【意外と少額】エンジェル投資とは?やり方/始め方やリターン・おすすめサービスを紹介
より成長性の高い企業に投資したいという方や、株式投資以外の方法でおすすめの投資を知りたいという方には、未上場の企業に投資できる「エンジェル投資」がおすすめです。
しかし、エンジェル投資のメリットがわからない方やリスクが大きいのでは?と感じている人も多いのではないでしょうか。
しかし、近年ではエンジェル投資を行うサービスが増えており、少ない金額から投資できる点や投資先の厳選が適切におこなわれているなどリスクを抑えて投資できるようになりました。
今回の記事では、エンジェル投資のメリットやおすすめのサービス、具体的な投資方法について解説していきます。
- エンジェル投資とは、起業して間もないベンチャー企業に出資する投資
- 株式投資では取引できない投資先へ投資を行うことができる
- 企業間近の株式を取得するため、将来証券取引所へ上場した際の売却リターンが大きい
- エンジェル税制を活用して節税を行うことができる
- ベンチャー企業を投資対象とするため、リスクも大きいというデメリットがある
- より大きなリターンを狙いたいという方や株式投資で取引できない企業に投資したい方におすすめ
- エンジェル投資は10万円程度の資金があれば投資に参加できる
- エンジェル投資に興味がある方はFUNDINNOがおすすめ
エンジェル投資に興味があるという方はFUNDINNOがおすすめです。
FUNDINNOでは、これまで223件の案件を成約した国内最大級の株式投資型クラウドファンディングで、多数の投資先から自分に最適なファンドを選ぶことができます。
エンジェル投資とは?
そもそもエンジェル投資とは、起業してから日が浅いベンチャー企業を対象に出資を行う投資方法のことをいいます。
通常、ベンチャー企業が資金調達を行う方法としては、銀行からの融資やベンチャーキャピタルの利用が一般的ですが、自社の発行株式を対価に出資をしてもらうことで手軽に多くの人から資金調達を行うことが可能です。
また、ベンチャーキャピタルや融資の際には毎月借りたお金は返済しなければいけませんが、エンジェル投資であれば株式を提供するため、企業側が返済を負担する必要がないというメリットがあります。
元々、エンジェル投資は、一部の大口投資家のみが参入できた分野ではありますが、現在では株式投資型クラウドファンディングというサービスを通じて誰でも少額の資金から投資に参入することが可能です。
エンジェル投資のメリット
エンジェル投資のメリットとしては、以下の3点が挙げられます。
- 投資先企業が大きく成長する可能性がある
- エンジェル税制で税金を抑えることができる
- 投資先企業に対して影響力を持つことができる
それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
投資先企業が大きく成長する可能性がある
エンジェル投資の対象先企業は、起業して日が浅いベンチャー企業ばかりであり、数年後、数十年後に大きな成長を遂げている可能性があります。
企業が順調に成長し、IPOによって株式市場に上場した際に当初の取得額以上に株価が値上がりし大きなリターンを得られる見込みも大きいです。
株式市場に流通している銘柄では大きな値上がりを狙うことは難しいですが、エンジェル投資では価値が低い状態から投資を行うため、将来のための投資としては最適と言えるでしょう。
エンジェル税制で税金を抑えることができる
エンジェル投資の投資対象先によっては「エンジェル税制」という優遇制度を利用することが可能です。
そもそもエンジェル税制とは、ベンチャー企業の投資促進を図るために制定された税制上の優遇措置であり、要件を満たすベンチャー企業の株式を取得した際の取得金額等について寄附金控除などの控除が適用されるという制度になります。
例えば、寄附金控除であれば、ベンチャー企業の株式取得金額のうち、800万円までが控除として計算されるため、節税の手段としても投資家に人気があります。
したがって、エンジェル投資を行う際には、エンジェル税制が適用できるかどうかを比較しながら、ファンドを分析することが重要です。
投資先企業に対して影響力を持つことができる
エンジェル投資の対象先企業は、起業して間もないベンチャー企業であり、株式を取得した際の影響度は大きいです。
通常の株式市場で流通している企業の株式を購入しても、発行株式数に占める保有株式数は少ないため、議決権行使を行っても大きな影響にはなりません。
しかし。エンジェル投資では数少ない株主の中の1人になることができるため、株主総会などの場で議決権行使を行った際の影響力が高くなります。
したがって、間接的に企業の経営に携わりたいという投資家がエンジェル投資を行うことが多いです。
