ニッケルCFDとは?メリット・デメリットや価格推移・予想を徹底解説
ニッケルは、ステンレスなどの合金やリチウムイオン電池の材料として用いられている金属です。
また、金・銀・プラチナなどと比べればマイナーですが、ニッケルも先物市場で投資対象として扱われています。
今回はそんなニッケルへの投資方法として、ニッケルCFDをご紹介します。
この記事ではニッケルCFDの特徴やメリット・デメリット、ニッケルCFDができる証券会社などを紹介していきますので、投資対象として金属全般に興味を持っている方はぜひ最後までご覧ください。
- ニッケルはベースメタルの一つで、ステンレスなどの合金やリチウムイオン電池に用いられている
- 需給のバランスの変化で、ニッケルの価格も変動する
- 2021年は需要過多で価格が高騰したが、2023年は供給が追い付いて高騰がひと段落する見込み
- 金や銀など他の金属よりも投資対象としてはマイナーで、取引コストが高いことがデメリット
- マイナーな銘柄であるため、ニッケルを商品CFDで扱う国内ネット証券は「IG証券」のみ
ニッケルは投資対象として扱われる金属の中でも特にマイナーで、商品CFDで投資するなら今のところ、国内ネット証券では「IG証券」一択となっています。
ただ、証券会社の選択肢は限られていますが、IG証券はCFDへ非常に力を入れているからこそニッケルを唯一扱っているのであり、証券会社としての実績や機能面なども申し分ありません。
ニッケルなどの金属への投資に興味がある方は、ぜひIG証券で口座を開設して、その使い心地をご自身で確かめてみてください。
\ 5万円もらえるキャンペーン中! /
ニッケルCFDとは?
まずニッケルは、銅やアルミ、鉛に並ぶ「ベースメタル」の一種です。
ベースメタルは貴金属以外の金属の総称で、埋蔵量や産出量が多く、精錬も容易なのが特徴です。
その中でニッケルは、耐食性に優れるためメッキに用いられるほか、ステンレスを始めとした様々な合金の原料としても使用されます。
また日本では、50円硬貨と100円硬貨が銅とニッケルの合金(白銅)でつくられています。
さらにニッケルは、リチウムイオン電池の正極材にも使われるため、近年の電気自動車の普及に合わせて電池メーカーからの需要も拡大しています。
ニッケルCFDとは、そういった工業製品の材料として高い需要を持つニッケルの先物価格を原資産としたCFD(差金決済取引)のことです。
ニッケルCFDの特徴
さてニッケルCFDには、主に次のような特徴があります。
- ニッケルそのものを保有するわけではない
- 需給のバランスの変化で価格も変わる
- 他のベースメタル市場とも関連性がある
ニッケルそのものを保有するわけではない
CFD(差金決済取引)では、現物の受け渡しをおこなわずに、売買時の価格差に相当する金額の授受のみをおこないます。
ニッケルCFDでもニッケルそのものを保有するわけではないので、現物の管理コストなどがかからず、手軽に取引することが可能です。
需給のバランスの変化で価格も変わる
ニッケルに限らずコモディティ(商品)は、需給のバランスが価格に大きく影響します。
具体的には、供給が需要を上回れば価格は下がり、逆に需要が供給を上回っていれば価格は上がっていきます。
後ほど価格動向をご紹介しますが、近年では電気自動車産業での需要拡大や、カナダのニッケル鉱山でストライキが起こって供給が減少したことなどから、ニッケルの価格は高騰しています。
他のベースメタル市場とも関連性がある
下の画像はニッケルのチャートに、同じくベースメタルであるアルミニウムと銅のチャートを重ね合わせたものです。
細かな動きは異なりますが、長期的な動きは非常に似通っていて、2020年以降はいずれも上昇基調が続いています。
このようにニッケルはその他のベースメタルとも相関関係があるので、ニッケルを取引する際は、それ以外の金属の市場動向も同時にチェックするようにするとよいでしょう。
