TLTとは?配当/分配金や株価推移の今後の見通し・将来性を徹底解説!
「株式投資をしているけど、安定した債券にも投資をしてポートフォリオを固めたい」
このように考えている方も多いのではないでしょうか?
特にここ数年は米国株を中心に右肩上がりの相場が続いているため、そろそろ守りの債券に投資をしようとしている方もいるはず。
そこでこの記事では、債券ETFの中でも人気のある「TLT」についてご紹介します。
TLTの特徴や価格動向、これからの株価推移の予想について解説するので、債券に投資することを考えている方は、参考にしてください。
TLTだけでなく債券ETFに投資するのであれば、証券会社の口座開設が必須です。
数多くある証券会社の中でも使いやすいのが、少額から投資できるIG証券です。
TLTはもちろん、世界中の株式約12,000種類を扱っています。
また、株価の下落局面でも利益を出せるCFD取引(差金決済)も可能なので、TLTを取引するならIG証券公式サイトをチェックしておきましょう。
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TLTとは?
銘柄名 | iシェアーズ米国国債20年超ETF |
運用会社 | ブラックロック社 |
基準価格 | 88.44米ドル |
純資産額 | 110.37億米ドル |
直近の分配金利回り(2023/07/03) | 3.36% |
経費率 | 0.15% |
デュレーション | 18.74年 |
ベンチマーク | ICE米国国債20年超指数 |
取り扱う証券会社 | IG証券やSBI証券など |
TLTの正式名称は「iシェアーズ米国国債20年超ETF」で、20年を超える米国長期国債と同じ値動きを目指しています。
世界三大ETF運用会社のひとつである、ブラックロック社が運用しているため、安心して資産を預けることができます。
ETFについて詳しく知りたい方は、まずは「使いやすいETF銘柄ランキング!」の記事から読んでみてください。
また、TLTの経費率は0.15%であり、配当金利回りは2.81%と、安定した実績を誇っています。
TLTへの投資を検討されている方は、小額から投資できるIG証券が使いやすいのでこの機会に公式サイトをチェックしておきましょう
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TLTの特徴
債券ETFの中でも特に人気のあるTLTには、次のような特徴があります。
- 信用リスクは低いが金利リスクは高い
- ポートフォリオのリスクヘッジに有用
以下で詳しく解説します。
信用リスクは低いが金利リスクは高い
TLTの大きな特徴として、信用リスクが低く金利リスクが高いことが挙げられます。
まず信用リスクですが、発行体の格付けなどによって信用度が表示され、債券ETFのリターンに大きな影響を与えます。
一般的に信用リスクが高いほうがリターンが高く、信用リスクが低いほうがリターンが低くなります。
債券には、会社が発行する社債や国が発行する国債があり、それぞれの信用度(破綻しないかなど)に応じて、信用リスクが決まります。
TLTが保有している債権は米国政府のものであり、米国が破綻してしまうリスクは現状ほとんどなく、そのため米国債の信用リスクは極めて低くなります。
また、金利リスクは、デュレーションが大きく関係してきます。
デュレーションとは、金利の変動によって債券価格がどれくらい変動するのかを示す指標です。
デュレーションの長い債券(=長期国債)を保有していると、金利が動いた時に価格が大きく変動する可能性が高くなります。
反対にデュレーションの短い債券(=1〜3年などの短期債券)は、金利が動いた時に価格が大きく変動する可能性が相対的に低くなります。
TLTは20年という超長期の債券を保有しており、金利が動くと価格が大きく変わるため、金利リスクが高まります。
よってTLTは信用リスクを抑えつつ、金利リスクを取って比較的高いリターンを追求する債券であると言えます。
ポートフォリオのリスクヘッジに有用
「卵は一つのカゴに盛るな」という格言があります。
これは、壊れやすい卵を一つの容器に入れて落としたら全部、割れてだめになるから、別々のカゴを用意しておきなさいという意味で、投資にも同じことが言えます。
投資に置き換えてみると、1銘柄に資金の大半を集中させると、その銘柄が値下がりしてしまった時に、大きな金額の損失になるから、分散投資をしなさいと解釈できます。
また、株式だけに投資するとリーマンショックやコロナショックなどの株式全体が下落するときに資産がどんどんなくなってしまいます。
このことから、投資をする際は株式だけに投資するのではなく、その他のアセットにも投資をしてリスクを抑えることが大切になります。
といっても分散投資をするためには、数多くの企業の決算や世界情勢の流れを確認するのは、時間がかかってしまいます。
