仮想通貨スタックス(Stacks/STX)とは?将来性や今後の見通し予想を解説
スタックスは、ビットコインにスマートコントラクトを導入することを目的に開発された仮想通貨です。
またマイニングにビットコインを必要とする仕組みがあり、ビットコインと深い関連性を持つ仮想通貨でもあります。
そのため安定性に定評があり、今後のビットコインブロックチェーンを発展させていく可能性を秘めています。
- STXはビットコインへのスマートコントラクト導入を目的とした仮想通貨である
- マイニングにビットコインを必要とする
- 2024年は高騰し最高値を更新中
- STXは国内取引所では入手不可能
- 入手するには交換元となる仮想通貨を国内取引所で準備する手順が必要
- 国内取引所を利用するならコインチェックが最適
STXは国内取引所には上場していません。
入手するには、国内取引所で交換元の仮想通貨を入手してから、海外取引所でSTXと交換する手順が必要です。
国内取引所を利用するなら、仮想通貨アプリの使いやすさに秀でたコインチェックが最適です。
また海外取引所の利用は万が一のトラブルに見舞われる可能性を否定しきれませんので、利用の際は自己責任でお願いします。
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スタックス(Stacks/STX)とは?
仮想通貨名 | スタックス(Stacks) |
ティッカーシンボル | STX |
価格(2024年4月時点) | ¥529.78 |
時価総額(2024年4月時点) | ¥769,235,681,258 |
時価総額ランキング(2024年4月時点) | 26位 |
購入可能な取引所 | Binanceなど |
公式サイト | スタックス公式サイト |
公式Twitter | スタックス公式Twitter |
スタックスは、もともと「Block stacks」という名前でローンチされたプロジェクトです。
開発された目的は、ビットコインにスマートコントラクトを実装することです。
スタックスは安全性に優れ、構築が比較的容易とされるClarity(クラリティ)という言語を使用しています。
安全性の高さがメリットになるのは明白ですが、構築の容易さもブロックチェーンにおいては大きなポイントです。
というのも、難解な言語を使用すると理解できる人が少数に限定されるのはもちろんのこと、導入のデメリットにもなるからです。
スタックスの前身である「Block stacks」は、2017年11月~12月にトークンセールを実施し、約50億円の資金調達に成功しました。
またトークンセールはアメリカの証券取引委員会であるSECの承認を得たうえで実施されています。
SECとは、証券取引において高い権威性を持ち合わせる組織であり、その承認を受けるハードルは極めて高いことが特徴です。
株式などでの承認は目立ちますが、値動きの激しい仮想通貨が承認を受けることは難しく、実際多くの仮想通貨が申請しているものの、ほとんどは承認を得られていません。
2019年当時に承認を得た仮想通貨は「Block stacks」であり、いかに社会的に安定性を評価されているかを伺えます。
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スタックス(Stacks/STX)の特徴
スタックス(Stacks/STX)の特徴を3つお伝えします。
- ビットコインにスマートコントラクトを導入
- コンセンサスアルゴリズムにPoXを採用
- 独自仮想通貨STX
ビットコインにスマートコントラクトを導入
スタックスが開発された目的は、ビットコインにスマートコントラクトを導入することです。
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上でプログラムにより自動的に契約するシステムを意味します。
たとえば、ジュースや缶コーヒーを販売する自動販売機もスマートコントラクトと言えます。
つまり、契約の際に人が介入せず、すべてがシステムのみで完結する取引がスマートコントラクトです。
システムにより自動で契約が成立するとなると、人を介する必要がないためいつでも取引を実行できます。
また、双方の合意も不要であるため、相手の信頼度を度外視して確実に取引を行えます。
このスマートコントラクトをビットコインに導入するためにスタックスは開発されました。
昨今ではイーサリアムのブロックチェーン上でさまざまなサービスが開発されています。
イーサリアムはアルトコインの中で最上位の仮想通貨であり広く社会に浸透しつつありますが、時価総額を見てもわかるようにビットコインが最も広く普及しており、人々に使われている仮想通貨です。
またPoW(proof of work)をコンセンサスアルゴリズムに採用しているビットコインは、数ある仮想通貨の中でも屈指のセキュリティを誇ります。
スマートコントラクトが実装されるブロックチェーンでは、取引が自動で成立するため、そこに悪意や詐欺が介入する余地はありません。
