VUGとは?株価の今後の見通しや構成銘柄・将来性の予想を分かりやすく解説!
株式投資やETFへの投資を検討している人で、成長性の高い国に投資を行いたい場合には米国株式に連動するETFがおすすめです。
米国ETFの中でもグロース株の大型企業に投資できるものとしては、VUGが挙げられます。
高い成長が見込めるETFではありますが、これまでの価格の推移や今後の将来性について気になるという人も多いでしょう。
今回は、VUGの価格の見通しや取引におすすめな証券会社について、解説していきます。
- VUG(バンガード・米国グロースETF)は、米国の成長企業(グロース株)の中でも大型株を中心に構成されているETF
- GAFAMなどの巨大企業も銘柄リストに入っており、有名企業へ投資を行える
- 運用コストは0.4%と低い水準であるが、分配金は少ない
- 2022年に入り米国金利が引き上げになったことから、価格が下落傾向にある
- 長期的な価格はリーマンショック以降右肩上がりを続けており、成長性は高い
- 短期投資には米国の経済指標を分析する必要がある
- GAFA規制などの巨大IT企業に対する規制が行われることで、VUGの価格が下落する可能性がある
- VUGに投資する場合には、CFD取引、現物取引の方法が挙げられる
- VUGなどのETF投資に人気の証券会社はIG証券
VUGなどのETF投資に興味があるという人に人気の証券会社はCFD取引ができるIG証券です。
IG証券では、約16,000種類以上の株式、ETFの取り扱いがあり、様々なETFや個別株に取引ができるため、分散投資を行いながら資産形成したい方に向いています。
また、FXや株価指数、商品(コモディティ)などの他の投資先の銘柄も充実しており、ポートフォリオ形成の際にも便利です。
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VUGとは?
まずは、VUGの基準価格等の基本的な情報について、以下の表にまとめました。
銘柄名 | VUG |
---|---|
運用会社 | バンガードグループ |
基準価格(2023年9月時点) | 274.12米ドル |
純資産額(2023年9月時点) | 693.26億米ドル |
配当実績 | 0.68% |
分配金スケジュール | 年4回 (3月、6月、9月、12月) |
経費率 | 0.04% |
上場する証券所 | ニューヨーク証券取引所(NYSE)アーカ市場 |
取り扱う証券会社 | IG証券 SBI証券 など |
そもそもVUGとは、バンガード・米国グロースETFと呼ばれる米国の上場投資信託です。
CRSP USラージキャップ・グロース・インデックスという経済指標に連動する投資成果を目指して、運用されています。
- 米国の成長企業(グロース株)の中でも大型株を中心に構成されているインデックス
- GAFAMなどの巨大企業も銘柄リストに入っている
グロース株の中でも大型株が中心となっているため、リターンを期待しながらリスクが抑えられるETFです。
他のETFと比べるとIT系の比率が多くなるため、成長性の高いIT株に投資したい人に向いています。
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VUGの特徴
VUGがどのような銘柄を扱っているのか、手数料、分配率などの特徴について知ることで、VUGが購入するべきETFなのかどうか理解できるでしょう。
ここからは、VUGに関して、以下の3点を解説していきます。
- VUGの主な構成銘柄
- VUGの運用コスト
- VUGの分配金実績
それぞれの特徴について、詳しく確認していきましょう。
VUGの主な構成銘柄
まずは、VUGがどのような銘柄で構成されているのかについて、詳しく確認していきましょう。
名称 | ファンドの割合 |
---|---|
AAPL:USアップル | 13.67 |
MSFT:USマイクロソフト | 12.26 |
AMZN:USアマゾン・ドット・コム | 4.92 |
NVDA:USエヌビディア | 3.48 |
GOOGL:USアルファベット | 3.43 |
GOOG:USアルファベット | 2.94 |
TSLA:USテスラ | 2.37 |
V:USビザ | 1.96 |
LLY:USイーライリリー | 1.81 |
MA:USマスターカード | 1.73 |
上位を占めているのは、米国の主要IT企業であるGAFAMとなります。
GAFAMとは、グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフトの5社をまとめた呼び名で、世界のIT企業を牽引する超大型企業です。
