みずほ証券の評判・口コミは?メリット・デメリットや手数料を徹底解説
みずほフィナンシャルグループで続けざまに起こったシステムトラブルによって、金融庁が行政処分をくだしたのは記憶に新しいです。
何度もシステムトラブルが起きていることから、本当にみずほフィナンシャルグループ傘下にある「みずほ証券」は大丈夫なのか心配な方も多いでしょう。
そこで、今回の記事では「みずほ証券」についての情報をまとめてみました。
みずほ証券を利用するメリットからデメリット、評判や口コミをもとに徹底的に解説していきます。
- みずほ証券はみずほフィナンシャルグループ傘下の証券会社であること
- 投資をお任せするサービスである「ファンドラップ」を利用できること
- つみたてNISAにも対応しているが、取り扱い商品の数が3つしかないこと
- プランによって取引手数料が複雑であること
- 安い手数料で取引したいのであればLINE証券が使いやすい
みずほ証券は複数の取引プランに応じた、手数料形態が複雑な証券会社です。
そのため、取引の種類に応じた手数料を把握していないと、手数料負けが起きてしまう可能性もあります。
そこで、株式取引を中心とした取引を始めるのであれば、安い手数料で取引ができるLINE証券が使いやすいです。
LINE証券はスマホで簡単に登録できる上に、1株単位から株式が購入できます。
つまり、低資金でも株式投資ができるということです。
そのため、初心者でも気軽に株式投資を始められます。
スマホで身分証と顔写真を撮影するだけで利用できますので、この機会にLINE証券の公式サイトをチェックしてみましょう。
みずほ証券とは?
サービス名 | みずほ証券 |
取り扱い商品 | 国内株式、海外株式、上場投資信託、信用取引、債権、年金・保険 |
取引手数料 | ・3サポートコースの国内株式委託手数料…2,750円〜 ・通常プラン(現物取引)の国内株式委託手数料…1,045円〜 ・1日定額プラン(現物取引)の国内株式委託手数料…3,850円〜 ・海外株式取引における国内数料…6,050円〜 |
サービス | ・つみたてNISA、一般NISA ・オンライントレードサービス「みずほ証券ネット倶楽部」 ・相続・贈与に関わるトータルサポート ・各地域で無料セミナーを実施 |
公式サイト | 公式サイトはこちら |
みずほ証券は、みずほフィナンシャルグループの傘下にある証券会社です。
みずほフィナンシャルグループの傘下にあった証券会社が、経営統合することによって2000年よりみずほ証券株式会社としてのサービスをスタートさせました。
みずほ証券は、特に債券市場に強みを置いている証券会社です。
国内公募債での引受金額では4兆6,2424億円を記録していて、SMBC日興証券や大和証券などの、いわゆる日本5大証券会社の中でトップに立っています。(2020年4月1日~2021年3月31日)
公募債とは不特定多数の投資家に発行する債券のことです。
この際、公募とは公開市場において50人以上の投資家向けに、新たな有価証券を売り出すことを意味します。
さらに市場のシェアにおいては21.2%も記録していて、いかに債券市場に力を入れているかがうかがえます。
また、証券会社の信頼度を表す「預かり資産高」においても、2016年3月末の26.6兆円から2021年3月末の48.3兆円までおよそ1.8倍程度増えています。
つまり、多くの顧客がみずほ証券を信頼して利用しているということでしょう。
しかし、その実態とは裏腹に、親会社であるみずほフィナンシャルグループの不祥事が相次いるのも事実です。
過去には2002年と2011年にみずほ銀行のシステム障害を起こしていて、さらには今年2021年だけでも8回のシステム障害を起こしています。
親元であるみずほフィナンシャルグループがこのような失態を犯していれば、みずほ証券の顧客が離れていく可能性は否定できません。
今後はみずほ証券の対応だけでなく、みずほフィナンシャルグループの対応にも注目したいところです。
みずほ証券の特徴|メリット
みずほ証券には以下の2つのメリットが存在します。
- ファンドラップの利用が可能
- 信用取引手数料が0円
それぞれのメリットを解説します。
ファンドラップの利用が可能
みずほ証券ではファンドラップの利用が可能です。
投資をお任せするサービスのことを意味します。
定期的に運用結果を報告してくれますので、損失が積み重なる危険性は低いです。
みずほ証券のファンドラップは2種類です。
ファーストステップ | Mizuho Fund Wrap | |
---|---|---|
契約金額 | 500万円〜 | 1,000万円〜 |
特徴 | ・インデックスファンドを主体にした国際分散投資を提供・期待リターンとリスクが異なる5つの運用コースを用意 | ・アクティブな運用方法・ファンダメンタルズ分析にもとづいてアクティブファンドを運用して、リターンの獲得を狙う |
