FXのピラミッティングとは？やり方やコツを徹底解説！

FXの取引の中にはピラミッティングという注文方法があり、トレンド相場などでよく活用されています。

ピラミッティングを活用することで得られるリターンが大きくなる反面、失敗した際の損失が大きくなるため中いが必要です。

今回の記事では、ピラミッティングの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。

取引の方法や使いやすいFX口座についても紹介するので、併せて参考にしてください。

ピラミッティングでは効率的にリターンを得る事ができますが、取引手法だけでなくFXの口座選びも利益獲得のために重要です。

FXの取引に慣れていないという方は、リスクを抑えて取引できる松井証券FXが使いやすく重宝するでしょう。

松井証券FXでは、レバレッジコースやロスカットの割合を設定でき、最低1通貨から取引できる魅力があるため、興味のある方は公式サイトを確認しましょう。

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FXのピラミッティングとは

ピラミッティングとは、最初にまとまったポジションを建てておき、トレンド通りに相場が動いたら、買い上がり（売り下がり）を行なってポジションを積み増す手法の事です。

元々は20世紀初頭のアメリカの相場師、ウィリアム・デルバート・ギャンが考案した手法です。

積み増すポジションは徐々に減らしていくのが基本的な手法で、スケール・ダウン・ピラミッティングと呼ばれます。

しかし、相場の状況によってはポジションを増やしながら取引することもあり、様々な戦略が活用可能です。

ただし、相場によってはトレンドの騙しに遭うケースもあり、損切りせざるを得ない場合もあるため、見極めが必要となります。

FXのピラミッティングのメリット

ピラミッティングには以下の3つのメリットが挙げられます。

利幅を増やせる

ピラミッティングはトレンドが続く度にポジションを積み増すため、利幅を増やせる事が魅力です。

特に、トレンドが長いほど保有数量が増えるため、利益を大幅に増やす手段として投資家達に活用されています。

また、一度に多くのポジションを保有せず、段階的に積み増すため、トレンドを読み間違えたとしても損失が抑えられる事が特徴です。

したがって、通常の注文に比べてエントリータイミングを間違えたと事によるリスクは低いと言えるでしょう。

含み益を活用できる

ピラミッティングで発生した含み益は新規ポジションの積み増しに活用できる事が魅力です。

一般的な取引では、積み増しの際には新たな資金を投入するため、必然的に証拠金を圧迫してしまいます。

しかし、保有しているポジションの含み益を活用できるピラミッティングでは証拠金維持率にあまり影響を与えません。

つまり、初期投資額を有していない人でも効率的に利幅を増やせる手法であるため、大きな魅力となるでしょう。

したがって、リスクを上げずに利幅だけ増やすといった戦略が狙えます。

複利運用で資産の増加スピードが速くなる

前述の通り、ピラミッティングでは含み益を活用してポジションの積み増しが可能なため、擬似的な複利運用が可能です。

複利運用は続ければ続けるほど、利幅が大きくなるという特徴があるため、トレンドが長く続くほどリターンが増加します。

FXで複利を活用した運用方法はスワップポイントの高い通貨ペアの取引が一般的ですが、ピラミッティングは金利差に左右されないので、通貨ペアを選ばないのが魅力と言えるでしょう。

