メタバース(仮想空間)とは?意味と仮想通貨・NFTとの関連性や投資方法を徹底解説!
近年NFT(非代替性トークン)が、仮想通貨業界で一大ブームとなっています。
またその流れの中で、ブロックチェーン技術とNFTを活用したメタバース(3DCGの仮想空間)にも高い注目が集まっています。
ここ数日でも、Facebookの社名変更やその開発メタバースであるHorizon Worldsがニュースに取り上げられています。
そこで今回は、ブロックチェーンを基盤にしたメタバースの特徴やNFTの利用例、メタバースへ投資する方法などを解説していきます。
- メタバースとは、オンライン上に構築された3DCGの仮想空間のことである
- 近年、ブロックチェーンを基盤にしたメタバースが次々開発されている
- メタバース内のNFTを売買すれば、マネタイズできる
- ブロックチェーン上のメタバースには、例えばファッションブランドなど、多種多様な業界から企業が参入してきている
- OpenSeaなどでメタバース関連のNFTに投資するなら、bitFlyerなどの国内取引所でイーサリアムを調達しよう
NFTを購入するには、イーサリアムなどの仮想通貨を用意しておく必要があります。
まだイーサリアムの取引が可能な口座をお持ちでない方は、この機会にbitFlyer公式サイトを確認してみましょう。
高原 耕大(たかはら こうた)
2007年に広島大学を卒業後、外資系生命保険会社に入社。以後、大阪府・岩手県・東京都・愛媛県にて営業推進業務や保険金支払業務に携わる。2020年に生命保険会社を退社。大阪にてファイナンシャルプランナーとして独立。以後同世代~60代まで幅広い世代の相談に携わる
メタバースとは?
メタバースとは、オンライン上に構築された3DCGの仮想空間のことです。
ユーザーは、アバターをつくってその空間に入り込むことで、他のユーザーとのコミュニケーションを楽しんだり、メタバース内のコンテンツで遊んだりすることができます。
またMMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)とは異なり、物語や目的、敵などはあらかじめ用意されておらず、仮想空間の中で現実に近い自由な交流や経済活動などができるものが多いです。
メタバースを用いたゲームは2000年代前半から多数登場しており、これまで次のようなメジャータイトルがリリースされました。
海外タイトル
- Second Life(2003年)
- Mine craft(2011年)
- フォートナイト(2017年)
国内タイトル
- PlayStation Home(2008年)
- あつまれ どうぶつの森(2020年)
この記事を読んでいる方の中にも、以下のゲームのいずれかをプレイしたことがあるという方は多くおられることでしょう。
特に任天堂から2020年3月にリリースされたどうぶつの森シリーズの最新タイトル「あつまれ どうぶつの森」は、コロナ禍でのコミュニケーションツールの一つとして世界的に大ヒットしたので、記憶にある方も多いのではないでしょうか。
このように、メタバースを用いたものは以前から存在しています。
しかし近年、ブロックチェーン技術を用いたメタバースが登場し始めており、特にメタバースにおけるNFTの活用に注目が集まっています。
NFT(非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を用いてつくられる、唯一性を持つデジタルデータのことです。
またNFTは従来のデジタルデータと異なり、発行者や所有者、発行時期などの記録が台帳上でわかるようになっています。
Facebook社が注力している
FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏はメタバース(仮想空間)の開発へ多額の資金をかけていくことを公言しています。
メタバースに関するリブランドに向けて社名の変更が検討され、現地時間の10月28日に社名をMeta(メタ)と変更することを好評しました。
独自のメタバースであるHorizon Workrooms(ホライゾン・ワークルーム)は2021年8月からすでに約20カ国ほどでサービスが展開されています。
同社は以前にも仮想通貨のLibraで注目を集めるなどブロックチェーンにも精通しており、今後のNFTや仮想通貨、メタバースの動向に注目が集まります。
なおメタバースについてはビッコレTVにて動画で詳しく解説されていますので、本記事とあわせてチェックしておくことがおすすめです。
メタバースの特徴
メタバース、またブロックチェーン技術を用いたメタバースには、次のような特徴があります。
- 国や土地柄などの外的要因に囚われない
- 非日常的な体験ができる
- NFTの土地やアイテムなどを売買してマネタイズできる
以下で詳しく解説していきます。
国や土地柄などの外的要因に囚われない
