Art Blocks(アートブロックス)とは?特徴や買い方・将来性を徹底解説!
2021年に入り大きな注目を集めたNFTですが、最近話題を集めているのがArtBlocksと呼ばれるプラットフォームです。
ArtBlocksの作品の中には6億円以上の価格がついたものもあり、注目が高まっています。
高額取引が行われているArtBlocksですが、なぜ作品の価格が高騰したのかや、ArtBlocksでの取引に興味のある方も多いでしょう。
今回の記事ではArtBlocksの特徴や将来性、始め方について詳しく解説していきます。
- ArtBlocksとはイーサリアムのブロックチェーンを利用してNFTアートを保存し、アルゴリズムによってランダムに作品が生み出される仕組みを持つジェネレーティブアート
- 作品は「Curated」「Factory」「Playground」の3つに分類され、それぞれ価値が異なる
- 二次流通も活発化しておりNFTマーケットプレイスでも購入可能
- 販売手数料は10%、二次流通の際はロイヤリティが発生
- 過去に6億円超の販売事例を記録しており、注目が高まっている
- OpenSeaやCoincheck NFT(β版)でも取り扱いがある
- ArtBlocksを始めるには仮想通貨取引所や外部ウォレットが必要
- 国内仮想通貨取引所の中では、ビットコインを使った様々なサービスがあるbitFlyerが使いやすい
ArtBlocksでは、コンピューターのアルゴリズムによってランダムに生成されたアート作品を購入できますが、取引には仮想通貨が必要です。
仮想通貨取引所の中ではTポイントをビットコインに交換できる機能があるbitFlyerが使いやすいため、興味ある方は公式サイトから詳細を確認しましょう。
ArtBlocksとは
プラットフォーム名 | ArtBlocks |
---|---|
掲載される作品 | ジェネレーティブアート |
販売手数料 | 10% |
代表者 | Erick Calderon |
公式サイト | ArtBlocks公式サイト |
ArtBlocks公式Twitter |
ArtBlocksとはイーサリアムのブロックチェーンを利用してNFTアートを保存し、アルゴリズムによってランダムに作品が生み出される仕組みを持つジェネレーティブアートです。
- コンピューターのアルゴリズムを活用して自動的に生成される芸術作品のこと
- 2000年以前から存在していたが、NFT作品で再び注目されるようになる
2020年に、プロジェクションマッピング・アーティストであるErick Calderon氏がプラットフォームを設立しました。
ArtBlocksで作品を購入した場合、コンピューターがランダムにアート作品を生成し、イーサリアムのウォレットに作品が保存されます。
生成された作品は、静止画像だけでなく3Dモデルなど様々なものがあり、どのような作品が出来上がるのかというランダム性の高さが人気の秘訣です。
ArtBlocksの特徴
ArtBlocksの特徴は、以下の3点です。
- 作品の種類は「Curated」「Factory」「Playground」の3つに分類される
- 二次流通も活発化している
- 販売手数料・ロイヤリティが発生する
作品の種類は「Curated」「Factory」「Playground」の3つに分類される
ArtBlocksで販売される作品の種類は「Curated」「Factory」「Playground」の3つに分類されます。
種類 | 特徴 |
---|---|
Curated | ArtBlocksによる審査を経て出品される作品 人気のある作品が多い ダッチオークション時の価格が高い |
Factory | Curatedに申請されていないものや審査に通っていない作品 作品の種類が豊富で自由度が高い 比較的価格が安く、今後高騰する可能性がある |
Playground | Curatedに選ばれたアーティスト作品の中でも、試作品として出品されているもの 作品の自由度が高い Curatedに比べて販売価格が安いが、実績のあるアーティストが提供しているため、二次流通価格が高騰する可能性がある |
人気が高いものは「Curated」の作品で、出品する際には審査を受けると販売しやすいです。
一方で、Curatedの作品はそれ以外に比べて価格が高い傾向にあります。
作品購入を検討する場合には「Curated」で人気の高い作品を狙うか、それ以外で安く購入し価格高騰を狙うかを決めておくと良いでしょう。
二次流通も活発化している
ArtBlocksでは二次流通が活発化しており、作品を他のプラットフォームで取引できることが特徴です。
例えば、有名なNFTマーケットプレイスであるOpenSeaでは、ArtBlocksで生成された作品が出品されています。
したがって、OpenSeaなどの外部マーケットプレイスを利用している人であればそちらから作品購入ができることもメリットです。
二次流通されたアート作品はすでに生成済みであるため、自分の好みの作品を見つけて購入できます。
販売手数料・ロイヤリティが発生する
ArtBlocksでは、作品を販売した際に手数料がかかることと、ロイヤリティが発生することが特徴として挙げられます。
ArtBlocksの販売手数料は、販売価格に対して10%です。
また、販売したアート作品がOpenSeaなどのプラットフォーム上で二次販売されると、ロイヤリティーとしてクリエイターに還元されます。
対象 | ロイヤリティの割合 |
---|---|
クリエイター | 販売価格の5% |
販売プラットフォーム(OpenSeaなど) | 販売価格の2.5% |
ArtBlocks | 販売価格の2.5% |