\ 5万円もらえるキャンペーン中! /
ニッケルCFDのメリット
続いて、ニッケルをCFDで取引することには、以下のようなメリットがあります。
- 決済期限がない
- レバレッジをかけられる
- 上昇相場と下落相場のどちらからでも利益を狙える
決済期限がない
ニッケルCFDは三か月先物価格を原資産にしており、それには決済期限が設けられています。
しかし、CFDでは価格を参照する先物を乗り換えるので、決済期限がありません。
そのため自身の投資方針に合わせて、短期的な投資と長期的な投資のどちらも可能となっています。
レバレッジをかけられる
ニッケルCFDでは、証拠金を担保にしてレバレッジをかけることができます。
そのため投資資金が少ない場合でも、より大きな金額を動かして高効率な取引が可能です。
ただレバレッジは諸刃の剣であり、損失のリスクも同時に大きくなるので、その点は注意が必要です。
ちなみにIG証券のニッケルCFDでは、最大20倍までレバレッジをかけられます。
上昇相場と下落相場のどちらからでも利益を狙える
現物取引の場合は、買いから取引を始めて「安く買って高く売る」という形でしか、キャピタルゲインを得ることはできません。
しかしCFDなら、証拠金を担保に売りからポジションを立てて、「高く売って安く買い戻す」ことで利益を得ることも可能です。
つまり上昇相場と下落相場のどちらからでも、取引のチャンスを掴むことができます。
\ 5万円もらえるキャンペーン中! /
ニッケルCFDのデメリット
一方でニッケルCFDには、次のようなデメリットもあります。
- 取り扱う証券会社が限られる
- 取引コストがかなり割高
取り扱う証券会社が限られる
国内のネット証券で商品CFDを扱うところは、それほど多くありません。
その中でニッケルは投資対象として非常にマイナーなのでさらに選択肢が絞られ、具体的には今のところ、国内のネット証券ではIG証券でしか取り扱いがありません。
ちなみにCFDでニッケル単体に投資するのではなく、金属を扱うETFなどからニッケルに投資するのであれば、証券会社の選択肢は広くなります。
取引コストがかなり割高
マイナーな銘柄は往々にして取引コストが割高になっているのですが、それはニッケルにおいても当てはまります。
実際に、IG証券での主な金属のCFDにおける取引コストは、以下の通りとなっています。
- 金:0.3ドル
- プラチナ:1.8ドル
- 銀:2.0ドル
- アルミ:6ドル
- 銅:10ドル
- ニッケル:30ドル
上記の通り、投資対象として扱われている金属の中で最もメジャーな金と比べると、ニッケルはその100倍も取引コストを支払う必要があります。
このようにニッケルCFDはコスト面のデメリットがあるので、投資するなら例えば、ニッケルだけでなく金やプラチナなど低コストな銘柄にも分散して投資したり、長期的な投資をして取引回数を減らしたりといった、コストを抑えつつ利益を狙う工夫が必要になるでしょう。
ニッケルの価格動向
続いてニッケルのこれまでの価格動向を、2016年~2020年の5年間と2021年以降に分けて確認していきましょう。
2016~2020年の価格動向
まず、2016~2020年の価格動向は以下の通りです。
ニッケルは経済成長が著しい中国からの需要が大きいのですが、2018年後半は米中貿易摩擦による中国経済の低迷や、中国国内におけるベースメタル全般に対する需要減少などから価格が一時下落しました。
また2019年は、中国がパプアニューギニアで開発しているラム鉱山で廃滓スラリー流出事故が発生し、供給不安から価格が暴騰しました。
しかしその勢いは長くは続かず、2020年初旬には暴騰前とほぼ変わらない水準まで下落しています。
このようにニッケルは短期的には上昇・下落を繰り返しているのですが、長期的には高騰が続いており、2016年1月始値から見ると5年の間に2倍以上も価格が上がっています。
2021年の価格動向
次に、2021年における価格動向を見ていきましょう。
