仮想通貨クサマ(Kusama/KSM)とは?今後の見通し/予想や将来性・オークションについて徹底解説!
Polkadot(DOT)は最近人気急上昇中の仮想通貨で、知名度もアップしています。
異なるブロックチェーンをつなぐパラチェーンなど、魅力的な機能を実装していることが理由のひとつです。
今回紹介するKusama(KSM)は、そのDOTと極めて関連性の高い銘柄です。
パラチェーンをはじめとする基本的機能は同じですし、価格の連動性もあります。
その理由のひとつは、KSMの主要開発者がDOTの創設者でもあるからです。
DOTに新機能を実装する際に「実験場」としての性格を持った仮想通貨として作られたのがKSMです。
- KSMはDOTの創設者が中心となって作った仮想通貨
- KSMはDOTの実験場的な環境で機能が酷似している
- KSMとDOTの価格には一定の連動性がある
- KSMを購入するためには日本で仮想通貨を買う必要がある
- 日本での仮想通貨購入にはコインチェックがおすすめ
KSMが購入できるのは海外のみなので、まず日本で別の仮想通貨を購入しておく必要があります。
日本でのおすすめの取引所は人気仮想通貨アプリランキングNo1のコインチェックです。
取り扱っている仮想通貨が多く、約500円から取引可能となっています。
また、スマホ用アプリのダウンロード数は仮想通貨取引所ではトップで、利用者が多いのも心強いところです。
\ アプリダウンロード数No.1 /
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
Media Argo公式LINEでは、投資家のみなさまにとって有益な情報を随時配信していきます。
まだ友だち追加がお済みでない方は、この機会にぜひ無料で登録しておきましょう。
\ お得な情報をゲットできる!/
Kusama(KSM)とは?
仮想通貨名 | クサマ |
ティッカーシンボル | KSM |
ローンチ | 2019年9月 |
開発 | ギャビン・ウッド氏ほか |
価格(2023年5月時点) | ¥3,988.53 |
時価総額(2023年5月時点) | ¥33,769,634,378 |
時価総額ランキング(2023年5月時点) | 133位 |
購入可能な主な取引所 | バイナンスなど |
公式サイト | クサマ公式サイト |
公式Twitter | クサマ公式Twitter |
Kusama(KSM)を簡単に説明するならば「もうひとつのPolkadot(DOT)」です。
KSMの開発の中心となっているのはDOT創設者のギャビン・ウッド氏で、両者のソースコードは酷似しています。
通貨の名称にも、それは表れています。
Kusamaの名前は、Polkadot(水玉)模様の作品で広く知られているアーティスト、草間彌生氏が由来なのです。
では、なぜ同一人物が中心となって、似たような仮想通貨を2つも作ったのでしょうか。
それは、DOTへの実装を目的としている新機能の「実験の場」が必要だったからです。
一般的に新機能実装の際には、テストネットと呼ばれる別のブロックチェーンを利用して実験が行われます。
このテストネットは基本的に非公開で、クローズドな場所です。
これに対してKSMはDOTのテストネット的な性格を持ちながら、中央管理者がいない公開の場でもあります。
つまり、よりDOTが利用されている状況に近い環境で実験が行えるというわけです。
そして、実装に向けたテストを行っている開発者に報酬として贈られるのが、KSMトークンなのです。
ウッド氏はこうした状況を「開発者が自分自身の世話をできるようにした」と説明しています。
\ アプリダウンロード数No.1 /
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
Kusama(KSM)の特徴
Kusama(KSM)には、以下のような特徴があります。
- DOTと同じシステムを採用している
- 開発への参入障壁がDOTより低い
- セキュリティー面ではDOTより劣る
Polkadot(DOT)と同じシステムを採用しながら開発への参入障壁が低いのは大きなメリットです。
ただ、DOTレベルのセキュリティーは期待できません。
DOTと同じシステムを採用している
前述のように、KSMとDOTのソースコードは極めて類似しています。
開発の中心者のウッド氏がDOTの創設者で、コードベースとして同じSubstrateを利用しているためです。
