【2024年版ランキング】IPO株投資のおすすめ証券会社を徹底比較 [新規公開株]

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IPO(Initial Public Offering)とは、新規公開株のことで、企業が上場して株式を公開することを指します。

IPO株式は値上がりすることが多いため、投資家の中でも人気の高い投資方法の一つです。

特に2020年度のIPO株式のうち、約75%は初値が公募価格を上回るという実績を上げています。

しかし、「IPO株式を買えば儲かりやすい」ということが知られ、IPO株式を購入する投資家が増えたことで、IPO株式は抽選になることが多くなりました。

そのため、証券口座にIPOの抽選に申し込みをしても、IPO株式の抽選に当たる可能性はあまり高くならないでしょう

そこで重要になるのは、「どの証券会社でIPO投資をするのか」という点です。

この記事では、IPOに使いやすい証券会社を紹介します。

IPO株式の抽選に申し込もうと考えている方は、この記事を参考にしてください。

この記事の概要
  • IPOの証券会社の比較一覧表で、使いやすい証券会社が一目でわかる
  • IPOの当選確率を上げるには、証券口座選びが重要
  • 証券会社を選択するときは取扱銘柄抽選方法を考慮する
  • 口座開設数が多くない「LINE証券」が最も使いやすい
  • IPO株式に当選するには複数の証券会社の口座を開設しておいた方が有利

LINE証券では、2021年からIPOの取り扱いを始めました

大手ネット証券である「SBI証券」や「楽天証券」よりも、口座開設数が多くない今のうちにぜひ、LINE証券公式サイトをチェックしてIPO投資を始めましょう。

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この記事の監修者

1級FP カワサキ

東証一部上場金融機関に勤め、以後投信生保販売業務や法人融資業務に従事。

  • 2019年に独学で1級ファイナンシャルプランニング技能士に合格
  • 個人・法人問わずライフプランや節税相談を行っておりFP分野全般を得意とする
  • 趣味はスキューバダイビング
  • 最低年1回は沖縄県阿嘉島に潜りに行き、レスキューダイバーの資格を持つ
目次

IPOの証券会社一覧比較表

IPO投資ができる証券会社は多くありますが、それぞれの証券会社で特徴があります。

まずは、使いやすい証券会社の一覧と、重要な比較項目の確認からしていきましょう。

IPO銘柄取扱数主幹事数抽選方法・ネット配分
LINE証券0件0件完全平等抽選
SBI証券85件15件完全平等抽選 60%
IPOチャレンジポイントに基づた配分 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分 10%
PayPay証券0件0件完全平等抽選
楽天証券38件0件完全平等抽選
マネックス証券50件0件完全平等抽選
松井証券43件15件完全平等抽選
SMBC日興証券52件16件取引状況等を踏まえて定めた配分 85%
完全平等抽選 10%
ステージ別抽選 最大5%
2020年度の実績

