【株式投資】ネット証券会社の手数料比較ランキング!一番取引コストが安いのはどこ?

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株式取引をおこなう際は証券会社から手数料を取られるので、手数料を安く抑えることは、投資で利益を上げるうえでの重要な要素の一つとなっています。

また、手数料体系は証券会社ごとでそれぞれ異なります。

そこで今回は、そんな株式取引の手数料についてその重要性や、安く抑えられるネット証券などをご紹介していきます。

この記事の要点
  • トータルのリターンや投資のリスクを考慮すると、手数料はできるだけ安い方が良い
  • 実店舗を持つ総合証券よりもネット証券の方が、手数料が断然安い
  • 利用する証券会社を選ぶ際は、手数料以外の取引コストにも目を向けよう
  • 1日につき100万円未満の国内株現物取引なら、SBI証券楽天証券が使いやすい
  • 単元未満株や信用取引なら、LINE証券が使いやすい
  • 外国株へ投資するなら、マネックス証券サクソバンク証券が使いやすい

なお、これから投資を始める方には、単元未満株を扱うLINE証券の利用が使いやすいです。

LINE証券の単元未満株は1株単位で取引することができ、少額から投資を始められます。

また、その手数料は業界最安水準となっています。

口座開設は無料でできるので、ぜひこの機会にLINE証券の単元未満株から、株式取引にトライしてみましょう。

この記事の監修者

高橋 尚 (たかはし ひさし)

  • 都市銀行に約30年間勤務。
  • 後半15年間は、課長以上のマネジメント職として、法人営業推進、支店運営、内部管理等を経験。
  • 個人向けの投資信託、各種保険商品や、法人向けのデリバティブ商品等の金融商品関連業務の経験も長い。
  • 2012年FP1級取得。
  • 現在は公益社団法人管理職。
目次

証券会社/株の手数料が安いことの重要性

まず結論を言えば、株式取引の手数料は安ければ安いほど良く、そのこと自体に異論を唱える方はほぼおられないことでしょう。

それでは手数料が安いと具体的にどう良いのか、次の2つの要素に分解して見ていきましょう。

手数料の重要性が分かる2つの要素
  • トータルのリターンに差が出てくる
  • リスクの取り方に影響を及ぼす

トータルのリターンに差が出てくる

まず手数料は、トータルのリターンに影響を及ぼします。

例えば、手数料0円のネット証券で年利5%の運用ができた場合、トータルのリターンはそのまま5%となります。

しかし、1%分の手数料がかかる総合証券を利用したなら、同じく年利5%の運用ができても、トータルのリターンは年間で4%に目減りしてしまいます。

たかだか1%と思う方もおられるかもしれませんが、しかしこれが10年、20年単位となってくると大きな差が現れてきます。

仮に原資100万円として、毎年の年利を5%想定で10年や20年、30年と複利運用し続けた場合、手数料がどのような影響を与えるのか、以下の表にまとめました。

元金・年利手数料/年実質年利10年後の利益20年後の利益30年後の利益
100万円・5%0%5%62万円165万円332万円 
100万円・5%0.5%4.5%55万円141万円274万円
100万円・5%1.0%4.0%48万円119万円224万円
100万円・5%1.5%3.5%41万円98万円180万円
100万円・5%2.0%3.0%34万円80万円142万円

この表から、手数料はたかだか0.5%や1.0%の違いであっても、長期間運用していけば決して馬鹿にできない差になることが理解していただけるでしょう。

複利とのメリット

リスクの取り方に影響を及ぼす

先ほどは年利を5%に固定した場合に手数料の影響をどう受けるかをお見せしましたが、続いては手数料に関係なく年利5%を目指した場合を考えていましょう。

例えば、手数料0円のネット証券を使って実質年利5%を目指すなら、取引での利回りもそのまま5%になります。

一方で、2%分の手数料を取られる総合証券で同じく実質年利5%を目指すなら、取引では7%の利回りを実現できないとその目標を達成できません。

リスクとリターンは基本的に諸刃の剣であり、5%のリターンを目指す場合と7%のリターンを目指す場合とでは、基本的に7%のリターンを目指した方がより高いリスクを負わなければならなくなります。