メタバースには現実世界のような国境がないので、世界各国のユーザーが同一の空間にいつでもアクセスすることができます。
また資本力やプレイできる時間など個人的な要因で差が生まれることはありますが、現実世界のように国の物価や土地柄、政治など、外的な要因で格差が生まれることはありません。
世界中のユーザーが同じ条件のもとで、自由に交流や経済活動などを楽しむことができます。
非日常的な体験ができる
メタバース内では現実世界に近い交流や活動ができる一方で、バーチャルであることを活かして現実の法則に縛られない非日常的な体験をすることももちろん可能です。
例えば空を飛んで街を見下ろしたり、高速で移動したり、巨大化してみたりなど、現実世界では不可能なあらゆることを実現することができます。
NFTの土地やアイテムなどを売買してマネタイズできる
これまでのメタバース内のアイテムは、コピーが容易にできてしまったり、サービスが終了してしまえば手元に残らなかったりといくつかのデメリットがありました。
しかしブロックチェーン技術を用いたメタバースでは、土地やアイテムなどの多くがNFTとなっており、それぞれがコピーできない唯一性を有しています。
そのためそれらのNFTは、次のようなことが可能になっています。
- コピーができず台帳もあるので、アイテムなどの所有権を明確に示すことができる
- 基盤のブロックチェーンが稼働する限りは、半永久的に存在できる
- メタバース内でNFTの売買ができる
- メタバース外にNFTを持ち出して、NFTマーケットプレイスで売買できる
また、これまでのメタバース内のアイテムはゲーム内通貨で取引されていましたが、NFTは仮想通貨や法定通貨で取引されます。
そのためアナログの不動産やモノを売買するのと同じように、NFTの土地やアイテムなどを売買してマネタイズすることが可能です。
初心者の方は、まずはbitFlyerなどの使いやすい国内取引所でイーサリアムなどの仮想通貨を購入しましょう。
国内取引所ということで当然日本語に対応しており、特に取引ツールは非常に扱いやすいので初心者の方でも困ることなく暗号資産を取引することができます。
「NFT」をイメージするには「鑑定書」が適しています。「1つしかないという鑑定書月のあつ森のアイテム」となると、お金を払ってでも買う人が出てきますよね。NFTを活用したメタバースとはそんなものだと思ってください
高原耕大(たかはらこうた)
メタバースでのNFTの利用例
それではメタバースにおいてNFTがどのように活用されているのか、その具体例をいくつか見ていきましょう。
- The Sandbox:メタバース内の土地(ランド)やアイテム
- Mettani:VTuberキズナアイとのコラボNFTアバター
- オタクコイン協会:オタクコイン画廊
The Sandbox:メタバース内の土地(ランド)やアイテム
TheSandboxは、イーサリアムブロックチェーンを基盤にしたNFTゲームです。
メタバース内の土地(ランド)やアバター、アイテムなどあらゆるものがNFTとなっており、それらはゲーム内のマーケットや外部のNFTマーケットプレイス(OpenSeaなど)で取引できます。
特に土地(ランド)はその数に限りがあり希少価値が高いため、高値で二次販売されています。
Metaani:VTuberキズナアイとのコラボNFTアバター
「Metaani(メタアニ)」とはアート作品と化したNFTのアバターのことで、世界最大のクリプトアート展示会Crypto Art Fesを開催したmekezzo(メケゾー)氏と、ポエムコア系バーチャルYouTuberのMISOSHITA(ミソシタ)氏によって立ち上げられたプロジェクト名でもあります。
同じデザインのアバターが一つも存在しないことがMetaaniの大きな特徴となっており、独自のメタバース空間である「MetaaniIand(メタアニランド)」を始めとした様々なメタバースでそれを着用できるようになる見込みです。
また、人気Vtuberキズナアイとコラボしたぴょこぴょこ(キズナアイのハート型カチューシャ)を持つMetaaniが、2021年9月18日からOpenSeaで限定販売されて話題を呼んでいます。
オタクコイン協会:オタクコイン画廊
一般財団法人オタクコイン協会は、日本のアニメ文化を世界に浸透させるために、アニメ業界でのブロックチェーン技術の活用を目指している団体です。
2021年6月にそのオタクコイン協会が、NFTゲームの開発企業であるCryptoGamesと共同で、メタバースのDecentraland上に「オタクコイン画廊」を立ち上げました。
オタクコイン画廊には、オタクコインをモチーフに含んだNFTアートが展示されています。
また各NFTアートにはNFTマーケットプレイス「OpenSea」へのリンクが付けられており、OpenSeaに移動してそれらを購入することもできるようになっています。