例えば、OpenSeaでArtBlocksの作品が200ETHで売却された場合、クリエイターに10ETH還元されます。
ロイヤリティがあることで、出品した作品が取引されるほど、クリエイターやArtBlocksに収益が入る仕組みです。
ArtBlocksに興味のある方は、まずは仮想通貨取引所の口座を開設することから始めましょう。
取引所選びに迷っているという方はビットコインのサービスが豊富で便利なbitFlyerが使いやすいため、公式サイトにアクセスしてみましょう。
ArtBlocksの今後の見通し/将来性
ArtBlocksの今後の見通しや将来性としては、以下の3点が挙げられます。
- 1作品で6億円超の販売額を記録しており、注目を集めている
- 数多くのクリエイターが作品を出品しておりコンテンツが充実している
- 様々なNFTマーケットプレイスでも取り扱いがあるため人気が高い
1作品で6億円超の販売額を記録しており、注目を集めている
ArtBlocksでは過去に「Ringers#879」という題名のNFTアートが6億円以上の金額で購入されたこともあり、大きな話題を呼んでいます。
この作品はカナダ人アーティストであるDmitri Cherniak氏が製作したものですが、ArtBlocksで購入された作品がOpenSea上で出品され、1,800ETH(当時約6.4億円)で売却されました。
アート作品で6億円以上の価格がついたのは、「存命のカナダ人アーティストでは最高額」となっており、歴代カナダ人としては3位の記録です。
それだけArtBlocksの作品に価値を見出している人が多く、今後も億単位の値段で取引される可能性が高いでしょう。
数多くのクリエイターが作品を出品しておりコンテンツが充実している
NFT作品を扱うプラットフォームではコンテンツの充実度が重要ですが、ArtBlocksではクリエイターの人数が多いです。
現在では約200人近いクリエイターが在籍しており、それぞれの特色に合わせた様々な作品を購入できます。
また、作品はランダムに生成されるためコンテンツの幅も広く、価値が一気に高まる可能性も高いです。
そのため、取引が活発になりやすくプラットフォームとしての将来性に期待が持てると言えるでしょう。
様々なNFTマーケットプレイスでも取り扱いがあるため人気が高い
ArtBlocksは二次流通が盛んなことが特徴で、様々なマーケットプレイスで出品されていることもあり人気が高いです。
OpenSeaなどの規模の大きいマーケットはもちろん、日本発のマーケットプレイスであるCoincheck NFT(β版)でも取り扱いが始まりました。
多くのマーケットプレイスで取り扱いがあるということは、ArtBlocksの作品を購入してより高い金額で売却しやすくなります。
また、価値の高い作品が安価で販売されていることもあるため、ArtBlocksの人気はさらに高まっていくと言えるでしょう。
ArtBlocksの始め方
ArtBlocksでは高額な売却事例もあり注目が集まっていることから興味のある方もいるのではないでしょうか。
ArtBlocksの始め方は以下の4ステップです。
- 仮想通貨取引所の口座開設
- MetaMaskをインストールしウォレットを開設
- NFTを購入
1.仮想通貨取引所の口座開設
ArtBlocksの作品を購入するためには仮想通貨イーサリアムが必要です。
また、他のマーケットプレイスで取引する際にも仮想通貨が必要であり、NFTを売却した際に得た仮想通貨を換金する際にも取引所が必要なため、仮想通貨取引所の口座開設をしておきましょう。
仮想通貨の購入に慣れていないという場合は、金融庁の認可を受けている国内取引所を利用すると安心です。
また、国内仮想通貨取引所の中でも、ビットコインを使った様々なサービスが利用可能なbitFlyerが使いやすいです。
bitFlyerの口座開設は、公式サイト右上にある「新規登録」をクリックし、メールアドレスを入力します。
その後、本登録用のメールが届くので、メールに記載されたURLをクリックし手続きを進めましょう。
また、国内取引所の口座開設には本人確認書類・マイナンバー確認書類の提出や電話番号認証が必要となります。。
bitFlyerでは、スマートフォンから本人確認書類・マイナンバー確認書類の提出ができます。
スマートフォンから提出することで、郵送の必要がなく、最短で手続きできるため、ぜひ活用しましょう。
2.MetaMaskをインストールしウォレットを開設
ArtBlocksではイーサリアムのウォレット上に作品が保存されるため、外部ウォレットが必要になります。
Google Chromeの拡張機能から利用できるMetaMaskは、ArtBlocksだけでなく様々なNFTのプラットフォームで利用できるため便利です。
MetaMaskの公式サイトにアクセスし、「インストール」を選択しましょう。
3.NFTを購入
次にArtBlocksにアクセスし、NFTを購入します。まずは、公式サイトにアクセスしましょう。
トップページの画面上部にあるメニューから作品を検索することができます。
メニューからは以下の2つの方法で作品を検索することが可能です。
- collection:作品ごとに一覧が表示される
- artists:登録されているクリエイターごとに一覧で表示される
気になる作品を見つけたらタイトルをクリックすることで価格や詳細が表示されます。
購入したい場合「PURCHASE」をクリックすると、MetaMaskからイーサリアムで支払いが行われ、作品を生成できます。
ArtBlocksに関するよくある質問
ArtBlocksに関するよくある質問として、以下の3つを紹介しましたので、ぜひ参考にしてください。
- ArtBlocksの作品が生成される仕組みは?
