トラリピ世界戦略を徹底解説|利益を積み重ねるための戦略とは?
FXの自動売買を運用している方の中には、なかなか収益が伸びない・含み損で心理的な負担が大きいと不満を抱えている方も多いでしょう。
そんな方はぜひ、マネースクエア社が提供している「トラリピ世界戦略」を検討してみてはいかがでしょうか。
トラリピ世界戦略では、公式が推奨する3つの通貨ペアに投資することで、リスクを分散しながらリターンを目指せます。
この記事では、トラリピ世界戦略の概要や利用するメリットについて詳しく解説します。
- トラリピ世界戦略の概要
- トラリピ世界戦略のメリット
- トラリピ世界戦略の通貨ペア
- トラリピ世界戦略での利益値幅の決め方
- トラリピ世界戦略のスワップポイント
これからトラリピ世界戦略を始めたい方は、まずトラリピでの口座開設を済ませておきましょう。
今ならおトクな口座開設特典を獲得できます。
トラリピ世界戦略とは
トラリピ世界戦略とは、マネースクエア社が提唱するトラリピ向きの通貨ペアを組み合わせた資金運用方法です。
2023年3月には4,000万通貨(円換算で約4300億円)の注文量を達成しており、既存のユーザーのみならず、これまで自動売買に触れたことのないユーザーからも人気や注目を集めている戦略となります。
「トラップリピートイフダン」の略で、リピートするイフダン注文を広い価格帯で発注する注文方法のこと。
価格設定を行えば半自動的に運用を進められるので、トレード時間がない人やトレード初心者におすすめ。
トラリピ世界戦略は、単一の通貨ペアの運用よりもリスク緩和・収益チャンスの増加が見込めるのが特徴です。
以下の3つの通貨ペアを主軸として、中長期的にコツコツとトレードを進められる点も魅力のひとつとなっています。
- AUDNZD(豪ドルNZドル):2020年9月導入
- EURGBP(ユーロポンド):2021年5月導入
- USDCAD(米ドルカナダドル):2022年5月導入
上記の通貨ペアは、それぞれが近隣国同士の通貨で構成されています。
お互いに経済的な繋がりが強く、値動きが似通うためレンジ相場を形成しやすいトラリピ向きの通貨ペアといえるでしょう。
3つの通貨ペアと各種戦略を提案
マネースクエア社のストラテジストが考案した各通貨ペアの戦略では、以下の戦略が設定されています。
- AUDNZD(豪ドルNZドル):ダイヤモンド戦略
- EURGBP(ユーロポンド):Half&Half戦略
- USDCAD(ドルカナダ):Half&Half戦略
※ダイヤモンド戦略:レンジの上下で売り・買いを仕掛け、レンジ中央に厚みを増している積極的な戦略
※Half&Half戦略:レンジの上下で売り・買いを仕掛けるバランス型の戦略
各戦略では、仕掛けるレンジ帯やトラップ本数・注文金額があらかじめ設定されているのが特徴です。
設定内容を確認し、そのままトレード画面から運用を手軽にスタートすることも可能です。
公式サイト上ではバックテスト結果を公開
トラリピ世界戦略の公式サイト上では、実際に各通貨ペアのバックテスト結果を公開しています。
以下は運用資金300万円で、各通貨ペア100万円ずつ1年間運用した際のパフォーマンス例です。
評価損益はマイナス約10万円となっていますが、確定損益と差し引きしても総合損益はプラス51万円という結果です。
年率換算すると約19.3%を実現しており、リスク分散していながらもしっかりとしたリターンを目指せることがわかります。
上記はあくまでテスト結果にはなりますが、将来的なリターンをイメージしやすいのではないでしょうか。
イメージを現実のものにするためにも、まずはトラリピの口座開設を進めておきましょう。
スマホから手軽に口座開設申請できるので、ぜひこの機会に公式サイトから詳細をチェックしてみてください。
トラリピ世界戦略のメリット
トラリピ世界戦略で資産運用を進めるメリットは、以下の3つです。
- 投資リスクを分散できる
- 収益化チャンスを逃さない
- 含み損をカバーできる
投資リスクを分散できる
メリットの1つ目は、3つの通貨ペアで投資リスクを分散できる点です。
まずトラリピ世界戦略で採用されている通貨ペアは、それぞれの地域が世界に分散されています。
- AUDNZD(豪ドルNZドル):北米
- EURGBP(ユーロポンド):欧州
- USDCAD(米ドルカナダドル):オセアニア
地域が分散していることで、地政学リスク等によって通貨ペアが同時に価格変動するリスクを抑えられます。
仮にどれかの通貨ペアが暴落しても、他の通貨ペアはダメージを最小限に留めることが可能です。
また、それぞれの通貨ペアは相関係数がほぼ0に近く、お互いの値動きに関連性がないのも特徴です。