SBI証券やSMBC日興証券の取扱銘柄数が多くなっています。

ほとんどの証券会社で完全平等抽選を実施しているため、IPO株式にとりあえず申し込んでみるのも作戦の一つでしょう。

下で詳しく解説していきます。

IPOの証券会社の選び方

IPO投資をする際に重要な証券会社選び。

その証券会社を選ぶ際のポイントは以下5つが挙げられます。

証券会社の選び方のポイント
  • 抽選方法
  • 取扱銘柄数
  • 主権事件数
  • 単元数
  • 口座開設数

それぞれのポイントを、詳しく解説します。

抽選方法

IPO株式を手に入れるためには、抽選をすることが多くなります。

特に上場前からテレビなどで取材を受けているなど、知名度が高い企業が上場するときは、申し込みが殺到するため抽選が必須です。

ただし、抽選方法は証券会社によって異なるため、各証券会社の特徴を抑えておくことが重要です。

たとえば、取引頻度の高い投資家の当選確率が上がる「優遇抽選」機械的な方法でランダムに抽選する「完全平等抽選」などがあります。

また、独特なものだと抽選で外れるたびにポイントが貯まり、次回以降のIPOの抽選で当たりやすくなる抽選方法にしている証券会社もあります。

自分の総資産や証券会社との付き合いを考慮して、どの抽選方法が自分に適しているのか見極めることが大切です。

取扱銘柄数

取り扱うIPO銘柄の種類が多いかどうかも、証券会社を選ぶ際の重要なポイントとなります。

IPO銘柄を取り扱う数が多ければ多いほど、多くの抽選に申し込むことができ、当選するチャンスも増えます

ホームランを打ちたければ、打席に立つ回数が多い方が有利というわけです。

多くの抽選に参加したい投資家にとって最も重要なポイントとも言えるでしょう。

主幹事件数

主幹事とは、企業がIPOする際に事務手続きや価格設定、資金調達の助言などのさまざまなサポートを行うことです。

主幹事を務める証券会社のことを「主幹事証券」と言います。

主幹事を担当した証券会社には、IPO株式が多く割り当てられるため、必然的に主幹事を務めている証券会社では当選数も増えます

証券会社を選ぶ際には、主幹事件数にも注目すると良いでしょう。

単元数

日本の株式市場では、通常、売買に必要な最低単元数は100株となっています。

それはIPO投資を行うときでも同じです。

そのため1株3,000円の銘柄を購入するためには、3,000×100株=300,000円(手数料を除く)が必要になります。

しかし、投資初心者の方などで「いきなりそんなまとまった金額を出せない」という方もいると思います。

実は、単元数未満の1株からIPO投資ができる証券会社もあります。

そのため、投資を始めたばかりなどで、資金力があまりない人でもIPO投資を始められます。

口座開設数

IPO株式の抽選に申し込む際、口座開設数に着目してみましょう。

口座開設数が多くない証券会社からIPOの抽選に申し込むと、当選確率が上がるためです。

サービスが始まったばかりなどの理由で、現状ライバル(口座開設数)が比較的少ない証券会社から申し込みを行うことも、当選確率を上げるためには重要なポイントとなります。

なお、LINE証券ではスマホから気軽にIPOに参加することができますので初めてIPO投資をするという方には特に使いやすいです。

IPOのおすすめ証券会社ランキング

IPO投資をする上で重要な証券会社の選び方について解説しました。

ここからは上記のことを踏まえ、IPO投資をする際の使いやすい証券会社を紹介します。

LINE証券

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IPO銘柄取扱数主幹事数抽選方法売買単元数
0件0件完全平等抽選100株
2020年度の実績

有名メッセージアプリLINEが提供するLINE証券。

2019年8月からサービスを開始し、LINEアプリから気軽に取引できる手軽さとお得なキャンペーンで人気を集めています

そんなLINE証券は、2021年5月末から野村證券と協業でIPO株式の取り扱いを始めました

そのため、2020年度のIPO取扱実績はないものの、今後は野村證券の委託配分により取扱銘柄数が増えることが見込まれます

証券会社を選ぶ際のポイントでも紹介した、「口座開設数の少なさ」で大手ネット証券よりも有利なため、今のうちにIPOの抽選に申し込むことで当選確率を高められます

抽選方法は平等抽選となっており、資産に関係なく申し込みした人全員に当選する可能性があります。

SBI証券

SBI証券
IPO銘柄取扱数主幹事数抽選方法売買単元数
85件15件完全平等抽選 60%
IPOチャレンジポイントに基づた配分 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分 10%
100株
2020年度の実績

SBI証券は、SBIグループの証券会社で、口座開設数は1,000万を超え、2020年度のIPO取扱実績No.1などの実績があります。

そんなSBI証券のIPO投資では、「IPOチャレンジ制度」というものを導入しています。

IPOチャレンジポイント制度とは、IPOの抽選に外れるとポイントが貯まり、次のIPO抽選時に当選確率が上がる制度のことです。

この制度では、ポイントを多く持っている方から当選するため、申し込み続ければいつかは当たる計算になります

また、SBI証券ではIPO銘柄のうち毎年のように90%以上をカバーしているのが特徴です。

IPO取扱銘柄数と主幹事件数が多く、IPOチャレンジポイントというユニークな制度もあるため、「IPO投資と言えばSBI証券」と話す投資家も少なくありません。

SBI証券は通常の投資をするときでも優秀なので、公式サイトをチェックしておきましょう。

\ 国内株式個人取引シェアNo.1 /

PayPay証券

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IPO銘柄取扱数主幹事数抽選方法売買単元数
0件0件完全平等抽選1株
2020年度の実績

