フィスコについて

社長からのメッセージ

大規模なグループ再編に着手

フィスコでは2019年12月期において、大規模なグループ再編を行いました。連結子会社のフィスコダイヤモンドエージェンシーとフィスコIRをフィスコに吸収合併したほか、ネクスグループがフィスコに対して有していた金銭債務1,400百万円につき債務の株式化を実施し、加えて、ネクスグループの株式の一部を売却して(売却益397百万円を計上)、ネクスグループを連結子会社から持分法適用関連会社へ変更しました。

こうした再編の目的は、債務の圧縮と資本の増強によるバランスシートの健全化、並びに、手元流動性を高めることによる早期の復配を実現させることです。大型投資に伴い悪化した財務をリストラクチャリングによって回復させ、株主の信頼回復と併せて、今後の成長路線への移行を進めていくことになります。債務の株式化とネクスグループ株の売却により、当面の事業規模は縮小しますが、有利子負債は3,821百万円から236百万円へと減少し、自己資本比率も約2%から約35%へと大幅に改善しました。また、子会社の吸収合併によって、経費簡略化などを通して販売管理費の削減効果も表面化してきています。なお、ネクスグループの非連結化に伴って、赤字が続くブランドリテールプラットフォーム事業がフィスコの決算には反映されなくなるため、業績リスクが低減する効果も生じます。

ちなみに、ネクスグループは持分法適用関連会社となりますが、これまでの協業を含めた良好な関係性は維持継続していくと考えられます。フィスコが注力する仮想通貨分野とネクスグループにおける成長期待分野である第5世代移動通信システム(5G)や注目度の高いマイニング事業においても協業を検討していきます。

2020年12月期の業績予測についてフィスコグループでは事業計画の数値目標として、2020年12月期売上高1,246百万円、営業利益156百万円を掲げています。仮想通貨・ブロックチェーン事業は、子会社のヴァルカン・クリプト・カレンシー・フィナンシャル・プロダクツが仮想通貨に対する自己勘定投資を行っており、損益の純額を売上に計上しています。ただし、仮想通貨の相場状況に応じたトレーディングを行う予定としており、現時点では事業計画に含んでおりません。計画数値に対してプラスアルファの要素となってきます。

目標実現に向けた施策として、これまで見直しを行ってきた個人投資家向けサービスの再開及び金融コンテンツサービスの強化、機関投資家向けサービス拡大や企業調査レポート営業推進強化、合併による本社部門共通費用の削減、組織横断的な体制強化推進など管理体制のさらなる強化を行っていきます。

今後のフィスコグループに是非ご期待下さい。

2020年4月

株式会社フィスコ
代表取締役社長 狩野 仁志