株の指値注文・成行注文とは?メリット・デメリットや違いを解説
株式投資ではさまざまな注文方法が利用できます。
しかし、基本となる注文方法は「指値注文」「成行注文」の2種類。
まずは2種類の違いを理解して、相場の状況に応じて使い分けることでリスクヘッジや利益拡大につながります。
この記事では「指値注文」「成行注文」のメリット・デメリットを解説します。
2つの注文方法の違いを把握し、投資の幅を広げていきましょう。
- 「指値注文」は株の売買価格を指定する注文方法
- 指値注文は希望通りの価格で取引できるがチャンスを逃すこともある
- 「成行注文」は株の売買価格を指定しない注文方法
- 成行注文は取引がすぐに成立するのでリスク回避に役立つ
- 株式投資を始めるならLINE証券が使いやすい
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株の指値注文/成行注文の違い
株の基本的な注文方法である「指値注文」と「成行注文」には、大きな違いがあります。
それは、売買時の価格を指定するか、しないかです。
- 「指値注文」は株の売買価格を指定する注文方法
- 「成行注文」は株の売買価格を指定しない注文方法
2種類の注文方法の違いを確認していきましょう。
「指値注文」は株の売買価格を指定する注文方法
指値注文とは、株を購入する時の価格を指定する注文方法です。
例えば、A株式会社の株価が2,000円のときに「1,950円まで下がったら購入」と指定できます。
さらに、購入する株数も自分で決めるので、正確な注文内容は「1,950円になったら10株購入」といったものです。
売却時も同じように価格と株数を指定できるため、注文の予約ともいえるでしょう。
「成行注文」は株の売買価格を指定しない注文方法
価格を指定せずに注文する方法は「成行注文」と呼ばれます。
株価チャートを確認し注文ボタンを押すと、そのタイミングの株価で株を購入することが可能です。
つまり、A株式会社の株価が2,000円のときに「購入」を指示すると、2,000円で指定した株数を購入できます。
売却時も同様に注文指示をしたときの株価で売却できるため、急いで注文したいときに最適な注文方法といえるでしょう。
株式投資をする際には指値注文と成行注文を使い分けることが重要なので、これらの違いをしっかりおさえておきましょう。
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株の指値注文のメリット・デメリット
メリット
株の指値注文には、以下2つのメリットがあります。
- 希望通りの価格で取引できる
- チャートを見続ける必要がない
2つのメリットを詳しく解説します。
希望通りの価格で取引できる
指値注文を利用する最大のメリットは、希望通りの価格で取引できることです。
例えば、現時点で5,000円の株価を4,500円で購入する指値注文を行うと、4,500円になるまで注文は成立しません。
つまり、指定した価格以上で購入することはないのです。
指値注文を利用すれば計画的に取引できるので、初心者でも安心して注文できるでしょう。
チャートを見続ける必要がない
売買する株価を指定する指値注文では、指定した価格になると自動的に取引が行われます。
希望価格になるまでチャートを見続ける必要がないのも、指値注文のメリットといえるでしょう。
指値注文なら仕事中や家事の最中でも自動的に取引が成立するため、株価の変動から目を離しても問題ありません。
ライフスタイルに合わせて株式投資を行うためには、指値注文を利用した予約注文が必要不可欠といえるでしょう。
デメリット
注文を予約できる指値注文を利用すると、株価チャートから目を離すことが可能です。
しかし、目を離している間に思いも寄らぬ価格変動が起こり、大きな損失が発生することもあります。
指値注文には、以下2つのデメリットがあることを理解しておきましょう。
- 取引チャンスを逃す場合がある
- 損失が広がるリスクがある
2つのデメリットを詳しく解説します。
取引チャンスを逃す場合がある
指定した価格になるまで取引が成立しない指値注文では、取引チャンスを逃すことも少なくありません。
例えば、1,000円を推移している株価が990円、970円と下落傾向にあり「950円で購入」という指値注文をしたとします。
その後の株価は960円までしか下落せず、1,200円まで上昇してしまいました。
注文を予約する指値注文では、このような取引チャンスを逃す場合があるので「まだ下がるかも」と期待しすぎないことが大切です。
損失が広がるリスクがある
指値注文には、損失が拡大するリスクもあります。
指定した株価になるまで取引が成立しないため、価格設定には注意が必要です。
例えば、1,500円で購入した株を「1,700円になったら売却する」という指値注文を行ったとします。