GAFAMの5社だけでもVUGの30%以上の構成比率となっているため、米国ETFの中でも成長度が高いという特徴があります。
また、グロース株が多いという特性上、IT企業の構成比率が若干多くなっていますが、テスラやビザなどの他業種も構成されており、バランスの良いETFであると言えるでしょう。
VUGの運用コスト
ETFの運用コストとして必要なのが、毎年の手数料の割合を示す経費率となります。
VUGの経費率は0.04%と、ETFの中でも群を抜いて低い水準です。
特に、VUGを運用しているバンガード社が提供しているETFは、低い経費率を提供しているETFとして投資家からの人気を集めています。
バンガード社が取り扱うETFはVTやVOOなどを筆頭に、様々な指数に対応するインデックスファンドが提供されているため、VUGだけでなく他のETFにも分散投資を行うのがおすすめです。
VUGの分配金実績
ETFの中には、運用実績に応じて分配金のある銘柄があり、分配金を得ながら投資を行いたい人にとって重要なポイントです。
VUGの直近の分配金実績は0.68%とあまり高い水準ではありません。
したがって、分配金を中心に投資を行いたいという方の場合には、配当率の高いETFを購入するのがおすすめです。
VUGの分配金は高くはありませんが、グロース株が多いという特性上相場が好調な際のリターンが大きいというメリットがあります。
VUGの価格動向
VUGの買い時、売り時を判断するためには、過去のチャートの推移を分析する必要があります。
ここからは、短期的な指標として直近6ヶ月間の価格動向と、長期的な指標として過去5年間の価格動向について確認していきましょう。
VUGの直近6ヶ月の価格動向
まずは、VUGの直近6ヶ月の価格動向について、チャートを見ながら確認していきます。
2023年1月中のVUGの価格は約208ドル程度で推移していたのに対して、2023年に入ると価格が大きく上昇し、6月時点では約277ドルほど程度にまで上昇しています。
VUGの価格が上昇した要因としては、米国のインフレ影響懸念解消による米国株全体での上昇が要因です。
市場金利が上がると企業活動が停滞し株価が下がるため、2022年はしばらくインフレ懸念による金利引き下げが影響していましたが、2023年からは懸念が少なくなり上昇が見込まれています。
VUGの過去5年間の価格動向
続いて、VUGの過去5年間のチャートを確認し、長期的な価格動向を確認していきましょう。
米国の株式市場は2008年のリーマンショック以降右肩上がりを続けており、2017年〜2023年の長期的なスパンで見ても大きな成長率となっています。
ただし、過去5年間でも2020年にコロナショックによる暴落を経験しており、一時的に価格が下落しました。
IT株はコロナウイルス感染によるダメージは少ない分野ではありますが、それでも価格の下落は大きく、約200ドルから約140ドルまで下落しています。
しかし、コロナショック後は急速に経済が回復した影響もあり価格が上昇し続け、2021年の終わりには300ドルを突破しました。
先ほど解説した通り、2022年に入り下落トレンドとなりましたが、2023年からは上昇しており、長期的な視点で見るとVUGの構成銘柄が成長を続けていることがわかります。
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VUGの今後の見通し・価格予想
VUGの過去の価格動向について解説しましたが、今後投資を行う上で気になるのは将来の価格の見通しでしょう。
短期的、長期的というどちらの視点で見るかによって今後の見通しは異なりますが、次の3つの要因が関係するといえます。
- 金利引き上げによる価格下落が続く可能性がある
- 長期的な視点では成長性が期待できる
- GAFAの規制が行われるかどうかで将来的な成長性が異なる
それぞれの見通し・要因について、詳しく解説していきます。
金利引き上げによる価格下落が続く可能性がある
2022年3月に金利の引き上げが行われるというニュースも出ていることから、短期的な投資の場合には注意が必要です。
株価と金利の関係性は強く、金利が上がることで株価が下落し金利が下がることで株価が上昇するという関係があります。
したがって、2022年の前半は金利引き下げによる株価下落が要因でVUGの価格が下がる可能性が高いです。
また、金利が上がる要因となる物価率の上昇や景気動向指数、失業率も株価に影響を与えるため投資の際には注意しましょう。
ただし、金利上昇、下落に関しては短期的な価格変動の要因であるため、長期的な投資を行う場合や積立投資を行い購入タイミングをずらす場合には問題はありません。
長期的な視点では成長性が期待できる
短期的な視点では金利引き上げにより軟調な相場が予想されていますが、長期的な視点ではVUGの成長性は高いです。
