BNDとは?株価・価格推移や配当金・分配金を解説|利回り・買い時は?
近年、個人投資家の間で米国マーケットへの長期・分散投資を行えるETFの人気が高まっています。
そこで今回は、値動きが比較的安定している米国債券への投資を行っているBND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)をご紹介します。
BNDの特徴や、今後の見通し、BNDへの投資方法について解説していきます。
投資の手法はさまざまあるので、メリット・デメリットを確認しながら自分にあった投資手法を選択することが重要です。
CFD取引であれば少額でもレバレッジをかけて効率的に資産運用を行うことができます。
初心者にも使いやすい取引ツールや学習プログラムが揃っており、投資初心者の方やCFD取引を行ったことがないという方も安心して投資を行うことができます。
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BNDとは?
商品名 | バンガード・米国トータル債券市場ETF |
ティッカー | BND |
運用会社 | バンガード |
設定日 | 2007/04/03 |
連動インデックス | ブルームバーグ・バークレイズ・キャピタル総合指数 |
分配金スケジュール | 年12回(毎月) |
直近配当利回り | 3.05% |
経費率 | 0.035% |
主な取扱証券会社 | IG証券、SBI証券 |
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BND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)はブルームバーグ・バークレイズ・キャピタル総合指数に連動を目指す米国籍のETFです。
投資対象は米国の投資適格債券がメインとなっており、安定的な投資収益が期待できます。
債券ETFとは
債券ETFとは、債券を投資対象としたETF(上場投資信託)のことです。
通常の債券取引と比べて少額から投資ができるのが特徴です。
また、複数銘柄に分散して投資を行うので、リスク分散効果も期待できます。
株などと同じように市場で売買が可能なため、常に価格が変動します。
バンガードとは
バンガード(ザ・バンガード・グループ・インク)は、アメリカのペンシルバニア州で設立された世界最大級の運用会社です。
バンガードが運用するETFの特徴として、「低コスト」である点が挙げられます。
2019年には、米フォーブス誌が発表した『最優秀ETFリスト』の中にも「株式ETF」「債券ETF」「グローバルETF」の3つのカテゴリで16本のバンガードETFが選出されています。
『最優秀ETFリスト』は、米フォーブス誌の「投資家にとってベストなETF 2019年版」(第8回目)に選ばれた824本の米国籍ETFの中から、1,000万ドル以上の純資産残高を有しており、経費率が0.4%以下のETF、という条件で選出されています。
もちろん、BNDもこの中に選出されていますし、他にも投資家に人気のあるETFを多く生み出していることがわかりますね。
バンガードの運営するその他の有名な銘柄としては、VT・VTI・VOOなどがありますので、興味のある方はぜひ確認しておきましょう。
ブルームバーグ・バークレイズ・キャピタル総合指数とは
ブルームバーグ・バークレイズ・キャピタル総合指数とは、バークレイズ・キャピタルが提供する米国債券指数のことです。
米国において投資適格の格付基準をクリアしている債券が投資対象となります。
国内外の多くの投資信託のベンチマークとしても利用されており、米国債券市場を代表する指数の一つです。
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BNDの特徴
BND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)の特徴は以下の通りです。
・安定したインカムゲインを受け取ることができる
・高格付けで安全性の高い資産への投資ができる
・運用コストが低い
安定したインカムゲインを受け取ることができる
第一に、安定したインカムゲインを中長期的に受け取れるというメリットがあります。
運用成果に応じて毎月分配金を得ることができるので、値上がり期待と合わせて定期的な収益獲得も期待できます。
分配金の原資が株式の配当ではなく、債券の利息という点もポイントです。
株式の配当の場合は業績に応じて毎期変動する可能性もありますが、債券の利息の場合は固定の支払いが約束されているため、分配金の支払額が安定しやすいというメリットもあります。
高格付けで安全性の高い資産への投資ができる
先ほどもお伝えした通り、BNDの投資対象となっているのは、米国債をはじめとしたアメリカの投資適格債です。
投資適格債とはBBB以上の格付けが付与された債券のことを指し、一般的にデフォルトのリスクが少ない債券とされています。
また、個別の銘柄に投資をするわけではなく、複数の銘柄に分散投資を行うことができるため、集中投資によるリスクを回避することができます。
運用コストが低い
バンガードETFの平均計比率は0.05%となっており、業界平均の0.19%に対して約4分の1という低コストを実現しています。
米国でビジネス特許を取得している、バンガード独自のビジネスモデルだからこそ実現できる経費率となっています。
さらに、BNDのエクスペンスレシオは0.035%と他の債券ETFと比較しても圧倒的に低い水準となっています。
エクスペンスレシオとは、ファンドの平均資産残高に対する運用その他経費の比率(%)を指しており、投資家が負担するコストのことです。
運用残高に対してかかってくるコストなので、高ければ高いほど投資家にとってはデメリットとなります。
特に、債券ETFは株式型のETFと違い、大きな値上がりが期待できない分、いかにコストを抑えるかも運用において大事なポイントとなります。
