仮想通貨OND(Ondo Finance)とは?特徴や将来性を解説!
ステーブルコインを利用して米国のETFに投資ができる「Ondo Finance」が2023年1月にサービスを開始しました。
「Ondo Finance」では3種類のETFに投資を行うことができ、最大で8.02%ほどの利回りが見込めることから、興味のある方も多いのではないでしょうか。
しかし、ステーブルコインとETFを交換できるサービスがどのようなものなのか、将来性が見込めるのか疑問に感じる方もいると思います。
今回の記事では、OndoFinanceのや独自トークンONDOの特徴、投資方法や今後の将来性について解説していきます。
- OndoFinanceとは、ステーブルコインを使って米国のファンドに投資ができるサービス
- ETFとステーブルコインとを交換することで、ファンドに投資を行う
- ファンドに出資を行うと、投資家にセキュリティトークンが発行される
- 過去に投資ファンドによって約26億円を超える資金調達に成功しており、外部機関からの評価が集まっている
- 独自トークンONDOは2024年1月から現在にかけて高値更新中
- OndoFinanceを利用するためには、仮想通貨取引所でイーサリアム等を購入しMetaMask等の外部ウォレットの準備を行う必要がある
- 国内の仮想通貨取引所の中ではBITPointが使いやすい
OndoFinanceを利用するためには、仮想通貨取引所で通貨を購入しMetaMask等の外部ウォレットの準備を行う必要があります。
そのため、仮想通貨投資を始めたことがないという方は、まず国内取引所の口座開設から始めることが望ましいです。
国内の仮想通貨取引所の中では、BITPointが使いやすいため、興味のある方は公式サイトにアクセスしてみましょう。
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仮想通貨OND(オンド,OndoFinance)とは?
通貨名 | OndoFinance |
---|---|
シンボル | ONDO |
価格(2024年4月現在) | ¥121.31 |
時価総額(2024年4月現在) | ¥169,201,482,472 |
時価総額ランキング(2024年4月現在) | 93位 |
最大発行枚数 | 上限なし |
公式サイト | OndoFinance公式サイト |
公式Twitter | OndoFinance公式X |
OndoFinanceとは、ステーブルコインを使って米国のファンドに投資ができるサービスです。
3段階のリスクに分けられたファンドとステーブルコインとを交換することで、ファンドに投資を行います。
仮想通貨の中でも、法定通貨と連動した値動きを目指す銘柄のこと
特定の通貨を担保にする銘柄と、無担保銘柄がある
このサービスは、2023年1月10日にイーサリアムのブロックチェーン上で運営が始まったばかりです。
Ondo Financeで本人確認(KYC)や反社会的勢力への確認(AML/CFT)などの条件を満たした投資家は、USDコイン(USDC)やテザー(USDT)、ダイ(DAI)などのステーブルコインを使用した債券投資に出資することが可能です。
ファンドの利益は最大8%程度であり、高い利回りが期待できるでしょう。
なお、OndoFinanceの専用トークンであるONDOは現時点で海外の仮想通貨取引所で売買が行われており、時価総額93位と高い位置をつけています。
OndoFinanceの特徴
OndoFinanceの特徴は、以下の3点が挙げられます。
- 3上場投資信託に運用される
- ファンドに出資することで、セキュリティトークンが発行される
- 投資ファンドで26億円以上の資金調達に成功
上場投資信託に運用される
OndoFinanceでは、リスク許容度に応じたETF(上場投資信託)へ運用を行うことが特徴です。
- 投資信託の中でも証券取引所に上場しており、取引時間内にリアルタイムで価格が変動する商品のこと
- 通常の投資信託と同様、ファンドマネージャーが投資先を選定し、運用益を投資家に分配する点は変わらない
Ondo Financeの3つの商品はそれぞれ米大手ファンド運用会社「BlackRock」と「Pimco」が運用する上場投資信託です。
それぞれのファンドの特徴については、以下の表を参考にしてください。
ファンド名 | 特徴 |
---|---|
OUSG | ブラックロック米国国債ETF(SHV)に運用を行う 残存期間1年以下の米国債で構成される指数に連動する投資成果を目指すファンド 年換算利回り(APR):約4.96% |
USDY | 米国短期国債と銀行の要求払預金によって担保されたトークン化された紙幣 年換算利回り(APR):約5.20% |
また、上記ファンドへ投資を行う際は、管理コストとしてOndoFinance側に0.15%の手数料収入が発生します。
また、上記ファンド運営にかかるステーブルコインの交換・保管については、アメリカの仮想通貨取引所である「Coinbase」の関連会社が行うようです。
ファンドに出資することで、セキュリティトークンが発行される
OndoFinanceで提供されているファンドに投資することで、投資家にセキュリティトークンが発行されます。
ブロックチェーンなどの電子的な技術を用いたデジタル化し発行される法令上の有価証券。 デジタル証券という呼び名もある。