また、高いリスクを背負おうとすると精神的ストレスも大きくなり、取引時のミスも誘発しかねません。

以上の2つのことから、手数料は投資の重要要素の一つであり、明確に「安ければ安いほど良い」と言えます。

LINE証券は、単元未満株が手数料無料となっており、資金力に乏しい初心者の方に使いやすい証券会社と言えます。

まだ口座をお持ちでない方は是非この機会に公式サイトをチェックしておきましょう。

証券会社/株はネット証券がおすすめ

さて株式取引ができる証券会社には、ネット上だけで取引が完結する「ネット証券」と、実店舗を持つ「総合証券」の2種類があります。

これらはそれぞれ異なる長所と短所があるのですが、取引手数料を抑えたいならネット証券の利用が断然使いやすいです。

また、取引手数料が安いことを含め、ネット証券には次のようなメリットがあります。

ネット証券の主なメリット
  • 総合証券よりも手数料が安い
  • 場所を問わず、タイムリーな取引ができる
  • 投資家としての成長につながる

総合証券よりも手数料が安い

ネット証券のメリットは何と言っても、手数料が安いことにあります。

例として、ネット証券の中でも手数料の安さに定評のあるSBI証券と、総合証券の一つである大和証券で、国内株現物取引の手数料を比較してみましょう。

SBI証券の取引手数料(スタンダードプランの場合)

約定代金手数料
5万円まで55円
10万円まで99円
20万円まで115円
100万円まで535円
150万円まで640円
3,000万円まで1,013円
3,000万円超1,070円

大和証券の取引手数料(ダイワ・コンサルティングコースの場合)

約定代金店頭での取引オンライントレード
最低手数料2,750円2,090円
50万円の場合6,325円4,741円
100万円の場合12,650円9,482円
300万円の場合32,010円24,002円
500万円の場合51,370円38,522円
1000万円の場合87,120円65,307円
3000万円の場合202,620円151,767円

この2社は他にも現物取引の手数料プランがありますが、上記の手数料プランを見比べただけでも、ネット証券と総合証券では手数料に大きな差があることを理解していただけるでしょう。

SBI証券のスタンダードプランでは、いくら取引しようとも大和証券の最低手数料よりも低コストで取引することが可能です。

場所を問わず、タイムリーな取引ができる

総合証券でも近年、ネット取引を取り入れるところが増えてきましたが、基本はやはり店頭や電話での取引となっています。

一方でネット証券は、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットのアプリでも取引できるのがスタンダードです。

そのため場所を問わず、自分の都合に応じたタイムリーな取引をおこなうことができます。

また中には、PTS(私設取引システム)を用いた夜間取引ができるネット証券もあるので、日中に取引をする余裕のない兼業の方でも、十分に株式取引を楽しむことが可能です。

投資家としての成長につながる

総合証券の最大のメリットは、投資のプロのアドバイスを受けながら投資できることでしょう。

それに対してネット証券は、基本的に投資する銘柄やタイミング、リスクの取り方などをすべて自分で考えなければなりません。

ただ、それができるだけの情報ツールや銘柄検索機能などは、十分に揃っています。

また総合証券でも、プロの力を借りることが投資での利益を確約してくれるわけではありません。

考え方は人それぞれではありますが、高い手数料を払って保証があるわけでもないプロの力を借りるよりも、手数料を抑えつつ自分で学びながら利益を目指す方が、長期目線ではより良い結果につながるのではないでしょうか。

証券会社/株の手数料の種類

ネット証券における株式取引の手数料プランは証券会社ごとに異なりますが、大きく分けて「1日定額制」のプランと、「1約定制」のプランがあります。

1日定額制の手数料プラン

1日定額制のプランでは、1日の約定代金合計によって毎日の手数料が決まります。

例えばSBI証券の1日定額制プラン(アクティブプラン)は以下のような手数料体系となっており、1日の約定代金合計が100万円までなら手数料を取られることはありません。