対象ファンド | ・インデックスファンド・アクティブファンド | ・アクティブファンド |
みずほ証券では、このように個人の資産状況に応じたファンドラップを申込することができます。
さらに、ヒアリングシートをもとに、顧客の投資意向に沿ったプランを提供してくれるのも特徴的です。
投資に関する知識に自信がない方や、投資はしたいけど時間がないという方はファンドラップを利用してみるのも良いかもしれません。
信用取引手数料が0円
大手ネット証券会社の楽天証券やSBI証券の信用取引手数料は、最低でも数十円はかかってしまいます。
しかし、みずほ証券であればネット信用取引における手数料が0円です。
取引額に応じて手数料が高くなっていくのが一般的な信用取引において、手数料が0円で利用できるとなると相当なメリットになります。
ただし、注意していただきたい点が、ネットでの取引のみが手数料0円の対象になるということです。
さらに、ネットでの取引では店頭で取引するよりも、さまざまな制限があります。
例えばネット取引では、名証1部・2部銘柄の取り扱いがない点が挙げられるでしょう。
そのため、ネットでの取引ではみずほ証券の強みを最大限に活かせない点は、留意した上で利用するようにしてください。
もし、ネットで取引がしたい方はLINE証券が使いやすいです。
まだこれらの口座を持っていない方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
また、ネットで取引したい方は「ネット証券ランキング」をぜひご覧になってみてください。
みずほ証券の特徴|デメリット
ここからはみずほ証券のデメリットを紹介します。
みずほ証券のデメリットは以下の通りです。
- 手数料形態が複雑
- 手数料が高く
- つみたてNISAの商品が乏しい
- ファンドラップの利用は3サポートコースのみ
それぞれのデメリットを解説します。
取引手数料が複雑
みずほ証券は取引手数料が割高である上に複雑です。
みずほ証券では口座を開設する際に、顧客の投資スタイルにあった2つのコースを選択できます。
そのコースは以下の通りです。
- 3サポートコース…必要な時にはプロのアドバイスも受けられるコース
- ダイレクトコース…インターネットとコールセンターでの取引に対応しているコース
以上の2つのコースがあるのですが、このコースの中でも選ぶ取引窓口によって手数料が異なります。
例えば、100万円の取引を行ったとしましょう。
3サポートコースで約定代金が100万円だった場合、対面取引で1万1,550円、コールセンター取引で1万0,336円、インターネット取引で5,775円の手数料がかかります。
ここからさらに、ダイレクトコースで約定代金が100万円だった場合、通常プランと1日定額プランで手数料が異なります。
通常プランで100万円の約定代金があった場合、コールセンター取引で9,240円、インターネット取引で3,465円の手数料がかかります。
また、1日定額プランですと、コールセンター・インターネット取引ともに3,850円かかります。
このように1つのコースに対して、複数のプランが用意されていますので、取引形態に応じて手数料を把握しておかなければいけません。
ネット証券はこのように手数料が複雑なことは少ないので使いやすいです。
こちらの「ネット証券の手数料比較」で詳しく解説しているので気になる方はぜひ参考にしてみてください。
手数料が高い
みずほ証券の取引手数料は大手ネット証券会社に比べて、高い傾向にあります。
大手ネット証券であれば、定額制のプランであれば0円の取引手数料を設けている場合が多いです。
しかし、上述した通り、みずほ証券の定額制プランは最低でも3,850円の取引手数料がかかってしまいます。
そのため、他の証券会社より手数料負けの危険性があることは承知の上で利用しなくてはいけません。
以上のような取引手数料のデメリットが気になる方にはLINE証券が使いやすいです。
LINE証券なら取引手数料が格安なので、手数料を気にせず株式を購入できます。
まだ口座を持っていない方は、この機会にぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
つみたてNISAの商品が3つのみ
みずほ証券では一般NISAとつみたてNISAの利用が可能です。
しかし、みずほ証券でつみたて NISAを利用するとなると、たったの3つのファンドから商品を選択しなくてはいけません。
選べるNISAの商品は以下の通りです。
たわらノーロード日経225 | 日経225との連動を目標にした投資信託・信託報酬の年0.187%は、比較的安い水準です |
野村つみたて外国株投信 | 先進国と新興国の株式に投資する投資信託 |
たわらノーロード バランス(8資産均等型) | 日本、先進国、新興国の株式と債券、REITに対して投資できる商品・構成している資産が多いため、リスク分散ができる |