ニッケルは3月初めに米国国債の利回り上昇を市場が警戒したことや、インドネシアなどでニッケルを増産するという知らせが飛び込んできて供給過多の懸念が出てきたことから、短期的に急落しています。
しかしその後は、新型コロナの収束で経済が正常化する中でステンレス用の需要が回復してきたことや、6月にカナダのニッケル鉱山でストライキが起こって供給不安が生じたことなどから、堅調に高騰していきました。
なお、2021年は高騰が続きましたが、国際ニッケル研究会(INSG)によると2022年は需要に供給が追い付く見込みで、この高騰もひと段落する可能性が高いと予想されています。
ちなみに、もし高騰が一服して下落基調となったとしても、売りからでも仕掛けられるCFDなら問題なく取引のチャンスを得ることができます。
現物取引よりも多くのチャンスがあるCFDに挑戦してみたい方は、IG証券で口座をつくっておきましょう。
\ 5万円もらえるキャンペーン中! /
ニッケルをCFDで取引するならIG証券
取り扱うCFDの種類 | 株式CFD 株式指数CFD 商品CFD 債券先物CFD |
ニッケルCFDの取引コスト | 最小スプレッド:30ドル |
ニッケルCFDのレバレッジ | 最大20倍 |
ニッケルCFDの取引時間 (サマータイム) | 10:00~翌3:00 (9:00~翌2:00) |
公式サイト | IG証券公式サイト |
関連記事 | IG証券の評判 |
- 世界で30万人以上の顧客を抱える、ロンドン発の人気ネット証券
- 商品CFDの取扱銘柄が豊富
- 商品CFDでは最大20倍までレバレッジをかけられる
ニッケルは投資対象としてはマイナーな部類に入り、今のところ国内のネット証券において、商品CFDでニッケルを扱うのはIG証券のみです。
IG証券はCFDに対して特に力を入れており、金属のCFDではニッケル以外にも、金、銀、プラチナ、銅、鉛、アルミ、パラジウム、亜鉛、鉄鉱石に投資することができ、現状はこのラインナップに比肩する国内ネット証券はありません。
また、これらの銘柄に対してIG証券では最大20倍までレバレッジをかけて、高効率な取引をおこなうことができます。
\ 5万円もらえるキャンペーン中! /
ニッケルCFDのやり方
ここで、IG証券の商品CFDでニッケルを取引する流れを一通り確認しておきましょう。
- IG証券で口座を開設する
- 口座に投資資金を入金する
- ニッケルの値動きを確認する
- 売買の方向や数量などを決めて、注文を入れる
STEP1:IG証券で口座を開設する
まずはIG証券公式サイトにアクセスして、無料の口座開設を申し込みましょう。
なおIG証券では現在、口座開設+取引+公式Twitterのフォローで最大5万円のキャッシュバックを受けられるお得なキャンペーンを実施中です。
CFDに興味がある方は、ぜひこのチャンスを活かしてIG証券で口座をつくっておきましょう。
STEP2:口座に投資資金を入金する
口座開設が完了したら、次はその口座に投資資金を入金します。
IG証券での入金方法は以下の2通りです。
- ベストレシーバー入金(金融機関窓口やATM、提携外のネットバンキングからの振込)
- クイック入金(提携金融機関のネットバンキングを利用した入金)
三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、PayPay銀行、楽天銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、ゆうちょ銀行
※三井住友銀行とPayPay銀行では、振込手数料が発生します。
クイック入金ではわざわざ金融機関に足を運ぶ必要がなく、原則24時間365日手続きができて、手続き後は即座に入金金額が口座に反映されます。
また、一部を除いて振込手数料がかからないので、上記の金融機関の口座をお持ちであれば、クイック入金を利用することをおすすめします。