そのため、比較的少額での投資をおこなう方であれば、1約定制よりも1日定額制の方が適しています。

1日の約定代金合計アクティブプラン
100万円まで0円
200万円まで1,238円
300万円まで1,691円
以降100万円増加ごと+295円

1約定制の手数料プラン

1約定制のプランは文字通り、1注文ごとの約定代金に応じて手数料がかかるプランです。

例えばSBI証券の1約定制のプラン(スタンダードプラン)であれば、その料金体系は以下の通りとなっています。

1回の取引金額が大きい場合は、1日定額制よりも1約定制のプランの方がお得になるでしょう。

約定代金手数料
5万円まで55円
10万円まで99円
20万円まで115円
100万円まで535円
150万円まで640円
3000万円まで1,013円
3000万円超1,070円

なおSBI証券には1日定額制と1約定制のプラン両方を扱っていますが、どちらかのプランしかないネット証券もあります。

そういった違いも見比べながら、より取引手数料を抑えられる、自分に合ったネット証券を選びましょう。

どの証券会社を選べばよいか分からない、という方はスマホから簡単に投資できるLINE証券が手数料無料となっており非常にお得ですので、ぜひ公式サイトをチェックしておきましょう。

証券会社/株のおすすめランキング

ここではネット証券の中でも、手数料の安さに定評があるものを8社ご紹介します。

また、株式取引といっても、国内株現物取引(単元株・単元未満株)や信用取引、外国株現物取引などがあります。

まずは、証券会社ごとでそれらの手数料を一覧でまとめました。

スクロールできます
証券会社名国内株現物取引
(単元株)
国内株現物取引
(単元未満株)
国内株信用取引外国株現物取引
(米国株の場合)
LINE証券55円~約定代金に関わらず0円
(スプレッドあり)
約定代金に関わらず0円
(スプレッドあり)
取り扱いなし
SBI証券スタンダードプラン:
55円~
アクティブプラン:
1日の約定代金100万まで0円
約定代金×0.55%
最低55円
スタンダードプラン:
99円~
アクティブプラン:
1日の約定代金100万まで0円
約定代金×0.495%
最低0ドル
楽天証券超割コース:
55円~
いちにち定額コース:
1日の約定代金100万まで0円
取り扱いなし超割コース: 99円~
いちにち定額コース:
1日の約定代金100万まで0円
約定代金×0.495%
最低0ドル
松井証券ボックスレート:
1日の約定代金50万まで0円
25歳以下は完全無料
約定代金×0.55%制度信用取引:
1日の約定代金50万まで0円
25歳以下は完全無料
取り扱いなし
マネックス証券取引毎手数料コース:
55円(税込み)~
一日定額手数料コース:
1日100万まで550円
買付時: 0円
売却時: 約定代金×0.55%
取引毎手数料コース:
99円~  
約定代金×0.495%
最低0ドル
PayPay証券取り扱いなし約定代金に関わらず0円
(スプレッドあり)
取り扱いなし約定代金に関わらず0円
(スプレッドあり)
DMM株55円~
25歳以下は完全無料
取り扱いなし1日の約定代金300万まで88円約定代金に関わらず0円
(スプレッドあり)
サクソバンク証券取り扱いなし取り扱いなし取り扱いなし約定代金×0.2%

表に示す通り、金融商品ごとに最安水準となる証券会社が異なります。

利用する証券会社を探す際は、ぜひこの手数料一覧も参考にしてみてください。

それでは続いて、これら8社を一つ一つ見ていきましょう。

LINE証券

LINE証券-トップページ-1
株式の取扱商品国内株現物取引:〇
単元未満株:〇
信用取引:〇
外国株:×
国内株現物取引の手数料55円~
単元未満株の手数料約定代金に関わらず0円 (スプレッドあり)
国内株信用取引の手数料約定代金に関わらず0円 (スプレッドあり)
公式サイトLINE証券公式サイト
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LINE証券の特徴
  • LINEアプリから気軽に投資できるネット証券である
  • 取引ツールがシンプルで初心者向き
  • 単元未満株や信用取引の手数料が無料(スプレッドあり)

