セールスフォース(salesforce)の株価/業績や今後の見通しを徹底予想！これまでの価格推移は？

皆さんは「セールフォース」という企業をご存知でしょうか。

セールスフォースは、クラウド上で使える顧客関係管理（CRM）システムなどを展開しているアメリカの企業です。

企業向けのサービスであり普段の生活ではなじみがないので、その名を知らない方も多いかと思いますが、世界で15万社以上がそのサービスを導入しており、CRM市場ではシェアトップに立っている最大手の企業です。

また2020年～2021年は新型コロナの影響で、多くの企業がデジタル化を推し進めたことにより、セールスフォースは大きく売り上げを伸ばしました。

今回はそんなセールスフォースについて、その特徴やこれまでの業績、株価の動向、今後の見通しなどをご紹介します。

なお、セールスフォースのようなアメリカの大手企業に投資するなら、IG証券の株式CFDが最適です。

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セールスフォースとは？

企業名	セールスフォース・ドットコム
本社所在地	アメリカ・カリフォルニア州
創業	1999年
代表者	マーク・ベニオフ
主な製品・サービス	Sales Cloud（営業・顧客管理支援） Service Cloud（カスタマーサービス&サポート） Commerce Cloud（eコマースプラットフォーム） Lightning Platform（クラウドアプリ開発プラットフォーム） AppExchange（アプリのマーケットプレイス）
時価総額（2023年9月時点）	1977.14億ドル

セールスフォースは、顧客関係管理（CRM）システムや営業支援（SFA）システムを中心とした、クラウドタイプのサービスを提供しているアメリカの企業です。

例えば、サービスの1つである「Sales Cloud（営業・顧客管理支援）」を企業が導入すると、クラウド上で見込み顧客や商談の管理、営業活動の記録などが簡単にできるようになります。

また多くのサービスはサブスクリプション方式となっており、さらに事業規模に適したグレードを選べるようになっているので、中小企業でも低コストで導入できるようになっています。

なおセールスフォースは日本でも人気が高く、ANAやPanasonicなどの大手を含む様々な企業が導入しており、CRMの国内市場においてシェアトップに立っています。

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セールスフォース株の特徴

まずセールスフォース株の基本情報は、以下の通りです。

銘柄名	Salesforce.com Inc（セールスフォース）
ティッカーシンボル	CRM
上場市場	NYSE（2004年6月）
株価（2023年6月時点）	211.76ドル
配当利回り（2023年6月時点）	―

セールスフォースは2004年6月からニューヨーク証券取引所（NYSE）に上場しています。

またセールスフォースとその株式には、次のような特徴があります。

CRM市場の世界トップシェアである

顧客関係管理（CRM）システムを提供している企業は、セールスフォース以外にもAdobeやMicorosoftなどがありますが、それらの名だたる企業を抑えてセールスフォースは世界シェアトップを獲得しています。

