロージングとして17:45~17:50の時間帯も取引できます。
時差が少なく、日本人が投資をしやすいこともマレーシア株投資の人気の高い理由の1つでしょう。
サービス産業が盛り上がっている
マレーシアでは政府の後押しもあり、海外からの観光誘致が盛んです。
その努力の結果、2019年の外国人観光客の訪問者ランキングでは世界で14位となっています。
リゾート開発も盛んで、ボルネオ島やランカウイ島などが候補として挙げられています。
現在はコロナ渦のため、海外からの旅行客が少ないですが、コロナが終息したら訪問客がさらに増える可能性もあります。
これらの特徴を抑えた上で、マレーシア株へ投資をされる方は、ネット証券口座開設数No.1のSBI証券の公式サイトを確認しておきましょう。
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マレーシア株のメリット
マレーシア株へ投資するメリットは、主に以下の3点です。
- 人口増加による経済成長が期待できる
- 割安な銘柄が多くある
- 分散投資によりリスクを軽減できる
以下で詳しく解説します。
人口増加による経済成長が期待できる
人口が増加すると、消費も増えるため、経済成長が期待できます。
それを踏まえたうえで、マレーシアの人口ピラミッドについて確認してみましょう。
20代~30代の働き盛りがボリュームゾーンになっています。
今後40~50年は人口増加すると予測されているため、今後の経済発展に期待がかかります。
割安な銘柄が多くある
マレーシア株は日本株や米国株と比較して、割安な銘柄が多くある傾向にあります。
日本株や米国株は世界中の投資家から注目されており、インターネットですぐに情報を取得できるため、割安な銘柄を見つけるのが難しいです。
一方で、マレーシア株は情報を手に入れるのが困難なため、その企業が持つ本当の価値をまだ判断できていない銘柄もあるでしょう。
よって、マレーシア株は比較的割安な銘柄が増え、そんなマレーシア株に投資することで、後々大きなリターンを出すことが期待できるのです。
分散投資によりリスクを軽減できる
マレーシア株のメリット3つ目は、マレーシア株へ分散投資をすることでリスクを軽減できることです。
1つの国へ投資をすると、その国の経済が悪化した際に大きな損失を受けてしまう可能性がありますが、複数の国や地域に分散投資することで、そのリスクを軽減できます。
特に米国株や日本株のような先進国に投資している方は、新興国のマレーシアへ投資することでリスクヘッジとして有効です。
SBI証券は、ネット証券口座開設数がNo.1の人気の高い証券会社です。
マレーシア株の取り扱い銘柄数は全部で44銘柄あり、取引手数料は約定代金の1.1%と安いため、多くの投資家に人気があります。
ぜひこの機会にSBI証券でマレーシア株投資を始めてみましょう。
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マレーシア株のデメリット
一方で、マレーシア株に投資をするデメリットもいくつか存在します。
- 手数料が高い
- カントリーリスクがある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
手数料が高い
マレーシア株へ投資するには、手数料がかかります。
たとえば、手数料が業界最安水準であるSBI証券を使ってマレーシア株へ投資する場合、以下の手数料が必要です。
項目 | 日本株 | 米国株 | ASEAN株 |
---|---|---|---|
取引手数料 | 55円~ | 株式:約定代金の0.495%(税込) ETF:無料 | 約定代金の1.1%(税込) |
最低手数料 | 0円 | 0円(約定代金2.22米ドル以下の場合) | 550円(税込) |
日本株や米国株と比較して、マレーシア株を含むASEANへ投資するときは、取引手数料が高くなります。
これはSBI証券に限らず、どの証券会社にも言えることです。
デイトレードなどで頻繁に取引する方は、マレーシア株の取引が向いていないでしょう。
カントリーリスクがある
カントリーリスクがあることも頭に入れておきましょう。
カントリーリスクとは、投資対象国や地域において、政治・経済の状況の変化によって証券市場や為替市場に混乱が生じた場合、そこに投資した資産の価値が変動する可能性のことをいいます。
特にマレーシアなどの新興国は、統治方法や国内政治が日本とは大きく異なる傾向にあります。
日本では考えないリスクもあることを頭に入れ、損失を出さないためには国の政策や方針転換を注意深く観察する必要があるのです。