LINE証券は、わざわざ取引用のアプリをダウンロードしなくても、LINEアプリ上から気軽に取引できるようになっているネット証券です。

取引ツールは非常にシンプルでわかりやすく、他社よりも初心者向けの証券会社となっています。

また単元未満株や信用取引は、スプレッドがかかるものの手数料は約定代金に関わらず0円なので、比較的低コストでそれらを楽しむことができます。

  • 専門家の方からのコメント

単元未満株や信用取引の手数料が約定代金に関わらず無料なので、低コストで取引したい

人におすすめです。

高橋 尚

SBI証券

SBI-top
株式の取扱商品国内株現物取引:〇
単元未満株:〇
信用取引:〇
外国株:〇(米国株含む9か国)
国内株現物取引の手数料スタンダードプラン:55円~
アクティブプラン:1日の約定代金100万まで0円
単元未満株の手数料約定代金×0.55%
最低55円
国内株信用取引の手数料スタンダードプラン:99円~
アクティブプラン:1日の約定代金100万まで0円
外国株の手数料 (米国株の場合)約定代金×0.495%
最低0ドル
公式サイトSBI証券公式サイト
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SBI証券の特徴
  • 取り扱う金融商品と銘柄が豊富で、どれも手数料がリーズナブル
  • 定額コースなら国内株現物取引と信用取引で、1日の約定代金100万まで手数料0円
  • 米国株だけでなく、中国株やロシア株など、計9か国に投資できる

SBI証券は累計口座開設数が600口座を超える、ネット証券の最大手です。

人気の理由は豊富な商品ラインナップとリーズナブルな手数料にあり、どの商品を見ても手数料が業界最安クラスとなっています。

また外国株の取り扱いは証券会社によって差が大きいのですが、SBI証券なら米国株だけでなく中国株やロシア株など、9つもの国へ投資することが可能です。

\ 国内株式個人取引シェアNo.1 /

  • 専門家の方からのコメント

豊富な商品ラインナップとリーズナブルな手数料で総じてバランスが良く、しっかり取引

したい人におすすめです。

高橋 尚

楽天証券

楽天証券
株式の取扱商品国内株現物取引:〇
単元未満株:×
信用取引:〇
外国株:〇(米国株含む6か国)
国内株現物取引の手数料超割コース: 55円~
いちにち定額コース:1日の約定代金100万まで0円
国内株信用取引の手数料超割コース: 99円~
いちにち定額コース:1日の約定代金100万まで0円
外国株の手数料 (米国株の場合)約定代金×0.495%
最低0ドル
公式サイト楽天証券公式サイト
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楽天証券の特徴
  • 取り扱う金融商品と銘柄が豊富で、どれも手数料がリーズナブル
  • 定額コースなら国内株現物取引と信用取引で、1日の約定代金100万まで手数料0円
  • 超割コースなら、取引手数料の1%をポイントバック