エンジェル投資を始めようとお考えの方は、まずはFUNDINNOから始めてみることがおすすめです。
業界トップクラスの案件成約数を誇り、多数の投資先から自分好みのものを選ぶことができます。
エンジェル投資のデメリット
一方で、エンジェル投資には、以下の3つのデメリットがあります。
- リターンが得られるまでに時間がかかる可能性がある
- 会社が傾くリスクも大きい
- 投資先の情報収集が難しい
それぞれのデメリットについて、詳しく確認していきましょう。
リターンが得られるまでに時間がかかる可能性がある
エンジェル投資で利益を得るためには、投資を行った企業の株式を売却するか、配当金をもらい続ける必要があります。
配当金が受け取れるかどうかは企業によって異なり、経営状況も加味して配当の増減が実施されるため、配当収入が見込めない可能性も高いです。
また、株式を売却するためには、証券取引所に上場する必要があるため、すぐには売却できません。
将来的には大きなリターンを見込める可能性は高いですが、10年以上利益にならないということも考えられるため、すぐに利益が欲しい場合には、他の投資先が適しているでしょう。
会社が傾くリスクも大きい
エンジェル投資では、企業してまもないベンチャー企業を対象に投資を行うため、会社が傾く可能性も高く、保有株式の価値が0になるというリスクも少なくありません。
証券取引所に上場している株式は、財務内容など、一定要件をクリアしている企業のみが上場しているため、リスクが抑えられています。
一方でエンジェル投資では、財務面の判断が難しいベンチャー企業を対象にしており、急な売り上げの減少で倒産の危機に陥る可能性があります。
したがって、エンジェル投資を行う前に事業内容についてしっかりと吟味を行い、今後の将来性が見込めるのかという点について分析しておく必要があるでしょう。
投資先の情報収拾が難しい
エンジェル投資を行う投資先については、情報を集めることが難しいというデメリットがあります。
そもそも起業したばかりで情報が少ないことに比べて、財務情報やIR情報が公開されていないため、アナリストの分析もありません。
したがって、エンジェル投資を行う際には自分で投資先の分析を行う必要があるため、投資を始めたばかりの人にとってはハードルが高いと言えるでしょう。
エンジェル投資が向いている人
エンジェル投資に興味があるという人の中には、エンジェル投資が本当におすすめな投資先なのかについて疑問を感じているという人も多いのではないでしょうか。
エンジェル投資が向いている人の特徴としては、以下の2つが挙げられます。
- 株式市場で取引できないベンチャー企業に投資したい方
- 長期的に大きなリターンを狙いたい方
それぞれの特徴について、詳しく確認していきましょう。
株式市場で取引できないベンチャー企業に投資したい方
エンジェル投資の投資先は、株式投資とは大きく異なり、上場したばかりのベンチャー企業が投資対象になります。
株式投資で投資できる企業は経営的に安定している企業が多く、成熟している企業が多いため、グロース株と言われる高い成長を見込める株式を探すことが難しいです。
しかし、エンジェル投資で投資できる企業では、ほとんどが高い成長性を秘めているグロース株になる可能性があり、魅力的な投資を行うことができます。
したがって、証券取引所で投資できない成長性の高い企業に投資したい場合には、エンジェル投資を行うことがおすすめです。
長期的に大きなリターンを狙いたい方
エンジェル投資では、投資を行った企業が将来的に証券取引所に上場した際に、大きなリターンを期待することができます。
得られるリターンは未知数にはなりますが、証券取引所から株式を購入した際に得られるリターンよりも非常に高いため、将来的に大きなリターン狙いたいという方にはおすすめです。
ただし、基本的には投資先市場がIPOなどを通じて証券取引所に上場しなければ、そもそも売却することができないため、いつ売却できるかわからないという点に注意しましょう。
エンジェル投資のおすすめサービス
エンジェル投資を行いたいけど、どのようなサービスで投資を始めるのがおすすめなのかわからないという方も多いでしょう。
エンジェル投資を手軽に始めたいという方におすすめなサービスは、以下の3つです。
それぞれのサービスの特徴やメリットについて、詳しく確認していきましょう。
FUNDINNO
サービス名 | FUNDINNO(ファンディーノ) |
---|---|
運営会社 | 株式会社日本クラウドキャピタル |
サービス開始 | 2017年4月 |
これまでの募集実績 ※2022年9月時点 | 283件 |
これまでの成約金額 ※2022年9月時点 | 約88億10万円 |
最低投資金額 | 10万円程度 |