PayPay証券は、2021年2月よりOne Tap BUYから社名が変更になって誕生した証券会社です。

そのため2020年度の実績はありません。

PayPay証券の最大の特徴は、単元数ではなく1,000円から株を購入できるところです。

手数料も高くないため、投資初心者が気軽に株式投資を始められるサービスとなっています。

PayPay証券のIPO投資では1,000円からの購入はできないものの、「誰でもIPO!」というアプリを使うことで、1株から参加できます

PayPay証券 アプリ
引用: PayPay証券の公式ページ

1株単位でIPOの抽選に申し込めるため、当選する人が増えます

また、通常、100株単位で購入する必要があるため元手に数十万円は必要なIPO投資ですが、PayPay証券だと数千円からIPO投資ができるという特徴があります。

抽選方法も完全平等抽選を採用しているため、資金力の少ない投資家でもチャンスがあります。

楽天証券

楽天証券
IPO銘柄取扱数主幹事数抽選方法売買単元数
38件0件完全平等抽選100株
2020年度の実績

楽天証券はさまざまな事業を行っている楽天グループが運営する証券会社です。

新規口座開設が3年連続No.1で、口座開設数は600万口座を突破しています。

手数料が安く、楽天ポイントを使った投資体験もできるため、株式投資が初めてという方でも比較的挑戦しやすい証券会社となっています。

楽天証券のIPO取引は、コンピュータが抽選しているため完全平等となっています。

また、楽天証券ではIPOの取扱銘柄数が増えてきています。

これまでは年間の取扱数が2~15銘柄でしたが、2020年度は38銘柄と大幅に増加

今後もIPOの銘柄を増やすことが期待されているため、IPO投資する上で欠かせない証券会社と言えるでしょう。

また、IPO投資だけでなく、長期的な資産形成に役立つ「iDeCo」「つみたてNISA」にも対応。

楽天ポイントも貯まりやすく、日経新聞を無料で読める貴重な証券会社なので、まだ口座を開設していない方はこの機会に公式サイトをチェックしましょう。

マネックス証券

IPO銘柄取扱数主幹事数抽選方法売買単元数
50件0件完全平等抽選100株
2020年度の実績

マネックス証券では株式投資だけでなく、為替取引(FX)など幅広い金融商品を取り扱っています

IPOの取扱銘柄数も多く、抽選方法は完全平等抽選なので、多くの人にチャンスがあります。

また、抽選の申込忘れがないように、IPO銘柄の情報などをメールで知らせてくれる機能もあります。

さらに、マネックス証券では、米国株の取扱銘柄数が4000種類以上と豊富で、米国株投資をする方に特に使いやすい証券会社です。

松井証券

松井証券Top
IPO銘柄取扱数主幹事数抽選方法売買単元数
18件0件完全平等抽選100株
2020年度の実績

松井証券は、J.D.パワーの個人資産運用顧客満足度ナンバーワンを獲得している証券会社です。

1日の約定代金が50万円以下であれば取引手数料が無料であったり、25歳以下の取引手数料を無料にしたりするなど、手数料体型に力を入れています

松井証券のIPOの特徴として、当選後に資金を拘束されることが挙げられます。

そのため、IPOに申し込む際には資金は必要なく、当選してから資金を準備しても問題ありません

資金力はあまりないものの、複数銘柄への抽選に申し込みたい方に使いやすい証券会社です。

SMBC日興証券

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IPO銘柄取扱数主幹事数抽選方法売買単元数
52件16件取引状況等を踏まえて定めた配分 85%
完全平等抽選 10%
ステージ別抽選 最大5%
100株
2020年度の実績

