【注目】野村証券の評判/口コミを徹底解説|手数料やメリット・デメリットはどう?
証券業界のリーディングカンパニーとして日本の証券会社を支えてきた野村證券。
社名や経営体制を変えたりはしましたが、90年以上日本の証券会社を牽引してきた能力は確かなものです。
ネット証券会社が全盛の中、知恵を絞りながら経営してきたからこそ今もなお日本五大証券の一角として活躍しているのでしょう。
今回はそんな野村證券のサービスを紹介するとともに、評判や口コミも紹介していきます。
証券会社選びの参考にしてみてください。
- 野村證券は野村グループ傘下の子会社であること
- 野村證券は1925年の創立以来、90年以上日本の証券業界を牽引してきたリーディングカンパニーであること
- 本支店で口座を開設する場合とネット&コールによって口座を開設する場合があること
- 取引手数料は高いものの、カスタマーサポートは充実していること
- 取引手数料で選ぶのであれば、LINE証券の利用がおすすめであること
ネット証券と比べると、野村證券は取引手数料が高くなりがちです。
そのため、頻繁に取引をしていると手数料負けをする恐れがあります。
そこで、取引手数料の心配がいらないLINE証券がおすすめです。
LINE証券であれば、業界最高水準の手数料の安さで取引できます。
さらに、最短で翌営業日から口座の開設が済みますので、口座開設までのじれったい時間を気にする必要がありません。
この機会にLINE証券の口座を開設することをおすすめします。
野村證券とは?
サービス名 | 野村證券 |
取り扱い商品 | 国内株式(REIT・ETF含む)、海外株式(米国ETF含む)、投資信託、債券、 FX、IPO、ラップ受託、預金(円・外貨)、保険・年金 |
取引手数料 | ・国内株式(本店・支店)… 2,860円〜 ・国内株式(オンライン支店の電話取引)…1,991円〜 ・国内株式(オンライン支店のオンライン取引)…152円〜 ・海外株式(本店・支店)…約定金額の11% ・海外株式(オンライン支店の電話取引)…2,986円〜 ・海外株式(オンライン支店のオンライン取引)…2,389円〜 |
サービス | ・野村のエコ割 ・ 一般NISA、つみたてNISA ・野村のiDeCo ・野村のファンドラップ ・全国各地で無料セミナーあり |
公式サイト | 公式サイトはこちら |
野村證券は日本の証券会社の中でも歴史ある証券会社です。
さらに、歴史だけでなく十分な実績もあります。
口座数は535万口座を誇り、預かり資産残高はなんと122兆円にものぼります。(2022年8月時点)
ネット証券最大手のSBI証券の預かり資産残高が20兆円を突破したのが2021年6月末時点であることを踏まえると、いかに野村證券の規模が大きいかがうかがえるでしょう。
そんな野村證券を支えてきたのは情報力です。
1906年以来、他社よりも先に「調査部」を設立した野村グループのリサーチ力は、現在も色褪せることなく機能し続けています。
グローバルに展開された情報ネットワークは30ヵ国を超えて、経験豊富なリサーチャーが約300名もいます。
野村證券の躍進の陰には、この情報収集能力が欠かせない存在でした。
また、2020年のCEOの交代により海外事業にも力を注いできました。
しかし、2021年には米国子会社との間で、日本円にして2200億円もの損失を計上しています。
日本だけでなく世界でもトップに立とうとした野村證券でしたが、結果的にはリスク管理体制の甘さが露呈した結果となってしまいました。
今後の経営体制にも注目したいところです。
野村證券の特徴|メリット
次に野村證券を利用するメリットを紹介します。
野村證券のメリットは以下の2点です。
- IPOに強い
- 要望に合わせてさまざまな取引形態を選べる
それぞれの特徴を紹介します。
IPOに強い
野村證券はIPOに強い証券会社です。
- まだ上場していない企業が、新規に株式を上場させて、投資家に株式を購入してもらう仕組みのこと
- 値上がりする確率が高くて人気の投資手法
ブルームバーグが発表している「2019年度 日本資本市場リーグテーブル」によると、野村證券の日本株IPOの引受実績は第1位になっています。
これだけでもIPOに力を入れていることがわかりますが、さらにIPO抽選時の前受金がいらないことも特徴的です。
一般的な証券会社ではIPOの抽選を受ける際には、事前に資金を用意した上で申し込まなくてはいけません。
しかし、野村證券のIPOは口座に資金がなくてもIPOに参加できます。
資金に縛られずにIPOに参加できるのは、野村證券を利用するメリットです。
また、オンライン取引の場合には完全抽選制を採用しています。
つまり、オンライン抽選であればIPOに当選する確率は平等ということです。
IPOの実績が豊富な野村證券だからこそできる取り組みでしょう。