この限られた商品の中でリスクヘッジをするとなると、難しいでしょう。
そのため、資産の配分の選択肢が少ないということを理解した上で、つみたてNISAを利用しなくてはいけません。
ファンドラップの利用は3サポートコースのみ
みずほ証券のメリットを紹介した際に、ファンドラップを利用できると記載しました。
顧客の投資スタイルに合わせて、資産運用のプロが資産を運用してくれますので、大変便利なサービスだといえるでしょう。
しかし、このファンドラップは3サポートコースでしか対応していません。
つまり、みずほ証券を利用している方の中でも、利用できる方は限られていることになります。
このようなデメリットが気になる方はぜひLINE証券が使いやすいです。
LINE証券ならスマホから簡単に取引できますし、手数料も非常に安くなっています。
まだ口座を持っていない方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
みずほ証券の評判・口コミ
弟からおかんがみずほ証券の営業に言いくるめられて高額金融商品を買わされたとの連絡…本当に年金で慎ましく暮らしてる老人をターゲットに営業かけて高額商品買わせるって、半グレ詐欺集団と変わらんよな。朝からワクワクしてきたぞw
Twitter
大変残念ながら、家族が相続資産を「みずほ証券」にカモられました。 アホみたいな手数料を取るクソ投信を勧められて買ってしまったようです。金融リテラシーを教えられなかった自分の無力を悔います。 今後は全力でカモられるのを阻止します。とりあえず、損失覚悟で全解約させる!
Twitter
手数料高い……! ESGグローバル…はみずほ証券で1位なんだな!気をつけなきゃ! どれどれ… 運用損益0%以上の顧客割合(9月末) みずほ証券 40% SBI証券 22% 楽天証券 14%(10人中8.6人がマイナス) ?? 手数料高い証券会社の顧客の方が損していないぞー? 金融庁KPI
Twitter
みずほ証券の評判や口コミを参照してみると、取引手数料が高いといった口コミが散見されます。
特にみずほフィナンシャルグループは知名度の高い会社ですので、その知名度を利用して悪どい営業をしている方も中にはいらっしゃるようです。
その背景としては、営業にノルマが課せられていることが考えられます。
投資商品の営業をしている、いわゆる営業マンは顧客の利益よりも自分の目標を達成するために営業をしている方が多いです。
それゆえに、どうしても顧客に手数料の高い商品を売りつける傾向があります。
手数料を取らないと、会社が儲かりませんしね。
しかし、そのような高い手数料をとる一方で、運用損益0%以上の顧客割合は高いようです。
つまり、顧客が損していないということです。
たしかに高い手数料を取られてしまっては良い気はしませんが、それだけ運用に自信があるがゆえの手数料設定なのかもしれません。
みずほ証券の手数料が気になる方はLINE証券を利用してみてください。
みずほ証券が向いている人
みずほ証券の利用が向いている人の特徴は以下の3つです。
- 資産運用の知識がない人
- 頻繁に取引を行わない人
- 信用取引を中心に行いたい人
それぞれの特徴を解説します。
資産運用の知識がない人
資産運用をしたいけど知識がないという方は、みずほ証券が使いやすいです。
みずほ証券では3サポートコースを選択すれば、必要なときに資産運用に関するコンサルティングを受けられます。
さらに、それでも自信がないという方はファンドラップを利用すれば、顧客の投資スタイルに適した資産運用をみずほ証券が行ってくれます。
資産運用の知識が全くない方や、自信がない方はみずほ証券を利用してみると良いかもしれません。
頻繁に取引を行わない人
みずほ証券の取引手数料は、ネット証券会社と比べると割高の傾向にあります。
頻繁に取引を行っていれば手数料負けしてしまう可能性が高いです。
そのため、デイトレーダーのように頻繁に取引を行うよりも、資産を保有し続ける投資スタイルの方がみずほ証券の利用に向いています。
幸いなことにも、みずほ証券では国内外株式から上場投資信託、IPOまで取り扱っています。
そのため、投資商品自体のバラエティは大変豊富です。
さらに、資産を保有し続けるのであれば売買手数料はかかりません。
つまり、資産を保有し続ける投資スタイルの人であればみずほ証券の利用が向いているといえます。
信用取引を中心に行いたい人
みずほ証券では信用取引も利用できます。
さらに、ネット取引であれば信用取引にかかる手数料は0円です。
ネット取引では保証金の2.8倍までしか取引できませんが、手数料が0円であることは魅力的でしょう。
みずほ証券が向いていない人
みずほ証券の利用が向いていない人の特徴は以下の通りです。
- つみたてNISAの利用がしたい人
- ネットを中心に取引をしたい人
それぞれの特徴を解説します。
つみたてNISAの利用がしたい人
先述した通り、みずほ証券のつみたてNISAは商品が3つしかありません。