日本三大証券でもあるSMBC日興証券は、株式会社三井住友フィナンシャルグループの傘下にある証券会社です。

日本の株式だけでなく、米国株や中国株のほか、新興国などの株式も取引できます

投資初心者から経験者まで幅広いニーズに応えられる証券会社です。

そんなSMBC日興証券には「総合コース」と「ダイレクトコース」の2種類の口座があり、それぞれの口座でIPO株の割り当てられる配分が異なります。

  • 総合コース:担当の営業員が付き、店頭での取引をメインに行うコース
  • ダイレクトコース:担当の営業員は付かず、インターネットでの取引がメインのコース

総合コースとダイレクトコースのIPO株式の配分比率は異なります。

総合コースでは、SMBC日興証券に割り当てられるIPO株式の大多数である85%を割り当てられています。

一方でダイレクトコースには、15%が割り当てられ、そのうち10%は平等抽選です。

また、ダイレクトコース割り当てられた15%のうち、残りの5%は「IPO優遇特典」によって抽選されます。

IPO優遇特典とは、1回目のIPO抽選で落選した際に、2回目の抽選をする方法のこと。

IPO優遇特典の内容は以下の通りです。

SMBCランク

投資家がSMBC日興証券に入れている資産に応じてステージが決まり、ステージごとに当選確率が異なる抽選が行われているのです。

口座開設後3ヶ月以内であれば、無条件でブロンズになれるので、まだ口座開設していない人は、この機会に公式サイトをチェックしておきましょう。

各証券会社で銘柄数、口座数、手数料体型などかなり違いが見られます。基本的に色んな証券会社と付き合うのが基本ですが、IPO株以外の取引も視野に入れている場合は自身の意向に沿った所がないかしっかりと吟味した上で決めましょう。

カワサキ

IPOの証券会社に関するよくある質問

ここまでは、各証券会社の特徴について解説してきました。

以下では、IPOの証券会社に関する質問に回答します。

当選確率を上げるにはどうしたら良いですか?

当選確率を上げるためには、一つの証券口座だけでなく、複数の証券口座を開設することが重要です。

というのも、一つの証券口座だけだと、取り扱っていない銘柄が出てくる可能性もあるためです。

また、複数の口座を開設しておくことで、それだけIPOの抽選に参加できる権利を得やすくなります

この記事で紹介した「LINE証券」、「SBI証券」、「PayPay証券」、「楽天証券」の口座は、IPO投資以外にも魅力のある証券会社なので、公式サイトをチェックしておきましょう。

当選確率の高い証券会社はどこですか?

当選確率は証券会社から公表されているわけではないため、どこの証券会社の当選確率が高いかは断言できません。

ただ、口座開設数がまだ少ない証券会社は、ライバルが少ないため当選確率が高いと言えるでしょう。

LINE証券は今年からIPO投資に対応し、野村證券と組んでいるため、今後は徐々にIPOの取扱銘柄数を増やしていくことが期待できます。

SBI証券」や「楽天証券」などの大手ネット証券よりも口座開設数が多くないLINE証券で、IPO投資を始めてみるのも良いでしょう。

入金不要でIPO抽選に参加できる証券会社はありますか?

事前に入金することなく、IPOの抽選に参加できる証券会社もあります。

例えば、「松井証券」、「野村證券」、「SBIネオトレード証券」などがあります。

どれだけ申し込みをしても資金を拘束されないため、IPO投資をする方は、これらの証券会社の公式サイトをチェックしておきましょう。

当選確率を上げるために多数の証券会社と取引する方法はとても効果的です。特段デメリットもないので少しでも興味があれば積極的に取引してみましょう。実際に取引することで証券会社の特徴も見えてきますので、相性のいい会社とはIPO株以外の取引もチャレンジしてみましょう。

カワサキ

IPOの証券会社のまとめ

今回は、IPO投資をする上で使いやすい証券会社について解説してきました。

最後に、ここまで解説した内容をまとめてみました。

この記事の要点
  • IPOの当選確率を上げるには、証券口座選びが重要
  • IPOの証券会社の比較一覧表で使いやすい証券会社が一目でわかる
  • 証券会社を選択するときは取扱銘柄や抽選方法を考慮する
  • 口座開設数が多くない「LINE証券」が最も使いやすい
  • IPO株に当選するには複数の証券会社の口座を開設しておいた方が有利

LINE証券では、今年からIPOの取り扱いが始まったので、ライバルが少ないです。

大手ネット証券である「SBI証券」や「楽天証券」よりも、口座開設数が少ない今のうちにぜひ、LINE証券からIPO投資を始めましょう。

この記事の監修者

1級FP カワサキ

東証一部上場金融機関に勤め、以後投信生保販売業務や法人融資業務に従事。

  • 2019年に独学で1級ファイナンシャルプランニング技能士に合格
  • 個人・法人問わずライフプランや節税相談を行っておりFP分野全般を得意とする
  • 趣味はスキューバダイビング
  • 最低年1回は沖縄県阿嘉島に潜りに行き、レスキューダイバーの資格を持つ

この記事を書いた人

kawasakiのアバター kawasaki Financial Planner

東証一部上場金融機関に勤め、以後投信生保販売業務や法人融資業務に従事。2019年に独学で1級ファイナンシャルプランニング技能士に合格。個人・法人問わずライフプランや節税相談を行っておりFP分野全般を得意とする。

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