【投資初心者】株の仕組みは?儲ける方法などを簡単に分かりやすく解説
米国株が最高値更新を続ける中、日本株もバブル期以来の高値を付けるなど、コロナ渦にも関わらず株式市場が成長しています。
そのため、これまで株式投資をしたことがない人も株式投資を始めようとするという話をよく聞くようになりました。
ただ、何も知らずに株式投資を始めてしまうと、大きな損失を被ってしまうこともあります。
株初心者が株式投資をする場合は、まず株がどのような仕組みで動くのかについてを理解しておく必要があるでしょう。
この記事では、株の仕組みや株式投資の基本情報、株式投資でお金を稼ぐ方法について解説します。
- 株式とは、企業がビジネスを行う上で必要な資金を集めるために発行するもの
- 株価は需給のバランスによって決まる
- 株で稼ぐには「値上がり益」「配当金」「株主優待」を狙う
- 株式投資を始めるならLINE証券がおすすめ
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株の仕組みなどについて詳しく学んでいきたいという方は、「株の勉強方法」や「株式投資の用語」の記事も是非ご参照ください。
株式とは?
株式とは、企業がビジネスを行う上で必要な資金を集めるために発行するものです。
企業は新商品を開発したり、社員に給料を払ったり、オフィスや工場の設備を購入・清掃したりするなど資金が必要になります。
この資金を投資家から株式を発行するという形で集めて、ビジネスが成長したら保有株数に応じて利益を還元する仕組みとなっています。
つまり、株式とは会社の所有権の一部で、投資家は資金を出すことで「企業のオーナーの一人」になれるのです。
株式会社の仕組み
先ほども紹介したように、株式は企業が投資家から資金を集めるために発行し、利益が出た場合に還元するものでした。
株式会社は、その株式によって資金を集め、主にその資本を用いて経営を行う会社です。
企業がビジネスを行う上で必要になる資金を集めるためには、株式を発行すること以外にも銀行からお金を借りる方法があります。
では、資金を集める方法として株式を発行する場合と、銀行からお金を借りる場合の違いは何があるのでしょうか?
- 返済が必要かどうか
- 利益が会社のものになるかどうか
以下で詳しく解説します。
違い①返済が必要かどうか
株式を発行して資金を調達する場合、返済の義務がないので、経営が苦しくても株式を発行して食いつなぐことができます。
そのため、企業側からすると長期的な視点で安定した経営ができるというメリットに繋がります。
また、株価が上昇すると、さらに株式発行数を増やすことができるようになり、資金調達が行いやすくなります。
一方、銀行から借り入れて資金を調達する場合は、ビジネスが上手くいっていなくても、期間内に定められた金額を返済しなければなりません。
また、新たに資金を調達するためには、担保が必要になります。
株式を発行するには、担保が必要ではないので、ここにも大きな違いがあると言えます。
違い②利益が会社のものになるかどうか
株式を発行して資金を調達する場合、利益が出た場合は配当として株主に分配をすることが多くあります。
これは担保もなしに資金を貸してくれたお礼の気持ちとして出すものではありますが、配当金を出す以上、利益が100%会社のものとはなりません。
一方、銀行からお金を借りる場合は、期間内に返済できるのであれば、利益の使いみちについては触れられません。
そのため、利益は全部会社のものになります。
また、利益とは少しずれますが、株式を発行している以上、株主の意向に沿った経営を行わなければなりません。
株式の半数以上を持たれてしまった場合、自分が設立した株式会社の社長の座を追われてしまうというケースもあるのです。
そのため、どうやって資金を調達するかは慎重に考える必要があります。
株式売買の仕組み
企業が株式を発行した後、その株式を購入するためには、どうしたら良いのでしょうか?