このため、DOTの機能は基本的にKSMでも使用できると考えていいでしょう。
その最も特徴的なものといえるのが、異なるブロックチェーン同士をつなぐ「パラチェーン」です。
互換性のないブロックチェーン同士をつなげば、相互に仮想通貨や非代替性トークン(NFT)がやり取りできます。
ただ、接続できるブロックチェーンには上限があります。
もし接続したブロックチェーンに脆弱性が発見されれば、DOTの信用まで損ねてしまいます。
このため、パラチェーンを利用できるブロックチェーンは厳選せざるを得なくなります。
これに対してKSMはDOTの「実験場」ですから、パラチェーン接続への敷居はDOTほど高くありません。
しかも、KSMとDOTのシステムは同じなので、KSMでの実績がそのままDOTにも通用するのです。
開発への参入障壁がDOTより低い
DOTの公式ブログではKSMについて「カナリアネットワークとしての役割を果たすもの」と定義づけています。
DOTへの機能実装前の実験場ということを意味していますが、これは開発への参入障壁の低さにもつながります。
そもそもDOTは安定性の高さをセールスポイントのひとつとしています。
この安定性を維持するため、新機能の実装やアップグレードに対して慎重になるというデメリットも生じています。
KSMはパラチェーンへの接続だけでなく、開発への参入障壁も意図的に下げています。
このため、DOTと比べて開発スピードは高速なものとなっています。
参入障壁を低くすることで、DOTへの実装を目指している新機能がほぼ同じ環境下でどう動作するか把握できます。
これによって、問題が発生した場合のリスクが抑えられると説明しています。
こうした環境が、分散型自律組織(DAO)などの分野で、新アイデアや革新的な技術を試すうえで最適となるのです。
セキュリティー面ではDOTより劣る
ただ、参入障壁の低さは、セキュリティー面でDOTよりも劣るというデメリットにもつながります。
開発中の機能には、どのようなセキュリティーホールが潜んでいるか未知数の部分があるからです。
そもそもDOT側も、DOTについては想定される用途を「金融系アプリケーション」としています。
それゆえに、高い安定性とセキュリティーを要求しているのです。
これに対してKSMは「金融機関相当のセキュリティーが不要なアプリ」が想定される用途だと明言されています。
少なくとも、DOTレベルのセキュリティーは求められていないのです。
他の想定される用途も「新たなアイデアの実験場」「DOTのための試作品」となっています。
いずれも、セキュリティーに不安を抱えている用途だと言っていいでしょう。
もちろん、KSMが実際に流通している以上、一定以上のセキュリティーは確保されています。
ただ、そのセキュリティーはDOTレベルではないというだけの話です。
\ アプリダウンロード数No.1 /
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
Kusama(KSM)の価格動向
Kusama(KSM)の価格は、どのように推移しているのでしょうか。
直近6ヶ月と、2021年以降の価格動向を見る限り、Polkadot(DOT)とのある程度の連動性が見られます。
直近6ヶ月の価格動向
バイナンスの4月上旬のKSMの価格は、22~45ドル前後の値動きとなっています。
このように、2ヶ月間のKSMの価格を見ると、DOTが上がる局面では上がり、下がる局面では下がっています。
DOTの好材料が、そのままKSMに波及していることも読み取れます。
2021年以降の価格推移
1年間の価格推移を見ても、KSMとDOTの価格は一定の連動性が見られます。
まず、2021年2月に入って価格が急上昇し、1KSM=100ドルを突破しています。
同じ時期に、大手仮想通貨取引所のバイナンスがDOTをサポートするためのファンドを設立しています。
バイナンスなどの動きが影響してDOTの価格が急騰し、それがKSMにも及んでいるとみられます。
ただ、3月から5月にかけては、DOTと連動してるとは言えない状態になっています。
この時期、KSMは価格を落としていますが、DOTの価格は落ち着いているのです。
3~5月はビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨の価格低迷期です。