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BNDの価格動向
BNDの現在までの価格動向についても確認していきましょう。
2015年〜2020年の価格動向
こちらの画像は2015年から2021年にかけて、BNDと米国10年国債の金利を比較したチャートです。
・青チャート:BND
・オレンジチャート:米国10年国債金利
BNDの価格の動きに注目すると、2015年〜2018年は緩やかに価格が下がっているものの、2019年からは大きく価格が上昇していることがわかります。
2015年は米景気回復に伴う利上げの折り込みにより、長期金利が上昇しました。
株式市場にとっては後押しとなった金利上昇でしたが、債券市場にとってはネガティブ要因となり、BNDの価格も下落しました。
2016年以降も「トランプラリー」やFRBのバランスシート縮小により、さらに金利・株価の上昇が進み、債券市場は売り込まれる結果となりました。
2019年の年初からは、米国の金利上昇が一服したことを背景に、BNDの価格も一転して上昇トレンドとなっています。
以降、コロナショックによる短期的な下落はあるものの、長期的には右肩上がりとなっています。
また、このチャートから、BNDの値動きと米国国債の金利は逆の動きをしていることが読み取れます。
金利が上がるタイミングではBNDの価格は下降トレンドとなり、金利が下がるタイミングでは上昇トレンドに転じています。
2021年~2022年の価格動向
続いて、2021年1月〜2023年5月の現在の価格動向を確認しましょう。
米国では2021年年初よりワクチン接種が始まり、接種率の高まりとともに景気回復期待が膨らんでいます。
リスク回避のために債券に資金を投入していた投資家が徐々に株式等他の商品に資金を移す動きも見え始めています。
2023年の価格動向
BNDの価格は2022年に大きく下落しましたが、2023年には上昇を見せました。
米利上げ収束の観測から徐々に買いが集中した形ですが、現在は横ばいの相場を形成しています。
まだ安値圏で停滞している状況で、相場の方向性はつかめていないと言えるでしょう。
IG証券のCFD取引では現物購入よりも少ない資金から始めることができ、下落相場からでも利益を狙うことができます。
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BNDの今後の見通し・価格予想
BNDは今後堅調な値動きが期待されますが、米国の利上げ動向によっては価格が下落するリスクもあります。
現物株の取引であれば、安いタイミングで買って高くなったら売る、というのが基本ですが、CFD取引であればマーケットが下落に向かう局面でも利益をあげることができます。
BNDの今後の見通しについて考える際に、押さえておきたいポイントは以下の通りです。
・債券発行ペースに影響される需給バランス
・コロナ緩和による買いのチャンス
・債券ETF市場全体の動向
債券発行ペース鈍化に伴う価格上昇期待
投資家が安定的な利回りを求める中、米国債券には多くの需要が集まっているにもかかわらず、2020年度終盤以降の債券発行ペースは大幅に鈍化しています。
需要と共有のバランスから考えても、今後値上がりが期待できる商品です。
一方で、米国債の信用力は銘柄によってばらつきがあるため、ファンダメンタルズの分析をしっかりと行ったうえで安心して投資できる銘柄選びが特に重要となってきます。
BNDは米国債券や政府保証債、投資適格債が組み入れのメインとなっているため、信用力は非常に高いといえるでしょう。
コロナ緩和による買いのチャンス
米国では、コロナ禍において経済対策として巨額の資金を投入していましたが、ワクチン接種の進展に伴い、個人消費や労働市場において順調に景気が回復しつつあります。
どのタイミングでこの景気刺激策および大規模金融緩和が終了に向かい、金利が上昇してくるのかが、マーケットの焦点となっています。
FRB(米中央銀行)は2022年に利上げを開始する方向に向かいつつあると予測されており、金利が引き上げられると債券価格は下がると考えられます。
今後新しくBNDの投資を検討するのであれば、このような債券価格が下がったタイミングで現物投資を行うのもよいでしょう。
金利が引き上げられるとETFに組み入れられる債券の金利も徐々に上がることから、分配金の増加も期待できます。
もしくは、CFD取引で売りポジションを持つことによって、下落によって利益をあげることもできます。
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債券ETF市場は拡大見込み
現在の債券ETF市場は堅調で、今後も手堅く拡大していく見込みです。
理由として、まずETFという低コストかつ流動性・透明性の高い資産が改めて評価される中、個別銘柄よりも資金流入チャンスが期待できる点があります。
次に、販売サイド(証券会社などの金融機関)のビジネスモデルが変わりつつあることも理由の一つです。
従来は売買手数料重視のビジネスモデルとなっていたため、販売回数が多いほど販売サイドにもたくさん収益が入るというメリットがありました。
しかし近年では、フィデューシャリー・デューティー(金融機関が投資家に果たすべき責任)等の規制に対応するため、顧客の投資残高に対して手数料が発生するフィー型のビジネスモデルへと変化しています。
そのため、短期で頻繁に入れ替えを行う必要のある個別銘柄投資ではなく、ETFやファンドの形で分散投資を行いながら安定的な収益が見込める債券ETFが活用されています。
なお、現物でBNDへの投資をお考えの方は国内株式個人取引シェアNo.1を誇るSBI証券がおすすめです。
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債券への投資に興味のある方は「債券ETFおすすめ銘柄ランキング」のぜひご覧ください。
BNDに投資できる証券会社
BNDに投資できる証券会社はいくつかありますが、今回は代表的な2社を紹介したいとおもいます。