AUDNZD(豪ドルNZドル):EURGBP(ユーロポンド)→ 0.21
AUDNZD(豪ドルNZドル):USDCAD(ドルカナダ)→ 0.11
EURGBP(ユーロポンド):USDCAD(ドルカナダ)→ 0.18
相関係数の値は+1.0〜-1.0の間で変化し、プラスになるほど各通貨ペアは同じような価格変動を見せます。
上記の通り各通貨ペアは相関性がほとんどないため、分散投資によるリスク分散効果が大いに期待できるでしょう。
収益化チャンスを逃さない
メリットの2つ目は、メイン市場の分散によって収益チャンスを逃さない点です。
トラリピ世界戦略で採用される3つの通貨ペアはそれぞれ、以下のようにメイン市場が異なります。
- AUDNZD(豪ドルNZドル):オセアニア時間(日本時間7:00〜15:00(夏時間6:00〜14:00))
- EURGBP(ユーロポンド):ヨーロッパ時間(日本時間17:00~1:30 (夏時間16:00~0:30))
- USDCAD(ドルカナダ):ニューヨーク時間(日本時間23:30~翌6:00(夏時間22:30~翌5:00))
単一の通貨ペアのみの運用の場合、メイン市場の開場時間以外は利益に繋がらないケースもあります。
その点トラリピ世界戦略であれば、それぞれがメイン市場をカバーしているので収益チャンスは確率的に増えるでしょう。
各通貨ペアはそれぞれでボラティリティのタイミングも異なるので、年間を通じての収益にも期待が持てます。
含み損をカバーできる
メリットの3つ目は、各通貨ペアの含み損をカバーしあえる点です。
単一通貨ペアの運用の場合、含み損は相場が反転しなければ解消することはできません。
トラリピの仕組み上、保有ポジションが増えると含み損も増加するため、心理的な負担がかかりやすくなります。
しかし、3つの通貨ペアは相関性がないためそれぞれ値動きが異なるので、1つの通貨ペアが含み損を抱えている状況でも、他の通貨ペアの含み益がカバーしてくれるケースもあるでしょう。
トータルでの含み損が分散されることで、心理的に余裕のある運用を進められます。
トラリピ世界戦略の通貨ペア
上記でも解説したように、トラリピ世界戦略では以下の通貨ペアが推奨されています。
- AUDNZD【豪ドルNZドル】
- EURGBP【ユーロポンド】
- USDCAD【米ドルカナダドル】
ここでは各通貨ペアの特徴、トラリピ世界戦略に組み込むメリットについて解説します。
AUDNZD【豪ドルNZドル】
AUDNZDは共にオセアニア地域に位置する先進国同士の通貨ペアです。
「オージーキウイ」の愛称で親しまれており、トラリピではNo.1の利用者数を誇っています。
オーストラリア・ニュージーランドは経済的な繋がりが深く、金融政策も似通っているのが特徴です。
同じような価格変動をすることが多く、レンジ相場を形成しやすいためトラリピに向いた通貨ペアといえます。
AUDNZDのこれまでの値動き
AUDNZDは2011年ごろまで、オーストラリアの利上げの勢いが強く、豪ドル高・NZドル安で進んでいます。
しかし、景気回復をきっかけに徐々にニュージーランドの株式市場が勢い付き、NZドルの買い圧力が強まりました。
2015年8月にはチャイナショックの発生により、両国共に金融政策の緩和を余儀なくされています。
新型コロナが流行した2020年以降は、両国共にインフレ圧力に対する金融政策の引き締めを実行し、レンジ相場が継続している状況です。
AUDNZDをトラリピ世界戦略に組み込む理由
AUDNZDをトラリピ世界戦略に組み込む理由は、以下の2つです。
- 狭いレンジで値動きが比較的多い
- ショック相場に強く、ロスカットされにくい
オーストラリア・ニュージーランドは通貨同士の相関性が強いため、大きく価格変動しにくい点が特徴です。
2015年〜2023年現在まで長らくレンジ相場を形成しており、約1400Pipsのレンジ幅となっています。
同期間でのAUDUSDペアが約2800Pipsのレンジ幅であることを考えると、他の通貨ペアと比べても高低差が狭く、非常にトラリピに向いている通貨ペアであるといえます。
また過去のショック相場では、大きく価格変動していない点もポイントのひとつです。
たとえば2020年に起きたコロナショックでの変動率は5.2%に抑えられており、他の通貨ペアに比べてもかなり変動率が低いことがわかります。
他の通貨ペアと比べてもリスクを軽減でき、ロスカットされにくい点がAUDNZDの大きな強みといえます。
設定したレンジから外れるリスクも低いため、比較的安定した運用を目指せるでしょう。
EURGBP【ユーロポンド】
EURGBPは欧州や国内トレーダーから人気を集めている通貨ペアです。
イギリスは以前EU加盟国でしたが、国の主権や人口増加を問題視し、2016年にEU離脱を決定しています。