また、下のグラフからわかる通り、2位のORACLE社と3位のSAP社がシェア率を下げる中、セールスフォースは圧倒的な伸びを見せています。

PERから見ると株価は割高

「PER（株価収益率）」とは利益から見た株価が割高かどうかを示す指標のことです。

以下のように算出され、一般的にこの値が大きいと割高、小さいと割安と判断されます。

PER（株価収益率）＝株価/1株あたりの純利益

米国株式全体（S&P500指数ベース）の2022年予想ベースPERは、約21倍程度となっています。

それに対してセールスフォース株のPERは現時点で134.07倍であり、つまり米国株の中でセールスフォース株は割高な部類に入ります。

しかしこれはポジティブに見れば、多くの投資家がセールスフォースに注目して投資しているという証左でもあります。

これまで配当は実施されていない

後ほど業績をご紹介しますが、セールスフォースは年々売り上げを伸ばして黒字続きにも関わらず、これまで配当の実績がありません。

これはセールスフォースが配当で目先の還元をおこなうよりも、事業に再投資してさらに業績を伸ばすことで、将来的に投資家へ還元することを重視しているためです。

なお、米国株の中には配当が5％を超えるような、いわゆる「高配当株」も多く存在します。

米国株投資で譲渡益だけでなく配当益も狙いたい方は、ぜひ「高配当株おすすめランキング」もチェックしてみてください。

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セールスフォース株の業績

それではここでセールスフォースの業績を、過去5年間と2021年に分けてそれぞれご紹介します。

過去5年間の業績推移

まず、過去5年間（2017.1～2021.1）の業績推移は、以下の通りとなっています。

決算期	売上高	営業利益	純利益
2017年度1月期 (2016.2～2017.1)	83億9,100万ドル	6,400万ドル	1億7,900万ドル
2018年度1月期 (2017.2～2018.1)	104億8,000万ドル	2億3,500万ドル	1億2,700万ドル
2019年度1月期 (2018.2～2019.1)	132億8,200万ドル	5億3,500万ドル	11億1,000万ドル
2020年度1月期 (2019.2～2020.1)	170億9,800万ドル	2億9,700万ドル	1億2,600万ドル
2021年度1月期 (2020.2～2021.1)	212億5,200万ドル	4億5,500万ドル	40億7,200万ドル

表に示した通り、セールスフォースは直近5年で着実に業績を伸ばしています。

特に2021年1月期（2020.2～2021.1）は、コロナ禍で多くの企業がデジタル化を余儀なくされたことで売り上げを伸ばし、また純利益は前年比で約32倍に膨れ上がりました。

2021年の業績推移

続いて2021年（2022年会計年度）の業績は、これまでのところ以下のように推移しています。

決算期	売上高 （前年同期比）	営業利益	純利益
2022年度第1四半期 (2021年2月～4月)	59億6,300万ドル （＋22％）	3億5,400万ドル	4億6,900万ドル
2022年度第2四半期 (2021年5月～7月)	63億4,000万ドル （＋23％）	3億3,200万ドル	5億3,500万ドル
2022年度第3四半期 (2021年8月～10月)	68億6,300万ドル （＋26％）	3,800万ドル	4億6,800万ドル

2021年はコロナの影響が引き続き色濃く、クラウド型のソフトウェアの需要が拡大し続けており、大きく飛躍した2020年をさらに上回る売り上げを記録しています。

このようにセールスフォースは毎年売り上げを伸ばし、さらに黒字が続いていることから、安定した優良企業だと言えるでしょう。

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セールスフォース株の価格動向

さて続いては、セールスフォースの好調な業績が、株価にどのように反映されているのかチェックしていきましょう。

2016～2021年の株価動向

まずは先ほど業績を確認した2016～2021年までの長期的な株価動向を、俯瞰して見てみましょう。

ご覧の通りセールスフォースの株価は、業績と比例するかのように堅調に推移しています。

2016年1月始値（77.14ドル）と2020年12月終値（223.53ドル）を比べると、その5年間で株価は約3倍となっています。

また2020年は、2月の新型コロナショックで世界中の株式が暴落の憂き目に遭い、セールスフォースの株価も一時は大きく暴落したのですが、長期的に見ればその影響は限定的なものだったことが分かります。

2021年～2023年の株価動向

続いて、2021年～2023年現在の株価動向にフォーカスしてみましょう。

ご覧の通り、セールスフォースの株価は9月から11月にかけて好調に伸びていたのですが、11月末に新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」が南アフリカで発見され、それに対して株式市場全体が警戒感を示したことから大きく下落しています。

なおオミクロン株について感染力や症状などの全容は未だ見えていませんが、どうやら症状はそれほど重くないようで、徐々に警戒感が解かれていることから、株価も回復の兆しが見え始めています。