VUGを構成している銘柄は規模の大きなグロース株でアップルやアマゾンなどの世界的な有名な企業がほとんどのため、今後も業績が好調に続くと予想されます。
また、グロース株を中心に構成しているため、米国株が好調な場合の期待リターンが他のインデックスファンドよりも高いです。
したがって、長期的な米国株の成長や米国経済の成長が予想できる場合には、VUGの投資が適しています。
GAFAの規制が行われるかどうかで将来的な成長性が異なる
VUGは構成銘柄の約30%以上をGAFAMが占めているため、GAFA規制が行われるかどうかが今後の価格形成のポイントです。
GAFAMは独自のプラットフォームを所有し、様々な人がサービスを利用しているという観点上、莫大な個人情報を保有していることや市場や世論への影響が大きいことが懸念として挙げられています。
例えば、テロ行為を助長する動画がヘイトスピーチを誘発する発信が行われてしまうと、世界中の人が閲覧する可能性があるため、規制を行う必要があるでしょう。
現在では各国で規制を求める動きが出ており、規制法案が承認されるとGAFAMの業績に影響が出る可能性が高いです。
したがって、GAFAへの規制が行われてしまうとGAFAMの割合が高いVUGの価格が下がることにつながるため、投資の際には注意しなければいけません。
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VUGに投資できる証券会社
VUGへ投資する方法は、CFD取引と現物取引の2つがあるため、自分の取引スタイルに合わせて最適な方法を選ぶ必要があります。
また、証券会社は現物取引とCFD取引のどちらを行うかによって以下のように異なります。
ここからは、それぞれの証券会社の特徴・メリットについて、詳しく確認していきます。
IG証券(CFD取引)
取扱商品 | FX、CFD、ノックアウトオプション、バイナリーオプション |
CFD取引手数料 | 無料(ETF、株式の場合は別途手数料が発生) スプレッド(買値と売値の差額) |
レバレッジ | 商品CFD:最大20倍 株式CFD:4〜5倍 株価指数CFD:最大10倍 FX:最大25倍 |
公式サイト | IG証券公式サイト |
関連記事 | IG証券の評判 |
- VUGのCFD取引が行える
- 海外取引市場に強く、株式、ETF合わせて16,000銘柄以上の取引が可能
- 下落相場でもリターンを得られる
CFD取引を中心にVUGの取引を始めたいという人は、IG証券が最適です。
IG証券では、海外の取引所の銘柄に強く、株式・ETF合わせて16,000種類以上の銘柄から、幅広く分散投資を行うことができます。
さらに、CFD取引のメリットは、レバレッジをかけて少額の資金から分散投資を効率よく行うことができるという点です。
また、買いだけでなく売りから取引を始めることもできるため、相場が暴落しているタイミングでも稼ぐことができます。
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SBI証券(現物取引)
取引手数料 (米国株・現物取引の場合) | 約定代金の0.45%(税込0.495%) |
単元未満株 | ○(S株) |
非課税制度 | NISA つみたてNISA ジュニアNISA iDeCo |
IPO | ○ |
その他の主なサービス | 自動積立 ロボアドバイザー「WealthNavi」 オンラインセミナー Tポイント投資 |
公式サイト | SBI証券公式サイト |
関連記事 | SBI証券の評判 |
- VUGの現物取引が行える
- 積立買付で毎月コツコツと投資を行うことができる
- 貸ETFによる定期的な収入が魅力
SBI証券は、VUGの現物取引を行いたい方におすすめです。
SBI証券では、米国ETFの積立買付に対応しており、まとまった投資資金がないという人でも毎月少しずつVUGの購入ができます。
さらに、貸ETFに対応しており、銘柄を保有しているだけで貸出による収入が期待できることも大きなメリットです。
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VUGへの投資方法
VUGの投資に興味があるという方は、実際に証券会社の口座開設を行い取引を始めましょう。
ここからは、証券会社の口座開設方法や実際のVUGの買い方について、IG証券の画面を見ながら解説していきます。
口座開設手続きを行う
VUGの購入を行うためには、証券会社へ口座開設が完了している必要があります。
まずは、IG証券にアクセスし、口座開設申し込みを始めましょう。
ホームページには、「口座開設」という緑のタブが配置されているので、クリックします。