IPOについては「IPO株の買い方」「IPO株投資におすすめの証券会社」の記事がおすすめです。
好みの取引形態を選べる
野村證券では顧客のさまざまな要望に応えるべく、3つの取引形態を提供しています。
野村證券で利用できる取引形態は以下の通りです。
- 対面での取引
- 電話での取引
- インターネットでの取引
店舗での取引ですと手数料は割増にはなりますが、対面ならではの確かなサポートが受けられます。
さらに、資産運用のスペシャリストが対応してくれますので、投資に不安な方であっても安心して利用可能です。
また、ネット証券でこのようなメリットを享受できるLINE証券がおすすめです。
IPOの取り扱いもあり、様々な取引方法がありますのでまだ口座開設していない方はぜひ口座開設してみてください。
野村證券の特徴|デメリット
野村證券を利用するデメリットは以下の通りです。
- 取引手数料が割高
- IPOの競争率が高い
- つみたてNISAの対象ファンドが少ない
- 対面とオンラインで取引できる商品が異なる
それぞれの特徴を解説します。
取引手数料が割高
野村證券の取引手数料はネット証券と比べてしまうと割高です。
本支店で口座を解説した場合と、オンライン専用支店で口座を開設した場合でかかる手数料が異なります。
まずはそれぞれの口座に応じた、国内株式の取引手数料から確認します。
1注文の約定代金 | 店舗口座での取引手数料 | 電話での取引手数料(オンライン支店口座) | オンラインでの取引手数料(オンライン支店口座) |
---|---|---|---|
30万円 | 4,290円 | 2,619円 | 330円 |
50万円 | 7,150円 | 4,505円 | 524円 |
100万円 | 12,188円 | 7,648円 | 1,048 円 |
200万円 | 20,988円 | 13,095円 | 2,095円 |
このように店舗口座での取引は、サポート体制が充実している代わりに手数料が割高です。
また、店舗口座であってもオンライン取引をすれば20%手数料が安くなりますが、それでも割高感は否定できません。
実際にネット証券大手の楽天証券は、「いちにち定額コース」のプランであれば100万円以下の取引手数料が0円です。
さらに、約定ごとに手数料が発生する「超割コース」であっても、100万円までの取引手数料は535円しかかかりません。
このようなネット証券会社と比べてしまうと、野村證券の取引手数料は少し割高に感じてしまうでしょう。
IPOの競争率が高め
野村證券はIPOに強みがある証券会社だとメリットでお伝えしました。
その一方で、多くの投資家がそのことを知っているのも事実です。
そのため、野村證券のIPOに募集が集中して、結果的に競争率が高くなってしまう可能性があります。
また、オンラインで取引するか対面で取引するかでIPOの抽選方法は変わります。
オンラインでの抽選であれば、機械が公正に抽選を行います。
しかし、対面取引でのIPO投資は裁量配分によって決まります。
つまり、対面であれば大口の投資家ほどIPOに当選する確率が上がるということです。
IPO投資は当選すれば利益を得やすいですが、実際は当選する確率が低い投資手法です。
IPO投資をする方は粘り強く応募し続けることが大切でしょう。
つみたてNISAの対象ファンドの少なさが目立つ
野村證券のつみたてNISAで取引できるファンドは7つのみです。
野村證券が厳選したファンドとはいえ、7つの中でリスク管理するとなると難しいでしょう。
野村證券のつみたてNISAで取引できるファンドの種類は以下の通りです。
- 野村スリーゼロ先進国株式投信
- 野村つみたて外国株投信
- 野村つみたて日本株投信
- 野村6資産均等バランス
- つみたて8資産均等バランス
- ひふみプラス
- コモンズ30ファンド
ネット証券大手の楽天証券で取り扱っている、つみたてNISAの銘柄数が180近くあることを踏まえると、野村證券の銘柄数の少なさが目立ってしまいます。
もちろん、リスクを分散した優秀な商品もありますが、分散投資をするためには複数の銘柄で投資した方が安全です。
そのため、野村證券でつみたてNISAを始めるのはあまりおすすめできません。
対面とオンラインで取引できる商品が異なる
野村證券では店舗でのみ取り扱っている商品があります。
例えば、「野村のラップ口座」が挙げられます。
ラップ口座は顧客の投資スタイルに合わせて、資産運用を野村證券に一任するサービスです。
そのため、資産運用に関する手間がかからないのが特徴的です。
野村のラップ口座で取引できる商品は以下の3つです。
野村ファンドラップ | 野村SMA | ラップ信託 | |
---|---|---|---|
最低契約金額 | 500万円 | 3,000万円 | 3,000万円 |
