仮想通貨のハードフォークとは?仕組みや銘柄・ソフトフォークとの違いを解説【暗号資産】
「ビットコイン」と「ビットコインキャッシュ」、「イーサリアム」と「イーサリアムクラシック」のように、仮想通貨って似た名前がついている銘柄が多いですよね?
それもそのはずで、実はそれぞれの銘柄はもともと1つの通貨だったのです。
今回は、仮想通貨が分裂してしまう現象「ハードフォーク」について解説していきます。
- ハードフォークとは、ブロックチェーンの生成段階における「分岐」のこと
- ハードフォークが発生すると、新たな通貨が誕生する場合がある
- 仮想通貨のハードフォークは、発生する原因によって大きく4つに大別できる
- ハードフォークは、仮想通貨の「スケーラビリティ問題」を解決可能
- ハードフォーク銘柄に投資をしたい方は、17銘柄を取り扱っているCoincheckがおすすめ
仮想通貨のハードフォークについては、2021年11月にネム(XEM)とシンボル(XYM)が実施することを発表しており、話題になっています。
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仮想通貨のハードフォークとは
ハードフォークとは、仮想通貨のアップデート方法の一種。
仮想通貨の発行に利用しているブロックチェーンを分岐(フォーク)させることで、通貨の仕様変更をおこないます。
ハードフォークがひとたび実行されると当該銘柄の相場にも大きな影響があることから、投資家からの注目も非常に大きいのが特徴です。
事項以降で、仮想通貨のハードフォークについて詳しい説明をしていくので、興味のある方はぜひ最後までお付き合いください。
仮想通貨のハードフォークの仕組み
この項では、仮想通貨におけるハードフォークの仕組みを解説していきます。
仮想通貨の仕組みについて細部まで理解しようと思うと大変ですが、これから仮想通貨に投資を考えているのであれば知っていて損はないはずです。
それでは、ひとつずつ説明していきます。
ブロックチェーンが永遠に「フォーク(分岐)」することによって発生する
ハードフォークは、ブロックチェーンのフォーク(分岐)によって発生します。
仮想通貨上でおこなわれるひとつひとつの取引履歴をブロック状にし、鎖のように連結したもの。
ユーザーが新たに取り引きをおこなえば、その都度新たなブロックが生成され、ブロックチェーンもどんどん長くなります。
こうして作成されたブロックチェーンは、仮想通貨のユーザー全員が共有して管理をするため、不当な方法で変更を加えることができない仕様となっています。
ブロックチェーンのフォーク自体は、マイニングをおこなった際などに頻繁に発生しているのですが、ブロックチェーンの分岐は継続せず、すぐに一方のブロックチェーンに収束します。
それに対して、ハードフォークによって引き起こされたフォークは永遠に収束しません。
ハードフォークの結果、新たな通貨が誕生する場合がある
ハードフォークがひとたび発生すると、仕様の異なる2つのブロックチェーンが誕生します。
ブロックチェーンとは、仮想通貨を管理する「器」のようなもの。
仮想通貨が「ゲームソフト」であれば、ブロックチェーンはソフトを動かす「ゲーム機」のイメージです。
ハードフォークの場合、既存のブロックチェーン(ゲーム機)と互換性のない新たなブロックチェーンが誕生するため、それに合わせた新たな仮想通貨(ゲームソフト)も発行しなければなりません。
このようにして、仮想通貨はハードフォークをきっかけに新たな通貨を「分裂」し発行しているのです。
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仮想通貨のハードフォークの種類
仮想通貨のハードフォークは、その目的によって誕生する新たな通貨の価値が異なります。
ここでは、仮想通貨のハードフォークの種類と、その内容について紹介していきます。
- 通常状態での分岐
- アップグレードによるハードフォーク
- 派生通貨を作るハードフォーク(エアドロップフォーク)
- 意見対立のある場合のハードフォーク
通常状態での分岐
先程解説した通り、仮想通貨のフォーク自体は頻繁に発生しています。
たとえば、マイニングによって生成されたブロックの生成タイミングがまったく同じだった時。
このとき、ブロックチェーンは同時に生成されたブロックにそれぞれ連結しなければならず、結果としてブロックチェーンのフォークが発生するのです。
このようなフォークはすぐに収束するため、新たな仮想通貨が誕生することはありません。
アップグレードによるハードフォーク
こちらは、ブロックチェーンや仮想通貨の価値を向上する目的で実行するハードフォークです。