また過去の新型コロナショックから分かる通り、業績と関係ない新型コロナ関連の下落は、短期的に強く下げることはあっても、長期的には大した問題にはなっていません。

そのため今回も長期的な影響は少ないという見方が強く、むしろ「一旦株価が下がって、絶好の買い場だ」という声も多く上がっています。

ちなみにIG証券の「株式CFD」なら現物取引と違い、売りからでもポジションを立てられるので、もしここから更に下落相場が続いたとしても利益を狙えます。

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セールスフォース株の今後の見通し

これまで非常に好調なセールスフォースですが、次の要因から今後にも高い期待がなされています。

市場規模が年々拡大している

2020年～2021年のコロナ禍で企業が“コンタクトレス”に事業形態をシフトしていく中、CRM市場は大きく拡大しましたが、株式会社グローバルインフォメーションの調査によると、その市場規模は今後さらに拡大すると見られています。

ひいては、セールスフォースの業績も今後まだまだ伸びる可能性を秘めています。

セールスフォースのサービスは、いずれも長期的に利用するものである

先述の通りセールスフォースのサービスは、一括購入してダウンロードする類ではなく、クラウド上で利用するサブスクリプション方式のサービスです。

つまり一度顧客がつくと、長期間安定した利益を上げることができます。

またサービスの性質上、短期間で乗り換えられるようなものでもありません。

こういったことから、すでにCRM市場で圧倒的なシェアを獲得しているセールスフォースは、よほどのことがない限りその牙城を崩されることはないでしょう。

積極的に企業買収を繰り返している

セールスフォースは企業買収を積極的におこなっており、これまで約60社を取り込んで、事業拡大や技術面の強化を図ってきました。

直近では2021年7月にチームコミュニケーションツールを開発・提供していたSlack社の買収を果たしており、それにより新たなビジネス・オペレーティング・システムが構築される見込みです。

またこういった活発な取り組みは、市場にもポジティブに受け止められることが多いです。

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セールスフォース株投資に人気の証券会社

ここまでセールスフォースについて解説してきましたが、続いてはセールスフォースに投資する際に人気のネット証券を2社厳選してご紹介します。

CFD取引ならIG証券

取扱商品	FX CFD（株式・株価指数・商品） ノックアウトオプション バイナリーオプション
株式CFDの取扱銘柄	約1万2,000銘柄
株式CFDのレバレッジ	最大5倍
株式CFDの取引手数料	片道2.20セント/1株（NASDAQ米国株の場合）
公式サイト	IG証券公式サイト
関連記事	IG証券の評判

IG証券は国内外の約1万2,000銘柄に対して、株式CFDで投資できるネット証券です。

株式CFDなら最大5倍までレバレッジをかけられるので、投資資金が少ない方でも効率のよい取引が可能です。

またCFD取引なら、現物取引と違って売りからでも仕掛けられるので、例えばオミクロン株による暴落のように下落相場へ切り替わったときでも利益を狙うことができます。

さらにIG証券は取引ツールが高性能で、パソコン・スマホ・タブレットのどの取引ツールでもラインツールやテクニカル分析ツールを駆使して、詳細な分析ができるようになっています。

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現物取引ならSBI証券

取扱商品	国内株式・ETF 外国株式・海外ETF 投資信託 債券 FX 先物・オプション取引 CFD（くりっく株365） eワラント 金・プラチナ取引
米国株現物取引の取扱銘柄数	4,857銘柄
米国株現物取引の取引手数料	約定代金の0.45％（税込0.495％） 最低手数料:0ドル 上限手数料:20ドル（税込22ドル）
米国株関連のサービス	米国株式定期買付サービス 米国貸株サービス 外貨入出金サービス 米国株IPO NISA
公式サイト	SBI証券公式サイト
関連記事	SBI証券の評判

SBI証券は、累計口座開設数が600万口座を超える国内ネット証券の最大手です。

人気の要因は豊富な商品ラインナップとリーズナブルな手数料であり、米国株現物取引では業界最安水準の手数料で、約4,800銘柄に投資できるようになっています。

さらに、米国株の自動積立や貸株といった関連サービスも好評で、例えば貸株サービスを使えば、配当がないセールスフォース株からでもインカムゲインを得ることが可能になります。