想定利回り | ― |
運用コスト | 不要 |
公式サイト | FUNDINNO公式サイト |
関連記事 | FUNDINNOの評判 |
FUNDINNOは株式投資型クラウドファンディングで取引量日本No.1を誇るサービスです。
募集実績や募集金額が他のサービスに比べて多く、より幅広い投資先から自分に最適なファンドを選ぶことができます。
募集されているファンドは、「All-or-Nothing方式」という期間内に募集枠が上限に達した場合にのみクラウドファンディングを実行するという方法ですが、案件によっては最短1分54秒で募集が締め切られるなど人気が高いです。
また、エグジットを達成した案件も出ており、リターンが大きく見込めることもメリットになります。
Unicorn
サービス名 | Unicorn(ユニコーン) |
---|---|
運営会社 | 株式会社ユニコーン |
サービス開始 | 2019年2月 |
これまでの募集実績 ※2022年9月時点 | 39件 |
これまでの成約金額 ※2022年9月時点 | 非公開 |
最低投資金額 | 5万円程度 |
想定利回り | ― |
運用コスト | 不要 |
公式サイト | Unicorn公式サイト |
関連記事 | Unicornの評判 |
Unicornはこれまで日経産業新聞や創業手帳などの多くのメディアに掲載された実績をもつ株式投資型クラウドファンディングです。
Unicornには百数十社の企業の上場に関わってきた投資銀行や証券出身のIPO経験者が多く在籍しており、情報収集能力に長けていることがメリットとなります。
また、出資後も3ヶ月に1回、「株主通信」というレポートを確認することで、企業の経営状況を把握できることも嬉しいポイントです。
イークラウド
サービス名 | イークラウド |
---|---|
運営会社 | イークラウド株式会社 |
設立日 | 2018年7月 |
これまでの募集実績 ※2022年9月時点 | 13件 |
これまでの成約金額 ※2022年9月時点 | 非公開 |
最低投資金額 | 10万円程度 |
想定利回り | ― |
取引コスト | ファンド毎に定める営業報酬(年率) |
公式サイト | イークラウド公式サイト |
関連記事 | イークラウドの評判 |
イークラウドは、大和証券グループが運営する株式投資型クラウドファンディングであり、運営元に安心感があります。
ベンチャーキャピタル等でベンチャー企業への投資を行ってきた社員が数多く在籍しており、ベンチャー企業の分析や情報収集能力が高いことがメリットです。
今回紹介した3つのサービスの中では、募集実績等が少ないですが、厳選されたファンドに申し込みができるということが強みです。
エンジェル投資の始め方
エンジェル投資を始めてみたいという人は、実際にエンジェル投資ができるサービスに投資家として登録してみましょう。
具体的な投資の始め方や登録の手順は、以下の通りです。
- 新規会員登録を行う
- 本申し込みを行う
- 募集中の案件を探す
- 案件に申し込む
ここからは、エンジェル投資の始め方の手順について、FUNDINNOの手順を例に詳しく解説していきます。
1.新規会員登録を行う
まずは、FUNDINNOの公式サイトにアクセスし、投資家登録を行う必要があります。
公式サイトのトップページの左上に「新規登録」をクリックして申し込みを行いましょう。
新規登録画面では、下記の画像のようにメールアドレス、パスワードを入力します。
利用規約を開いて、同意することで、登録メールアドレス宛に本登録の申し込み案内が届きます。
2.本申し込みを行う
メールアドレスとパスワードを入力すると、登録メールアドレス宛に投資家登録の本申し込み手続きの案内が届くため、メールに表示されているURLをクリックして申し込みを行いましょう。
投資家登録の際には、氏名・住所等の入力を行なった後に本人確認書類の提出と銀行口座の登録を行う必要があります。
銀行口座は、投資先の企業の配当金入金や返金作業が発生した際の振込の際に利用され、出資金の引き落としに利用することはできません。
また、本人確認書類は、以下の中から2点が必要になります。
- 運転免許証(表・裏の両面)
- パスポート(写真掲載ページ、住所記載ページ)
- 写真つき住民基本台帳カード
- マイナンバーカード
- 健康保険被保険者証
- 住民票(発行から6ヶ月以内/全ページ)
- 印鑑登録証明書等(発行から6ヶ月以内)
本人確認書類は、郵送での提出だけでなく、スマートフォン用サイトから撮影してアップロードを行うことで提出が可能です。
スマートフォンで本人確認書類を撮影して提出することで、最短即日で投資家登録を行うことができるため、ぜひ活用してみましょう。
3.募集中の案件を探す