ハードフォークのタイミングで、仮想通貨の機能をすべて分岐後のブロックチェーンに移行するため、古いブロックチェーンは機能を停止します。
その結果、このハードフォークでも新たな通貨が誕生することはありません。
派生通貨を作るハードフォーク
こちらは、みなさんが聞き馴染みのあるハードフォークではないでしょうか。
このハードフォーク方法の場合、分岐前のブロックチェーンはそのまま機能するため、分岐後のブロックチェーンとあわせて2つの仮想通貨が発行される、ということになります。
あとで紹介するビットコインキャッシュやビットコインゴールドが、このハードフォークによって誕生した通貨の一例です。
意見対立のある場合のハードフォーク
こちらは、仮想通貨の運営方針について意見対立が生じた場合のハードフォークです。
本来、仮想通貨がハードフォークをおこなう場合、新規通貨の発行が主目的のときを除いて古いブロックチェーンは分岐時点で機能を停止し、既存の仮想通貨はアップデートが実装された新しいブロックチェーンに移行されるため、新しい通貨が誕生することはありません。
しかし、既存のブロックチェーンと新しいブロックチェーンを支持する層が意見対立により割れた場合、古いブロックチェーンは機能を停止することなく稼働し続け、結果として2つの仮想通貨が存在してしまうのです。
このようなハードフォークを受けて誕生した通貨としては、イーサリアムから分裂したイーサリアムクラシックなどがあげられます。
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ハードフォークとソフトフォークとの違い
ハードフォークとソフトフォーク、ふたつのフォークの違いは、「互換性の有無」です。
ソフトフォークはいわば「仮想通貨の仕様変更」で、通貨自体のアップデートは実施するものの、運用は以前と同じブロックチェーン上でおこいます。
そのため、各ルールに互換性があり、マイナーの支持を多く集めたルールに最終的に収束。
新たに仮想通貨が誕生することはありません。
対して、ハードフォークは「ブロックチェーンの仕様変更」。
ブロックチェーンそのものが分岐してしまうため、分岐の時点で仮想通貨は恒久的に分裂、結果として仕様の異なる2つの通貨が誕生してしまうのです。
ハードフォークはソフトフォークにくらべて価格に与える影響が大きいことから、マイナーからの反感も大きいアップデート方法となっています。
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ハードフォークした銘柄
仮想通貨のハードフォークはこれまでに数多く実施されており、そのたびに新たな通貨が誕生しています。
多くのハードフォーク銘柄は利用者が減少してしまい、通貨としての価値がつくことはありませんが、中には国内取引所で上場するほど価値がつくものもあります。
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ネム(XEM)
- シンボル(XYM)
- オーエムジー(OMG)
こちらは、ハードフォークをおこなった代表的な仮想通貨です。
通貨の特徴やそれぞれのハードフォーク内容について、詳しく解説をしていきます。
ビットコインキャッシュ(BCH)
通貨名 | ビットコインキャッシュ |
シンボル | BCH |
価格(2022年8月現在) | 133.73ドル |
時価総額(2022年8月現在) | 2,562,163,078ドル |
市場ランキング(2022年8月現在) | 29位 |
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関連記事 | BCC,BCH今後の見通しを徹底解説 |
ビットコインキャッシュは、ビットコインのハードフォークによって誕生した通貨です。
時価総額ランキング1位に君臨しているビットコインは、ユーザー数の増加から取引スピードの低下が問題視されていました。
そこで、ひとつのブロックに多くの情報を保存できるようにすることでこの課題を解決しようと、2017年8月にハードフォークが実施され、ビットコインキャッシュは誕生。
ビットコインキャッシュは、ビットコインでは利用できない「スマートコントラクト機能」を実装しているなど通貨としての価値も高く、仮想通貨の時価総額ランキングでも上位にランクインしています。
イーサリアムクラシック(ETC)
通貨名 | イーサリアムクラシック |
シンボル | ETC |
価格(2022年8月現在) | 33.54ドル |
時価総額(2022年8月現在) | 4,622,500,629ドル |
市場ランキング(2022年8月現在) | 20位 |