セキュリティトークンが付与されることで、投資家がファンドに出資しているという証明やファンドそのものの所有権となります。
トークン化された債券の譲渡は適格投資家間のみで行われます。
また、セキュリティトークンが譲渡されると所有権が変更されることが特徴です。
リアルワールドアセット(RWA)をブロックチェーン上でトークン化できるようになっており、金融インフラでの地位を確保しています。
これにより、融資や外部の取引にセキュリティトークンを活用できるようになる見込みです。
投資ファンドで26億円以上の資金調達に成功
OndoFinanceは、過去に投資ファンドによって約26億円を超える資金調達に成功しています。
元々OndoFinanceはゴールドマン・サックスの出身者「Nathan Allman氏」と「Pinku Surana氏の2名が2021年に米国で設立した団体です。
同社は2022年4月に大手ベンチャーキャピタルである「Founders Fund」と「Pantera Capital」が主に行う「シリーズA投資ラウンド」にて約26億円を調達したという実績があります。
また、2022年の後半にはトークンセールを実施し13億円もの資金調達に成功しました。
そのため、OndoFinanceのサービス提供のために多くの資金が集まっており、外部機関から一定の評価を得ていることがわかります。
OndoFinanceの使い方
OndoFinanceでは、仮想通貨を用いて3つのファンドに投資できるサービスで、高い利回りが期待できることから、投資に興味のある人もいるでしょう。
ここからは、OndoFinanceの投資参加方法について、以下のステップで説明していきます。
- 仮想通貨取引所の口座開設
- 取引所の口座に日本円を入金する
- 仮想通貨を購入
- MetaMaskをインストールし外部ウォレットの作成
- MetaMaskとOndoFinanceの連携
1.仮想通貨取引所の口座開設
OndoFinanceのファンドに出資するためには、外部ウォレットに仮想通貨を入金する必要があるため、あらかじめ仮想通貨取引所で銘柄を購入しなければいけません。
仮想通貨取引所は主に国内・海外の2種類がありますが、初心者の場合は国内取引所の方が使いやすくセキュリティの観点からも安心できます。
国内の取引所の中では、BITPointがコストが抑えられるため使いやすいです。
まずは、BITPoint公式サイトから、「口座開設」のタブをクリックしましょう。
最初にメールアドレスの登録が必要なため、入力します。
入力が完了すると、本登録用のメールが届くため、メールに記載されているURLから本登録手続きを進めましょう。
また、取引所の口座開設時を行う際には、本人確認書類・マイナンバー確認書類の2つを提出する必要があります。
本人確認書類・マイナンバー確認書類の提出が終わると、申込手続きは完了です。
2.取引所の口座に日本円を入金する
次に、仮想通貨の購入に必要な日本円の入金を行いましょう。
使いやすさに合わせて最適な方法を利用しましょう。
3.仮想通貨を購入
次に、仮想通貨を購入しましょう。
まずは、マイページにログインし「暗号資産一覧」から取引したい銘柄を選択します。
購入する仮想通貨はOndoFinanceのブロックチチェーンを考慮して、イーサリアムを選択することが望ましいです。
イーサリアムを購入する手順は、以下の通りです。
- イーサリアムの個別取引ページに移動する
- 「購入」を選択
- 「数量」を入力する
- 購入金額と数量が表示されるため、問題なければ「買い注文」を選択
- トレード口座にビットコインが入金される
購入画面では数量を入力するだけ手続きが完了するため、初心者でも使いやすいでしょう。
4.MetaMaskをインストールしウォレットを開設
仮想通貨取引所で銘柄の購入が完了したら、OndoFinanceでETFに投資するための準備を行いましょう。
OndoFinanceでは外部ウォレットとの連携が必要なため、対応するウォレット作成から始めましょう。
外部ウォレットの中でも使いやすいのが、Google Chromeの拡張機能から利用できるMetaMaskです。
MetaMaskはイーサリアム系のマーケットプレイスや分散型取引所で利用でき、今後も様々なサービスを利用する際に役立つでしょう。
MetaMaskのウォレットを作成する方法は非常に簡単で、公式サイトにアクセスし、「インストール」をクリックします。
インストールが完了すると、自動でGoogle Chromeに追加されるため、OndoFinanceを始めることができます。
5.MetaMaskとOndoFinanceの連携
次に、先ほど作成した外部ウォレットのMetaMaskとOndoFinanceの連携を行います。
まずは、OndoFinanceの公式サイトにアクセスしましょう。
公式サイトの「Connect Wallet」をクリックすると、外部ウォレットを選択する画面が表示されます。
上記の画像にある「MetaMask」をクリックすることで、自動的に連携が完了します。
以上でOndoFinanceで投資を行う準備が完了したため、ファンドに投資を行うことが可能です。
ファンドに投資を行いたい場合は、公式サイトのトップページにある「Fands」から任意のファンドをクリックします。
すると、ファンドの詳細ページが表示されるため、投資したい場合は外部ウォレットの通貨を利用して出資を行いましょう。
なお、OndoFinanceの公式サイトは日本語に対応しておらず、ページが全て英語で表示されています。
