HDVとは?株価・構成銘柄から配当金・利回りまでを徹底解説
米国のETFの1つであるHDVへの投資を検討している人も多いのではないでしょうか。
利回りが高く安定しているため注目されており、米国ETFでの配当金で利益を狙いたい方ならチェックすべき銘柄だと言えます。
この記事ではHDVの特徴や価格、取引可能な証券会社などを解説します。
- HDVは米国の高配当ETF
- モーニングスター配当フォーカス指数に連動している
- 高い利回りとボラティリティの低さを兼ね備えたETF
- SPYDと比較されることが多い
- HDVはIG証券で取引するのがおすすめ
HDVの取引をするならIG証券がおすすめです。
IG証券は取り扱い銘柄数が17,000種類と非常に多く、HDVだけでなく様々な銘柄の取引が可能です。
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HDVとは?
ファンド名 | HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF) |
運用会社 | ブラック・ロック社 |
分類 | 海外ETF(上場投資信託) |
ベンチマーク | モーニングスター配当フォーカス指数 |
配当利回り | 3.84% |
経費率 | 0.08% |
配当月 | 年4回(3月・6月・9月・12月) |
構成銘柄数 | 74銘柄 |
主な銘柄 | XOM、JNJ、VZ、CVX、ABBV、PG、PM、CSCOなど |
セクターの割合 | ヘルスケア:20.83% 生活必需品:17.13% エネルギー:16.52% 通信:13.83% |
HDVとはiシェアーズ・コア米国高配当株ETFといい、高配当米国株を多く組み込みながらも、ボラティリティが低く、長期保有に人気の銘柄です。
2011年に設定された比較的新しいファンドで、2020年に新型コロナウイルスの影響を受けつつも配当金の高さは非常に魅力的です。
ベンチマークはモーニングスター配当フォーカス指数で、財務が安定していて、平均以上の配当金を持続的に支払い可能な銘柄のうち上位74社で構成されています。
なお、通常モーニングスター配当フォーカス指数は上位75社で構成されているのと、他の米国好配当ETFは銘柄数も多い傾向にあるため、これらと比較すると銘柄の構成数としては少なめといえます。
配当月は年4回で3月、6月、9月、12月で、配当利回りは3.84%です。
経費率は0.08%で米国好配当ETFの中でも平均的といえます。
HDVに興味を持った方はIG証券のCFD取引から始めてみましょう。
CFD取引ではレバレッジをかけて取引をするため、少額から始められるので初心者の方にもおすすめです。
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HDVの特徴
HDVは米国高配当ETFで以下のような特徴があります。
- 世界を代表する大企業の株で構成されている
- セクターが幅広い
- キャピタルゲインとインカムゲインどちらも期待できる
詳しく説明していきます。
世界を代表する大企業の株で構成されている
HDVは全74銘柄で構成されたファンドで、上位10銘柄は以下の世界的大企業です。
- エクソンモービル
- AT&T
- シェブロン
- ジョンソン・エンド・ジョンソン
- ベライゾン・コミュニケーションズ
- アッヴィ
- パーフェクトグレード
- フィリップモリス
- メルク・アンド・カンパニー
- コカ・コーラ
上記の10銘柄で全体の54.15%を占めています。(2024年5月現在)
どの銘柄も高配当のものばかりで、売買回転率が57%と非常に高いです。売買回転率が高いため、割合などは頻繁に入れ替わります。
セクターが幅広い
セクターが幅広く、2024年5月現在以下の構成となっています。
- ヘルスケア:20.83%
- 生活必需品:17.13%
- エネルギー:16.52%
- 通信:13.83%
- 情報技術:9.38%
- 公益事業:8.20%
- 金融:5.65%
- 資本財・サービス:4.88%
- 一般消費財・サービス:2.93%
- 素材:0.38%
ヘルスケアや生活必需品、エネルギー、通信を中心にセクター構成が非常に幅広くなっています。この比率は入れ替わりが激しいため、得に重視する必要はないでしょう。
景気によって価格が左右されにくく業績が安定したディフェンシブな傾向が強いファンドのため、長期保有に向いています。
キャピタルゲインとインカムゲインどちらも期待できる
HDVは価格の上昇が安定している点や、配当金が高いという点により、キャピタルゲインやインカムゲインどちらも期待できます。