KSMはBTCなどの下落の影響を強く受けていますが、DOTにはあまり影響がなかったということになります。
DOTは独自のステーキングサービスがあり、これが価格安定につながったという見方があります。
KSMにもDOT同様のステーキングサービスはあるのですが、こちらは価格安定につながっていません。
気になるのは、KSMが投資家ではなく、開発者向けの環境として提供されていることです。
このため、ステーキングサービスがDOTほど利用されておらず、価格安定につながってないと見ることもできます。
\ アプリダウンロード数No.1 /
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
Kusama(KSM)の今後の見通し
Kusama(KSM)は「もうひとつのPolkadot(DOT)」の側面を持ち、価格面でも一定の連動性が認められます。
このため、将来性についてもDOT次第の部分があります。
開発者向けを意識した環境のため、開発者を集められるかも鍵を握っています。
日本の仮想通貨取引所での上場については、既にDOTが上場していることが、どう影響するかにかかっています。
- 価格動向はDOT次第
- 開発者を多く集められるか
- 日本での上場はどうなるか
価格動向はDOT次第
KSMの価格は今後も、DOTの価格と一定の連動性を保っていくとみられます。
このため、DOTの将来性がそのままKSMに反映していくと考えていいでしょう。
DOTで、ビットコイン(BTC)をDOTブロックチェーン上のトークンにする「PolkaBTC」などが進められています。
実装されれば、DOTのブロックチェーン上の分散型金融(DeFi)上でBTCが扱えます。
DOTのブロックチェーンでトークンを発行するプロジェクト「Polimec」も進行中です。
イーサリアム(ETH)におけるERC-20トークンのようなものと考えれば分かりやすいです。
こうしたプロジェクトが成功すれば、KSMの価格にも良い影響を与えます。
同時に、DOTのテストネット的性格を備えるKSMの評価にもかかわってくるでしょう。
開発者を多く集められるか
KSMが開発者向けの環境であることは、DOTも公式に認めていることです。
DOTレベルのセキュリティーが要求されていないのも、開発者にとって魅力のある環境を作り出す側面があります。
それだけに、いかに多くの開発者を集められるかが鍵を握ってきます。
開発者が集まらなければ、魅力的な機能が実装されず、過疎化が進むという悪循環に陥りかねないからです。
現時点ではDOTが高く評価されているため、開発者にとってKSMは魅力の高い環境となっています。
当面、開発者の質量とも心配する要素はないですが、今後は注視が必要です。
日本での上場はどうなるか
現時点では、KSMが日本の仮想通貨取引所に上場される予定はありません。
ただ、気になる動きはあります。
DOTがGMOコインとビットフライヤーに上場したことです。
今後、DOTのプロジェクト開発が順調に進み、実装が進めば、DOTの価格はさらに上昇していくでしょう。
そうなると、KSMにも何らかの影響が出る可能性は否定できません。
現在、日本で上場していなくても、将来的には何とも言えません。
KSMに興味を持っているならば、DOTの動向についても注意しておいた方が良さそうです。
\ アプリダウンロード数No.1 /
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
Kusama(KSM)の買い方
Kusama(KSM)は現時点では日本の仮想通貨取引所での取り扱いがありません。
このため、購入する場合には海外の取引所を利用することになります。
では、どのようにしてKSMを購入するのでしょうか。
以下のような手順になります。
- 国内の取引所で仮想通貨を購入
- 購入した仮想通貨を海外の取引所に送る
- 仮想通貨が着いたらKSMを購入する
国内の取引所で仮想通貨を購入
まず、海外の仮想通貨取引所では日本円が使えません。
このため、日本国内の仮想通貨取引所で、海外の取引所で利用できる銘柄を購入することになります。
海外の取引所は取り扱っている銘柄が極めて多く、日本側の選択肢が広ければ、柔軟な運用につながるからです。
仮想通貨を購入する際には、送金スピードに注意が必要です。
BTCやETHなど利用者の多い銘柄は、送金スピードに問題があり、とっさの取引ができないためです。