しかし、システム自体をハッキングされるリスクを抱えており、過去に仮想通貨関連のハッキング事件は多数起きています。
そこでセキュリティが高く、広く浸透しているビットコインにスマートコントラクトを導入することにスタックスの意義があります。
スタックスの発展次第でビットコインにさまざまなDAppsなどのサービスが導入されていき、通貨以外の価値や使い道で満たされていくでしょう。
ゆくゆくは新たな市場や経済圏を確立していくかもしれません。
コンセンサスアルゴリズムにPoXを採用
ビットコインのコンセンサスアルゴリズムがPoWであるのに対して、スタックスはPoX(proof of transfer)を採用しています。
PoXの特徴は、マイニングの際にビットコインを必要とすることです。
ビットコインをスタックスに送金することで独自仮想のSTXがマイニングされる仕組みがあり、報酬としてSTXが配布されます。
仮想通貨の中で最も大きな市場を持つビットコインと連動したコンセンサスアルゴリズムを採用しているため、スタックスの需要は他の仮想通貨よりも安定しやすいでしょう。
独自仮想通貨STX
先述のとおり、スタックスのPoXでマイニングされる仮想通貨がSTXです。
STXは周期的に増加していく仕組みを採用していますが、マイニングにビットコインを必要とするため価値が下がっていくわけではなく、むしろ高騰していくと予想できます。
使用用途は、スマートコントラクトの実行とトランザクション処理です。
STXにより、スタックスが目的とするビットコインへのスマートコントラクト導入が実現します。
また韓国の決済プラットフォームであるPaycoinとの提携も発表されています。
Paycoinとは100万人以上のユーザーを抱える巨大決済サービスであり、コンビニや飲食店など7万店以上で使用可能です。
この提携により、日常的な消費で法定通貨ではなくSTXが使用できるようになると見込まれます。
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スタックス(Stacks/STX)の価格動向
スタックス(Stacks/STX)の価格動向を紹介します。
こちらは、2019年10月~2024年4月現在のスタックス(Stacks/STX)の価格動向です。
2019年の上場時は約0.37ドルの価格をつけて、そのまま右肩上がりに上昇を見せました。
2021年には2度の高騰を見せていますが、これはビットコイン含む仮想通貨市場全体での上昇や海外の仮想通貨取引所でのスタックス上場が活発化したことが要因です。
しかし、2.8ドルほどの高値を付けた後は、2022年~2023年まで大きく下落します。
スタックス(Stacks/STX)単体での下落ではなく、ステーブルコインのディペッグ騒動やFTX破綻などの仮想通貨市場の低迷が要因です。
2024年4月現在:ビットコインの連れ高により最高値の更新中
2023年9月~2024年4月現在までの価格動向です。
直近相場で見ると上昇トレンドを形成していることが分かります。
2024年4月現在は、ビットコインの現物ETF承認や半減期が近いこともあり、仮想通貨市場全体での上昇を見せています。
時価総額の高いスタックスも連動しており、過去最高値であった2.8ドルを更新し、現在は3.6ドル台で推移しています。
2023年9月からは約500%もの急騰を見せている注目の通貨です。
短期的な投資に適しているSTXですが、長期的な投資でもリターンを得られる可能性を十分に秘めています。
またビットコインと深く関係し、安定性に優れていることも投資家にとってはリスクを軽減できるポイントでしょう。
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スタックス(Stacks/STX)の今後の見通し
スタックス(Stacks/STX)の今後の見通しを3つお伝えします。
- ビットコインと連動した動き
- ビットコインの経済圏を拡大
- 身近な消費の決済方法として浸透
ビットコインと連動した動き
スタックスはビットコインにスマートコントラクトを導入することを目的にしており、またマイニングの際にビットコインを必要とします。
そのためビットコインと深く関連する仮想通貨であり、SECの承認を受けている珍しい仮想通貨でもあります。
これらのことから判断するに、仮想通貨の中でも安定性に優れていると評価できます。
革新的なサービスを提供する仮想通貨が次々とローンチされている昨今ですが、それぞれの価格は激しく変動しており、今後の動向の予想は非常に困難です。
STXも急激な価格変動を見せる仮想通貨ではありますが、他の仮想通貨と比べると急に頓挫する可能性は低いでしょう。
ビットコインの経済圏を拡大
スタックスが拡大していけばビットコインの経済圏は拡大していくでしょう。
ビットコインは最も時価総額が高い仮想通貨として有名ですが、昨今注目されているDeFiやNFTなどは主にイーサリアムのブロックチェーンで動いています。
スタックスの今後次第では、イーサリアム同様にビットコインでもさまざまなDAppsが開発されていくでしょう。