特徴 | アクティブ運用とパッシブ運用の2つからプログラムを選択できるサービス | 収益の最大化よりも顧客の意向に寄り添ったサービスを提供する | 万一の時に備えて、指定された相続人にそのまま運用を引き継がせられるサービス |
このようにプロが資産を運用してくれるサービスではありますが、店舗でのみしか取り扱いがありません。
対面での取引でないと、野村證券のポテンシャルを引き出せない可能性があることは留意した上で利用するようにしましょう。
このようなデメリットが気になる方はLINE証券が便利でおすすめです。
LINE証券は取引手数料は業界最低ですし、新規の証券会社なのでIPOのライバルも少ないです。
この機会にぜひ口座開設してみてください。
野村證券の評判・口コミ
野村證券と、ウォレット会社のLedgerと、クリプト投資ファンドのCoinSharesが協力し、 今日からKomainuという暗号通貨預かりサービスを開始。
Twitter
LINE証券が野村證券との協業で、IPO(新規上場株)のサービスを5月末から開始する予定だそうです。 詳細はサービス開始時までわからないようです。 LINE証券は5月10日から野村證券と連携したiDeCoも開始したので、もしかしたら、と思っていました。 #LINE証券 #IPO #株 #藤小路IPO
Twitter
株してると手数料が邪魔になってきた。 SBI証券の口座開いた。 1日の約定額100万までは手数料0円プラン。 野村証券のときは100万の売買で大体1万円の手数料。 節約にもなるし、数百万一気に注ぎ込むこともなくなるので、いいことづくめ。 100万超えても野村証券の手数料よりだいぶ安いのだが。
野村證券は老舗の証券会社でありながら、柔軟な経営姿勢をとっている証券会社です。
確かなリサーチ力のもと先見の明を発揮し、数々の企業と協業しています。
特に近年では仮想通貨の価格高騰が目立ちました。
その際には、仮想通貨のウォレットサービスを提供している会社との協業を発表しています。
さらに、LINE証券の口座開設数が一年半程度で50万口を突破するやいなや、IPOサービスの協業を発表しています。
後にLINE証券は、ネット証券の中でも最短で口座開設者が100万口を記録していますので、協業して成功と言えるでしょう。
企業として成功を収めている一方で、投資家は高い手数料がやはり気になってしまうようです。
よほどの大口の投資家であれば、気にならない金額の手数料かもしれません。
しかし、多くの個人投資家にとって手数料が高いことはデメリットでしかないです。
わざわざ野村證券を使わないで、ネット証券の利用を検討してしまう方も多いでしょう。
特に、野村証券と協力しているLINE証券は手数料もやすく、LINEアプリから取引できて便利です。
取引手数料が気になる方はLINE証券でぜひ口座開設してみてください。
野村證券が向いている人
今まで挙げてきた特徴を踏まえて野村證券の利用が向いている人は以下の通りです。
- IPOを中心に投資したい人
- 投資初心者で知識に自信がない人
- 潤沢な資金を持っている人
それぞれの特徴を解説します。
IPOを中心に投資したい人
野村證券はIPOにかなり力を入れている証券会社です。
日本株式のIPO発行額に関しては、3年連続1位を獲得しています。
また、発行額だけでなく発行後の銘柄のパフォーマンスも優秀です。
2019年に主幹事を務めた17銘柄中16銘柄が、公開価格から初値がアップしています。
さらに、その17銘柄の内14銘柄は、2020年末で1.5倍以上の価格まで上昇しました。
このように伸び代のあるIPO銘柄を多数取り扱っている野村證券のIPO投資であれば、利益を得る確率も高まります。
投資初心者で知識に自信がない人
野村證券は全国各地にある店舗にて、全国トップレベルのカスタマーサポートを用意しています。
そのため、あまり投資に自信がない方であっても安心して利用可能です。
特に本店・支店口座の方であれば、実際に店舗に赴いて資産運用に関するコンサルティングも受けられます。
資産運用のプロが将来の資産管理の方向性のアドバイスもしてくれますので、投資に関する知識がない方でも納得のいく資産運用ができるでしょう。
潤沢な資金を持っている人
野村證券では、資産運用のプロに投資を一任するサービス「野村のラップ口座」を提供しています。
このラップ口座は最低契約金額が500万円以上の高額な資産運用プランです。
そのため、十分な資金を持っている方がラップ口座を利用できます。
まとまった資金で複数の金融商品の運用が手間だと思う方は、ラップ口座の利用をおすすめします。
また、このような特徴を持っているネット証券も多数ありますので、ぜひ下記の記事を参考にしてみてください。
野村證券が向いていない人
野村證券の利用が向いていない方は以下の通りです。