購入した仮想通貨を海外の取引所に送る
購入した仮想通貨を、KSMを取り扱っている海外の取引所に送ります。
オススメは、日本語対応がしっかりしているバイナンスです。
言葉の壁を感じずに利用できるうえ、登録手続きが難しくないからです。
各銘柄に対応した送金先アドレスがありますので、間違えずに選んで送金しましょう。
もし間違えてしまうと、仮想通貨が消滅しかねませんので、注意が必要です。
仮想通貨が着いたらKSMを購入する
日本から送った仮想通貨が海外側に着いたら、それを使ってKSMを購入しましょう。
送金スピードの速い銘柄なら一瞬で到着しますので、すぐに購入が可能になります。
ただし、すべての銘柄でそのままKSMを購入できるわけではありません。
ペアが対応しているかどうかの問題があるためで、日本での購入時に確認しておいた方がいいでしょう。
\ アプリダウンロード数No.1 /
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
Kusama(KSM)の注意点
Kusama(KSM)を購入するに当たって、注意しなければならないのは以下の3点です。
特に、海外の取引所がいつまで使えるかについての情報収集は重要になってきます。
- 送金時にミスをすると仮想通貨が消える
- 海外の取引所がいつまで利用できるかは未知数
- DOTの動向に常に目を配っておく
送金時にミスをすると仮想通貨が消える
海外の取引所を使う以上、日本の取引所との相互送金は必須です。
何度もやっていると、送金時にミスをするリスクが増えてきます。
特にアドレスを間違えると、仮想通貨が消える可能性があります。
大金を失わないためにも、コピー&ペーストを利用するなどして、ミスが発生しないようにしておきましょう。
海外の取引所がいつまで利用できるかは未知数
バイナンスをはじめとする海外の取引所は、日本の金融庁から許可を受けて営業しているわけではありません。
このため、金融庁からの警告を受けているところもあります。
警告が原因で、日本からの利用ができなくなってしまった海外の取引所もあります。
現在は利用できていても、いつダメになるかは分からないので、取引所の動向には注意しておくべきです。
DOTの動向に常に目を配っておく
これまでに何度も述べたように、KSMはPolkadot(DOT)との連動性が高い銘柄です。
KSM側に問題がなくても、DOTの側に問題が起きれば、価格が暴落する可能性があります。
逆に、DOT側に好材料があれば、KSMの価格も上昇するというケースも出てくるでしょう。
このため、KSMについてはKSMそのものだけではなく、DOT側の情報収集も重要です。
Kusama(KSM)のまとめ
Kusama(KSM)はPolkadot(DOT)の実験の場としての魅力を持っています。
- KSMはDOTの実験場としての性格を持った仮想通貨
- KSMとDOTはほぼ同じ機能と環境を持っている
- KSMとDOTの価格には一定の連動性が確認でき、KSMの将来性はDOTに左右される
- KSMは海外の取引所で購入するしかないので、日本で仮想通貨を買う必要がある
- 日本での仮想通貨購入はコインチェックがおすすめ
DOTが好調な現時点では開発者にとって魅力的な環境であることは疑うべくもないことでしょう。
ただ、気がかりなのはKSMの価格がDOTとある程度、連動していることです。
DOTに問題が起きればKSMに波及することは確実なので、その点は注意しておくべきです。
KSMは国内では上場していないため日本円での購入はできず、まず日本で仮想通貨を入手する必要があります。
仮想通貨の入手で、おすすめの取引所はコインチェックです。
約500円から仮想通貨の取引が可能で、取り扱い銘柄も多く、アプリの利用者も多いからです。
また、KSMに限らず、日本の取引所に上場していない魅力的な仮想通貨は多数あります。
そうした通貨を購入するためにも、ぜひこの機会にコインチェックで無料で口座開設を済ませておきましょう。
\ アプリダウンロード数No.1 /
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
Media Argo公式LINEでは、投資家のみなさまにとって有益な情報を随時配信していきます。
まだ友だち追加がお済みでない方は、この機会にぜひ無料で登録しておきましょう。
\ お得な情報をゲットできる!/