とはいえ、ユーロ圏に近い位置関係のため、お互いに経済的な繋がりが深いといえるでしょう。
ポンドがらみであることからもボラティリティが比較的大きく、トレンドが長期継続しやすい点が特徴です。
EURGBPのこれまでの値動き
2010年頃からは欧州債務危機が深刻化したことでユーロ安が進み、2015年頃まで下落トレンドを形成しています。
2016年にはイギリスがEUを離脱したことによりポンドが暴落し、ユーロ買いの勢いが急激に強まる形に。
しかし2017年頃からユーロ買いの勢いが失速し、以降は長らくレンジ相場を形成しています。
2020年の新型コロナ流行によって世界的な金融緩和が実施されており、レンジ相場が継続している状況です。
EURGBPをトラリピ世界戦略に組み込む理由
EURGBPをトラリピ世界戦略に組み込む理由は、以下の3つです。
- AUDNZDに勝るレンジ幅の狭さ
- ボラティリティが高いのでリピートしやすい
- AUDNZDよりも収益率が高い
まずEURGBPは直近で、AUDNZDよりも狭いレンジ幅を実現しています。
以下は2016年7月から2023年現在のEURGBPチャートですが、レンジ幅はなんと約1300Pipsという狭さです。
同時期のAUDNZDのレンジ幅は約1400Pipsなので、より含み損のリスクを抑えた運用が目指せます。
またEURGBPは比較的ボラリティの高い通貨ペアになるため、リピートしやすい点もトラリピ向きといえます。
またAUDNZDよりも収益率がよく、大きなリターンを狙いやすい点も採用理由のひとつです。
100Pipsあたりで稼げる金額
- AUDNZD:0.01NZドル×1万通貨×86円=8,600円
- EURGBP:0.01ポンド×1万通貨×180円=18,000円
※1万通貨の購入・円レートは2023年8月現在価格
上記の計算の通り、AUDNZDと比較しても2倍以上のパフォーマンスが発生していることがEUR/GBPの大きな強みです。
しかしその分、運用に必要になる証拠金が多くなる点には注意が必要になります。
USDCAD【米ドルカナダドル】
USDCADは米ドルとカナダドルで構成される通貨ペアです。
アメリカとカナダは隣国同士でお互いに輸出入を依存しあっており、経済的な結びつきもかなり強固です。
両国とも広大な土地や天然資源に恵まれており、特にカナダは原油の生産国として世界でも上位にランクインしています。
カナダはアメリカ経済の影響を受けやすく、米国の長期金利の変動がカナダドルやカナダの長期金利にも大きく影響します。
USDCADのこれまでの値動き
2015年は政策金利の大幅な引き下げや原油価格の急落が影響し、カナダドルが一気に売られる形となりました。
その後、2017年よりアメリカ経済が徐々に停滞の色を見せ始め、さらにカナダドルの売り圧が強まる結果に。
2020年にコロナショックを迎えたUSDCADは、2016年以来となる安値を更新しています。
しかし、2022年からはロシアのウクライナ侵攻による影響で原油価格が高騰し、カナダドルは価格を持ち直しました。
USDCADをトラリピ世界戦略に組み込む理由
USDCADをトラリピ世界戦略に組み込む理由は、以下の3つです。
- ショック相場に強い
- レンジ相場になりやすい
USDCADもAUDNZD同様、ショック相場に強く、安定した運用ができる点が採用理由です。
たとえば、2016年11月に起こったトランプショックでの変動率は2.4%となっています。
AUDNZDよりも価格変動を最小限に抑えており、クロス円の通貨ペアと比較してもリスクを大きく軽減できています。
ショック相場によるロスカットやレンジ幅を大きく逸脱するリスク抑えられるため、安定的な運用を目指せるでしょう。
またアメリカとカナダの経済的繋がりが強い点から、レンジ相場になりやすい点も採用ポイントです。
2016年7月から2023年現在までレンジ相場を形成しており、約2600Pipsのレンジ幅となっています。
AUDNZD・EURGBPと比較するとレンジ幅が広めですが、その分損失リスクを低く抑えられる可能性があります。
上記で紹介した3つの通貨ペアに分散投資するためにも、まずはトラリピの口座開設を進めましょう。
新規口座開設によるお得なキャンペーンに参加できるので、興味のある方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
トラリピ世界戦略の利益値幅の決め方
トラリピ世界戦略を運用していく中でのポイントが、「利益値幅をどうやって決めるか」という点です。
ここでは、トラリピ世界戦略での利益値幅の決め方について解説します。
そもそも利益値幅とは?