このようにメタバースのNFTと言っても、土地やアバター、デジタルアートなどそのユースケースは多種多様です。
またメタバースの発展に伴って、これからもまだまだ新たなユースケースが増えていくことでしょう。
おすすめメタバースの一覧
続いて、メタバースを利用しているおすすめのNFTゲーム、またはプラットフォームをご紹介します。
ゲーム名 プラットフォーム名 | 基盤のブロックチェーン | ネイティブトークン (時価総額ランク) | 取扱いのある取引所 (トークンの売買) | 取扱いのあるマーケット (NFTの売買) |
---|---|---|---|---|
The Sandbox | イーサリアム | SAND(132位) | Binance Huobi Global FTX | OpenSea Coincheck NFT(国内) Mime(国内) |
Decentraland | イーサリアム | MANA(100位) | Binance Huobi Global Coinbase | OpenSea Rarible |
EnjinCraft | Enjin | EnjinCoin(82位) | Coincheck(国内) GMOコイン(国内) | EnjinX |
AxieInfinity | Ronin (イーサリアムのサイドチェーン) | AXS(51位) SLP(308位) | Binance OKEx FTX | OpenSea Rarible |
これらのNFTゲームまたはプラットフォームは、ネイティブトークンの時価総額ランキングからも分かる通り、いずれも高い人気を集めています。
なお、エンジンコイン以外のトークンは残念ながら国内取引所には上場しておらず、取引するにはBinanceなどの海外取引所を利用する必要があります。
海外取引所は金融庁の所管外のため、利用すること自体にリスクを伴うことをよく理解しておきましょう。
また海外取引所では日本円を使えないので、利用の際はbitFlyerなどの国内取引所にも口座が必要となります。
国内取引所を介して、軍資金となるビットコインやイーサリアムを調達・送金します。
それでは、一覧で示したNFTゲームまたはプラットフォームの概要をそれぞれご紹介します。
The Sandbox(ザ・サンドボックス)
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、3Dボクセル(立方体)によって構成されたメタバース内で、キャラクターや建物をつくったり、ゲーム体験をしたりできるプラットフォームです。
NFTでできた土地やモノは、外部のNFTマーケットプレイスに持ち出して売買することも可能です。
またTheSandboxはスクウェア・エニックスから出資を受けたり、Coincheck NFTと提携していたりすることから、日本国内での需要拡大にも期待されています。
Decentraland(ディセントラランド)
Decentraland(ディセントラランド)は、2015年にイーサリアムを基盤にしてつくられたメタバースのプラットフォームです。
メタバースの中でキャラクターや建物をつくったり、ゲーム体験ができたりと、仕組みはThe Sandboxに近い部分もあります。
しかしThe Sandboxがボクセルで構成されるのに対し、Decentralandはより滑らかなCGでつくられているので、質感や世界観にはかなり差があります。
Enjin Craft(エンジンクラフト)
Enjin Craftは人気ゲームのMine craftのサーバーをEnjinブロックチェーンに統合して、Enjin上でMine craftを遊べるというものです。
またEnjinブロックチェーンを利用することによって、Mine craftのアイテムをNFTでつくることができます。
さらにNFTはEnjinのNFTマーケットプレイス「EnjinX」で売買できるので、マネタイズが可能です。
Mine craft自体が世界中に1億人以上のユーザーを抱えるビッグタイトルであり、最初から莫大な潜在顧客を有していることから、Enjin Craftを通したNFTや仮想通貨の普及に期待が持たれています。
Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)
Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)は、Axie(アクシー)というモンスターを育てて戦わせる対戦ゲームであり、「稼げるNFTゲーム」の一つとして人気を集めています。
また、ただモンスターを対戦させるだけでなく、「ルナーシア」と名付けられたメタバースのワールドの中で土地(ランド)を保有し、素材を集めたりアイテムをつくったりすることができます。
なおAxie Infinityのランドは、2021年2月に驚愕の150万ドル(約1億6000万円)で取引されるものが現れたことで、大きな話題になりました。