楽天証券もSBI証券と同じく高い人気を誇るネット証券で、こちらも2021年5月に累計口座開設数で600万口座を達成しています。

また、取り扱う商品や銘柄が豊富な点もSBI証券と似通っていて、手数料体系もほとんど同じです。

ただ楽天証券は、超割コースでの取引や投資信託の購入によって楽天ポイントが貯まる仕組みになっているので、楽天ポイントユーザーはこちらを選ぶ傾向が強いです。

  • 専門家の方からのコメント

金融商品と銘柄が豊富で、手数料がリーズナブルなのに加えて、楽天ポイントも貯まるの

で、楽天ポイントユーザーには特におすすめです。

高橋 尚

松井証券

株式の取扱商品国内株現物取引:〇
単元未満株:〇
信用取引:〇
外国株:×
国内株現物取引の手数料ボックスレート: 1日の約定代金50万まで0円
25歳以下は完全無料
単元未満株の手数料約定代金×0.55%
国内株信用取引の手数料制度信用取引: 1日の約定代金50万まで0円
25歳以下は完全無料
公式サイト松井証券公式サイト
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松井証券の特徴
  • 創業100年を超える老舗の証券会社
  • 25歳以下なら、現物取引・信用取引の取引手数料が完全無料
  • サポート体制は第三者機関から10年連続「三ツ星」を獲得するほど、充実している

松井証券は大正7年創業で、100年以上多くの投資家に愛されてきた老舗の証券会社です。

サポート体制を第三者機関からも高く評価されており、専用問い合わせフォームやフリーコールなど、様々な方法で助言を仰ぐことができます。

なお、国内株現物取引では1日定額制のプランが採用されており、約定代金50万まで手数料無料なので、100万まで無料のSBI証券や楽天証券と比べるとやや見劣りします。

しかし、25歳以下の場合は約定代金に関わらず完全無料なので、25歳以下の方には断然使いやすいです。

25歳以下なら現物取引・信用取引の取引手数料が完全無料なので、該当の方にはおすすめ

です。

高橋 尚

マネックス証券

株式の取扱商品国内株現物取引:〇
単元未満株:〇
信用取引:〇
外国株:〇(米国株・中国株)
国内株現物取引の手数料取引毎手数料コース:55円(税込み)~
一日定額手数料コース:1日の約定代金100万まで550円
単元未満株の手数料買付時:0円
売却時:約定代金×0.55%
国内株信用取引の手数料取引毎手数料コース:99円~
外国株の手数料 (米国株の場合)約定代金×0.495%
最低0ドル
公式サイトマネックス証券公式サイト 
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マネックス証券の特徴
  • 米国株と中国株の取り扱い銘柄が多く、手数料も安い
  • 会社四季報などの投資情報が豊富
  • 取引ツールや分析ツールが充実している

マネックス証券は国内株の手数料では他社にやや劣るものの、米国株や中国株の取扱銘柄が豊富で、さらにそれらの手数料が業界最安水準であることから多くの投資家から人気を集めています。

また口座開設後は、豊富な投資情報や分析ツールなどを駆使して、不自由のない環境で投資を楽しむことができます。

  • 専門家の方からのコメント

米国株や中国株の取扱銘柄が豊富で手数料も安いので、米国株投資や中国株投資をしたい

人におすすめです。

高橋 尚

PayPay証券

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株式の取扱商品国内株現物取引:×
単元未満株:〇
信用取引:×
外国株:〇(米国株のみ)
単元未満株の手数料約定代金に関わらず0円 (スプレッドあり)
外国株(米国株)の手数料約定代金に関わらず0円 (スプレッドあり)
公式サイトPayPay証券公式サイト 
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PayPay証券の特徴
  • 1,000円から国内株と米国株に投資できる
  • IPO(新規上場株)には、1株から購入申し込みができる
  • PayPayボーナス運用で投資の疑似体験ができる

PayPay証券は単元単位での取引はできないものの、少額の1,000円から国内株や米国株に投資できる、比較的初心者向けのネット証券です。

取引コストについては、スプレッドがかかるものの取引手数料は取られないので、比較的リーズナブルです。

また、IPO(新規上場株)に1株から投資できたり、PayPayボーナスを使ってお金を使わずに投資の疑似体験ができたりと、初心者向けサービスが充実しています。

  • 専門家の方からのコメント

1,000円から国内株や米国株に投資できるので、初心者にもおすすめです。

高橋 尚

DMM株

株式の取扱商品国内株現物取引:〇
単元未満株:×
信用取引:〇
外国株:〇(米国株のみ)
国内株現物取引の手数料55円~
25歳以下は完全無料
国内株信用取引の手数料1日の約定代金300万まで88円
外国株(米国株)の手数料約定代金に関わらず0円 (スプレッドあり)
公式サイトDMM株の公式サイト
関連記事DMM株の評判
DMM株の特徴
  • 25歳以下なら国内株現物取引の手数料が完全無料
  • 取引ツールが高性能かつ使いやすい
  • カスタマーサポートが平日24時間体制で充実している