その企業と直接売買するわけではなく、一般的には株式は証券取引所(株式市場)で売買がされています。
- 売買ができる時間帯
- 株式売買が成立するために必要なもの
以下で株式売買の仕組みについて解説します。
株式売買ができる時間帯
株式の売買は、24時間いつでもできるわけではありません。
例えば日本で一番大きな証券取引所である「東京証券取引所」では、9時~11時30分(前場)と、12時30分~15時(後場)が株式売買できる時間帯です。
他の時間帯であっても、注文を出しておくことはできますが、実際に売買が成立するのは上記の時間帯のみです。
また、売買できる曜日も平日(年末年始を除く)に限られており、土日や祝日には取引はできないので、注意しましょう。
株式売買が成立するために必要なもの
株式売買が成立するためには、買い手と売り手の希望価格が一致する必要があります。
例えば買い手は安く買いたいからと言って、1,000円で取引されているものを300円で提示しても、誰も売ってくれません。
株式市場には多数の売買注文があるので、以下で説明する3原則に基づいて取引を成立させています。
- 価格優先の原則…値段がもっとも高い買い注文であったり、値段がもっとも低い売り注文から順番に株式売買の取引を成立させる原則のこと。
- 時間優先の原則…同じ値段で買い注文や売り注文が出たときには、早く発注したものから順に成立させていく原則のこと。
- 成行優先の原則…価格と時間が同じ場合は、価格を指定せずに出している成行注文が先に成立し、その後で売買価格を指定する指値注文が成立する原則のこと。
上記の3つの原則に従って株式売買は成立しているのです。
株が値動きする仕組み
株の価格のことを「株価」といい、株価は需給のバランスによって決定します。
基本的には現在の価格よりも高く買いたい人が多ければ上がり(需要が高い)、現在の価格よりも低く売りたい人が多ければ下がります(需要が低い)。
具体例をもとに、どのように株価が変動するのか見ていきましょう。
ある企業の株価が現在1,000円で、1,002円と1,005円での売り注文がそれぞれ100株出たとします。
このとき1,002円で100株の買い注文が出れば、株価は1,002円となり、その後、1,005円で100株の注文が出れば株価は上昇し、1,005円となります。
このように市場における株価は、最後に売買が成立した時点の価格を表しているのです。
需給を左右する要因
需給を左右する要因は、以下のようなものが挙げられます。
- 企業業績…今期赤字になると予想されていた企業が、黒字で乗り越えた場合、当該銘柄に買い注文が増え(需要が高い)、株価の上昇が期待できます。
- 社会情勢…2020年3月から発生した新型コロナウイルスにより、現金を多く保有する動きが増え(需要が低い)、株価の下落を招いてしまいました。
- 為替レート…為替レートが円安になれば輸出割合が高いメーカーの売上が増加し、株価が高上昇しやすくなり、円高になれば安く製品や食材を輸入できる卸売業などの株価が上昇しやすくなります。
- 金利…金利が下がると、銀行から資金を借り入れやすくなるので、特に新興企業の株価が上昇しやすくなり、金利が高くなると収益アップが見込める銀行業の株価が上がりやすくなります。
- 景気動向…景気が良くなると、企業の設備投資等が活発化し、今後の売上UPを期待できるとして株価が上昇しやすくなります。
このように需給はさまざまな要因で決まります。
株式投資をする際は、株価変動要因をしっかりと把握しておきましょう。
株で稼げる仕組み
株で稼げる仕組みは以下の3つです。
- 値上がり益
- 配当金
- 株主優待
以下で詳しく解説します
値上がり益を狙う
「株で儲ける」と聞けば、真っ先に思い出すのがこの値上がり益を狙う手法でしょう。
企業の株を買うことは、資金を提供するのと引き換えにその企業のオーナー(株主)になるということであり、オーナーには株を別の人に売る権利があります。
例えば100円で買った株が120円で売れる場合、差額の20円が値上がり益として得られます。
これを専門用語で「キャピタルゲイン」と呼びます。
配当金を得る
株を買い、資金を提供しているため、企業が利益を出した場合は利益の一部を「配当金」として受け取ることができます。
企業によっては1年に2回支払われこともあり、配当金の額もそれぞれ異なります。
ちなみに、配当金のように継続的に受け取れる収入を、専門用語で「インカムゲイン」と呼びます。
ただし、今後もさらに成長が必要な新興企業では、配当ではなく設備投資などに資金を入れることが多くあります。
また、企業の業績悪化などにより、配当金が前年よりも少なくなる・全くなくなることも考えられます。
そのため配当金を安定的に得たいと考えれるのであれば、業績が安定している大企業を選ぶ方がいいでしょう。
配当金の銘柄については「高配当株おすすめランキング」の記事を参考にしてください。
株主優待をもらう
テレビで「株主優待生活」の特集を見たことがある人はいませんか?