ETFの中には配当金が少なく、インカムゲインが期待できない銘柄もあるため、配当利回りが高いHDVは運用におすすめのファンドだと言えるでしょう。
実際に現物を保有したいとお考えの方はSBI証券がおすすめです。
ネット証券No1であり、約600万人もの利用者がいるので、まだ口座をお持ちでない方は是非口座開設しておきましょう。
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関連記事:ETF銘柄のおすすめ比較ランキング
こちらの記事ではQQQや金CFDなどオススメのCFD銘柄について詳しく解説していますので、是非ご覧ください。
HDVの価格動向
この章ではHDVのこれまでの価格変動を見ていきます。
2021年まで
HDVの2012年から2021年までの価格推移はこのようになっています。
2020年の新型コロナウイルスの影響によって価格が大きく下落しましたが、それ以外は概ね価格が上昇しています。
2011年から3月1日時点では51.65ドルでしたが、価格を変動させながら価格が少しずつ上昇しつづけ、2019年12月には98ドルを記録しました。
2021年以降
2021年に入ると価格は急上昇し、新型コロナウイルスによる下落以前の水準まで戻っております。
2021年5月には2019年12月以来の98ドルを記録しました。
2024年5月現在は109ドルと若干上がっており、前回の高値まで挑戦を見せている価格動向です。
値動きが安定しているので、安心して投資ができる高配当ETFだと言えるでしょう。
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HDVの今後の見通し・価格予想
HDVは今後どのようになっていくのでしょうか。
今後の見通しについて予想しました。
- 米国株式市場の影響が限定的で長期的に見ると価格が上昇する
- 構成銘柄の入れ替わりが価格に影響する可能性
一つずつ見ていきます。
米国株式市場の影響が限定的で長期的に見ると価格が上昇する
HDVは米国株の高配当ETFなので、米国株式市場の影響を受けます。
利上げの影響で、米国株式市場の株価も下がりましたが、三井住友DSアセットマネジメントなどによると他の株式市場に比較すると影響が限定的なものと見られています。
米国株は長期的に成長しており、今後も中長期的に価格が成長するというポジティブな予想が非常に多いです。
HDVも米国株を扱っているため、短期的にはあまり期待はできませんが、中長期的にみると価格が上昇する可能性が高く、資産運用に向いていると言えるでしょう。
構成銘柄の入れ替わりが価格に影響する可能性
HDVは売買回転率が非常に高いため、頻繁に構成銘柄が入れ替わります。
そのため、HDVの価格は今後の構成銘柄の入れ替わりによって価格にも影響があると言えます。
現在構成銘柄のうち最も構成比率が高い石油の会社であるエクソン・モービルも新型コロナウイルスによって価格が大きく下落しましたが、現在は回復しています。
構成銘柄にもあるエネルギー関連銘柄は価格が伸び悩んでいる傾向にあり、それに対して生活必需品関連銘柄は価格が上がりつつあります。
新型コロナの影響で銘柄の入れ替わりで生活必需品関連銘柄など株価が上昇しているものが構成比率の上位に来れば、新型コロナ前の価格を更新する可能性もあるといえるでしょう。
HDVに投資できる証券会社
HDVに投資できる証券会社をいくつか紹介します。
なお、「CFD取引のおすすめ証券会社・銘柄」の記事で詳しく解説していますので是非ご参照ください。
IG証券
取引方法 | CFD |
取扱銘柄数 | 約12,000種類(日本、米、欧含む) |
取引手数料 | 米国株:2.20セント/1株 |
取引時間 | 商品による |
提供サービス | CFD、FX、バイナリーオプション、ノックアウトオプション |
詳細 | 公式サイト |
関連記事 | IG証券の評判 |
IG証券はイギリスで誕生したIGグループが運営している証券会社で、世界的にも有名な取引所です。
様々な取引方法の中でもCFDに特に力を入れており、ETFからFXなどさまざまな金融商品のCFD取引を行うことができます。
株だけで12,000銘柄以上の銘柄の取引が可能で、レバレッジをかけ少額から取引ができるのも魅力。
米国株のCFD取引に興味がある方や、株以外にも投資をしてみたいという方におすすめの証券会社です。
まだ口座をお持ちでない方はこの機会にIG証券公式サイトから口座を開設しておきましょう。
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SBI証券