DMM株は、国内株現物取引において、1日定額制プランは用いられておらず多くの方にとっては最安水準とは言えないでしょう。

しかし25歳以下であれば、どれだけ取引しようと手数料が毎月キャッシュバックされ、実質手数料0円で利用できるようになっています。

またDMM株は、分析機能が充実した取引ツールや、平日24時間のサポート体制にも定評があります。

  • 専門家の方からのコメント

25歳以下なら国内株現物取引の手数料が完全無料で、平日24時間サポート体制もあるので、

25歳以下の人におすすめです。

高橋 尚

サクソバンク証券

株式の取扱商品国内株現物取引:×
単元未満株:×
信用取引:×
外国株:〇(米国株・中国株・欧州株)
外国株の手数料
(米国株の場合)
約定代金×0.2%
最低5ドル
公式サイトサクソバンク証券公式サイト
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サクソバンク証券の特徴
  • CFDやFXなどのデリバティブ商品をメインに扱っている
  • 外国株の現物取引は、手数料が業界最安水準
  • 今なら外国株の手数料全額キャッシュバックキャンペーンを実施中

サクソバンク証券はデンマーク発のネット証券で、国内株の現物取引はできないものの、外国株は業界最安水準の手数料で提供しています。

また、FXやCFD、先物・オプション取引に力を入れており、CFDでは国内株も取り扱っています。

  • 専門家の方からのコメント

外国株の現物取引は、手数料が業界最安水準なので、外国株投資がしたい人におすすめで

す。

高橋 尚

ネット証券ランキングとあわせてチェックしておきましょう。

証券会社/株の手数料に関する注意点

手数料は投資における重要な要素の一つです。

ただ証券会社を選ぶ際には、手数料の確認も含めた上で、次の点に注意するようにしましょう。

証券会社の手数料に関する注意点
  • 取扱銘柄などラインナップなど、手数料以外の要素も勘案する必要がある
  • 取引にかかるコストは手数料だけではない
  • 複数の証券会社を使い分けてもよい

取扱銘柄のラインナップなど、手数料以外の要素も勘案する必要がある

手数料は大変重要ですが、それよりも重要なのは利用を検討している証券会社に、投資したい金融商品や銘柄が揃っているかどうかです。

また、取引ツールの利便性やサポートの充実度なども見逃せない要素です。

証券会社を選ぶ際は、手数料だけでなくそれらの要素についても比較を怠らないようにしましょう。

取引にかかるコストは手数料だけではない

実は取引にかかるコストは、手数料だけとは限りません。

例えばLINE証券のいちかぶ取引(単元未満株)であれば、取引手数料は一切かかりませんが、代わりにスプレッド(売値と買値の価格差)がコストとしてかかります。

また信用取引の場合は、取引手数料以外に買方金利や売方金利などがコストとしてかかり、証券会社ごとにその割合も異なります。

これらの金融商品では、証券会社の紹介ページで「取引手数料0円」のみが強調されていることがありますが、取引手数料以外のコストも逃さずチェックするようにしましょう。

複数の証券会社を使い分けてもよい

先ほど一覧で示しましたが、証券会社はそれぞれ力を入れている商品が異なり、例えばLINE証券は単元未満株や信用取引の手数料が最安水準ですが、単元単位の取引では1日定額制のプランがあるSBI証券や楽天証券の方が割安になります。

ただ、手数料をできるだけ抑えて現物取引と信用取引の両方に挑戦したいなら、LINE証券とSBI証券の両方を利用するのも一つの手です。

もし自分のニーズを1社だけでは満たせないようであれば、複数の証券会社を併用することも検討してみましょう。

証券会社/株の手数料のよくある質問

最後に、株式取引の手数料に関してよくある質問を3つご紹介して、それらに回答していきます。

株式取引の手数料に関するよくある質問
  • 口座開設や口座維持のために手数料はかかりますか?
  • 単元未満株とは何ですか?
  • NISAを利用した場合の取引手数料はどのようになりますか?