1,690円まで上昇したものの、1,200円まで急下落し、損失が発生してしまう場合があるのです。
株価の上昇を期待しすぎると、チャンスがピンチに変わることもあるため、冷静に判断して注文しましょう。
株の成行注文のメリット・デメリット
メリット
注文したタイミングの株価で取引が成立する成行注文では、2つのメリットがあります。
- 取引がすぐ成立するためリスク回避が可能
- 株価が上昇する波にすぐに乗れる
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
取引がすぐ成立するためリスク回避が可能
「すぐに売りたい!」という急ぎのタイミングで売却できるため、リスク回避につながるのが成行注文です。
株取引では上昇と下降を繰り返しながら株価が推移しています。
株価が下がったタイミングで購入すると、上昇による利益が期待できますが、さらに下降するリスクもないとはいえません。
急に予測とは異なる変動が起きた場合、成行注文で売却すれば最小限の損失で回避できるでしょう。
取引がすぐに成立する成行注文は、急な事態のリスク回避に役立ちます。
株価が上昇する波にすぐに乗れる
株価が急に上昇した場合、大きな利益を上げるチャンスです。
成行注文を利用すると、すぐに取引を成立させることが可能なので、チャンスの波に乗れるでしょう。
ほかの注文方法では波に乗り遅れてしまい、せっかくのチャンスを逃してしまうことも少なくありません。
急上昇のチャンスをものにするなら、成行注文をうまく活用していきましょう。
デメリット
すぐに取引が成立する成行注文ですが、必ずそのタイミングの株価で売買できるとは限りません。
- 想定外の価格で売買される可能性がある
想定外の価格で売買が成立する可能性がある成行注文のデメリットについて、詳しく確認しておきましょう。
想定外の価格で売買される可能性がある
株取引では、売主と買主の売買が成立することで取引が行われます。
成行注文で買い注文をすると、もっとも安い売り注文と取引が成立するのです。
そのため、チャートを確認して注文している間にほかの人が大量の買い注文をすると、株価は急変動してしまいます。
例えば、売り注文が1,000円で5株、1,100円で10株、1,150円で5株、1,200円で10株となっていた場合、25株の成行注文が自分より先に行われると、自分の買い注文が成立するのは1,200円以上となってしまうのです。
急な変動により想定外の価格で売買される可能性もあるので、取引直前までしっかりチャートを確認する必要があるでしょう。
指値注文・成行注文のメリット/デメリットを知ったうえで、臨機応変に取引をしましょう。
LINE証券は1株単位で投資を始めることができ、初心者の方も始めやすいので、公式サイトをチェックしておきましょう。
株式投資におすすめの証券会社
株式投資に向いている証券会社は、以下の3つです。
各証券会社の特徴を詳しく見ていきましょう。
LINE証券
取り扱い商品 | 国内株式(現物・信用・IPO・ETF・単元未満株) 投資信託 CFD |
取引手数料 (国内株・現物取引の場合) | 55~1,070円 |
非課税制度 | つみたてNISA iDeCo |
詳細 | LINE証券の公式サイト |
関連記事 | LINE証券の評判 |
LINE証券はスマホアプリLINEで簡単に取引できる操作性が魅力です。
LINEアプリのウォレットから「証券」を選択すると、スムーズに口座開設して取引できます。
価格の急変動やマーケット情報などを公式LINEで通知してくれるため、情報収集の習慣が身に付いていない投資初心者でも安心して取引できるでしょう。
さらに、「いちかぶ」という通常は100株単位でしか取引できない株を1株単位で取引できるサービスがあり、100円ほどの資金から投資を始められるのも魅力の1つです。
入金にLINE Payを利用すると手数料が無料になり、すぐに取引画面に反映されます。
また、貯まったLINEポイントは1ポイント=1円として入金でき、積立投資にも利用可能です。
このようなLINE関連サービスと連携することでお得に利用できるのが、LINE証券の特徴といえるでしょう。
SBI証券
取り扱い商品 | 国内株式(現物・信用・IPO・ETF・単元未満株など) 外国株式(米国・中国・韓国・EFTなど) 投資信託 先物・オプション CFD 他 |
取引手数料 (国内株・現物取引の場合) | 55~1,070円 |
非課税制度 | NISA つみたてNISA ジュニアNISA iDeCo |
詳細 | SBI証券の公式サイト |
関連記事 | SBI証券の評判 |
SBI証券は外国株や投資信託、CFDといった豊富な商品を取り扱っているのが魅力の証券会社です。