1通貨単位で取引可能な松井証券FXなどの、少ない資金で取引できる口座を活用すると積み増すポジションの量を細かく設定でき、よりリスクを抑えた取引が可能になります。

また、レバレッジのコースも4種類から選択可能で使いやすいため、まずは公式サイトにアクセスし口座開設を検討しましょう。

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FXのピラミッティングのデメリット

ピラミッティングには様々な魅力が期待できる反面、以下の3つのデメリットが挙げられます。

失敗した時の損失が大きい

ピラミッティングは段階的にポジションを積み増す手法のため、得られるリターンが大きくなる反面、思わぬ損失が発生する可能性があります。

損切りラインの設定が甘いと、保有中のポジションが全て含み損となってしまうリスクも考えられるでしょう。

したがって、通常の手法と比べてハイリスクハイリターンになる事もあります。

基本的には積み増しごとに損切りラインを設定し直し、すぐに損切りする事が望ましいです。

また、積み増す場合の数量が大きいと損失の幅が増えるため、注意しましょう。

引き際が難しい

ピラミッティングは含み益が発生した状態で段階的に積み増していく手法のため、引き際が難しいです。

例えば、新たにエントリーした直後に価格が下がっても、元々のポジションで含み益が発生しているため、様子を見て放置してしまう事が多いです。

しかし、トレンドが既に終了している場合もあるため、含み損を放置しているとあっという間に損失の幅が大きくなってしまうでしょう。

したがって、計画を立てずに積み増しを行うのではなく、事前にエントリーラインや損切りラインを定めておく事が望ましいです。

急な相場変動に弱い

ピラミッティングは保有ポジションが大きくなりやすい特性上、相場の急変動に弱いです。

例えば、トレンドが続くと思って積み増した場合でも、すぐに相場が反転する事があります。

一度相場が反転した際にすぐに対応できないと、どんどん逆方向に進む事があるため、ポジションの管理が重要です。

損切りラインを設定するだけでなくアラートなどを設定しておきすぐに対応できるようにしましょう。

FXのピラミッティングのやり方

ピラミッティングは的確に行えば利幅を増やせる特性があるため、実際に運用してみたいという方も多いのではないでしょうか。

具体的なやり方については、次の3つの手順で行います。

1.トレンドを見つけてエントリーする

ピラミッティングで重要なのが、トレンドの転換点を見つけるという事です。

一度トレンドに乗ってしまえば、終了までは利益を積み上げられるため、まずはエントリータイミングを見つけるようにしましょう。

一般的には、テクニカル分析を用いながらトレンドの転換点を見極める事が重要です。

テクニカル分析の中には、トレンド相場で活用でいる「トレンド系」の指標がいくつかあります。

特に、トレンドの転換点を見極めるのに役立つのは、一目均衡表です。

一目均衡表には「基準線」「転換線」が用意されていますが、その2つが交わって突き抜けたタイミングでトレンドが変わると言われています。

例えば、基準線を転換線が下から上へ突き抜けた場合、株価は上昇トレンドに入り、転換線が基準線を上から下へ突き抜けた場合に、下落トレンドとなります。

このように、テクニカル指標を活用し相場を分析したのちにエントリーを行いましょう。

2.トレンドが続いている場合、買い増し（売り増し）を行う

次に、トレンドが続いている場合にポジションの積み増しを行います。

積み増しタイミングを図る基準は、ローソク足の動きやテクニカル分析を活用する事が望ましいです。

ローソク足を活用する場合は、抵抗線、支持線を活用しましょう。

抵抗線や支持線を突き抜けている場合、トレンドが続いているサインのため、積み増しを行います。

一方で、相場が反転したまま抵抗線や支持線に到達した場合は損切りのサインとなるでしょう。

また、テクニカル指標を用いる際は「移動平均線」 「MACD」「一目均衡表」 などのトレンド系の指標が便利です。

相場の分析を行い積み増しを行う事を決めたら、積み増す数量を決めます。

一般的には前回のエントリー時よりも少ない数量で積み増しを行いますが、同数量や多い数量で積み増しを行う場合もあります。

ただし、数量を増やすほどリスクが大きくなる点に注意が必要です。

3.トレンドが終了したら利確する

最後に、トレンドの終了時に利確を行いましょう。

基本的には直近高値（安値）を超えずに反転し、直近安値（高値）を抜けた際に利確します。

また、「一目均衡表」などのテクニカル指標でトレンド転換のサインが出た際にすぐに利確する事も効果的です。

ただし、相場の状況によってはトレンド転換のサインが騙しとなる場合もあるため、必ずしも利確ラインを一定にしておく必要はありません。

FXのピラミッティングのコツ

ピラミッティングが上手くいかず利益を上げられないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、具体的なコツとして以下の3点を解説します。