- 頻繁に取引を行いたい人
- つみたてNISAの取引を行いたい人
それぞれの特徴を解説します。
頻繁に取引を行いたい人
デイトレーダーのように細かな取引を何度も行いたい方は、野村證券の利用が向いていません。
野村證券の中でも取引手数料が安いオンライン取引であっても、ネット証券会社と比べたら割高です。
そのため、何度も取引を行っていれば手数料負けをしてしまう可能性があります。
たとえ数千円の手数料であっても、それが積もりに積もってしまえば相当な金額になるでしょう。
さらに、取引がうまくいかずに購入した当初の値段で売り払ったとしたら、手数料分の損失が確定してしまいます。
少しの利益ではいずれ追いつかなくなってしまうかもしれません。
野村證券を利用するのであれば、手数料が気にならない、長期的な目線を前提とした運用を心がけてください。
つみたてNISAの取引を行いたい人
野村證券でつみたてNISAの取引はおすすめできません。
なぜならつみたてNISAの取引ができるファンドが7つしかないからです。
もちろん優秀な実績を持つ野村證券が厳選したファンドであることは分かっています。
しかし、いざ7つのファンドの中から商品を選ぶとなると、銘柄数の少なさが浮き彫りになってしまいます。
さらに、つみたてNISAで銘柄変更をする際にはスイッチングが発生します。
保有している投資信託などを売却して、その資金で他の投資信託を購入すること
このスイッチングを行ってしまうと、非課税枠を消費してしまいます。
つみたてNISAにおいて銘柄の変更は現実的ではありません。
そのため、野村證券でつみたてNISAを行うとなると、7つのファンドの中から20年間運用していくファンドを選ばなければいけなくなります。
非課税のメリットが大きいつみたてNISAにおいて、7つの銘柄の中からわざわざ選ぶ必要はないです。
素直に他のネット証券会社からつみたてNISAを始めた方が懸命でしょう。
LINE証券なら、ネットで手数料を安く取引できるので、野村証券の手数料が気になる方はぜひ口座開設してみてください。
野村證券のよくある質問
野村證券のよくある質問を3つ集めてみました。
- 売買以外にかかる手数料はありますか?
- 野村のエコ割とは?
- インターネットでの口座開設となるといつから利用できるようになりますか?
ここではそれぞれの質問を解説します。
売買以外にかかる手数料はありますか?
売買の際の手数料は割高ですが、口座の管理費やオンラインサービスの手数料はかかりません。
取引店への送金に関しては送金額が3,000円以上であれば、野村證券が負担してくれます。
それ以外にかかる可能性がある手数料としては、以下の内容が挙げられます。
- 他社への株式の移管
- 信用取引の際の借入金利
- 取引証明書(複数の取引)
野村のエコ割とは?
野村のエコ割とは、オンラインサービスでの国内株式における売買手数料の割引サービスのことです。
以下の3つのサービスに登録すると、最大で50%も割引になります。
- Web交付サービスの登録
- メール交付サービスの登録
- メールアドレスの登録
1つ登録するだけでも25%割引になりますが、それほど手間はかかりませんのでまとめて登録しておきましょう。
インターネットでの口座開設となるといつから利用できるようになりますか?
口座開設にかかる日数は申し込み方法によって異なります。
野村證券の口座申し込み方法は以下の3通りです。
かんたん口座開設 | スピード口座開設 | 申込書での口座開設 | |
---|---|---|---|
口座開設までにかかる日数 | 最短5営業日 | 平日の13時までの申し込みで、最短当日の口座開設完了メールが届く | 野村證券が必要書類を受領してから、最短7営業日 |
特徴 | パソコン・スマホで必要書類をアップロードする方法 | ICカードリーダライタでマイナンバーを読み取って口座開設する方法 | 必要書類を郵送する方法 |
野村證券のまとめ
今回の記事では野村證券の評判やメリット・デメリットについて紹介しました。
- 野村證券は日本の証券業界を90年以上牽引してきたリーディングカンパニーであること
- IPOの発行額は3年連続1位を獲得していること
- 対面取引も行っているため、カスタマーサポートも充実していること
- 取引手数料はネット証券と比べて割高であること
- 安い手数料で取引するのであれば、LINE証券の利用がおすすめであること
野村證券は確かな実績を持っているため信頼できる証券会社です。
しかし、その一方で手数料が割高であることは無視できません。
そこで、安い手数料で株式取引ができるLINE証券の利用がおすすめです。
取引手数料が業界最安水準である上に、1株からでも取引できます。
投資初心者の方であれば、この機会にLINE証券の口座を開設することをおすすめします。