すると、上記のような画面が表示されますので、入力項目の通りに申し込み手続きを行いましょう。
申し込み手続きの他に、本人確認書類の提出やマイナンバーの提出、各種規約の同意が必要になります。
全ての申し込み手続きを終えると、IG証券が申し込み内容の審査を行い、数営業日程度で口座開設が完了します。
銘柄を選択し、取引を行う
口座開設後は、ETFの取引をおこなうことができるので、マイページにアクセスし「株式CFD」をクリックしましょう。
取引画面に移動した後は、上記の画像のように表示されるので、画面左にある「ETF」をクリックします。
すると、ETFの銘柄一覧が表示され、一覧をスクロールすることで目当ての銘柄を探すことができます。
ただし、IG証券では取り扱い銘柄数が非常に多いため、取引する銘柄が決まっている場合には画像の左上にある検索タブを利用しましょう。
銘柄を検索すると、個別銘柄のチャートと注文画面が表示され、好きなタイミングで注文を行うことが可能です。
上記画像の左側にあるように、売り・買いの種類、注文方法、注文数量などを入力し、「注文発注」をクリックすることで、注文は完了します。
手順が理解できた方は、ぜひこの機会に無料で口座開設しておきましょう。
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VUGに関するよくある質問
VUGに関するよくある質問として以下の3つをピックアップしました。
- VUGの買い時を見極めるポイントは?
- VUGの取引におすすめの証券会社は?
- VUGのおすすめの買い方は?
ここからは、上記のVUGに関するよくある質問について、詳しく解説していきます。
VUGの買い時を見極めるポイントは?
VUGの買い時を判断する場合には、構成銘柄の個別分析を行うよりも米国株全体や米国経済の状況を見ながら分析することが望ましいです。
ETFのように様々な銘柄で構成されている商品は、構成銘柄1つ1つのニュースよりも、構成銘柄全体に影響する要因で価格が変動します。
したがって、米国経済に関する情報を日々取り入れながら、価格のトレンドを分析していくのが良いでしょう。
また、S&P500やNYダウなどの株価指標の動きも合わせて確認するのがおすすめです。
VUGの取引に人気の証券会社は?
VUGの取引に人気の証券会社は、CFD取引ができるIG証券です。
IG証券は豊富な取り扱い銘柄数がメリットで、様々なETFや個別株に取引ができ、分散投資を行いながら資産形成したい方に向いています。
また、FXや株価指数、商品(コモディティ)などの他の投資先の銘柄も充実しており、ポートフォリオ形成の際にも便利です。
さらに、CFD取引では「売り」→「買い」による取引を行うことで下落相場でも利益が得られるため、金利の引き上げが行われる際にリターンを稼ぐことができます。
VUGの買い方は?
VUGを購入する場合に注意すべきポイントは、分散投資を行うということです。
構成銘柄の30%以上をGAFAMが占めており、その他の銘柄も大型株が多いことから、他のETFと比べて分散効果が低くなります。
したがって、他のETFも購入しながらバランスの良い投資を心がけるようにしましょう。
投資に使える資金が少なくて充分な分散投資ができないという方は、CFD取引を活用することで、レバレッジをかけて少ない資金でも分散投資を行うことができます。
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VUGのまとめ
今回は、VUGの特徴や価格動向・今後の見通しについて、解説しました。
- VUG(バンガード・米国グロースETF)は、米国の成長企業(グロース株)の中でも大型株を中心に構成されているETF
- GAFAMなどの巨大企業も銘柄リストに入っており、有名企業へ投資を行える
- 運用コストは0.4%と低い水準であるが、分配金は少ない
- 2022年に入り米国金利が引き上げになるという見通しがあることから、価格が下落傾向にある
- 長期的な価格はリーマンショック以降右肩上がりを続けており、成長性は高い
- 短期投資には米国の経済指標を分析する必要がある
- GAFA規制などの巨大IT企業に対する規制が行われることで、VUGの価格が下落する可能性がある
- VUGに投資する場合には、CFD取引、現物取引の方法が挙げられる
- VUGなどのETF投資に人気の証券会社はIG証券
VUGはグロース株の中でも大型株で構成されており、高い成長が期待できる銘柄です。
IT株や規模の大きな企業に投資を行いたいという方は、IG証券などのETFの取り扱いが充実している証券会社で取引を始めてみましょう。
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