トレンド相場以外で利用しない

ピラミッティングは一方向に値動きが続くトレンド相場でのみ、効力のある手法のため、それ以外で利用してはいけません。

また、初心者にありがちな失敗として、的確に相場分析を行っておらず、トレンド相場ではないのにピラミッティングをしてしまったというパターンがあります。

特に、初回のエントリータイミングの見極めが非常に重要となるので、テクニカル指標等を活用しチャートをじっくりと分析しましょう。

事前にロットやポジション数を決めておく

ピラミッティングは一般的に、事前に定めておいたロット数・ポジション数に基づいて計画的に行う必要があります。

計画性がないと途中で予期せぬ相場変動が起こった際や、トレンド継続の際に正しい判断ができなくなります。

したがって、計画性がないピラミッティングでは損失が発生しやすいです。

ロット数等については正解はなく、自分の資金量や相場の状況に応じて柔軟に対応するのがポイントとなります。

トレンドが転換した際にすぐに損切りを行う

初心者で相場の見極めに自信がない場合は、引き際を早めるという事も重要です。

ピラミッティングは含み益が発生している状態で積み増しを行っているため、積み増し分の含み損を取り返そうとして放置する人もいます。

しかし、実はトレンドが終了しており含み損が広がるケースも散見されるため、損切りを的確に行う事が重要なポイントです。

また、事前に損切りの値を定めておくなど、計画性を持って積み増ししておく事も望ましいでしょう。

基本的にピラミッティングはリスク・リターン共に高くなりやすいため、松井証券FXのようなリスクを抑えられるFX口座で取引を行うようにしましょう。

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おすすめのFX会社

ピラミッティングでは取引のコツがいくつかありますが、取引手法だけでなく適切なFX口座を選ぶ事が重要です。

しかし、様々なFX会社がサービスを提供しており選択しが多い事から、どのFX会社が最適かわからない人も多いでしょう。

おすすめのFX会社として挙げられるのは、以下の3社となります。

松井証券FX

松井証券FXの最大のメリットは1通貨単位で取引できるという点で、ピラミッティングの際に少額の積み増しを行いやすいです。

その他にも少ない資金から投資を始められるというメリットがあり、証拠金維持率を圧迫しにくいことも魅力となります。

また、レバレッジ割合は1~25倍から選択可能でロスカットの割合も50~90%の範囲で自由に切り替えできるなど自分のリスク許容度に合わせて設定でき、初心者でも取引しやすいでしょう。

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GMOクリック証券

GMOクリック証券は業界最狭水準のスプレッドを提供しており、コストを抑えて取引できるという魅力があります。

特に、ピラミッティングでは取引の回数が多くなる傾向にあるため、原則固定のスプレッドを提供しており業界最狭水準であることは大きなメリットです。

また、取引に活用できるツールは全6種類あり、高機能なため取引経験が豊富な人も使いやすいです。

また、新規口座開設特典を利用すると最大30万円のキャッシュバックが獲得でき、より多くの資金で取引できるようになる事も魅力と言えるでしょう。

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LINE FX

LINE FXは、SNSアプリで有名な「LINE」が提供するFX会社で、主にスマートフォンで取引を行う人にとって使いやすいでしょう。

スプレッドは業界最狭水準となっているため、ピラミッティングの積み増しの際にもコストを抑えながら取引できます。

また、経済指標に関するニュースや相場変動時の緊急アラートなどの情報をすべてLINEアプリで通知してくれるため、急な状況でも対応しやすいです。

また、LINEで受け取った通知からすぐに取引画面を開く事もできるため、すぐに決済したい場合や積み増しを行いたい場合にも役に立ちます。

FXのピラミッティングの注意点

ピラミッティングを行う際には、以下の3点に注意しましょう。

ロスカットに注意する

ピラミッティングを行う際にはポジションが増加する傾向にあり、ロスカットに注意が必要です。

積み増した数量が多いと相場急変時に大きな損失となる事や、急なトレンド転換を放置しているとあっという間に損失が広がり、証拠金維持率を下回る含み損となるケースも散見されます。

したがって、資金管理やポジション管理など、定期的な確認を行う事が望ましいです。

アラートなどの設定や事前の指値注文などで対処しておくと良いでしょう。

スワップポイントに注意する

ピラミッティングを行う際にはスワップポイントにも注意しておきましょう。

理由としては、トレンド展開によっては長期間ポジションを保有し続ける事もあり、その間スワップポイントを支払い続ける必要があるからです。

したがって、含み益が発生していてもスワップポイントの支払いで損をするケースがあります。

基本的にはプラススワップのエントリー方向でピラミッティングを行う事が望ましいです。

また、メキシコペソ/円・南アフリカランド/円や、トルコリラ/円のようなスワップポイントの高い通貨であれば、付与されるスワップポイントを利用して、さらなる積み増しも可能です。

ただし、高金利通貨は相場の変動が激しく、ピラミッティングのリスクが高い点にも注意しましょう。

不用意にエントリーしない

ピラミッティングは基本的にトレンド相場で利用できる手法であり、レンジ相場や変動の激しい相場では難しいです。

また、トレンドの転換点でエントリーするのが一般的であり、途中で始めても思うようなリターンを得にくいでしょう。

したがって、無理矢理エントリーを試みて失敗してしまうケースが考えられます。

一方で、トレンドの転換点を上手く見極める事が出来れば、ピラミッティングを成功させやすいのも事実です。

初心者の場合は不要にエントリーせず、タイミングが来るまでじっくり待つのが良いでしょう。

FXのピラミッティングのまとめ

今回は、FXのピラミッティングについて解説しました。

ピラミッティングを活用する事で、リスクを抑えながらトレンド相場の利幅を増やす事が可能です。

一方で、エントリーのタイミングが重要な手法でもあるため、テクニカル指標の活用が求められるなどしっかりと分析する事が重要になります。

初心者の場合は、最低1通貨から取引できてリスクを最小限に抑えられる松井証券FXで少額から取引を始めると失敗しにくいでしょう。

松井証券FXは他にもロスカットやレバレッジの割合を選択でき、リスクを抑えて取引しやすいため、興味のある方は公式サイトから情報を確認しましょう。

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