株式投資は長期と短期どっちがいいの?特徴やメリット・デメリットを比較
株式投資の方法を大きく分けると「長期投資」と「短期投資」の2種類です。
これから株で利益を上げたいと考える方は、2種類の投資方法の違いを理解することから始めてみましょう。
投資方法により利益獲得までの時間はもちろん、取引や情報収集にかかる手間が大きく異なるためです。
この記事では、長期投資と短期投資の違いを比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
使いやすい証券会社や注意点もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
- 自分のライフスタイルに合わせて投資方法を選ぶことが重要
- 長期投資では複利による利益拡大が期待できる
- 短期投資は手数料が高くなるがすぐに利益を獲得できる
- 投資スタイルごとに株の選び方は異なる
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株の長期投資・短期投資の特徴
株の投資を大きく分けると「長期投資」「短期投資」の2種類です。
一般的には、株を1年以上保有することを「長期投資」と考え、それ以外は「短期投資」に分類されます。
それぞれの違いを踏まえて、自分のライフスタイルに合わせてた投資方法を選びましょう。
- 長期的に金融資産を保持する「長期投資」とは
- 短期的に売買を繰り返す「短期投資」とは
「長期投資」と「短期投資」の違いについて、具体的に解説します。
長期的に金融資産を保持する「長期投資」
長期投資とは、株を発行する企業の将来的な上昇を予想して、長期的に保持し続ける投資方法です。
保有している期間が10年、20年と長くなると、企業の大きな成長や金利による積み重なった利益が期待できます。
株価の価値が何倍にもなるのを待って売却するので、取引回数は少なく、短期的な損失を気にせず投資できるのが魅力です。
短期的に売買を繰り返す「短期投資」
短期投資は、安く買って高く売るを繰り返す投資方法です。
購入した株が目標の価格まで上昇したら売却し、値下がりしたら再び購入します。
このような取引を繰り返すことで、わずかな利益をコツコツ増やすことができるのです。
株の長期投資のメリット
株を長期投資するメリットは、以下の2つです。
- 複利による利益拡大が期待できる
- 取引コストを抑えられる
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
複利による利益拡大が期待できる
投資資金に利益を上乗せして再投資することで、利益が徐々に拡大する効果を「複利」と呼びます。
株を長期間保有することで、発生した金利に複利効果が加わり、保有期間が長くなるほど大きな利益となるのです。
例えば、元本1,000万円を年利3%で10年間運用したとします。
1年後には、利益を含めた元本が1,030万円となり、2年目はこの元本に年利が加わる仕組みです。
10年後には、約13,439,000円まで増加します。
しかし、同じ元本と年利でも単利だった場合には13,000,000円となり、40万円以上の差が生まれます。
長期投資をする場合、年利の高い銘柄により長く投資することが利益を拡大するポイントといえるでしょう。
取引コストを抑えられる
株式投資では、取引ごとに手数料が発生します。
証券会社によって取引手数料が無料の場合もありますが、約定金額が大きくなると手数料が発生し、ずっと無料で取引できるわけではありません。
つまり、手数料をかけずに株取引はできないため、取引回数が増えるほど手数料も大きくなってしまいます。
長期投資では成長が期待できる銘柄を購入したら、数年から数十年間にわたって保有しておく場合が多いので、取引回数が少なくなり、取引にかかる手数料を抑えられるのです。
1取引あたりの手数料はわずかな額ですが、毎日取引する短期投資と年に1回ほどしか取引しない長期投資を比べると、大きな差が生まれます。
このような取引コストを抑えられるのも長期投資の大きなメリットといえるでしょう。
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株の長期投資のデメリット
株の長期投資には、2つのデメリットがあります。
- 大きな利益を得るまでに時間がかかる
- 不測のリスクを負う可能性がある
短期投資に比べるとローリスクな長期投資ですが、少なからずデメリットはあります。
長期投資を始める前にデメリットを理解しておくことが大切です。
大きな利益を得るまでに時間がかかる
成長が期待できる銘柄を長期間保有するため、大きな利益を獲得するまでに時間がかかります。
そのため、すぐにお金を増やしたいという方には不向きです。
利益を気長に待てる忍耐力を持ち、数十年先の生活を豊かにしたいと考える方に最適な投資方法といえるでしょう。
不測のリスクを負う可能性がある
投資している企業の株価が急上昇すると、大きな利益が見込めます。
これはあくまで企業が成長した場合のことであり、投資先の企業が必ず成長するとは限りません。
期待したほど企業が成長しなかったり、万が一倒産してしまったりすると、株価が大暴落するリスクもあります。