メタバースの今後の見通し
ブロックチェーンやNFTを用いたメタバースは高い注目を集めていますがまだまだ発展途上であり、次のような要因から今後さらに開発や普及が進むと見られています。
- 多種多様な企業がメタバースへの参入を始めている
- 投資対象としても人気が出ている
- メタバース同士の相互接続が進む可能性が高い
多種多様な企業がメタバースへの参入を始めている
ブロックチェーン/NFTを用いたメタバースは近い将来、数兆ドル規模の巨大産業となる可能性があると見られており、様々な業種の企業が参入をすでに始めています。
例えばアバターがデジタルなファッションアイテムを身につけられることから、Gucciやナイキなどファッション関連の大手ブランドが、NFTのファッションアイテムを販売しています。
また日本でも、きゃりーぱみゅぱみゅなどを要するポップカルチャープロダクションのアソビシステム株式会社が、IT企業と提携してDecentralandのメタバース上に都市をつくるプロジェクト「MetaTokyo(メタトーキョー)」を進めています。
MetaTokyoではデジタル上の文化都市の創出や、NFTを活用した日本からグローバルへのデジタル文化輸出などがおこなわれる見込みです。
メタバースは現実世界の慣習や法則に囚われず市場としての魅力も高いため、今後も新規参入が加速していき、これまでにない新しいモノや体験が次々と生み出されていくことでしょう。
投資対象としても人気が出ている
ブロックチェーン/NFTを用いたメタバースは、多くの投資家から投資対象としても注目を集めています。
メタバースの基盤になっているブロックチェーンの基軸通貨やNFTに対する投資はもちろんのこと、海外ではメタバースを開発するプロジェクトや企業に投資するファンドも立ち上げられています。
また、それらの投資によってプロジェクトや開発企業の資金効率が上がれば、よりメタバースは発展しやすくなっていくでしょう。
なお、仮想通貨取引には定番のbitFlyerが使いやすいです。
メタバース同士の相互接続が進む可能性が高い
ブロックチェーンはビットコインやイーサリアムを始めとして様々なものが存在しますが、それらの多くは互換性がありません。
そのためブロックチェーンを基盤にしたメタバースにも、基本的にブロックチェーンを超えた互換性はありません。
しかし近年、ハブを設けるなどの方策によって、ブロックチェーンを相互接続する動きが活発になっています。
それによって今は各ブロックチェーン上に個別に存在するメタバースも、いずれは相互に連携し、より大きな仮想社会を形成していくのではないかと予想されています。
また相互接続によって利便性が向上すれば、ユーザーの参入障壁も下がっていくことでしょう。
このようにブロックチェーン/NFTを用いたメタバースは、非常に高い将来性を有しています。
興味のある方はぜひ未発展である今の内に、メタバースの関連銘柄やNFTなどへの投資を検討してみてください。
bitFlyerでは、NFT関連銘柄であるテゾス(XTZ)に投資することができます。
コロナ禍で人との接触が制限される中、バーチャルであっても人との交流や経済活動ができるメタバースは今後更に伸びていくことでしょう。メタバースでの投資はもちろん、メタバースに注力している企業への投資もおすすめです
高原耕大(たかはらこうた)
メタバースでの投資方法【事例:The Sandboxのランド】
メタバースへの投資は、基盤となっているブロックチェーンの銘柄を購入したり、メタバース内のNFTを購入したりする方法があります。
ここではその一例として、先ほど紹介したThe SandboxのNFTの土地(ランド)に投資する方法をご紹介します。
先ほども述べましたがThe Sandboxのランドは数に限りがあり、高い希少価値を有しています。
そのため安くランドを仕入れて、購入時より高い値段で売ることができれば利益を得ることができます。
最も安く仕入れる方法はThe Sandboxの公式から購入することですが、残念ながら公式によるランドのセールは常におこなわれているわけではなく、また購入希望が殺到するため必ず手に入るとも限りません。
そこでここでは、NFTマーケットプレイス「OpenSea」でランドを仕入れる方法をご紹介します。
なお公式から購入したい場合は、The Sandboxの日本語版公式twitterをフォローして、セール情報を逐一チェックしておきましょう。
- 国内取引所でイーサリアムを購入する
- MetaMask(ウォレット)を用意する
- MetaMaskをOpenSeaに接続する
- OpenSeaでランドを購入する
STEP1:国内取引所でイーサリアムを購入する
まずは国内取引所で、ランドの購入資金となるイーサリアムを調達しましょう。