利益値幅とは、新規注文と決済注文の間隔のことを指します。
たとえば1ドル=120円の時に1,000通貨購入して120.5円で決済する場合、利益値幅は0.5となり、トレードから得られる利益は「0.5×1,000通貨=500円」となります。
似たような用語に「利益金額」がありますが、こちらは「実際に決済から得たい利益」を指します。
仮に500円の利益を得たい場合は、利益値幅ではなく利益金額で「500」と設定するイメージです。
トラリピ世界戦略の各戦略では、あらかじめ利益値幅が設定されているので、そのままトレードを始められます。
しかし、各通貨の値動きは日によって異なるため、その都度利益値幅を見直す必要が出てきます。
利益値幅を決める際には「ATR」を活用するのがおすすめ
利益値幅を決める際には、「ATR」を活用するのがおすすめです。
ATRは「アベレージ・トゥルー・レンジ」の略称で、期間中の平均値幅を表示してくれるインジケーターです。
トラリピのチャート画面からATRは簡単に追加でき、パラメーターを調整しなくても利用を進められます。
しかし、仮にATRの値をそのまま利益値幅に設定してしまうと、平均値幅を超えるポジションを利確できなくなり、決済に繋がらないケースも考えられます。
利益を追い求めることも重要ですが、まずは安定して新規注文・決済が成立する利益値幅を設定することが重要です。
しっかりと注文・決済を繰り返すためにも、日足と4時間足の中間のATRを目安に設定してみましょう。
- チャート画面にATRのインジケーターを表示する
- 日足・4時間足でそれぞれのATRをチェックする
- 日足・4時間足のATRを足して2で割る
日足と4時間足の中間値を利益値幅に設定することで、日足よりも小さく、4時間足よりも大きい間隔で新規注文・決済を繰り返すことが可能になります。
利益値幅の考え方については、以下の動画が参考になるのであわせてチェックしてみてください。
トラリピ世界戦略のスワップポイント
3つの通貨ペアに分散して運用する際、スワップポイントがどうなるのか気になる方も多いでしょう。
ここでは、トラリピ世界戦略を用いた際のスワップポイントについて解説します。
スワップポイントによる損益は抑えられる
トラリピ世界戦略でのスワップポイントによる損益は、比較的抑えられやすくなります。
上記でもお伝えしたように、世界戦略で用いる3つの通貨ペアはそれぞれ近隣国同士で経済動向が似通います。
各国の金利政策も同様に似通っているため、通貨ペア同士の金利差が大きく開いていないのが理由のひとつです。
国・地域 | 政策金利 |
---|---|
オーストラリア | 4.10% |
ニュージーランド | 5.50% |
ユーロ | 4.25% |
イギリス | 5.00% |
アメリカ | 5.50% |
カナダ | 5.00% |
各国の金利差は大きくても1.4%ほどと、クロス円ペアでの金利差と比較するとかなり抑えられています。
スワップポイントで利益を狙いにくくなりますが、その分マイナススワップの負担が少ない点がメリットでしょう。
トラリピ世界戦略の実際のスワップポイント
以下は、3通貨ペアとドル円のスワップポイントを比較した一覧表です。
通貨ペア | 売りスワップ | 買いスワップ |
---|---|---|
AUDNZD(豪ドルNZドル) | -27円 | 19円 |
EURGBP(ユーロポンド) | 48円 | -56円 |
USDCAD(米ドルカナダドル) | 18円 | -26円 |
USDJPY(ドル円) | -258円 | 174円 |
※付与日数1日・1万通貨あたり
3つの通貨ペアに関しては、売り・買いで大きくスワップポイントが開いていません。
その点、USDJPYは各国の金利差が大きいことから、スワップポイントにも約80円の開きがあります。
買いスワップは174円と魅力的ですが、売りスワップが-258円となるため、3つの通貨ペアと比較してもマイナススワップが積み重なった時の負担はかなり大きくなります。
また以下は、公式サイトで公開されているバックテストでのスワップとトータル損益です。
通貨ペア | 運用期間 | スワップ損益 | トータル利益 |
---|---|---|---|
AUDNZD(豪ドルNZドル) | 約7年間 | -48,163円 | 約400万円 |
EURGBP(ユーロポンド) | 約6年間 | +27,771円 | 約70万円 |
USDCAD(米ドルカナダドル) | 約5年間 | -13,697円 | 約70万円 |
5年以上の運用期間やトータルでの利益を考慮すると、スワップ損益はかなり抑えられている印象です。
スワップ損益がマイナスになるケースもありますが、トータル利益に大きく影響しない損失幅で運用を進められます。
トラリピ世界戦略に関するQ&A
最後に、トラリピ世界戦略でよくある質問について回答します。
- トラリピ世界戦略でクロス円が入っていない理由は?
