富裕層が注目するワイン投資とは?メリット・デメリットや始め方を解説

ワイン投資
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2000年以降、リーマンショックやコロナショックという金融危機の影響もあり、お金というものの価値観が変わってきました。

それはビットコインに代表されるような仮想通貨の台頭であったり、金などのコモディティ(実物資産)の価格上昇から考えられる物価上昇、インフレのリスクなど様々な方面で話題になっています。

そんな中、裕福層を中心に注目されているある投資対象があります。

それがワイン投資です。

ワインは金などのコモディティと同じで実物資産としての価値を持っており、その価値は年々高まっています。

2000年以降の金融緩和の影響でインフレのリスク(物価上昇)、つまりお金(現金)の価値が目減りしている時代で実物資産の価値が上がっています。

今回の記事ではそんな時代に要注目のワイン投資について説明していきます。

この記事を読んで分かること
  • ワイン投資はインフレに対して有効である
  • 投資用のワインはフランス・ボルドー地方の5大シャトーがオススメ
  • 投資用のワインには赤ワインを選ぶ
  • 日本国内でワイン投資を始めるのならベリーブラザーズ&ラッドの利用がオススメ
この記事の作成者

鈴木文貴

経営していた飲食店を売却し、金融業界に転職。本格的に金融知識や投資を学ぶ。

フィナンシャルプランナー(FP)の資格を取得後、現在は地金商に勤め、貴金属投資を中心とした資産運用を専門に扱う。

個人のお客様には老後資金のための運用、法人のお客様には経営財務改善の為の投資を提案している。

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目次

ワイン投資とは

ワインボトル

あまり馴染みのない方にはワインが投資対象になることは意外に思われる方が多いと思います。

実は、ワインというものは希少性に長ける実物資産で、投資対象としてとても価値があります。

例えば、値段が高いワインの代表としてロマネコンティという有名なフランス・ブルゴーニュ地方のワインがあります。

このワインは物によっては1本200万円近くの値段がついています。

この値段の背景にはロマネコンティの希少性があります。

ロマネコンティにはその名を名乗るのにブルゴーニュ地方の特定の畑から採れたブドウしか使ってはいけないなどの規定が法律で決まっており、年間の生産量は数千本となります。

この数千本をめぐって世界中のワイン愛好家達が買い求めるので、どんどん値段が上がっていきます。

需要より供給の低いワインが値段が高くなるので、大量生産されるワインではなく、手間がかかり、厳しい規定が法律で定められているフランスのボルドー地方、ブルゴーニュ地方の高級ワインが主な投資対象に向いているということです。

ワイン投資に向いているワイン
  • 生産量が限られており、希少性があるワイン
  • フランスのボルドー地方、ブルゴーニュ地方の高級ワインが投資対象に向いている
  • 代表的な高級ワインはロマネコンティ