なお、その際に利用する取引所は、初心者にも使いやすい人気取引所「bitFlyer」がおすすめです。
提供サービス | bitFlyer |
現物取引(銘柄数) | 販売所形式:○(15銘柄) 取引所形式:○(6銘柄) |
レバレッジ取引(銘柄数) | ○(ビットコインのみ) |
最小発注数量 (ビットコインの場合) | 販売所形式:0.00000001BTC 取引所形式:0.001BTC レバレッジ取引:0.01BTC |
取引手数料 (ビットコインの場合) | 販売所形式:無料(スプレッドあり) 取引所形式:約定数量×0.01~0.15%(前月の取引量に応じて変動) レバレッジ取引:無料(スワップ手数料あり) |
取引ツール | パソコン・ネットブラウザ:○ スマホアプリ:○ |
その他取扱いサービス | ステーキングリワードサービス ビットコインをもらう! ビットコインをつかう Tポイントとビットコインの交換サービス |
公式サイト | bitFlyer公式サイト |
口座開設は無料でできるので、ぜひこの機会に公式サイトを訪れてみましょう。
STEP2:MetaMask(ウォレット)を用意する
OpenSeaを利用するには、イーサリアム系の仮想通貨ウォレットが必要です。
対応ウォレットは10種類以上ありますがその中でも、国内外の様々なプラットフォームに対応しているMetaMaskがおすすめです。
MetaMaskはWebブラウザの拡張機能(プラグイン)となっており、Google ChromeやMicrosoft Edgeなど各ブラウザのウェブストアから無料でダウンロードできます。
なお、初期設定や国内取引所で用意したイーサリアムの送金方法など、具体的な使い方については「MetaMaskとは?」をご参照ください。
STEP3:MetaMaskをOpenSeaに接続する
イーサリアムを送金してMetaMaskの準備が整ったら、それをOpenSeaに接続しましょう。
OpenSeaにアクセスし、トップ画面のウォレットマークをクリックすると、対応ウォレットの一覧が表示されます。
その中からMetamaskを選択すれば、OpenSeaとMetamaskを接続できます。
なおOpenSeaは、Metamaskを接続するだけで利用できる状態になります。
会員登録などを別途おこなう必要はありません。
STEP4:OpenSeaでランドを購入する
最後に、OpenSeaでできるだけ安くランドを仕入れましょう。
まずはOpenSeaトップページの検索窓に「The Sandbox」と入力し、The Sandboxのコレクションを選択します。
OpenSeaではThe Sandboxのランドだけでなく、アイテムやキャラクターなども多数出品されているので、続いてフィルターをかけて表示されるアイテムをランドに絞りましょう。
なおOpenSeaでは定額販売またはオークション方式でランドを購入可能であり、2021年9月時点で最安値は定額販売で0.42ETH程度(約16万円)、オークションで0.22ETH程度(約8万円、オークションなので上がる可能性あり)となっています。
必要資金(日本円)はイーサリアムの価格変動によっても大きく変わってくるので、できるだけ低コストで買えるタイミングを狙いましょう。
以上の流れでOpenSeaでランドを仕入れて、購入価格以上で売ることができれば利益を得られますが、ちなみにThe SandboxのランドはCoincheckのNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」にも出品されています。
取扱コンテンツ | NFTゲームのアセット(TheSandbox、CryptoSpells、Sorare) NFTトレカ |
手数料 | 入庫手数料:無料(ガス代は自己負担) 出品手数料:無料 販売手数料:販売価格の10% 出庫手数料:0.01ETH~0.16ETH |
決済通貨 | イーサリアム ビットコイン 他 (全13銘柄) |
日本円対応の有無 | × |
対応ウォレット | 入庫元:MetaMask 出庫先:MetaMaskまたはERC721規格対応ウォレット |
対応ネットワーク | イーサリアム |
公式サイト | Coincheck公式サイト |
Coincheck NFTはNFTマーケットプレイス最大手のOpenSeaと比べると出品数で劣りますが、オフチェーンのプラットフォームなので売買時にガス代(ネットワーク手数料)がかからないというメリットがあります。
一方、bitFlyerでは、NFT関連銘柄であるテゾス(XTZ)に投資することができます。
NFTへの投資に興味がある人は、まずはbitFlyer公式サイトをチェックしてみましょう。
メタバースに関するよくある質問
最後にブロックチェーン/NFTを用いたメタバースに関して、よくある質問を3つご紹介します。
- メタバースは未成年でも楽しむことができますか?