SBI証券はネット証券口座開設数NO.1の人気証券会社です。
SBI証券は外国株の取り扱いが多く、また、米国株は貸株サービスを行っているため、貸株サービスで利益を得ながら、配当を受け取ることも可能です。
また、取引手数料が安いという特徴もあるため、より効率的に投資を行うことができるのです。
手数料を抑えてなおかつ効率的に取引をしたいという方におすすめの証券会社です。
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なお、証券口座は複数開設した方がお得ですので是非「証券口座を複数口座もつメリット」の記事も確認しておきましょう。
HDVへの投資方法
HDVへの投資方法を紹介します。
今回はIG証券での投資方法を解説します。
口座開設を申し込む
まずはIG証券公式サイトにアクセスをして、口座開設します。
最初に申し込みに必要な情報を入力していきます。
申し込み完了後は本人確認書類を提出します。
スマートフォンで本人確認する方法と郵送で本人確認する方法がありますが、オンライン完結ですぐのできるスマートフォンでの提出がおすすめです。
以下の書類が必要ですので、予め準備をしておきましょう。
- 運転免許証
- マイナンバー確認書類(マイナンバーカード、通知カード、マイナンバー記載の住民票)
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入金する
口座開設したら入金します。
入金の方法は以下の3つです。
- クイック入金(日本円のみ)
- ベストレシーバー入金(日本円のみ)
- 銀行振込(米ドル口座)
HDVは米国高配当ETFのため、銀行で日本円を米ドルに交換して銀行振込をするのがおすすめです。
買い注文を出す
入金ができたら実際に買い注文を出します。
注文を出して約定すれば買付完了となります。
取引ロット数を決め、ストップやリミット注文などのリスク管理ツールを活用し、買値をつけて注文してください。
手順が分かった方は、是非下記のボタンから実際に取引を始めてみましょう。
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HDVに関するよくある質問
最後にHDVのよくある質問をいくつか紹介し、回答していきます。
投資するのにいくらかかる?
HDVは1株から購入することができます。そのため、IG証券の場合、現在106ドルのため、日本円に換算すると約15,000円となります。
ただし、IG証券は10倍までレバレッジをかけることができるため、1,500円程度で取引が可能です。
レバレッジ取引をすれば少ない資金で大きな金額の取引が可能なので、大きな利益が期待できますが、その分リスクもあるため注意しましょう。
配当金は安定して受け取れるか
配当金は年4回受け取ることができますが、月によって金額に差があります。
そのため、配当金の金額を予測することはできません。
しかし、配当金は年々増加しつつあり、大幅に金額が下がる可能性は低いと言えるでしょう。
配当金を受け取るにはいつまでに買付をすればいい
HDVの配当月は3月、6月、9月12月で、それぞれの権利落ち日は以下になります。
配当月 | 権利落ち日 |
---|---|
2023年3月 | 23日 |
2023年6月 | 7日 |
2023年9月 | 26日 |
2023年12月 | 20日 |
権利落ち日の前営業日までに約定することで権利が確定するため、少なくとも上記の権利落ち日よりも2,3日前に買付を済ませておくなど余裕を持って買付をするといいでしょう。
HDVのまとめ
HDVは米国高配当ETFのため、配当利回りや構成銘柄の財務状況を重視したものです。
新型コロナの影響で一時価格が下落したものの、価格が回復しつつあるため、今後の構成銘柄によっては最高値を更新する可能性も考えられるでしょう。
- HDVは配当利回りの高い銘柄で構成されているため配当金は期待できる
- 配当利回りが高くボラティリティは低いため長期保有におすすめ
- 売買回転率が高いため構成銘柄の比率は変わる
- 取引をするならIG証券がおすすめ
この記事を読んでHDVや海外ETFに興味を持たれた方は、CFD取引に強みを持ち、取り扱い銘柄数も豊富なIG証券に口座開設しましょう。
IG証券では、約17,000ものCFD銘柄を取り扱っており、CFD取引をする上で困ることはないでしょう。
HDVに投資をお考えの方は、少額から始められるIG証券がおすすめです。
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