このようなリスクは、株を購入する段階で予想するのが難しいため、購入後は投資先の企業や関連企業、経済情勢などをチェックしておくことが重要です。
株の短期投資のメリット
株の短期投資によるメリットは、以下の2つです。
- すぐに利益を獲得できる
- 長期間投資にかかわり続ける必要がない
長期投資との違いも踏まえて解説します。
すぐに利益を獲得できる
株価が下落したタイミングで購入し、自分で決めた基準で売却することで、すぐに利益を獲得できるのが短期投資のメリットです。
自分のルールを決めておけば、取引を繰り返すことで徐々に利益を拡大できます。
例えば「購入した株価が1%下落したら売却する」といったルールを決めておけば、大きな損失が発生する心配はないでしょう。
ただし、1取引で得られる利益は決して多くありません。
取引を繰り返し、徐々に利益を増やしていく必要があります。
長期間投資にかかわり続ける必要がない
毎日売買を繰り返したり、情報収集に疲れたりして、投資から離れたいと考えることがあるかもしれません。
短期投資であれば、運用期間が短いため一時的に投資から距離を置くことが可能です。
しばらくして「また始めたい」と感じたらすぐに始められるのが短期投資のメリットといえるでしょう。
長期投資の場合は、利益が増えるまでに時間がかかるため、一時的に投資から距離を置くのが簡単ではありません。
距離を置いている間に株価が下落するリスクがあり、株を保有している間は情報収集や企業の動向チェックが欠かせません。
長期的に投資にかかわれるか不安という方は、短期投資で大きな利益を狙うのもよいでしょう。
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株の短期投資のデメリット
株の短期投資には、2つのデメリットがあります。
- 手数料が高くなる
- 時間や手間がかかる
メリットだけでなく、デメリットも理解したうえで取引することが大切です。
手数料が高くなる
短期間で売買を繰り返すため、手数料が高くなってしまいます。
証券会社では1取引ごとに手数料やスプレッドが発生するので、取引回数が増えれば手数料も大きくなります。
そのため、短期投資では手数料も含めて売却のタイミングを決めなければなりません。
購入時と売却時の株価の差が少なければ、手数料によって損失になることもあります。
手数料は証券会社ごとに異なるので、取引を始める前に確認しておきましょう。
1日の約定代金によって手数料が決まる証券会社もあるため、手数料を抑えるならこのような証券会社を選ぶと良いでしょう。
時間や手間がかかる
短期投資では、こまめに相場をチェックしなければならず、日常生活に支障が出ることも少なくありません。
仕事中も株価の変動が気になってしまい、集中力が散漫になることもあります。
このような状態が続くと、いくら投資で利益を得ても本末転倒です。
取引する時間をあらかじめ決めておくなど、自分のルールを設定し、メンタルをコントロールすることも重要になります。
使いやすい証券会社
株への投資を始める際には、証券会社選びが重要になります。
長期投資なら多くの銘柄を取り扱う証券会社が使いやすく、短期投資には手数料が少ない証券会社が向いているでしょう。
中でも使いやすい証券会社は、以下の3つです。
それぞれの取り扱い商品や手数料、ポイントを詳しく解説します。
LINE証券
取り扱い商品 | 国内株(現物取引・信用取引・いちかぶ{単元未満株}) 投資信託 ETF IPO |
取引手数料(国内株の現物取引) | 55~1,070円 |
最低取引金額 | 100円(投資信託) |
非課税制度 | なし |
詳細 | LINE証券の公式サイト |
関連記事 | LINE証券の評判 |
LINE証券はスマホアプリから登録、取引ができ、価格変動などの情報を公式LINEで知らせてくれる操作性がよさが魅力です。
取引にかかる手数料は、業界最低水準に設定されており、余分なコストがかかる心配はありません。
さらに、少額から投資できる「いちかぶ(単元未満株)」では、1,500以上の銘柄から商品を選べます。
通常は平日15時までしか取引できませんが、いちかぶの場合は17:00〜21:00に取引できる銘柄があるため、平日は仕事で投資できない方も、夜間であれば時間を確保できるでしょう。
LINE Payを使って入手金を即座に反映させたり、LINEポイントを積立投資に利用できたりするので、LINE関連サービスと連携できるのも特徴です。
しかし、NISAやiDeCoといった非課税制度には対応していないので、長期投資にはあまり向いていません。
少額から投資できる手軽さや取引手数料の安さ、LINEアプリでの操作性のよさを踏まえると、短期投資に使いやすいの証券会社と言えるでしょう。
SBI証券
取り扱い商品 | 国内株(現物取引・信用取引・単元未満株) 外国株 投資信託 債権 FX 先物・オプション CFD 金・銀・プラチナ ETF IPO |
取引手数料(国内株の現物取引) | 55~1,070円 |
最低取引金額 | 100円(クレカ積立) |
非課税制度 | NISA つみたてNISA ジュニアNISA iDeCo |
詳細 | SBI証券の公式サイト |