ワイン投資の特徴・メリット

ここからはワイン投資の特徴、メリットについて説明いていきます。

ワインには金融商品にない魅力があります。

インフレに強い実物資産

ワインは前述した通り、株式や債券などのペーパー資産とは違い実物の資産ですので、インフレによる恩恵を受けます。

世の中の物価が上がるにつれてその値段が上がってきます。

今現在、100万円以下で仕入れることが難しいロマネコンティですが、40年前は今では考えられない値段でした。

それはたったの5万円で、40年で20倍の価格になりました。

当時の大卒初任給が9万円が現在では大卒初任給23万円になったように、世の中の物価が上がったことが価格高騰の要因のひとつだと言えます。

ワイン以外にも食品や飲料の値上がりが常に続いている日本で、今後もまだまだ物価の上昇と共に値段は上がっていくでしょう。

ワインは値崩れが起きにくい

ワインは実物資産であることと、希少性があるということで値崩れが起きにくいと言われています。

まず、ワインはたとえ値段が下落したとしてもその価値が全くのゼロになってしまうということはありません。

また、ワインは時間と共に熟成するという性質があり、これも希少性を高めるためのキーワードとなります。

ワインは10年、20年、30年、物によっては50年、100年とビンの中で熟成していくのが特徴です。

ですので、50年前のワインが飲みたい、100年前のワインが飲みたいといった方達が出てきます。

そうすると、どんどん本数が消費されていくので、その年のワインの残数から希少性がさらに高まっていくということです。

ワインは現物資産の代表格の金と同じように在庫に限りがあり、新たに作り出すことができないという特徴を持った資産なのです。

自分自身が楽しめる

ワインが他の金融商品と違う点があります。

それはワインは嗜好品だということです。

投資をするからには利益を出して儲けたいというのが本音だと思いまが、ワイン投資においては必ずしも儲けることだけが目的とは言い切れません。

高級ワインは骨董品やスニーカーなどと同じようにコレクションしているだけで楽しめる物です。

楽しみながら資産を増やせるということは素敵なことではないでしょうか。

ワイン投資のリスク・デメリット

ワイン投資もあくまで投資になりますので、もちろんリスクもデメリットもあります。

これからご紹介するリスクとデメリットをしっかりと把握し、ワイン投資のご参考にしてください。

まずはワインの知識が必要

ワイン投資を始めるにあたってワインの知識は大変重要になってきます。

世界中で様々な種類のワインが生産され流通しています。

ワインの産地、年代別の生産量、ワインを作っているシャトーの歴史、使っているブドウなどワインの価値を決める要素は多岐に渡ります。

どのようなワインが投資対象として価値があるのかを判断するために、ワイン投資を始める前にはワインの勉強をしてみましょう。

保管が難しく、管理コストがかかる

ワインは温度や直射日光といった外部環境から影響を受けやすく、とてもデリケートです。

そのため、適切に保管するための管理に手間がかかります。

多くのワイン愛好家はワインを専門家のいるセラーに預け、保管しているケースが多いです。

この時にかかる管理費や手数料がコストになります。

しかし、管理費を省いてずさんな管理で高級ワインを台無しにしてしまうよりも、専門家のいるワインセラーに預ける方が得策です。

破損リスクが高い

ワインはそのほとんどがビン詰めで流通しているので、他の株式などの投資対象や実物資産と比べて破損のリスクがあります。

ワイン自体の価値が失くなることはなくても、破損により物自体が失くなってしまう可能性があります。

このリスクは実物資産の中でもワインが最も高く、前述した通り保管や持ち運びには細心の注意が必要です。

ワイン投資の始め方

ワイナリー

それではいよいよワイン投資の始め方について説明をしていきます。

どのようなワインに投資すべきかを具体的に説明した後に、どこで買えば良いのか、売却はどうすれば良いのかを説明していきます。

最初はフランス・ボルドー地方の5大シャトーのワインに投資をする

初めてワイン投資をする方で、どのワインを選べば良いか悩んでいるのであれば、フランス・ボルドー地方の5大シャトーのワインをオススメします。

この5大シャトーのワインは世界的に有名で、シャトーの名前とビンテージ(生産年)によっておおよその値段が決まります。

フランス・ボルドー地方の5大シャトー
  • シャトー・ラトゥール
  • シャトー・ラフィット・ロスチャイルド
  • シャトー・ムートン・ロスチャイルド
  • シャトー・マルゴー
  • シャトー・オー・ブリオン