投資家登録が完了したら、募集中の案件にエンジェル投資を行うことができます。
FUNDINNOの公式サイトから、「プロジェクトを探す」をクリックして案件を探しましょう。
案件の個別画面では、募集期間や募集金額、申し込み中の投資家の人数などの情報や、ビジネスモデル、プロジェクトの内容などの情報が記載されています。
プロジェクトの一覧から投資したい先があれば、詳細を確認して投資を行いましょう。
4.案件に申し込む
FUNDINNOで募集されている案件の中で投資したい先があれば、申し込みを行いましょう。
案件の個別画面で、「申し込みコースを選択する」をクリックすることで、上記の画像のように出資口数の選択が可能です。
コースによって出資口数が異なり、100,000円コース〜500,000円コースから選ぶことができます。
投資したい金額のコースを決定したら、「申し込む」をクリックすると、申し込みフォームと契約締結前交付書面が表示されるため、画面に従い申し込みを行いましょう。
FUNDINNOでは、「All-or-Nothing方式」を採用しており、申し込みを行ったファンドでも募集上限金額に達していない場合には、クラウドファンディングそのものがキャンセルされる点に注意が必要です。
もし、申し込みがキャンセルになった場合には、投資家登録を行った際に入力した銀行口座宛に資金が変換されます。
手順がわかった方は、まずはFUNDINNOでの登録から始めてみましょう。
エンジェル投資のよくある質問
エンジェル投資に関するよくある質問として、以下の3点をピックアップしています。
- エンジェル投資ではどのような企業に投資できる?
- エンジェル投資のリスクはどのくらい?
- エンジェル投資はいくらから始めることができる?
それぞれの質問について、詳しく解説していきましょう。
エンジェル投資ではどのような企業に投資できる?
エンジェル投資で投資対象となる企業は、資金調達方法が限られている未上場のベンチャー企業です。
ベンチャー企業の中には、通常の株式会社と、非営利型株式会社というものが挙げられます。
非営利型株式会社とは名前にある通り、営利目的で運営を行わない株式会社であり、社会貢献や社会問題の解決を目的として運営されています。
また、非営利型株式会社の場合には、IPOやバイアウトによるイグジットを行わないため、株式売却による利益が期待できません。
したがって、リターン狙いであれば通常の株式会社、社会貢献を考えたいという方は非営利型株式会社に投資を行うことがおすすめです。
エンジェル投資のリスクはどのくらい?
エンジェル投資で考えられるリスクは、投資先企業が倒産して株式の価値が0になるというリスクが最も大きいです。
したがって、最大でも考えられるリスクは投資した金額全額ということとなります。
上記のような会社の価値が減少、0になるリスクのことを「信用リスク」と呼びますが、信用リスク自体は株式投資でも発生するため、株式投資と同じようなリスクがあると考えてよいでしょう。
エンジェル投資はいくらから始めることができる?
エンジェル投資を行う場合には、100万円程度の高額な資金が必要になると考えている人も多いかもしれませんが、今回紹介した3つのサービスでは、10万円程度の資金から投資を行うことができます。
例えば、国内最大級の株式投資型クラウドファンディングであるFUNDINNOでは、10万円、20万円、50万円の3つのコースが用意されており、最低10万円から投資を始めることが可能です。
したがって、投資に回せる資金が少ないという人でも分散投資を行うことが可能なため、よりリターンを狙いたい場合には、少額からでも始めるのがおすすめです。
エンジェル投資のまとめ
今回は、エンジェル投資のメリット・デメリットやおすすめのサービスについて解説しました。
- エンジェル投資とは、起業して間もないベンチャー企業に出資する投資
- 株式投資では取引できない投資先へ投資を行うことができる
- 企業間近の株式を取得するため、将来証券取引所へ上場した際の売却リターンが大きい
- エンジェル税制を活用して節税を行うことができる
- ベンチャー企業を投資対象とするため、リスクも大きいというデメリットがある
- より大きなリターンを狙いたいという方や株式投資で取引できない企業に投資したい方におすすめ
- エンジェル投資は10万円程度の資金があれば投資に参加できる
- エンジェル投資に興味がある方はFUNDINNOがおすすめ
エンジェル投資では、株式投資以上のリターンが期待できる投資で、10万円から始められるサービスもあります。
特に、国内最大の株式投資型クラウドファンディングであるFUNDINNOでは、多数の案件を用意しているため興味のある方は今のうちに登録しておきましょう。