特にサラリーマンで投資をしている人は、十分な時間が取れず債権まで確認できないこともあると思います。
そこでTLTのような債券ETFに投資することで、リスク分散が自動でできます。
TLTなどの債券ETFは、投資のポートフォリオのリスクヘッジに有用です。
というのも、株式が大きく下落するときに債権が大きく買われる傾向があるためです。
つまり、短期トレードではなく数年〜数十年間などの長期間で保有するのであれば、株式の調子がいい時に少しずつ買っておくことで、万が一株式の暴落場面が来ても安心できます。
TLTへの投資を始めてみたい方は、レバレッジ取引も可能なIG証券で公式サイトをチェックしておきましょう。
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TLTの価格動向
ここまでTLTの特徴について解説しました。
続いては、2023年と設定来のTLTの価格推移について紹介します。
2023年の価格推移
上図のチャートは2021年~2023年のTLTの株価推移です。
2021年から現在にかけ、債券ETFであるTLTは大きく下落しました。
背景にはFRBの段階的利上げがあります。
コロナ後にアメリカでは過度なインフレが起きた影響で、金利を大きく上げてきました。
利上げはインフレ抑制で効果を発揮しますが、その分景気後退を招くということで長期債権であるTLTが下落してしまいました。
2022年後半からは徐々にアメリカでの利上げペースが鈍化してくるとの見方から反発を見せていますが、決して大きな上昇ではなく安値圏で停滞している状況です。
設定来の価格推移
こちらはTLTの設定来の株価推移です。
TLTは設定来右肩上がりで推移していたことが分かります。
特筆すべきなのは、2008年のリーマンショックや2020年のコロナショック時に大きく値上がりしている点です。
設定来の値動きを見ることで、改めて、TLTに投資することでリスク分散ができることを認識できます。
しかし、2023年現在は停滞しており、2010年の価格水準まで大きく下落しています。
TLT直近の下落要因
2022年から大幅な下落を見せているTLTですが、価格下落にはアメリカのFRBが背景にあります。
FRBでは長期的に低金利政策を実施してきました。
しかし、2021年からインフレが加速して、2022年には段階的な利上げを実施しています。
- メリット→インフレの抑制に繋がる
- デメリット→経済の悪化を招く
インフレの抑制は見られていますが、現在にかけてアメリカを含む世界経済の悪化を招く結果となり、経済低迷の懸念からTLTの価格下落に繋がった形です。
TLTの今後の見通し・価格予想
TLTやアメリカ経済の今後の見通しについて、次のような要因が重要視されています。
- 段階的利上げの収束による上昇の可能性
- 為替リスクにも注意が必要
以下で詳しく解説します。
段階的利上げの収束による上昇の可能性
2020年に起こったコロナショックにより、経済が混乱しました。
そこで経済政策としてアメリカをはじめ、世界中で金融緩和と金利の引き下げを行ってきました。
その効果もあり、アメリカなどの景気は回復傾向を見せ、株高を引き起こしました。
ただ、現在のまま金利の引き下げという経済支援策を実施していると、過度なインフレを引き起こしてしまう可能性があるため、FRBは金融緩和の縮小ならびに金利の引き上げを行いました。
2022年にアメリカはハイペースでの利上げが行われ現在5.00~5.25%の金利が付いていますが、2023年後半は徐々に落ち着くとの見方が強いです。
金利の引き下げが起こると、債券が魅力的な投資対象となり、結果的にTLTの株価が上がりやすくなると考えられます。
為替リスクにも注意が必要
TLTは信用リスクや金利リスクだけでなく、為替リスクにも注意が必要です。
というのも、日本から米国ETFであるTLTに投資する場合、円からドルへの交換が必要になるためです。
特に最近では米利上げに伴うドル高円安の傾向が続いており、ドル円は高値圏で推移しているとの見方もあります。
また、コロナショックのような出来事が起こると、比較的安全とされている円が買われ、円高ドル安につながる可能性もあります。
現在は特に米ドル円の変動幅は大きくなっているので注意しましょう。
今後のドル円の相場については「米ドル円の見通し/予想や為替の動向を解説」の記事を参考にしてください。
このように、TLTに投資する際には、為替の変動もリスク要因であることを頭に入れておきましょう。
また、TLTに投資をする方は、CFD(差金決済取引)によるETFを取り扱っているIG証券が使いやすいので、この機会に公式サイトをチェックしておきましょう。
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TLTに投資できる証券会社