スタックスとビットコインを中心とした新しい経済圏の創出は現実的であり、社会にブロックチェーンを浸透させるきっかけになるかもしれません。
身近な消費の決済方法として浸透
韓国ではコンビニなどの一部店舗で、決済サービスを利用してSTXでの買い物が可能になっています。
何年も前から世界中で認知されている仮想通貨ですが、投資の側面が注目される一方で、本来の通貨としての価値は見出されているとは言えません。
また仮想通貨での買い物が日本では現実的でないように、多くの国々でも仮想通貨での消費は日常的ではありません。
しかし、韓国でSTXでの買い物が可能になったように、今後多くの国でSTXを使用した決済が見られるようになるかもしれません。
またSECの承認を得ていることも、後押しになるでしょう。
スタックス(Stacks/STX)の買い方
スタックス(Stacks/STX)の買い方をお伝えします。
2024年3月時点で、STXを扱う国内取引所はありません。
STXを入手するには、海外取引所を利用する必要があり、その準備として交換元となる仮想通貨を国内取引所で準備する必要があります。
仮想通貨の準備でおすすめの国内取引所はコインチェックです。
また、コインチェックは約500円から仮想通貨を購入可能であり、初心者でも簡単に利用できる取引所です。
コインチェックの口座開設
STXを購入するには、まずコインチェックの口座を開設する必要があります。
他の取引所でも仮想通貨は購入できますが、コインチェックは特に使いやすく、手順もシンプルなのでおすすめです。
口座開設を始めるために、まずコインチェック公式サイトにアクセスしてください。
次に「口座開設(無料)はこちら」をクリックして手順を進めましょう。
メールアドレスや携帯電話番号などの情報を入力していくと、本人確認申請に移ります。
本人確認申請では、運転免許証などの身分証を撮影した写真を送付し、自分の顔をカメラで撮影してください。
申請を済ませると、コインチェック側の本人確認審査が開始されます。
特に問題がなければ、審査は数時間から1日ほどで完了し、登録したメールアドレス宛にメールが送信されます。
以上でコインチェックの口座開設は完了ですが、合わせてコインチェックのスマートフォン用アプリケーションをダウンロードしてください。
コインチェックのアプリは、国内仮想通貨アプリの中でダウンロード数No.1ということもあり、いつでもどこでも仮想通貨を運用できる便利なサービスです。
今回お伝えするSTXの手順でもコインチェックのアプリを使用しますので、ダウンロードとログインをお済ませください。
コインチェックに日本円を入金
続いて、仮想通貨を購入するためにコインチェックに日本円を入金しましょう。
まずコインチェックのアプリを起動してください。
メニューから「ウォレット」⇒「日本円」⇒「入金」の順にタップします。
左の画像のように「入金方法」が表示され、「銀行入金」、「コンビニ入金」、「クイック入金」の3種類を選択できます。
それぞれの入金方法にメリット・デメリットがありますが、ここでは手数料が無料の「銀行入金」で入金を実施します。
「GMOあおぞらネット銀行」、「住信SBIネット銀行」のどちらかを選ぶと振込先の口座情報が表示されます。
なお、どちらの銀行を選んでも手順は同じですが、すでに共通の口座をお持ちの方は、そちらの銀行のご利用がおすすめです。
また、入金の際は振込人名義などを間違えないようにご注意ください。
入金はおよそ数分~1日ほどで反映されます。
コインチェックでイーサリアムを購入
コインチェックでの入金をしたら、STXの交換に使うイーサリアムを購入しましょう。
イーサリアム以外の仮想通貨でも問題ありませんが、多くの取引所に上場しているイーサリアムがおすすめです。
手順としては、まずコインチェックアプリを起動し「販売所」を選択してください。
一覧で表示される仮想通貨から「イーサリアム」をタップしましょう。
次に「購入」をタップしイーサリアムと交換したい分の日本円の金額を入力します。
「日本円でイーサリアムを購入」⇒「購入」の順にタップするとイーサリアムの購入は完了です。
またイーサリアムは常に価格が変動するので、価格が安いタイミングで購入すればお得に取引できるでしょう。
メタマスクを入手
続いて、イーサリアムを海外取引所などで使用するために必要なメタマスクを入手します。
メタマスクはイーサリアムなどの仮想通貨をさまざまなサービスで運用するためのウォレットです。
入手手段としては、まず対応ブラウザであるGoogleChromeでメタマスク公式サイトにアクセスしましょう。
次に「Download now」⇒「Install MetaMask for Chrome」の順番に選択すると、chromeストアが表示されるのでメタマスクを拡張機能に追加してください。
以上でメタマスクの入手は完了ですが、これだけではまだ使用できないので、初期設定を済ませましょう。
まずGooglechromeの拡張機能からメタマスクを起動します。
左の画像のように表示されるので「ウォレットの作成」を選択してください。