- メタバースのゲームは、どの機種で遊ぶことができますか?
- 無課金でメタバースを用いたNFTゲームを遊ぶことはできますか?
メタバースは未成年でも楽しむことができますか?
メタバースを用いているNFTゲームやプラットフォームの大半は、未成年でも利用できます。
ただ課金して遊んだりマネタイズしたりしようとすると今のところは必然的に仮想通貨が必要になり、また仮想通貨取引所は基本的に未成年では利用できません。
未成年でも利用できる取引所も稀にありますが、その場合は親権者の同意が必要です。
メタバースのNFTゲームは、どの機種で遊ぶことができますか?
今のところメタバースを用いたNFTゲームの多くは、ウェブブラウザ上でのみ遊べるようになっています。
今回紹介した4つのNFTゲームまたはプラットフォームも、すべてウェブブラウザでのみ遊べるようになっており、スマートフォンや家庭用ゲーム機には対応していません。
ただ、それらの機種に対応したゲームやプラットフォームもいずれは登場してくるでしょう。
無課金でメタバースを用いたNFTゲームを遊ぶことはできますか?
今回紹介した4つのNFTゲームまたはプラットフォームの中で言えば、The SandboxとDecentralandは無課金でも始められます。
ただ遊びの幅を広げたりマネタイズしたりするのであれば、ランドを購入するなど、ある程度の初期投資をした方が効率が良いでしょう。
メタバースのまとめ
今回は、ブロックチェーン/NFTを用いたメタバースについてご紹介しました。
- メタバースとは、オンライン上に構築された3DCGの仮想空間のことである
- 近年、ブロックチェーンを基盤にしたメタバースが次々開発されている
- メタバース内のNFTを売買すれば、マネタイズできる
- ブロックチェーン上のメタバースには、例えばファッションブランドなど、多種多様な業界から企業が参入してきている
- OpenSeaなどでメタバース関連のNFTに投資するなら、bitFlyerでイーサリアムを調達しよう
ブロックチェーンを基盤にしたメタバースは多くの業界から注目されており、様々な方法や目的で企業の参入が始まっています。
今後もまだまだ発展が期待できる分野の一つなので、興味のある方はぜひ今の内から関連銘柄やNFTに投資してみるとよいでしょう。
なおOpenSeaなどからNFTへ投資する場合は、日本円が使えないので仮想通貨取引所でイーサリアムなどの仮想通貨を調達する必要があります。
その際は、初心者でも使いやすく多くの銘柄を取り扱っているbitFlyer公式サイトを確認してみましょう。
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高原 耕大(たかはら こうた)
2007年に広島大学を卒業後、外資系生命保険会社に入社。以後、大阪府・岩手県・東京都・愛媛県にて営業推進業務や保険金支払業務に携わる。2020年に生命保険会社を退社。大阪にてファイナンシャルプランナーとして独立。以後同世代~60代まで幅広い世代の相談に携わる