関連記事 | SBI証券の評判 |
SBI証券は国内株から外国株、先物・オプションや金・銀・プラチナまで幅広い商品に投資できる証券会社です。
投資初心者向けに用意された「スタンダードプラン」なら、1日の約定代金が100万円までは取引手数料がかかりません。
投資を始めたばかりの頃は、わずかな下落でも売却する傾向にあり、取引回数が多くなりがちです。
100万円まで無料で取引できるプランを選んでおけば、手数料が大きく膨らむ心配はないでしょう。
さらに、クレジットカードでの積立投資も用意されており、毎月5万円までクレジットカードのポイントを貯めながら投資することが可能です。
つみたてNISAやiDeCoといった非課税制度にも対応しているので、長期投資に活用することで税金を抑えて利益獲得を狙えます。
\ 国内株式個人取引シェアNo.1 /
松井証券
取り扱い商品 | 国内株(現物取引・信用取引・単元未満株) 米国株 投資信託 先物・オプション CFD 金・銀・プラチナ ETF IPO |
取引手数料(国内株の現物取引) | 50万円まで:0円 100万円まで:1,100円 ※以降、100万円増えるごとに1,100円加算(上限10万円) ※25歳以下はすべて無料 |
最低取引金額 | 100円(投資信託) |
非課税制度 | NISA つみたてNISA ジュニアNISA iDeCo |
詳細 | 松井証券の公式サイト |
関連記事 | 松井証券の評判 |
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1日あたりの約定金額が50万円までは取引手数料がかからず、100万円までは1,100円となり、以降は100万円増えるごとに1,100円が加算されるシンプルな料金体系となっています。
さらに、25歳以下は約定金額にかかわらず無料で取引できるので大変お得です。
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このようなサポートを活用すれば、投資初心者でも少ないリスクで利益獲得を狙えるでしょう。
株の長期・短期投資に関する注意点
株の長期・短期投資に関する注意点は、以下の3つです。
- 投資スタイルごとに株の選び方は異なる
- 長期投資は放置するだけではない
- 短期投資では期待しすぎない
1つずつ詳しく見ていきましょう。
投資スタイルごとに株の選び方は異なる
「長期投資」なのか「短期投資」なのかでは、選ぶべき銘柄が異なります。
長期投資では世界情勢やマーケットなど、さまざまな情報をもとに銘柄を選定する必要があります。
一方、短期投資では株価変動にかかわる情報は、それほど重要視されません。
すぐに売却する可能性が高いので、長期的に変動を予想する世界情勢よりも、直近の価格変動を参考に取引することが大切です。
このように、投資スタイルで株の選び方は異なるので、銘柄よりも先に投資スタイルを決めておきましょう。
長期投資は放置するだけではない
「長期投資は株を購入したら放置しておけばよい」と考える方も多くいます。
株についての知識が少なくても、低金利の銀行に預けるより株に投資したいと考える方が増えているためです。
しかし、長期投資では株を購入するだけでなく、株価の変動や世界情勢、マーケットを踏まえて適切なタイミングで売却する必要があります。
そのため、株を購入する前に投資についての知識を身につけておくことが大切です。
短期投資では期待しすぎない
短期投資に失敗して資金を大きく減少してしまう原因は、期待しすぎていることです。
株価が上昇傾向にあるときに「もう少し上がるかも」と思って待機していても、徐々に価格が下落して買値よりも安く売ってしまう場合は少なくありません。
さらに、買値より下落しても「これから上がる!」と期待して、徐々に下がってしまうこともよくあるのです。
期待しすぎてしまうと損失が大きくなるリスクがあるので、「1%上昇したら売却する」といった自分のルールを決めておく必要があるでしょう。
LINE証券はスマホで簡単に始めることができるので、興味のある方は公式サイトを確認しておきましょう。
株の長期・短期投資のまとめ
この記事では、株の長期投資と短期投資の違いについて解説しました。
長期投資では、利益を獲得するまでに時間がかかるものの、複利により大きな利益が期待できます。
一方、すぐに利益を獲得できる短期投資では、取引回数が多くなり手数料が大きくなるのがデメリットです。
いずれの投資方法にもメリット・デメリットはあるので、自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。
この記事の内容をまとめると、以下の通りです。
- 自分のライフスタイルに合わせて投資方法を選ぶことが重要
- 長期投資では複利による利益拡大が期待できる
- 短期投資は手数料が高くなるがすぐに利益を獲得できる
- 投資スタイルごとに株の選び方は異なる
- これから株式投資を始めるならLINE証券が使いやすい
これから株式投資を始めるなら、LINE証券を検討の公式サイトをチェックしてみてください。
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