これはネット証券会社が提供しているつみたてNISAと比べて、極端に数少ないです。
例えば、楽天証券やSBI証券のつみたてNISAでは180近い銘柄を取り扱っています。
そのため、みずほ証券では選択肢が少ない中効率的にリスクヘッジする能力が求められます。
中には「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」など1つの商品で8つの指標と連動している商品もあります。
もちろんこれだけでも十分なリスク分散にはなりますが、本格的にリスクヘッジするとなると、投資する商品自体の数を増やして資産の分散をしたいものです。
となると、つみたてNISAの利用を検討している方は、他の証券会社の利用を検討した方が良いかもしれません。
ネットを中心に取引をしたい人
みずほ証券のネット取引は、手数料が安いというメリットがあったりする反面で、利用するサービスが制限されている場合があります。
例えば、ネット取引の信用取引は手数料が0円ですが、対面取引と比べて扱っている商品が少ないです。
気軽に投資ができることがメリットのネット取引ですが、みずほ証券に関しては、対面とネット取引のメリット・デメリットを慎重に考えた上で利用する必要があります。
つみたてNISAを行いたい方や、ネット上で取引したい方にはLINE証券が使いやすいです。
LINE証券なら様々な金融商品に投資することができますし、ネット上で取引をすることができます。
まだ口座を持っていない方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
みずほ証券のよくある質問
ここからはみずほ証券を利用する際によくある質問を3つまとめてみました。
- みずほ証券ネット倶楽部とはなんですか?
- 入出金に手数料はかかりますか?
- 配当金の受取方法を確認するためには?
みずほ証券を利用していて何か困ったことがあれば参考にしてみてください。
みずほ証券ネット倶楽部とはなんですか?
みずほ証券ネット倶楽部とは、オンライントレードサービスのことです。
投資に関する情報を得られるサービスから分析ツールまで、投資に関わるさまざまな情報を提供しているだけでなく、実際の取引までできます。
このように便利なツールである「みずほ証券ネット倶楽部」ですがインターネットでのツールですので、セキュリティに不安を感じてしまう方も多いでしょう。
しかし、みずほ証券ネット倶楽部は二重のセキュリティチェックを設けています。
さらに、不正な侵入があれば通知してくれるサービスもありますので、セキュリティは厳重だといえるでしょう。
ただし、みずほ証券ネット倶楽部では取り扱っている商品に限りがある点は注意してください。
みずほ証券は対面の取引に強みを置いている証券会社ですので、オンライン取引となると利用できない商品も出てきます。
入出金に手数料はかかりますか?
出金の場合は、3サポートコースとダイレクトコースのどちらであっても無料で利用できます。
しかし、入金の際にはそれぞれのコースでかかる手数料が異なりますので、注意が必要です。
3サポートコース | ダイレクトコース |
---|---|
原則無料 | 金融機関からの振り込みは顧客負担 |
みずほ証券カードの利用か、みずほ証券ネット倶楽部を利用した入金であれば、どちらのコースを利用していても手数料がかかりません。
配当金の受取方法を確認するためには?
配当金の受取方法は、みずほ証券ネット倶楽部かコールセンターで確認できます。
みずほ証券ネット倶楽部で確認したい場合には、以下の手順を踏んでください。
- 各種お手続きにアクセス
- 登録情報の確認・変更
指定登録なしと表示されている場合は、デフォルトの設定になっています。
デフォルトの設定は、個別銘柄指定方式です。
この設定を変更したい場合には、配当金受取方法の欄の右にある「変更届請求」をクリックしてください。
その後書類を請求した上で、手続きを進めるようにしてください。
みずほ証券のまとめ
ここまでみずほ証券の評判について解説しました。
- みずほ証券はみずほフィナンシャルグループ傘下の証券会社であること
- 信用取引の取引手数料が0円であること
- 資産運用の知識がない方でも、ファンドラップやコンサルティングなどで適切な資産運用が可能であること
- つみたてNISAの利用ができるものの、投資できる商品が3つしかないこと
- 手数料形態が複雑で、他のネット証券と比べると取引手数料が割高であること
- 安い手数料で取引したいのであればLINE証券が使いやすい
みずほ証券は顧客の投資スタイルに適した資産運用をしてくれる一方で、その分手数料が割高な証券会社です。
手数料を気にせずに投資したいのであれば、LINE証券の利用を検討してみてください。
LINE証券は申込から最短翌営業日からの取引が可能です。
この機会に公式サイトをチェックしておきましょう。