口座開設や口座維持のために手数料はかかりますか?

国内のネット証券の大半は、口座開設や口座維持のための手数料がかかりません。

今回ご紹介した8社も、もちろん口座開設手数料、口座維持手数料ともに求められません。

このように口座を持つこと自体にデメリットはほぼないので、もし複数の金融商品への投資を検討している場合は、取引手数料をより安く抑えるために複数の証券会社を併用することも考えてみてください。

単元未満株とは何ですか?

国内の株式は、単元(100株)単位での取引が基本であり、株主優待や株主優待の議決権も1単元(100株)以上保有しないと得られないようになっています。

しかしそれだけでは単価が高い銘柄には多くの人が投資できなくなってしまうので、単元株に満たない株式、つまり「単元未満株」による1株からの取引も選択肢として設けられています。

なお、単元未満株は少額からでも大手企業に投資できるというメリットがある一方で、単元単位よりも取引手数料が割高な場合が多いというデメリットもあります。

また、単元未満株をそもそも取り扱っていない証券会社もあります。

NISAを利用した場合の取引手数料はどのようになりますか?

NISAを利用した場合の取引手数料は、証券会社によって異なります。

例えばSBI証券では、1日定額制プランと1約定制プランのどちらを利用しているかに関わらず、NISA口座では国内株の取引手数料が恒久的に0円となっています。

一方で外国株にもNISA口座を使用して投資できますが、その取引手数料は通常と変わりません。

NISAの利用を検討しているなら、それによって各証券会社の手数料がどのように変化するかもよく見比べるようにしましょう。

証券会社/株の手数料まとめ

今回は、株取引の手数料の重要性や、手数料が割安なネット証券などをご紹介しました。

この記事のまとめ
  • トータルのリターンや投資のリスクを考慮すると、手数料はできるだけ安い方が良い
  • 実店舗を持つ総合証券よりもネット証券の方が、手数料が断然安い
  • 利用する証券会社を選ぶ際は、手数料以外の取引コストにも目を向けよう
  • 1日につき100万円未満の国内株現物取引なら、SBI証券楽天証券が使いやすい
  • 単元未満株や信用取引なら、LINE証券が使いやすい
  • 外国株へ投資するなら、マネックス証券サクソバンク証券が使いやすい

手数料は投資をおこなう上で非常に重要な要素であり、手数料だけのことを考えれば、当然ながらそれは安ければ安いほど良いです。

ただ、証券会社を選ぶ際は手数料だけに囚われずに、商品ラインナップやツールの利便性、手数料以外の取引コストにも目を向けて、総合的にどの證券会社が自分に合っているのか見定めるようにしましょう。

またその際は、今回紹介した8社の特徴などもぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者

高橋 尚 (たかはし ひさし)

  • 都市銀行に約30年間勤務。
  • 後半15年間は、課長以上のマネジメント職として、法人営業推進、支店運営、内部管理等を経験。
  • 個人向けの投資信託、各種保険商品や、法人向けのデリバティブ商品等の金融商品関連業務の経験も長い。
  • 2012年FP1級取得。
  • 現在は公益社団法人管理職。

この記事を書いた人

Takahashi Hisashiのアバター Takahashi Hisashi Financial Planner

都市銀行に約30年間勤務。後半15年間は、課長以上のマネジメント職として、法人営業推進、支店運営、内部管理等を経験。個人向けの投資信託、各種保険商品や、法人向けのデリバティブ商品等の金融商品関連業務の経験も長い。2012年FP1級取得。現在は公益社団法人管理職。

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