ここまでTLTの特徴や設定来のチャートを確認して、「TLTに投資してリスク分散を行いたい!」と考えている方もいらっしゃると思います。
ただ、TLTに投資するためには証券口座を開設する必要があります。
ここでは、TLTの投資をするために利用を検討しておくべき2社(IG証券とSBI証券)をピックアップしてご紹介します。
CFD取引ならIG証券
取引方法 | CFD(差金決済取引) |
取引手数料 | 2.20セント/1株 |
最小取引単位 | 1株 |
株価指数CFDのレバレッジ倍率 | 最大10倍 |
公式サイト | IG証券公式サイト |
関連記事 | IG証券の評判 |
IG証券はイギリスの証券グループである「IGグループ」が運営している証券会社です。
IG証券の使いやすいポイントは以下の通り。
- CFD(差金決済取引)によるETFを取り扱っている
- レバレッジ取引ができる
CFD(Contract For Difference)取引とは、株式だけでなく、商品や経済指数、先物など、あらゆる金融商品を差金決済で行う取引のことです。
現物取引のように、現金で株式を購入して保有し、売却するような現物の売買は発生しないため、下落相場でも利益を狙えます。
そのため、リスクヘッジとして利用できます。
また、IG証券では、レバレッジ取引ができます。
レバレッジ取引とは、てこの原理のことを指し、株式投資でいうと借金をして自己資金を増やして投資を行うことです。
一般的にレバレッジ取引は、借金をしている状態で取引をしていることになるため、危険性がかなり高いと言われています。
しかしレバレッジを有効に使うことで、今現在の資金力がない方でも大きな利益を生み出すことも狙えるので、効果的な取引手法です。
ただし、万が一投資がうまくいかなければ、借金を抱えてしまう可能性もあるため、リスク管理を徹底して行うようにしましょう。
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現物取引ならSBI証券
取引方法 | 現物取引 |
取引手数料 | 約定代金の0.45%(税込0.495%) 最低手数料:0ドル 上限手数料:20ドル(税込22ドル) |
最小取引単位 | 1株 |
非課税制度 | NISA枠で米国ETFを購入可能 |
公式サイト | SBI証券公式サイト |
関連記事 | SBI証券の評判 |
SBI証券は、株式会社SBI証券が運営する大手ネット証券サービスです。
手数料が安いことや金融商品の豊富さなどが魅力で、現在ではSBI証券は口座数720万以上(SBIネオモバイル証券,SBIネオトレード証券含む)が口座開設をしています。
取扱商品については、国内株はもちろん、外国株や投資信託、債券、さらにFXにも対応しています。
SBI証券の使いやすいポイントは以下の通り。
- ETFの買付手数料が業界最安水準
- 非課税枠を使って米国ETFに投資できる
SBI証券は米国株ならびに米国ETFの買付手数料が業界内で最安水準です。
また、一部の米国ETFは、取引金額に関係なくいつでも買付手数料がかからないものもあります。
残念ながら、TLTは買付手数料にはなっていませんが、他の証券会社と比較すると買付手数料は安くなっています。
SBI証券では非課税制度のNISAを使って、米国ETFに投資することが可能です。
NISAは5年の間、非課税で運用できることが特徴で、その期間を活用することで時間による分散投資ができ、税金も抑えることができます。
投資初心者から上級者まで人気の高い証券会社ですので、TLTの現物取引をする方は、SBI証券公式サイトをチェックしておきましょう。
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TLTへの投資方法
続いてIG証券を例にして、実際にTLTへ投資する方法を紹介します。
- IG証券で口座を開設する
- 口座に投資資金を入金する
- TLTへ注文を入れる
以下で詳しく解説します。
IG証券で口座を開設する
まずは、IG証券にアクセスして画面右下にある「口座開設はこちら」から口座を開設しましょう。
口座に投資資金を入金する
口座の開設が終わったら、資金を入れましょう。
入金する方法として「クイック入金」と「ベストレシーバー入金」の2つが挙げられます。
クイック入金は、提携金融機関のネットバンキングを用いた入金方法で、即時に入金が反映されます。
提携金融機関は以下の通りです。
三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、PayPay銀行、楽天銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、ゆうちょ銀行