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セールスフォース株への投資方法

先ほどおすすめの証券会社を2社ご紹介しましたが、今回はその中からIG証券の株式CFDでセールスフォース株に投資する方法をご紹介します。

STEP1：IG証券で口座を開設する

まずはIG証券にアクセスして、口座開設を申し込みましょう。

口座開設は満20以上の方であれば、基本的にどなたでも可能です。

また今なら期間限定で、口座開設＋取引＋公式Twitterフォローにより、最大で5万円のキャシュバックを受けられるキャンペーンも実施中です。

株式CFDに興味のある方は、ぜひこの機会を逃さずにIG証券で口座をつくっておきましょう。

STEP2：口座に投資資金を入金する

取引口座を開設できたら、次はそこに投資資金を入金しましょう。

なお、IG証券での入金方法は次の2通りです。

クイック入金なら提携金融機関のネットバンキングを使って、ATMなどにいかなくてもいつでも入金手続きがができます。

また、一部を除いて振込手数料がかからないので、以下の提携金融機関の口座をお持ちであればクイック入金の利用がおすすめです。

STEP3：セールスフォース株のチャートで、値動きを分析する

口座に入金して取引を始められる体制が整ったら、取引システムにログインしてセールスフォース株のチャートを開き、その値動きをよく分析しましょう。

レバレッジをかけられるCFD取引では、高いリターンを望める一方で、現物取引よりも高いリスクを伴います。

そのため必ず値動きを分析して、根拠を持てる場面でエントリーすることをおすすめします。

STEP4：セールスフォールス株に対して、売りまたは買いの注文を入れる

値動きをよく分析して取引できるチャンスが巡って来たら、最後に以下の項目を設定して、注文を入れましょう。

以上が、IG証券で口座開設からセールスフォース株へ投資するまでの一連の流れとなります。

利益が出るかどうかは投資家一人ひとりの戦略次第ですが、株式CFDの仕組みそのものは決して難しくはありません。

チャレンジしてみたいと思った方は、ぜひIG証券で口座を開設して、セールスフォース株へ実際に触れてみましょう。

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セールスフォース株投資に関するよくある質問

最後に、セールスフォース株に関してよくある質問を3つご紹介して、それらにお答えします。

セールスフォース株に投資して利益が出た場合、税金はどのようになりますか？

セールスフォース株に投資した場合、売却益（譲渡益）が出ると、それに対して国内株と同様に、約20％の税金が課せられます。

なお、他の銘柄であれば配当益にも課税されますが、先述の通りセールスフォース株では配当が実施されていないので、それについては考慮する必要がありません。

セールスフォースは国内市場にも上場していますか？

セールスフォースは、日本法人の「株式会社セールスフォース・ドットコム」を東京に構えています。

しかしその日本法人は、国内株式市場には上場していません。

また余談ですが、同社は2022年2月1日付けで社名を「セールスフォース・ドットコム」から「セールスフォース・ジャパン」に変更することになっています。

非課税制度を用いて、セールスフォース株に投資することは可能ですか？

米国株を扱っていて、かつNISAに対応している証券会社の多くは、NISAの非課税枠を用いて米国株、つまりセールスフォース株にも投資できるようになっています。

なお今回紹介したおすすめ2社の内、SBI証券はNISAを用いてセールスフォース株に投資できます。

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セールスフォース株のまとめ

今回はセールスフォースについて、業績や株価動向、今後の見通しなどをご紹介しました。

セールスフォースはCRM市場のトップシェア、着実に売り上げを伸ばして赤字もなく、今後にも期待できる、これといって欠点の見えない優良企業です。

この記事を通して興味を持った方は、ぜひそんなセールスフォースへの投資を検討してみてください。

なお、投資を実際に始める際は、IG証券の株式CFDの利用が人気です。

株式CFDならレバレッジをかけて、より高効率な米国株投資が可能です。

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