英語に自信がないという方は、ファンドの特徴を理解することや実際の取引手続きはやや難しいと言えるでしょう。
そのため、仮想通貨に興味はあるけれど取引の経験が少ないという方は、まずはBITPointなど国内の取引所などで慣れておくことが望ましいです。
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仮想通貨Ondoの価格動向
OndoFinanceの独自トークンであるOndoトークンは、2024年1月にコインベースなどの海外取引所へ上場しました。
以下は、2024年1月から4月現在までの価格動向です。
上場開始直後は約0.08ドルでの推移でしたが、現在にかけて上昇トレンドを形成し0.7ドル台を推移しています。
上場から間もない通貨であるにも関わらず、すでに時価総額で100位以内につけていることから、OndoFinanceへの期待値の高さが伺えるでしょう。
また、現在にかけての高騰は仮想通貨市場全体での動きも連動していると考えられます。
2024年1月にビットコインが現物ETF承認を受けたことで仮想通貨市場全体が上昇しており、米国のファンドに投資ができるサービスであるOndoFinanceへの注目度も集まっていると言えるでしょう。
OndoFinanceの将来性・予想
米国企業が運営するETFに投資が可能なOndoFinanceですが、投資に不安を覚える方も多いのではないでしょうか。
OndoFinanceの今後の見通しや将来性としては、以下の3点が挙げられます。
- 外部機関からの評価は得られており、今後ファンドに資金が集まることが予想される
- 独自トークンの価格上昇で投資家からの出資が増える可能性がある
- DeFiプロトコルを運営しているスタートアップやDAOとの連携
外部機関からの評価は得られており、今後ファンドに資金が集まることが予想される
OndoFinanceは、過去に投資ファンドによって約26億円を超える資金調達に成功しているなど、外部のベンチャーキャピタル等の評価が高いです。
そのため、提供されるファンドやサービス自体が注目されており、今後投資家からの資金が集まることが予想されます。
現時点では、OndoFinanceがイーサリアム上のブロックチェーンにローンチされたばかりですが、利回りが高いことやリスク許容度に応じて様々なファンドが提供されていることから、一定数の評価が得られるでしょう。
独自トークンの価格上昇で投資家からの出資が増える可能性がある
OndoFinanceの独自トークンであるONDOについては、2022年にトークンセールが実施されており、2024年1月にようやく多くの取引所で上場しました。
上場から間もない通貨ではありますが、現在は価格上昇を見せており高値の更新中です。
今後もONDO価格の上昇により、関連サービスであるOndoFinanceに注目を集める投資家が増えるでしょう。
OndoFinanceで運営されるファンドが伸びるかどうかは、今後のトークンの価格動向が影響する可能性があります。
DeFiプロトコルを運営しているスタートアップやDAOとの連携
OndoFinanceは今後様々なサービスを展開予定であり、DeFiプロトコルを運営しているスタートアップやDAO(分散型自立組織)との連携を予定しています。
DAOとは、特定の管理者がいなくとも、プロジェクトや事業を進められる組織のことです。
DAOを活用することによって、ガバナンストークン(仮想通貨)を利用できるようになります。
ガバナンストークンは、投資家が投票することで今後の運営方針などの意思決定を行えるようになるため、コミュニティが活発化されることがメリットです。
したがって、ガバナンストークンとして独自トークンであるONDOが機能するようになると、ONDOの価値も高まり、OndoFinanceのサービスそのものが注目されるようになるでしょう。
OndoFinanceのまとめ
今回の記事では、OndoFinanceの特徴や投資方法、今後の将来性について解説しました。
- OndoFinanceとは、ステーブルコインを使って米国のファンドに投資ができるサービス
- 3段階のリスクに分けられたETFとステーブルコインとを交換することで、ファンドに投資を行う
- ファンドに出資を行うと、投資家にセキュリティトークンが発行される
- 過去に投資ファンドによって約26億円を超える資金調達に成功しており、外部機関からの評価が集まっている
- 独自トークンONDOは2024年1月から現在にかけて高値更新中
- OndoFinanceを利用するためには、仮想通貨取引所でイーサリアム等を購入しMetaMask等の外部ウォレットの準備を行う必要がある
- 国内の仮想通貨取引所の中では、BITPointが使いやすい
OndoFinanceはステーブルコインを用いてETFに投資ができるという新しいサービスを提供しており、投資家や外部機関から注目を集めています。
利回りについても比較的高水準のため、興味のある方はMetaMask等のウォレットを連携し投資を始めてみましょう。
また、OndoFinanceに投資を行うためには国内の仮想通貨取引所で銘柄を購入し、外部ウォレットと連携させる必要があります。
興味のある方はBITPoint公式サイトから詳細を確認してみましょう。
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