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関連記事 | イーサリアムクラシックとは |
イーサリアムクラシックは、さまざまなDeFiアプリケーションに応用されているイーサリアムのハッキング事件「THE DAO事件」をきっかけにハードフォークをおこない、誕生した通貨です。
中央集権的な運営体制を取っているイーサリアムとは違い、不特定のユーザーが共同で管理をしている点が大きな特徴となっています。
また、通貨の発行上限がすでに決まっていて、500万ブロックの通貨が発行されるごとにマイニングによって獲得できる報酬が20%減少するという仕組みになっていることから、通貨の希少性は担保されています。
国内取引所のほとんどが取り扱っているメジャー銘柄のひとつですね。
ネム(XEM)
通貨名 | ゼム |
シンボル | XEM |
価格(2022年8月現在) | 0.04644ドル |
時価総額(2022年8月現在) | 418,027,809ドル |
市場ランキング(2022年8月現在) | 86位 |
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関連記事 | ネム(XEM/NEM)の今後の予想解説 |
ネムは、シンガポールに拠点を置くNEM財団によって、2015年に公開された仮想通貨です。
2018年に発生した「コインチェック事件」によって大量のXEMが流出したことからも、その名前が記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。
2021年には大型アップデート「カタパルト」を実行し、後述する「シンボル(XYM)」が新たに発行されています。
ネムは年末に「ハーロック」というハードフォークを控えており、公式Twitterによると、ハードフォークの結果によっては、ネムがシンボルのサブチェーンになってしまう可能性があると言われていました。
シンボル(XYM)
通貨名 | シンボル |
シンボル | XYM |
価格(2022年8月現在) | 0.0488ドル |
時価総額(2022年8月現在) | 272,240,368ドル |
市場ランキング(2022年8月現在) | 114位 |
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シンボルは、ネム財団がネム(XEM)という仮想通貨にアップデートを施した結果、誕生した通貨です。
従来のネムと比較すると、セキュリティや処理速度などのブロックチェーン性能が全体的に向上しており、通貨としての将来性に期待が集まっています。
2021年11月にシンボルは「キプロス」ハードフォークを実施しており、ネムの「ハーロック」ハードフォークとあわせて大きな価格変動が発生する可能性があることから、投資家は注意が必要です。
オーエムジー(OMG)
通貨名 | OMG(オーエムジー) |
シンボル | OMG |
価格(2022年8月現在) | 1.93ドル |
時価総額(2022年8月現在) | 271,545,394ドル |
市場ランキング(2022年8月現在) | 116位 |
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関連記事 | 仮想通貨OMGとは? |
OMGは、2017年に開発が始まった、手数料の安さと取引スピードの速さに優位性を持つ仮想通貨です。
開発当初は、イーサリアムブロックチェーンを利用してエコシステムを展開していましたが、イーサリアムが抱えていた「スケーラビリティ問題」を解消するために、「Tendermint」という新たなブロックチェーンコンセンサスに通貨としてのデータを複製しました。
この一連の流れを、分岐の起きないハードフォークという意味から「ハードスプーン」と呼んでいます。
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仮想通貨のハードフォークのまとめ
今回は、仮想通貨の「ハードフォーク」について紹介しました。
- ハードフォークとは、ブロックチェーンの生成段階における「分岐」のこと
- ハードフォークが発生すると、新たな通貨が誕生する場合がある
- 仮想通貨のハードフォークは、発生する原因によって大きく4つに大別できる
- ハードフォークは、仮想通貨の「スケーラビリティ問題」を解決可能
- ハードフォーク銘柄に投資をしたい方は、17銘柄を取り扱っているCoincheckがおすすめ
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