- ArtBlocksの作品はランダムに生成されているのになぜ価値が高いの?
- 直接購入と二次流通作品の購入どちらが良い?
ArtBlocksの作品が生成される仕組みは?
ArtBlocksの作品はアルゴリズムによってランダムに生成されていますが、0から作品を生み出すわけではありません。
まず、クリエイターは作品生成のためのコードをいくつか登録します。
コードとは、作品を生成するための要素のようなもので購入者がmint(生成)した際にコードにあるランダム要素が組み合わさり、作品が生成されるという仕組みです。
したがって、クリエイターごとに登録されているコードが異なるため、作風や作品の傾向に違いが発生します。
ArtBlocksの作品はランダムに生成されているのになぜ価値が高いの?
ArtBlocksの作品の価値が高い理由として、ジェネレーティブアートの人気が高いからということが挙げられます。
ジェネレーティブアートは、デジタル化が急速に進む現代において、新たなアートの形の1つとも言えます。
また、ジェネレーティブアートの特徴でもある幾何学的・抽象化・偶然性は、20世紀の美術を象徴するテーマでもあります。
つまり、ジェネレーティブアートのテーマは昔から評価されているものでありながら、現代のデジタル技術と融合してより独創性を増したことで人気を集めたということです。
直接購入と二次流通作品の購入どちらが良い?
ArtBlocksの作品購入は公式サイトから直接購入するか、他のNFTマーケットプレイスから二次流通されている作品を購入する方法の2通りあります。
どちらの方法にもメリット・デメリットがあるため、自分にあった購入方法を選びましょう。
例えば、直接購入の場合はどのような作品が生成されるかはわからないため、生成された作品が大きな評価を受ける可能性があります。
一方で生成された作品の価値が高くない場合もあり、ランダム性が高いことがメリットやデメリットになり得ます。
二次流通作品はすでに生成済みのため、ある程度の価値は担保されており失敗が少ないのがメリットです。
ただし、二次流通作品はすでに価値が確定していることもあり、売却時には大きな利益を得にくいでしょう。
直接購入でも二次流通作品の購入でも、MetaMaskに仮想通貨を用意しておく必要があり、事前に通貨を購入しなければいけません。
まずは仮想通貨取引所の口座開設が必要なため、bitFlyerなどの使いやすい取引所を選び、実際に取引を始めてみましょう。
ArtBlocksのまとめ
今回はArtBlocksについて解説しました。
- ArtBlocksとはイーサリアムのブロックチェーンを利用してNFTアートを保存し、アルゴリズムによってランダムに作品が生み出される仕組みを持つジェネレーティブアート
- 作品は「Curated」「Factory」「Playground」の3つに分類され、それぞれ価値が異なる
- 二次流通も活発化しておりNFTマーケットプレイスでも購入可能
- 販売手数料は10%、二次流通の際はロイヤリティが発生
- 過去に6億円超の販売事例を記録しており、注目が高まっている
- OpenSeaやCoincheck NFT(β版)でも取り扱いがある
- ArtBlocksを始めるには仮想通貨取引所や外部ウォレットが必要
- 国内仮想通貨取引所の中では、ビットコインを使った様々なサービスがあるbitFlyerが使いやすい
ArtBlocksはアルゴリズムによって作品が生成されるというランダム性の高さから、価格が大きく高騰する可能性があります。
また、二次流通が活発に行われていることから価格が上がりやすいことが特徴です。
ArtBlocksを始めたいという方は、あらかじめMetaMaskや仮想通貨取引所を用意して、イーサリアムを準備しておく必要があります。
取引所選びに迷っているという方はTポイントをビットコインに交換できるサービスが利用可能なbitFlyerが使いやすいため、公式サイトにアクセスし口座開設を検討しましょう。