-
クロス円が採用されていない理由は、以下の3つが考えられます。
トラリピ世界戦略でクロス円が入っていない理由- クロス円通貨同士の相関性が高い
- 売りポジションでのマイナススワップが多い
- レンジ相場が発生しづらい
スワップ金利の高さは前述したとおりですが、クロス円は通貨ペア同士の相関性が高いのがネックです。
それぞれの通貨ペアが同じ方向に傾きやすいので、大きな含み損やロスカットリスクが高まります。
また、USDJPYやEURJPYなどは2020年より上昇トレンドを形成しています。
そのため現状、レンジ相場で繰り返し注文・決済をするトラリピにはクロス円が不向きであるといえます。
- いくらからトラリピ世界戦略を始められる?
-
結論、数十万円程度の少額からでもスタートできます。
しかし、運用資金が少ないと含み損に耐えられず、ロスカットを余儀なくされるケースも少なくありません。
含み損は仕組み上必ず発生するため、公式が推奨している1通貨ペアあたり100万円を準備するのがおすすめです。
- トラリピ世界戦略はどんな人におすすめ?
-
トラリピ世界戦略が向いているのは、以下のような人です。
トラリピ世界戦略が向いている人- 100万円単位の資金を用意できる人
- リスクを分散して手間なく安定的に投資したい人
- 他の通貨ペアで実績が伸び悩んでいる人
トラリピ世界戦略は通常のトラリピ同様、コツコツと利益を積み重ねていくタイプの投資になります。
短期的に大きな利益を目指さず、リスクを抑えながら中長期的に安定したリターンを求めたい人におすすめです。
- トラリピ世界戦略でのロスカット水準は?
-
口座の有効証拠金に対して、証拠金維持率が100%を下回るとロスカットされます。
一定間隔ごとに値洗いし、証拠金維持率が150%、120%を下回っていた場合にアラートメールが送信される仕組みのため、ロスカットされる前にポジションを手仕舞いすることも可能です。
しかし相場の環境によっては、証拠金以上の損失リスクがある点にも注意しておきましょう。
- トラリピ世界戦略はキャンペーンを開催している?
-
トラリピの世界戦略では現在、FXの新規口座開設キャンペーンを開催中です。
また新規口座開設とあわせ、以下の条件をクリアすることで豪華特典を獲得できます。
キャンペーン中の条件と豪華特典- 入金50万円以上、世界戦略通貨ペアのいずれかの新規成立:トラリピ運用の教科書をプレゼント
- 世界戦略通貨ペアの1万通貨あたりの成立:最大90,000マネースクエアポイントをプレゼント
キャンペーンの開催期間は、2023年9月30日(土)までとなっています。
興味のある方はぜひ、マネースクエアの公式サイトをチェックしてみてください。
まとめ
トラリピ世界戦略の概要や採用されている通貨ペアなどについて解説しました。
今回の内容をまとめると、以下のとおりです。
- トラリピ世界戦略は公式推奨の通貨ペアでリスク分散した運用ができる
- 「豪ドルNZドル」「ユーロポンド」「米ドルカナダドル」の3つの通貨ペアを運用
- お互いに隣国同士の通貨ペアで、経済的な繋がりが深いためレンジを形成しやすい
- 運用を分散しているからこそ収益チャンスが多く、それぞれの含み損をカバーできる
- 利益値幅を決める際には「ATR」を利用して日足・4時間足の中間の値を求める
- 売り・買いでスワップポイントに大きな開きがなく、マイナススワップの負担を抑えられやすい
トラリピ世界戦略を活用することで、リスクを抑えて安定的にFXから中長期的なリターンを目指せます。
採用されている通貨ペアはそれぞれ相関性が薄く、長らくレンジ相場を形成しているためトラリピとの相性は抜群です。
地域的・時間的にも分散された通貨ペアのため、紛争や経済危機などの影響が通貨ペア全体に及ぶ心配もないでしょう。
これからトラリピ世界戦略で資産運用したい方は、ぜひ公式サイトから詳細情報をチェックしてみてください。