ほかの証券会社では取り扱われていない商品を多数揃えているので、投資したい商品が見つからなかった場合にはSBI証券で探してみるとよいでしょう。
また、NISAを始めとする非課税制度にはすべて対応しており、手数料が安いため多くのユーザーが愛用しています。
投資信託は2,600種類を超える豊富な銘柄数で、Tポイントを利用して投資することが可能です。
投資信託の積み立てに「三井住友カード」で定期買付を選択すると、0.5%のVポイントが貯まります。
そのほかにも、「経済分析・マーケットレポート」や「マーケットニュース」といった投資情報が充実しているものSBI証券の魅力です。
充実した情報を活用することで、投資初心者でも学習しながら利益を獲得できるでしょう。
\ 国内株式個人取引シェアNo.1 /
松井証券
取り扱い商品 | 国内株式(現物・信用・IPO・ETF・単元未満株など) 外国株式(米国・ETF) 投資信託 先物・オプション |
取引手数料 (国内株・現物取引の場合) | 1日の約定代金の合計50万円まで無料 100万円まで1,100円 200万円まで2,200円 ※100万円増えるごとに1,100円加算 |
非課税制度 | NISA つみたてNISA ジュニアNISA iDeCo |
詳細 | 松井証券の公式サイト |
関連記事 | 松井証券の評判 |
松井証券は、1日の約定代金が50万円を超えるまでは取引手数料がかかりません。
50万円〜100万円までは1,100円の手数料が発生し、以降は100万円増えるごとに1,100円追加されるシンプルな料金体系です。
さらに、高機能なトレードツールが充実しており、株価情報や株主優待の検索など、幅広く利用できます。
スマートフォン向けアプリ「株touch」を使えば、外出先でも簡単に取引することが可能です。
また、「ツールの使い方がわからない」「投資の仕組みを詳しく知りたい」というときは、24時間対応の専用フォームから確認できます。
直接電話できるフリーコールに加えて、パソコン画面を共有しながら操作を確認できるリモートサポートも用意。
充実したサポート体制で投資を始めるなら、松井証券が始めやすいです。
株の指値・成行注文に関するよくある質問
株の指値・成行注文に関するよくある質問は、以下の3つです。
- 指値・成行注文はどう使い分けたらよい?
- 指値注文が成立しなかったらどうなる?
- 成行注文はリスクが高い?
指値・成行注文はどう使い分けたらよい?
基本的な取引は「指値注文」で問題ありません。
計画的に注文できる指値注文をベースとして活用し、急な事態には「成行注文」が役立ちます。
どうしても購入したい銘柄がある場合や、すぐに売却して損切りしたい場合には、成行注文を活用しましょう。
指値注文が成立しなかったらどうなる?
指値注文が成立しなかった場合、基本的には注文失効となります。
失効の場合は手数料がかからないため、無駄なコストがかかる心配はありません。
ただし、取引所や取引時間帯によっては成立しなかった指値注文は、成行注文に変更される場合があるので注意が必要です。
成行注文はリスクが高い?
成行注文は想定外の価格で取引が成立するケースがあるため、リスクが高いと思われがちです。
しかし、対策を把握しておけばリスクを軽減することは十分可能です。
想定外の価格で取引が成立するのを防ぐには、チャートを取引直前まで確認するようにしましょう。
よくある質問を抑えた上で、この機会に初心者の方にも始めやすいLINE証券の公式サイトを確認しておきましょう。
株の指値注文・成行注文のまとめ
この記事では、株の指値注文と成行注文の違いについて解説しました。
売買価格を指定する指値注文では、希望の価格で取引可能ですが、チャンスを逃してしまうこともあります。
しかし、取引を予約できるため、チャートを見続ける必要はありません。
成行注文はすぐに取引が成立しますが、売買価格を指定できず、想定外の価格で売買される場合があります。
指値注文と成行注文にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、相場に合わせて使い分けることがが大切です。
- 「指値注文」は株の売買価格を指定する注文方法
- 指値注文は希望通りの価格で取引できるがチャンスを逃すこともある
- 「成行注文」は株の売買価格を指定しない注文方法
- 成行注文は取引がすぐに成立するのでリスク回避に役立つ
- 株式投資を始めるならLINE証券が使いやすい
株式投資をこれから始める方は、LINE証券での取引を検討しましょう。
スマホアプリLINEから簡単に口座を開設でき、取引もスマホ1つでできます。
価格変動やマーケット情報は公式LINEで通知されるため、投資初心者でも安心して取引できるでしょう。
詳しい情報や口座開設の手順は、LINE証券の公式サイトからチェックしてください。