IG証券
取扱商品 | FX、CFD、ノックアウトオプション、バイナリーオプション |
CFD取引手数料 | スプレッド(買値と売値の差額) 株式CFDのみ別途手数料が発生 |
レバレッジ | 株式CFD:4〜5倍 株価指数CFD:最大10倍 FX:最大25倍 |
公式サイト | IG証券公式サイト |
関連記事 | IG証券の評判 |
IG証券は世界中で約24万人以上が利用している大手証券会社です。
IG証券は米国株のCFD対応銘柄が豊富で、米国の各種株価指数に連動するETFや商品(コモディティ)の指数に連動するETFなど、世界中の多様なETFを取り扱っています。
CFD取引は取引単位が小さいため、少額の資金で取引できることも魅力です。
自己資金が少額であったとしても、レバレッジをきかせることで大きな金額での取引も可能となります。
また、IG証券には高性能で使いやすい取引ツールや充実した学習プログラムが用意されている点もメリット。
無料デモ口座を利用すれば、バーチャル資金を使って実際に取引の練習ができるため、投資経験の少ない方にもおすすめです。
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こちらの記事では、金やプラチナなどの貴金属だけでなくとうもろこしや原油といった商品のCFDに関しても扱っていますので、興味のある方は是非チェックしておきましょう。
SBI証券
取扱商品 | 国内株、投資信託、外国株、先物・オプション、FX、債券 など |
海外ETF/現物取引の手数料 | 約定代金の0.45%(税込0.495%) 最低手数料:0ドル 上限手数料:20ドル(税込22ドル) |
その他サービス | 米国ETFの定期買付サービス(積立購入) 米国貸株・貸ETFサービス |
公式サイト | SBI証券公式サイト |
関連記事 | SBI証券の評判 |
SBI証券は、グループでの口座開設件数が720万件を突破した、人気の証券会社です。
業界屈指の格安手数料を誇っており、ETF投資で重要になる「コストを抑える」という点で非常に適しています。
また、米国株式・ETF定期買付サービスを行なっており、積み立て感覚で米国ETF投資を行うことができます。
定期的に投資(積立)を行いたいという方や、NY取引時間(夜)に起きていられないという方にはぴったりのサービスとなっています。
ETFの現物取引を行いたいという方は、ぜひSBI証券での口座開設をしてみてください。
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なお、証券口座は複数開設した方がお得ですので是非「証券口座を複数口座もつメリット」の記事も確認しておきましょう。
BNDへの投資方法
BNDへの投資方法は、取引方法や証券会社によっても異なります。
今回は、IG証券のCFD取引を解説していきます。
口座を開設する
まずはIG証券の公式サイトにアクセスし、口座開設します。
銘柄を検索する
ETFのトレード画面に遷移し、CFDの取引画面に切り替えてBNDを検索します。
銘柄を選択すると、BNDのチャートが表示されます。
注文する
右側に注文入力の画面が出てくるので、以下の取引手順に沿って注文してみましょう。
注文の手順
①「買い」もしくは「売り」を選択
②注文方法と価格を入力
③ロット数や注文レート等を選択
④「注文確定」をクリック
取引に当たっては、「買い」もしくは「売り」のどちらのポジションを保有するかから決めます。
一般的に、ある銘柄が今後上昇すると見込んだ場合、安値で買い高値で売ることでその差を利益とする方法をとります。つまり買いポジションを保有します。
逆に、ある銘柄が今後下落すると予想した場合は、高値で売り、下落した際に買い戻すことでその差を利益とする、売りポジションを保有します。
いきなり米国株のCFD取引をするのが怖いという方は、デモ口座を使って練習してみましょう。
IG証券なら各種手数料が無料でCFD取引が試せるので、この機会にぜひ申し込んでみてはいかがでしょうか。
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BNDに関するよくある質問
BNDに関するよくある質問を以下にまとめました。
BNDの分配金の年間支払い回数は?
BNDは毎月決算・分配があるETFなので、年に12回分配金の支払いがあります。
毎月分配金を受け取りたい、という方にはぴったりの商品です。
BNDはどんな人におすすめ?
米国の国債や社債といった安定資産に興味のある方におすすめです。
すでに米国株に投資を行なっている方も、銘柄分散のために債券への投資を検討するのもよいでしょう。
現物取引とCFD取引どちらがいいの?
それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分に合った方法を検討しましょう。
安定した資産運用を行いたいのであれば、現物取引がおすすめです。
少額でレバレッジをかけて取引を行いたいのであれば、CFD取引が適しています。
CFD取引はIG証券で始めるのがよいでしょう。
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BNDのまとめ
この記事ではBND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)について紹介してきました。
米国のETFに投資するのであればSBI証券とIG証券がおすすめです。
どちらの証券会社も取引手数料が安く、取引できる商品が豊富なので、ETFに限らずさまざまな商品を取引することができます。
まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会にSBI証券とIG証券で口座を開設してみましょう。
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