マレーシア株を取引するのであれば、各国の政治・経済の動向についてくまなくチェックする必要があることを覚えておきましょう。
以上のようなデメリットを踏まえてからマレーシア株へ投資しましょう。
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マレーシア株の今後の見通し/将来性
マレーシア株の今後の見通しは、明るいと考えられます。
その理由は以下の通りです。
- 人口が今後も増える
- 物価が安く観光地も多い
以下で詳しく解説します。
人口が今後も増える
マレーシア株の今後の見通しが明るいと考えられる理由のひとつは、人口が今後も増える可能性が高いためです。
総人口は以下の通り増えると予想されています。
国 | 2020年時点 | 2030年 | 2040年 | 2050年 |
---|---|---|---|---|
マレーシア | 3200万人 | 3600万人 | 3800万人 | 4000万人 |
日本 | 1.24億人 | 1.16億人 | 1.07億人 | 9,700万人 |
アメリカ | 3.31億人 | 3.54億人 | 3.74億人 | 3.91億人 |
人口が増えると必ず経済発展するとは言えません。
しかし、人口が増えることで消費が活発になり、働き口も増えるため、経済発展しやすいのです。
物価が安く観光地も多い
日本人が移住したい国として挙げられるマレーシアは、物価が安いです。
物価が安いことを理由に、国外からの移住者が増えたり工場を作ったりする動きが活発になります。
中国が良い例で、「世界の工場」と呼ばれ、豊富な人材と安価な労働力を武器に多くの企業誘致を行いました。
その結果、今や日本を追い抜き、世界第二位の経済大国になりました。
マレーシアでも同じようなことが起こる可能性があるのです。
また、観光地も多くあるので、観光客が増え、サービス産業の発達にも期待がかかります。
今後の見通しを知るためにも、日々、経済情報を確認するようにしましょう。
マレーシア株投資を検討されている方は、投資初心者から上級者まで人気なSBI証券が使いやすいので、この機会に公式サイトを確認しておきましょう。
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マレーシア株投資におすすめの証券会社
マレーシア株に投資できる証券会社は多くありますが、この記事では以下の3社を紹介します。
なぜこの3社が使いやすいのか、以下で詳しく解説します。
なお、証券会社の口座は、複数持っていたほうがお得に取引できます。
詳しくは「証券会社を複数口座するメリット」をご覧ください。
SBI証券
マレーシア株銘柄数 | 44銘柄 |
取引手数料 | 約定代金の1.1%(税込) |
最低取引手数料 | 83.6マレーシアリンギット(税込) |
残高保有 | マレーシアリンギット |
公式サイト | SBI証券公式サイト |
関連記事 | SBI証券の評判 |
初めに紹介するのは、投資初心者から上級者まで人気のあるSBI証券です。
2013年からASEAN株の取引を開始できるようにし、マレーシア株も取引できます。
SBI証券では、マレーシアリンギットの外貨決済が行われます。
そのため、為替スプレッドがかからず、実質的な手数料が安くなります。
また、残高保有も日本円ではなくマレーシアリンギットで行われます。
マレーシア株を取引するときだけでなく、日本株や米国株へ投資する際にも使いやすい証券会社なので、この機会にSBI証券の公式サイトを確認しておきましょう。
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楽天証券
続いて紹介するのは、楽天ポイントを集めている方から人気のある楽天証券です。
楽天市場や楽天銀行などと組み合わせることで、多くの楽天ポイントをゲットできます。
一般的には投資情報を手に入れにくいマレーシア株ですが、楽天証券ではシンガポール・フィリップ証券が発行する株式レポートを読むことで簡単に情報収集が可能です。
決済の通貨は日本円で行うので、為替リスクがなくなります。
取引手数料はSBI証券よりも高くなりますが、為替リスクを負いたくない方には楽天証券が使いやすいです。
SBI証券と同様、楽天証券は口座開設をしていて損はないので、まだ口座をお持ちでない方は公式サイトを確認しておきましょう。
アイザワ証券
マレーシア株銘柄数 | 107銘柄 |
国内手数料(税込) | 対面取引手数料:2.20% インターネット・モバイル発注:1.65% コールセンター発注:1.98% コンサルネット発注:2.20% |