初期設定を進めていくと「秘密のバックアップフレーズ」の確認項目が表示されます。
「秘密のバックアップフレーズ」とはメタマスクで保有する仮想通貨の情報を復元する際などに使用する重要な情報です。
必ず忘れないように管理し、誰にも教えないようにしてください。
メタマスクへイーサリアムを送金
メタマスクの入手及び初期設定が完了したら、コインチェックで保有するイーサリアムをメタマスクに送金しましょう。
GoogleChrome拡張機能よりメタマスクを起動します。
左の画像のようにポップアップが表示されるので、自分のアドレスをクリックしてアドレスをコピーしましょう。
このアドレス宛にコインチェックからイーサリアムを送金します。
送金のためにコインチェックアプリを起動し、「送金と受け取り」を選択しましょう。
続いて、「BTC以外の送金はこちら」⇒「Ethereumを送る」の順にタップします。
「送金先リスト」に先ほどメタマスクでコピーしたアドレスを入力、追加してください。
金額欄に送金したい枚数のイーサリアムを入力し、「送金する」をタップすれば送金は完了です。
またメタマスクの送金には手数料が発生するので気を付けてください。
コインチェックの送金が完了してもすぐにメタマスクに反映されるわけではなく、数分~数時間かかるのを理解しておきましょう。
なお、仮想通貨の購入や送金時に発生するコストについては「仮想通貨の手数料比較」の記事をぜひご参照ください。
海外取引所でイーサリアムとSTXを交換
メタマスクでイーサリアムを保有できたら海外取引所とメタマスクを連結しましょう。
STXはBinanceなどの海外取引所に上場しています。
連結が済んだらイーサリアムとSTXの交換を実施すれば、STX入手の手順は完了です。
なお海外取引所の利用は、万が一のトラブルに巻き込まれた際に、国からの援助を受けられない可能性があります。
ご利用の際は、自己責任でお願いします。
手順が分かった方は、まずは国内取引所であるコインチェックでの口座開設から始めてみましょう。
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スタックス(Stacks/STX)の注意点
スタックス(Stacks/STX)の注意点を3つお伝えします。
- 価格変動が激しい
- ビットコインを前提としたサービスである
- 国内取引所に上場していない
価格変動が激しい
STXは、急激な高騰と下落が目立つ仮想通貨です。
数日の間に倍近く価格が変動することもあり、安定した投資先には適していません。
しかし、安い時期に買って、高い時期に売るというシンプルな価格変動を利用すればリターンは狙いやすいでしょう。
また長期的には大きく伸長している仮想通貨であるので、長い目で見れば見込みのある仮想通貨とも評価できます。
ビットコインを前提としたサービスである
ビットコインは最も時価総額が高い仮想通貨であり、その地位を確立しています。
今後もビットコインが仮想通貨の中で最もメジャーであり続ける可能性は極めて高いですが、多くの課題が挙げられているのも事実です。
特にPoWのマイニングに大量の電力が必要であり、地球温暖化に加担しているとの見解は強く、解決すべき課題でもあります。
STXがビットコインと深く関連していることはメリットではありますが、一切デメリットがないわけではありません。
国内取引所に上場していない
2024年4月時点で、STXは国内取引所に上場していません。
入手するには、まず国内取引所で交換元の仮想通貨を準備してから、海外取引所でSTXと交換する手順が必要です。
国内取引所を利用するなら、使いやすさと安全性に優れたコインチェックがおすすめです。
また海外取引所の利用は、万が一のトラブルの際に国からの支援を受けられない可能性があります。
利用の際は自己責任でお願いします。
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スタックス(Stacks/STX)のまとめ
今回は、スタックス(Stacks/STX)についてお伝えしました。
- STXはビットコインにスマートコントラクトを導入することを目的とした仮想通貨
- マイニングの際にはビットコインが必要
- 2024年は高騰し最高値を更新中
- STXを入手するには国内取引所で交換元の仮想通貨を準備する必要がある
- 国内取引所を利用するなら、使いやすさに定評のあるコインチェックがおすすめ
スタックスはビットコインと深い関連性を持つ仮想通貨であり、そのため安全性を高く評価されています。
独自仮想であるSTXは現在最高値を更新するなどの高騰を見せており、今後の動向に期待が集まっています。
また、STXを扱う国内取引所はないため、入手するには一度交換元となる仮想通貨を準備する必要があります。
おすすめの国内取引所はコインチェックであり、初心者でも簡単に仮想通貨運用を始められることが特徴です。
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