STEP3:ニッケルの値動きを確認する
口座に投資資金を入金していつでも投資を始められる体制ができたら、まずは落ち着いてニッケルの値動きをチェックしてみましょう。
IG証券はパソコン、スマホ、タブレットでそれぞれ専用の取引ツールがあるのですが、いずれも高性能であり、快適な環境で値動きの分析や取引が可能です。
またパソコン、スマホ、タブレット用の基本的なツール以外に、プロ向けの「ProRealTimeチャート」も用意されています。
STEP4:売買の方向や数量などを決めて、注文を入れる
いずれかの取引ツールで値動きをチェックしたのち、根拠を持って取引できるチャンスが巡ってきたら、売買方向や数量など以下の項目を決めて注文を入れましょう。
- 注文方向:売り注文/買い注文
- 注文方法:成行/指値・逆指値/IFD/IFO
- ロット数
- スリッページ許容値
- 両建ての有無
以上がIG証券の商品CFDで、ニッケルに投資するまでの一連の流れになります。
ニッケルにCFDで投資する場合、そもそも国内ではIG証券以外の選択肢がないのですが、IG証券は高性能な取引ツールが充実しており、環境面ではストレスなく取引することが可能です。
ニッケルやCFDに興味がある方は、ぜひこの機会にIG証券で口座を開設し、自身の手で高性能な取引ツールに触れてみましょう。
\ 5万円もらえるキャンペーン中! /
ニッケルCFDに関するよくある質問
最後にニッケルCFDに関して、よくある質問を3つご紹介します。
- ニッケルCFDは、どれぐらいの資金があれば始められますか?
- ニッケルCFDで、非課税制度を用いることはできますか?
- ニッケルCFDの取引時間はどのようになっていますか?
ニッケルCFDは、どれぐらいの資金があれば始められますか?
IG証券の商品CFDにおいて、2022年1月現在でニッケルは1ロットあたり約2万ドル(約220万円)で取引されています。
このままでは手が出ない方も多いと思いますが、IG証券の商品CFDでは最大20倍までレバレッジを使えるので、上記の20分の1となる約1,000ドル(約11万円)から取引が可能です。
ニッケルCFDで、非課税制度を用いることはできますか?
NISAやiDeCoは、長期的な資産形成を目的とした非課税制度です。
レバレッジをかけて短期的に資産を増やすことも可能なCFDは、そういった非課税制度の対象外となっています。
ニッケルCFDの取引時間はどのようになっていますか?
IG証券のニッケルCFDの取引時間は、日本時間10時~翌3時(サマータイムは9時~翌2時)となっています。
日中から深夜にかけて取引可能なので、昼間は仕事で忙しい方でも、十分に兼業で取り組むことができます。
\ 5万円もらえるキャンペーン中! /
ニッケルCFDのまとめ
今回は商品CFDの銘柄の一つ、ニッケルについてご紹介しました。
- ニッケルはベースメタルの一つで、ステンレスなどの合金やリチウムイオン電池に用いられている
- 需給のバランスの変化で、ニッケルの価格も変動する
- 2021年は需要過多で価格が高騰したが、2022年は供給が追い付いて高騰がひと段落する見込み
- 金や銀など他の金属よりも投資対象としてはマイナーで、取引コストが高いことがデメリット
- マイナーな銘柄であるため、ニッケルを商品CFDで扱う国内ネット証券は「IG証券」のみ
先ほどお見せした通り、ニッケルは2016~2021年にかけて価格の高騰が続いていました。
ところが2022年は需要に対して供給が追い付いて、その高騰も一旦落ち着きを見せると予測されています。
ただ、もしも2022年に下落基調に転じたとしても、売りからでも取引が可能なIG証券のCFDであれば、取引のチャンスを逃すことはありません。
ニッケルやCFDに興味を持った方は、ぜひこの機会にIG証券で口座を開設して、ニッケルを始めとした様々な銘柄に対してCFDで投資してみましょう。
\ 5万円もらえるキャンペーン中! /