ベストレシーバー入金は、ユーザー一人一人に発行させるみずほ銀行の専用振込先口座のことです。
その口座に対して、銀行のATMや金融機関の窓口、ネットバンキングから振り込みを行うことができます。
クイック入金に提携している金融機関の口座をお持ちなら、即時入金ができ振込手数料も無料(三井住友銀行とPayPay銀行を除く)なので、ここではクイック入金が使いやすいです。
TLTへ注文を入れる
口座に資金を入金したら、実際にTLTへ投資してみましょう。
まずはIG証券にアクセスして、トップページから株式の取引システムにログインします。
ログイン後、検索から「TLT」と入力し、「iシェアーズ米国債20年超ETF」を選択します。
画面右側に出てくるTLTのチャートを確認し、注文ボタンを選択します。
最後に以下の項目を設定して注文を入れましょう。
- 注文方向:売り注文/買い注文
- 注文方法:成行/指値・逆指値/IFD/IFO
- ロット数:最小1ロット
- スリッページ許容値
- 両建ての有無
手順が理解できた方は、IG証券公式サイトをチェックして、取引を開始してみましょう。
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TLTに関するよくある質問
ここまででTLTへ投資する方法について解説しました。
以下ではTLTに関する質問にお答えします。
TLTに投資する際に気を付けるべきことは何ですか?
そもそも債券に投資する際には「信用リスク」と「金利リスク」に注意が必要です。
TLTの場合、20年を超える米国長期国債に投資しているため、信用リスクはほとんどありません。
一方で、金利リスクには注意が必要です。
TLTのような長期国債の場合、金利が動いた時に価格が大きく変動する可能性が高くなるためです。
特に米国の金利は現在かなり低い水準にあり、今後利上げが見込まれています。
また、TLTのような米国の債券ETFに投資する際には、為替リスクにも注意しましょう。
TLTに投資する場合、円からドルへの交換が必要となり、TLTの値上がりよりもドル円の動向によって運用益が変動するためです、
このように、TLTに投資する際には、為替の変動もリスク要因であることを頭に入れておきましょう。
TLTに投資するならCFD取引と現物取引はどちらがいいですか?
CFD取引と現物取引は、どちらも良いところと悪いところがあります。
そのため、どちらを選択しても正解・不正解はありません。
ただし、両方の特徴をよく知ってから、どちらの取引でTLTへ投資するのか考えておくことは必要です。
一般的にCFD取引は、レバレッジをかけられるため、現在資金があまりない方でも運用次第によって大きな利益を狙えることがメリットです。
また、差金決済なので売りからの注文ができ、株価が落ちている場面でも利益を出せます。
デメリットとしては、利益を大きく得られる可能性がある反面、予想と反した値動きをしたら、大きな額の損失を出してしまう可能性があるところです。
一方で、現物取引だとレバレッジはかけられません。
そのため、損失額の上限が投資に回した金額だと決まっているところがメリットです。
しかし資金効率を高められないため、大きな利益を狙うことは難しくなります。
以上のように、CFD取引と現物取引にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、自身の投資目的や性格などに合ったものを選ぶようにするとよいでしょう。
「NISA」は利用できますか?
これから投資を始めたい方の中には、NISAを利用してみたい方もいらっしゃるはずです。
TLTはNISA口座を利用して投資できます。
NISAとは、5年間、年120万円を非課税で運用できる国が提供している制度です。
NISAについて詳しく知りたい方は「NISAでETFには投資できる?メリット・デメリットも解説」の記事を参考にしてください。
これらの質問を参考にしつつ、TLTへの投資を検討されている方は、IG証券公式サイトをチェックしておきましょう。
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TLTのまとめ
今回は米国ETFの一つであるTLTについてご紹介しました。
株価が軟調な時に大きく上昇する債券ETFのTLT。
今後米国の利上げにより、ハイテク株を中心に株価が下落することが予測されていますが、TLTをポートフォリオの中に入れておくと、損失額を極力抑えられる可能性もあります。
この記事を通してTLTに興味を持った方は、レバレッジをかけられるCFD取引もしたい方ならIG証券、現物取引ならSBI証券公式サイトをチェックして、ぜひTLTへの投資にチャレンジしてみてください。
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