シャトーには5つの階級があり、この5大シャトーはその一級に位置しています。

この格付けは1855年のパリ万国博覧会の際にナポレオン3世の命で行われました。

また、1973年にシャトー・ムートン・ロスチャイルドの格付けが2級から1級に変更された以外は格付けの変更はされていません。

ボルドー地方以外ではブルゴーニュ地方のワインが有名です。

しかし、ブルゴーニュ地方のワインは畑の等級という要因も判断基準に含まれます。

つまり、ブルゴーニュ地方にくらべてボルドー地方のワインは価値基準がわかりやすいということです。

投資用ワインの買い付け方法

投資用のワインを買い付ける方法は主に以下の3つです。

投資用ワインの買い付け方法
  • オークションを利用しての買い付け
  • 海外のワイナリーからの輸入
  • インポーターからの買い付け

日本国内で個人のワイン投資を始めるのならインポーターからの買い付けが現実的です。

オークションや海外のワイナリーからの輸入ですと、高級ワインの購入や輸送にあたって語学や関税などのハードルが生じます。

インポーターからの買い付けであればそのような煩わしさは最小限に抑えることができます。

日本国内で利用できるインポーターではベリーブラザーズ&ラッド社が人気です。

ベリーブラザーズ&ラッド社はイギリスにある企業ですが、日本語にも対応しており、10万円ほどから買い付けられるなど気軽にワイン投資を始めることができます。

さらにベリーブラザーズ&ラッド社では万が一ワインが破損してしまった時のための保険に入ることができ、リスクを抑えることもできます。

買い付けしたワインの売却方法

買い付けしたワインが値上がりしたため売却したい場合は、買い付けをしたインポーターに売却をすることができます。

また、インポーターによってはインポーター内での個人間の売買が可能な場合もありますので、売買プラットフォームフォームのように利用することもできます。

買い付けから保管、売却までをインポーターを利用すれば完結しますので、初心者がワイン投資を始めるのにオススメです。

この機会にベリーブラザーズ&ラッド社公式サイトからワイン投資を始めてみましょう。

ワイン投資を開始する際のQ&A

インポーター

ワイン投資に関してよくある質問に以下のようなものがあります。

ワイン投資を開始する際のQ&A
  • ワイン投資は資産運用として適しているの?
  • 赤ワインと白ワイン、ワイン投資に向いているのはどっち?
  • ワイン投資には資格が必要なの?

それぞれについて詳しく説明していきます。

ワイン投資は資産運用での投資先として適しているの?

ワイン投資は資産運用での投資先として適していると言って良いでしょう。

金などの貴金属類と同じく実物資産としての価値があり、インフレ対策として有効です。

ワイン投資の市場も出来上がっており、世界的にもワインは実物資産として価値が認められています。

赤ワインと白ワイン、ワイン投資に向いているのはどっち?

投資用のワインとして向いているのは一般的には赤ワインです。

長期間のビン内熟成がワインの希少性が高める要因ですが、この熟成の恩恵を受けるのが赤ワインだからです。

投資用にワインを買い付ける際は赤ワインを選ぶようにしましょう。

ワイン投資には資格が必要なの?

ワイン投資を始めるにあたって特別な資格は必要ありません。

ただ前述の通り、個人で直接海外のワイナリーから仕入れたりする場合は、現地に出向いて交渉をしたり、輸入する場合の関税に関する知識や手続きが必要になります。

もし、ワイン投資に慣れてきてインポーターを利用せずにワインの買い付けを行いたくなったら勉強をしましょう。

そうすることでより、ワイン投資の奥深さや楽しさを知ることができます。

まとめ

2000年以降、度重なる金融危機によりお金の価値観というものが変わってきています。

このことから世界中で法定通貨への信頼が揺らぎ、本物の価値が認められているものに資金が集まってきています。

そんな中、ワインは有史以来その価値を人類の歴史と共に高めてきました。

今後も特に裕福層が高級ワインを求める流れは止まることはなく、インフレと共にさらに加速することでしょう。

世界でもワイン投資の市場は広がりを見せており、日本国内でも手軽に始められる環境は整っています。

富裕層が注目するロマンあふれるワイン投資。

ぜひ始めてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

Suzuki Fumitakaのアバター Suzuki Fumitaka Financial Planner

経営していた飲食店を売却し、金融業界に転職。本格的に金融知識や投資を学ぶ。

フィナンシャルプランナー(FP)の資格を取得後、現在は地金商に勤め、貴金属投資を中心とした資産運用を専門に扱う。個人のお客様には老後資金のための運用、法人のお客様には経営財務改善の為の投資を提案している。

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