最低取引手数料 | 5,500円(買いの場合のみ) |
残高保有 | 円建て |
公式サイト | アイザワ証券 |
3つ目に紹介するのは、アイザワ証券です。
日本株や米国株投資をメインにしている方は、あまり聞きなじみのない証券会社でしょう。
アイザワ証券は、アジア株取引のパイオニアとして「アジア株ナンバーワン」を宣言しており、アジア株取引に力を入れています。
SBI証券や楽天証券と比較して、倍以上のマレーシア株を取り扱いしており、選択肢の幅を広げることができます。
ただ、アイザワ証券の手数料はネットから注文しても1.65%となり、SBI証券や楽天証券と比較して高いところに注意が必要です。
また、買いの注文を出すときだけ、最低でも5,500円の取引手数料がかかります。
手数料負けしないためには、30万円ほどのまとまった注文をすることとなります。
そのため、短期売買には向いておらず、長期で保有したい方に向いている証券会社です。
マレーシア株に投資する際の注意点
マレーシア株に投資する際には、注意点があります。
元本割れがあることも注意点ですが、ここではマレーシア株に限った注意点について解説します。
- 株式に関する情報を手に入れにくい
- 為替リスクがある
- すぐに大きなリターンは期待できない
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
株式に関する情報を手に入れにくい
日本なら日経新聞など、アメリカならテレビやネットニュースで簡単に株式の情報を手に入れられます。
そのため、その国で何が起こっているのかがわかりやすく、株式投資も行いやすいです。
一方でマレーシアの株式情報は、なかなか手に入りません。
特にニュースなどで取り上げられることも少ないため、自ら積極的に情報を取得しに行く必要があります。
このように株式に関する情報を手に入れにくいことは、マレーシア株へ投資することのデメリットといえるでしょう。
今回紹介した楽天証券やアイザワ証券では、マレーシア株に関する情報を比較的手に入れやすい傾向にあります。
為替リスクがある
マレーシア株に投資する際は、為替リスクに注意する必要があります。
日本から米国株へ投資する際、日本円を米ドルに変えて投資します。
それと同様に、マレーシア株へ投資をする際は、日本円をマレーシアリンギットに変えて投資します。
そのため、投資した企業の成長性だけでなく、為替リスクも出てくるのです。
マレーシアはASEANに加盟しているため、比較的安定していますが、主要国通貨と比べると完全に安心できるところではありません。
万が一、マレーシアが過度なインフレを起こしてしまうと、円高リンギット安となり、投資がうまくいっていても、トータルでマイナスになってしまうこともあります。
これはマレーシアだけでなく、外国株に投資する際は起こりえるリスクなので、注意が必要です。
すぐに大きなリターンは期待できない
マレーシア株の先行きは明るいですが、1年間などの短い単位で大きなリターンを狙うことは難しいでしょう。
というのも、国家として成長するのが数年、あるいは数十年後になるためです。
そのため、今すぐに利益を出せる銘柄が大きくなく、長期にわたって投資する必要があると言えます。
マレーシア株へ投資される方は、これらの注意点を参考にしつつ、多くの投資家に人気があるSBI証券の公式サイトを確認しておきましょう。
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マレーシア株投資におすすめの証券会社のまとめ
今回は、マレーシア株へ投資するメリット・デメリットや注意点、使いやすい証券会社について解説しました。
最後に、ここまで解説した内容をまとめてみました。
- マレーシアの取引所は1箇所のみ
- マレーシアの代表的な株価指数は「クアラルンプール総合指数」
- マレーシアはASEANの一員として東南アジアの成長を索引してきた
- 人口は今後も増加傾向にあり、消費が増え、経済成長が期待できる
- マレーシア株投資にはSBI証券が使いやすい
- 手数料が高いことや情報が取りにくいことに注意
マレーシア株に投資をするなら、SBI証券が使いやすいです。
国内ネット証券最大手であり、マレーシア株への投資も簡単に行えます。
日本株や米国株へ投資をするにも優秀な証券会社ですので、この機会に公式サイトを確認してみてください。
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