「株主優待」とは企業が株主に対して自社製品やサービスを提供してくれるものです。
優待の内容は各企業によって異なり、食事券や割引券、お米や図書カードなどがあります。
すべての企業が株主優待制度を導入しているわけではなく、企業によっては、株主優待制度がない企業もあるので、注意しましょう。
値上がり益や配当金のように現金をもらえるわけではないので、「稼げる」という視点では違うかもしれませんが、優待品を現金に換算して利回りを計算すると、かなりお得感のある株主優待もあるので紹介しました。
株主優待のおすすめ銘柄について詳しく知りたい方は「株主優待おすすめ人気ランキング」の記事を参考にしてください。
株式投資におすすめの証券会社
実際に株式投資をする場合は証券会社の口座を開設する必要があります。
ただ、証券会社は数多くあり、どの証券会社を選べばよいのか悩んでしまうものです。
そこでここでは、株式投資におすすめの証券会社をピックアップして紹介します。
LINE証券
名称 | LINE証券 |
最低投資金額 | 100円 |
取引手数料 | 55円~1,070円 |
公式サイト | LINE証券公式ページ |
関連記事 | LINE証券の評判 |
現代においてほとんどの方が使用している有名メッセージアプリであるLINE。
そんなLINEから提供されているのがLINE証券です。
20代投資家が選ぶスマホ利用で使いやすい証券会社ランキング1位に輝いたり、1年で31万口座の開設があるなど、勢いがあります。
注文画面も非常にわかりやすく、1つ1つの項目で用語の説明をしてくれるので初心者の方であっても安心です。
また、LINE PayとLINEポイントにも対応しているので、LINEのサービスを頻繁に利用している方はお得に投資できます。
キャンペーンも充実しており、口座開設+クイズの正解で対象の株を獲得できたり、株をセール時間内で安く買える「株のタイムセール」を不定期で開催したりしています。
SBI証券
名称 | SBI証券 |
最低投資金額 | 100円 |
取引手数料 | 100万円まで無料 |
公式ホームページ | SBI証券の公式サイト |
関連記事 | SBI証券の評判 |
株式投資をするのであれば、SBI証券もおすすめです。
SBI証券は、「国内株式アクティブプラン」なら1日の取引が100万円まで手数料無料で売買できます。
また、「スタンダードプラン」を選択すれば、5万円までの取引であれば手数料55円と業界最安値水準で取引できます。
取引手数料×1.1%のTポイントを貯めることができ、貯めたTポイントは1ポイント=1円で投資に回せます。
1日で100万円以上取引する方は、こちらのスタンダードプランをおすすめします。
また、SBI証券はETFや国内株式、IPOや米国株など、豊富な商品ラインナップを実現しています。
スマホで簡単に取引できるうえ、投資情報や動画セミナーなどが無料で利用できるサービスもあります。
まだ口座をお持ちでないという方は、この機会に口座開設をしましょう。
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松井証券
証券名 | 松井証券 |
最低投資金額 | 100円 |
取引手数料 | 対象銘柄によって異なる 買付手数料無料もあり |
公式ホームページ | 松井証券の公式サイト |
関連記事 | 松井証券の評判 |
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株の仕組みのまとめ
この記事では、株の仕組みやおすすめの証券会社について解説しました。
- 株式とは、企業がビジネスを行う上で必要な資金を集めるために発行するもの
- 株価は需給のバランスによって決まる
- 株で稼ぐには「値上がり益」「配当金」「株主優待」を狙う
- 株式投資を始めるならLINE証券がおすすめ
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